ケンプフ(FE)

登録日:2012/03/24(土) 11:23:10
更新日:2023/11/21 Tue 16:11:13
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よし、俺に策がある。やつらを東の回ろうに誘いこめ。

作戦名『ポートクリス』だ。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレム トラキア776』の登場人物。
クラスはマージナイト。

CV:坂巻学(ヒーローズ

  • ステータス
マージナイト LV10
HP-40
力-13
魔力-9
技-13
速さ-13
幸運-10
守備-10
体格-14
移動-8
指揮-3
行動-1
武器レベル-剣A炎D雷A風D
個人スキル-なし

グランベル帝国軍第12軍団の将軍で、名門フリージ家の出身であり、本人曰く「王家の一門」。
若くして将軍になり、要所であるダンドラム要塞を任されていたため実力はあると思われる。
しかし言動がいちいち小物臭い(ネタ的な名言があげつらわれているのではなく、発言の7割以上に加えて持ち物に至るまで小物臭い)ので実感がわかない。その器の小ささは部下にも指摘されている始末。
「今なんとおっしゃられた?」と言われた時は一言一句同じことを繰り返したり、作戦にいちいち名前を付けてたり変なところでマメな一面も持つ。
気がいい時にはやたら調子に乗るが、策が敗れるとうろたえる。しかも自分に危機が迫ると部下に責任を押し付けて逃げるという卑怯な一面も持つ。

自分より有能かつ人望篤く、「魔法戦士トードの再来」と呼ばれるラインハルトを一方的に妬んでいる。
そのため彼の妹であるオルエンに姑息な嫌がらせを繰り返していた。
坊主憎けりゃ何とやら…とはまさにこのことである……と解釈されやすいのだが、
実はこれはパワハラ的な憂さ晴らしに加えて世間知らずで直情的なオルエンに鬱憤を蓄積させ、
自分への反逆罪で牢に送ることで実兄のラインハルトにも咎を及ぼそうという彼の作戦だったりする。


11章「ダンドラム要塞」

要所であるダンドラム要塞の指揮を担当していた(牢獄の子供のことを見るに、子供狩りも行っていたと考えられる)。
さらに大嫌いなラインハルトの妹であるオルエンに偵察という下級兵士の任務を与えていたが、そのオルエンが「謎の軍隊が攻めてきて砦が落とされそうであり、救援要請が出ている」という情報を持ち帰ってくる。
しかし「相手の正体がつかめないし、これは罠かもしれない」という理由で救援を出すことを渋り、
さらに砦の守備を担当しているラルゴ将軍を「あんな老人の一人や二人わが軍にとって大した問題ではない ほうっておいてもいずれはくたばる 手間がはぶけてよいというものだ」と事実上見捨てるような発言をしてオルエンを怒らせ、
さらに自分の立場を盾に散々挑発した挙句、オルエンのラインハルトへの崇敬心を逆手に取ってオルエンを侮辱。
精神的に未熟だった彼女に剣を抜かせ、上官に剣を向けた罪で投獄*1し、
さらに異論を唱えに来たフレッドには監督不行届を名目に死ぬまで解放軍と戦うよう強制した。
しかし解放軍に要塞内部にまで攻め込まれたことで逃亡。この時ルート次第では「総司令部への報告」を名目に逃亡し、要塞に残っている部下に玉砕を命じる。

持ち物はマスターソードとトロン、どくの剣にくわえて「きずぐすり」を2つ所持している。
ファイアーエムブレムには回復アイテムを所持している敵は数多いが2つも所持している敵というのはケンプフ以外に存在せず、しかもなぜか「どくの剣」。暗器や護身具のイメージだろう。
ゲームシステムを利用した演出のひとつであり、半笑いの顔グラ、小物臭い言動に加えて持ち物がこれなので強烈に印象に残る
一見厄介そうに見えるのだが一度攻撃されると即逃亡するため、ワープの杖で簡単に攻略可能。
ただし外伝条件が「リーフを中庭に待機させてポートクリス作戦を発動させた状態で30ターン以内に制圧」なので、ちょっと工夫が必要になる。


