ドッグファイト

登録日:2012/05/14(月) 17:46:04
更新日:2022/12/09 Fri 05:59:46
所要時間:約 4 分で読めます




ドッグファイトとは、ガチムチの男がパンツ一丁で行うレスリングである。
女性同士の取っ組み合いの喧嘩、キャットファイトに対して生まれた。

パンツを取られたら負けであるが、そのまま第二試合(アッー!)に移行する事もままある。
たくましい兄貴がくんずほぐれつしながら戦う様は一見の価値がある。

ウホ!ウホホホホ!




追記、修正は、パンツを取るか取られるかしてからお願いします。

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 # # 嘘を言うなっ!
   ∧_∧
# E)(#`゚Д゚)(ヨ
  UY   YU #

ドッグファイトとは…

1,戦闘機同士による空中戦の事。
先端に据えられた機関銃や空対空ミサイルで相手を捉え、撃墜する事を目的としている。

2,日本のSF作家谷口裕貴のデビュー作(徳間書店。文庫化)。相棒の犬(ドッグ)達と精神リンクする感性を持つ超能力者「犬使い」の少年の戦い(ファイト)を描いた作品。


本項目では1について解説する。


▽目次

■歴史

ライト兄弟の発明からわずか10年後。戦場に登場した航空機は空中からの偵察により易々と情報を奪い、意気揚々と帰っていく大変目障りな存在だった。
ピストルくらいでは容易に撃墜出来ないし、空中戦のノウハウも確立していなかった当時、互いの偵察機が空中ですれ違っても手を振って挨拶して終わってすらいたと言う。
だが、空中偵察による損害は見逃せないものであり、相手偵察機の撃墜が求められるようになる。

当時の戦い方は、

  • 相手の上を陣取りレンガを落とす
  • パイロットが手持ちのピストルで敵パイロットを撃つ
  • ロープで相手を絡めとる

くらいのものであり、本当にごくまれにしか「敵機撃墜!」とはならず、せいぜい偵察の妨害をする程度しか出来なかったと言う。
アニメ『名探偵ホームズ』の「ドーバー海峡の大空中戦」の回でモリアーティ教授がカギ縄を振り回して郵便機を攻撃していたが、
これは絵空事ではなくリアルでも一次大戦初期までこの程度の事しかできなかったのである。
しまいには「2機がかりで敵機の上から覆いかぶさるように高度を下げていき(敵が左右に動いてもそれに動いて逃げれないようにする)、敵機を地面に激突させる」という、
割に合ってない撃墜方法を考案した猛者までいたほど。

時代が流れ、機関銃が発明されると、パイロット一名に射手一名と言う配置で、可動式の機関銃の銃座が機体後部に設けられる形となったが、やはりこれも命中率は低かった(最悪、自機や前方のパイロットを撃ち抜く事すらあった)。

試行錯誤の末、機体前方に機関銃を備えパイロット自身が前方に相手を据えた状態ならば、飛躍的に命中率が高まる事が判明し、この形を基礎にした戦闘用航空機、すなわち戦闘機の開発が広まる。
自身のプロペラを撃ち抜かないようにする同期装置も開発され、ここに「機体先端の機銃により相手を狙う」と言う、戦闘機の基本が定まった。

そして、命中率を上げるには相手の機体後部を自身の前面に据えるのが最も有効である事がわかり、空中戦は「如何にして相手の背後を取るか」が重要となった。
背後を取り合う姿は端から見ると「犬が喧嘩しながら互いの尻尾に噛みつき合う」様に見える事から、空中戦は「ドッグファイト」と呼ばれる様になったと言う。


第二次世界大戦時は日本軍のゼロ戦がドッグファイトを多用し、ゼロ戦の性能とベテランの技術で猛威を振るったが、
ドッグファイトでは勝ち目がないと判断した米軍は戦術を一撃離脱戦法へと転換、日本軍の優位性は失われた。


■マニューバー

上記の「如何にして敵の背後を取るか」がドッグファイトには重要な要素であり、それを研究し、様々なマニューバー(航空軌道)が開発された。
代表的なものを幾つか紹介。


◆インメルマンターン
急上昇して180度後ろを向き、機体を再び上向きにする。
自機上空をすれ違った相手の背後を取れる。

◆ブレイク
急旋回して横をすれ違った相手の背後を取る。

◆シザーズ
蛇行と減速で横並びの相手の背後を捉えるマニューバー。
互いにこれをやりあって蛇行し合う状態をローリングシザーズと言い、まあ、風物詩みたいに思われている。

◆ローリングバレル
右、もしくは左の斜め前方下の相手の背後を、ロールと旋回による減速を利用しつつ捉える。



■現代のドッグファイト

今は空中戦そのものが、レーダーによる敵機の早期発見が可能となった事や、ミサイルのホーミング機能の発達により、いかに近接されずに決着をつけるかという形にシフトしている。

したがって実はそれほどドッグファイトが展開されないのが現状である。

だが、近接を許した際の「最後の手段」たるドッグファイトもけして軽視されている訳でなく、現在も空対空の新たなマニューバーは開発されている。

現代は機関銃だけでなく、短射程ミサイルなどの発達により、必ずしも相手の背後を捕る戦いでは雌雄を決していない。

だが、やはり、最後に勝つのは様々なマニューバーをマスターしたエースであるのは変わりないようだ。



■余談

クラッシュ・バンディクー』シリーズには「ドックファイト研究員」という複葉機に乗っている敵がいる。(初出は「3」)
空中ステージで機銃で攻撃をしてくる(というより同ステージにはこいつしか攻撃してくる敵がいない)のだが、
処理の都合か難易度の問題か「絶対にこちらの前方からしか攻撃してこない」という、ドックファイトとして何か間違っている仕様になっていた。




追記、修正はエースパイロットになってからお願いします。

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最終更新:2022年12月09日 05:59