16章砦ルート「ノルデンライン」

その後失態を取り戻すためにグスタフ将軍に取り入ろうとするが、その腹心であるニカラフ将軍はそれまでの失策を見抜いており、彼から非常に厳しい叱責を受ける。
ノルデン砦に配備された精鋭軍の将軍として守備につき、ニカラフ将軍には「きさまの部隊はここで橋を死守せよ 石弓部隊が後方より支援する その射程から出て戦うことは許さん!」と厳命される。
この時にオルエンで会話することができる。自分の手柄が減ってしまうと悩んでいたケンプフの前にレンスター解放軍の手先となったオルエンがあらわれ、「負け犬」「臆病者」と挑発される。
さらにこの石弓部隊の射程から出ずに戦うという作戦を「あなたには戦う勇気などないのでしょう ダンドラムでも逃げ回っていたそうだし 今だって兵士たちの陰に隠れてふるえているだけ」とあげつらわれ、
とどめに「それではラインハルト兄様には永久に勝てないわ!」とコンプレックスを痛烈にえぐられて逆上。
怒り心頭でニカラフの命令を無視した突撃命令を出し、解放軍に倒されてしまうのだった。

何故かマスターソードを失っているため、直接武器はどくの剣のみ。
普段はトロンで攻撃してきて厄介だが、どくの剣装備時に間接攻撃で素早く仕留めてしまえば非常に楽に倒せる。

…ちなみにやろうと思えば生かしたまま解放することも可能。その際の台詞も「おのれ…このことは忘れんからな!覚えておれ!」と小物っぽいものとなっている。
まぁでも生かしても害にしかならんし別に再登場もしないので、大人しく経験値になってもらおう。
…もしかしたら「救ってもらった恩は忘れんからもう邪魔をしない!」という意味かも知れないが、ケンプフだしなぁ…。

16章森ルート「暗黒の森」

こちらを通ると以降一切出てこない。



〜ケンプフ様の華麗なる作戦〜

自分の作戦に大げさな名前を付けることにこだわっている。

◇ポートクリス
ダンドラム要塞で発令された作戦その1。
敵をわざと中庭まで誘い出した所で退路となる門を閉ざし、城壁に隠していた石弓部隊(シューター)を出現させて蜂の巣にする。要するにフレッドで一本釣り作戦。
まんまと引っかかったリーフは「流石は名誉を重んじるフリージ軍と感心もしたが、どうやら僕の思い違いだったようだ」と言い放ち、
さらにフレッドももう我慢の限界ということで離反を招いてしまう。
作戦成功に大満足するケンプフだったが、玉座に迫った解放軍の攻撃を喰らった際には玉座を捨てて一目散に逃げ出した。

ポートクリスはPortcullis(落とし格子)のこと。中世のヨーロッパの城の仕掛けで、攻めてきた敵を城の広い空間におびき寄せて、後述の殺人孔などで一網打尽にするための仕組み。
ちょうど作中で発動したようなもの。本来は「ポートカリス」のように発音するらしい。


◇マーダーホレス
ダンドラム要塞で発令された作戦その2。
明かりを消して狭い回廊に大量の兵を配置し、自らの逃げ場を無くして侵入者を迎え撃つ。
この作戦に投入された兵は、最後の一人になっても抵抗しなければならないという過酷な運命が待ち受けている。
ダンドラム要塞の内部を攻略するべく攻めてきた解放軍を迎え撃つための作戦だが、実際にはケンプフの逃亡時間を稼ぐために部下の司祭のオルトフに命じたもの。
「敵をせん滅できれば死ぬこともなかろう」と言った直後に「貴公らの死は決してムダにはせぬ」と言っちゃうのが実にケンプフクオリティであり、
長丁場になるとオルトフが「ふん、命令とはいえみすみす死ぬのがわかっていることにいちいちつきあっていられるか!」と撤退してしまう。

マーダーホレスはMurder holes(Murder hole、殺人孔)のことで、城において狭い通路などで思うように身動きできない敵に熱した砂や煮えたぎったお湯をぶっかけて殺すためにつけられた仕掛けの一種。
狭い通路などで使うのはもちろん、落とし格子で閉じ込めた相手をいぶり殺すためにも用いられた。


ノルデン砦ではオルエンに挑発されてブチキレたからかは不明だが、作戦名は無し。
ただし上官命令を無視して突撃する際、さすがにまずいと止める部下に「敵の首をあげたものには賞金を出す」と士気を上げて「王家の一門」と血筋をちらつかせて反抗を抑える策は忘れなかった。


とにかく作中における人望のなさがすさまじく、作中での評価が大体こんな感じ。

ラルゴ(10章ボス)
武人肌の老騎士でオルエンからも慕われ、さらにドリアスにも認められた人格者。
上級貴族のお生まれで将来も約束されておられるのにどうも人物が小さい
ラインハルト将軍の名声をねたんで妹のあなたにいやがらせをするとは…まったく軍人として恥ずべき行いですな
ケンプフも彼を老いぼれ等と呼んでおり、互いに折り合いが悪かった事は安易に推測できる。

フレッド
面と向かって「ケンプフ!…この恥知らずめ!!」と発言。
さらにリーフにポートクリス作戦の卑劣さを指摘されたときには
わが公国の名誉のために言っておくがこのような戦いは聖戦士トードの知るところではない
すべてはあの男…ケンプフ将軍のおろかさから出たことだ
騎士として死ぬことはいとわぬがこんなやりかたではがまんできぬ
と言われその場で離反される。

オルエン
私はダンドラム要塞にいるより外に出ているほうがいいわ
だってあのケンプフの顔を見なくてすむもの

オルトフ(11章外伝ボス)
ふん、命令とはいえみすみす死ぬのがわかっていることにいちいちつきあっていられるか!
と言って持ち場を離れて逃亡。ケンプフが人心の掌握を行えていないことがアダとなった。

イリオス
ちっ…なんであんなバカの前衛に俺がつかねばならん

ニカラフ(17章ボス)
16章でケンプフに
やすやすと、だと?ほざくな! 小僧!!
ダンドラム要塞の責任者でありながら部下を捨て置いて一人おめおめ逃げ帰ってきたのは誰か!
と叱責し、ノルデン砦を死守するべく作戦厳守を厳命。
さらに17章開始時(=ノルデン砦を突破された時)に上司に叱責されたときには
ケンプフの身勝手な行動のため勝機を逃しました…申し訳ございません!
と弁明する(後述)。

グスタフ(18章ボス)
ニカラフの上司。17章開始時のニカラフの弁明を受けて
くっ…ケンプフめ…恩をアダで返しおって!
おまえの言うとおりあの男は国に送り返すべきであったな
とあっさり納得する。


FEにたまに出てくる「知略派を自称する卑怯なキャラ」の系譜であり、その中でもかつては抜群の知名度と人気を誇っていた
中盤で退場するキャラなのになぜか公式サイトにイラストが載っていたほどであり、開発者側としても力を入れていたキャラだったことがうかがえる。
しかしやはり時代が下れば世代交代を起こしてしまう。「ファイアーエムブレム 覇者の剣」の山田孝太郎氏が描いたナーシェンがあんまりにも面白すぎたうえ、
同作での知略っぷりがケンプフを上回るレベルの卑劣さだったこと、その卑劣な策が一度はアルに炸裂したこと、覇者の剣での顔芸と奇声があまりにもネットで人気になったこと、
そのせいでサイファやFEHでナーシェンが毎度毎度抜擢されるようになったこともあり、最近はすっかりナーシェンにお株を奪われてしまった。

この手のキャラは妙な人気を持つものであり、バルテロメやエクセライなど様々な後継者が登場している。
しかしやはりケンプフが築きナーシェンが完成させたネタキャラ枠をしとめるには至っていない。



「くそっ
貴様らさえいなければ
貴様らさえいなければぁっ」


さて、実は16章はケンプフが一切持ち場から離れず、作戦を厳守した状態でもクリア可能。なんならオルエンで一切挑発せずにケンプフとまっとうな死闘を繰り広げることもできる。
さらにこの章は早解きでは1~2ターンで攻略してしまうのが常であり、そういう場合はケンプフがちゃんと命令を守っていたにもかかわらずノルデン砦を攻め落とされるということになる。
こうなると17章開始時のニカラフの弁明はケンプフに敗戦の責任を擦り付けるというものになり、さすがにこれはちょっと気の毒である。
しかしその場合でさえグスタフがあっさり納得するためむしろ人望のなさが際立つという、会話分岐が甘いことが逆にキャラの味を引き立てるということにつながってしまっている。



このケンプフ様が直々に挨拶に来たのだ。

それなりの歓待の用意はしてあるのだろうな?

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

フリージの智将 ケンプフ

2019年12月、ラインハルトに遅れる事2年、遂に大英雄としてヒーローズに参戦!タイプは剣装備の騎馬ユニット。イラストは叶之明氏。
専用武器として『毒の剣』。奥義に2距離ダメージ軽減の『聖衣』。Aスキルに『魔防の城塞』。Cスキルに範囲ダメージの『死の吐息』。

セリフの節々からやたらとラインハルトを過剰意識するのはトラキアの頃から変わっていない。
異世界でにおいてなお人々とプレイヤーの間で高い評価を受ける彼に嫉妬を隠せてない様子。
それにそのラインハルトはヒーローズ全体でも最強レベルに名を連ねるのだからなおさらである…。


原作での智将(笑)ぶりに端々の小物セリフ、"あの"毒の剣持参、そして無料配布の大英雄…
ネタ人気はともかくそんな強くはならんだろう大方の前評判だった彼だったが…


強かった。


より正確な評価をするなら非常に便利
というのも専用武器『毒の剣』の「戦闘中に攻撃していれば、戦闘後に敵とその周囲2マスの敵に10ダメージかつ反撃不可の状態異常を付与」という効果がFEHのゲーム性にバッチリ噛み合ってしまったから、である。

上記の効果は、端的に言えば相手を弱体化、無力化するといういかにもケンプフらしい姑息な効果に見えるのだが、
基本は"戦闘後の無力化"であり、彼自身が"先駆けに向く騎馬兵種"という事もあり、
高難易度やPvPといった反撃が強烈なコンテンツにおいて、自軍後続の安全を確保するのにひじょーに適した性能をしているのである。

オマケに"範囲ダメージ10"は『死の吐息』や『蛇毒』といった固定ダメージスキルとも相性良好で、単純に力及ばない強固な敵陣へ確実な手傷を入れられる。
なんなら再行動スキル『疾風迅雷』とを組み合わせて彼一人で敵陣を半壊させる事も可能。『切り込み』等と組み合わせて敵陣の意図を崩す使い方もおもしろい。

ただし、彼自身のステータスは至って平凡で、無力化にしても戦闘後それも反撃を防ぐだけなので、そのままでは逆撃を被って撃破されてしまう可能性も低くない。
『疾風迅雷』にしても奥義カウント促進の『剛剣』に加え、力と速さの入念な補強をしておかないと発動できない事も多々ある。
幸い、傷ついた味方へ『救援の行路』を用いたり、切り込む前にしっかりバフったりの対策手段はいくらでもある。知略の見せ所だろう。

また、彼の強さは毒の剣によるところが大きいので、仲間にしたばかりの☆4以下では毒の剣を持てず真価を発揮できない。
彼を戦力として見るなら、まずは弱い相手をチクチクしながら経験値とSPをコツコツ溜め、そして覚醒させるところから始まる。

また、コンテンツの1つ「ロキの盤上遊戯」でも大活躍を見せる。
敵同士が盤上に密集しているので、毒の剣と死の吐息の組み合わせが効果てきめん。
彼が前衛中央の2人のうちのいずれかを攻撃する事で、攻撃した相手を含め最大8人中7人に対して17ダメージをばら撒ける。
これにより、こちらのレベルをあまり高くできなくても、彼の活躍で勝利をもぎ取ることができる場合もあるのだ。

つまり、彼の仕事を要約すると真っ先に敵陣へと切り込み、自身の危険を顧みず果敢に自軍後続の道を切り拓く
「俺が露払いをする。後の事を任せた…!!」な"誰だおまえは"状態になっているのである。人呼んでフリージの勇将
本項作成時点では他の赤剣騎馬の対抗馬として、低レアかつ錬成が強力無比な"エリウッド"、無料で貰え奥義と再行動が破格の"レギン"等のライバルは少なくないのだが、
彼らとは仕事が根本的に異なる為、住み分けは十分できている。トラキアファンならずとも是非戦力の一翼を担ってもらおう。


2023年7月には毒の剣に錬成が追加。錬成の種別に関わらず戦闘開始時自身のHPが25%以上なら、戦闘中、全ステータス+4がつく。
特殊錬成ではHP+3、周囲1マス以内の味方が1体以下の時、戦闘中全ステータス+4、最初に受けた攻撃のダメージを30%軽減、
戦闘中に攻撃していれば、戦闘後に敵とその周囲2マス以内の敵に、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防が周囲2マス以内の味方の数(上限3)+2減少する【不和】を付与する。
ステータスの強化に加え、戦闘後の効果にステータスを低下させるデバフを加え、安定性と嫌らしさに磨きがかかる。



しかしこんなネタキャラにサラより早くボイスがつくとは……
時代の流れって本当に恐ろしいね。



よし、俺に策がある
やつらがどうしても追記・修正したくなるように記事を書け
作戦名『ツイキシュウセイ』だ

まちがってもアニヲタどもに見破られるなよ!


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最終更新:2023年11月21日 16:11

*1 上官への反乱罪であり死刑になる。これ自体は現実の軍隊においても行われており、ケンプフの発言も挑発的な言動とぶん殴りたくなる顔グラがなければ割かし妥当なもの。「偵察先の状況確認が不十分だった」「上官に剣を抜いた=殺そうとした」という事実があるオルエンの方が非難されるべきである。