映画 ふたりはプリキュア Max Heart2 雪空のともだち

登録日:2013/09/03 Tue 09:48:45
更新日:2024/04/13 Sat 18:09:49
所要時間:約 4 分で読めます




2005年12月10日に公開された『ふたりはプリキュア Max Heart』の劇場版2作目。
ゲスト声優に矢口真理とBerry工房の一人が起用とされる等、話題になった。
Berry工房は後に『オールスターズNewStage2』でも主題歌を担当することになる。

また、シリーズ初となる「プリキュア同士の戦い」が物語の中に組み込まれ、大きな物議を醸した(詳しくは後述)

今作の劇場版限定のパワーアップは、クライマックスに登場するスーパープリキュアである。


【あらすじ】

ある冬の日、雪山へやってきたなぎさ達はスキーを楽しんでいた。
ひかりは雲の国の老子が落としてしまった伝説の鳥「鳳凰」の卵を拾い、お礼として雲の国へ招待される。
更に卵から孵った鳳凰の子に「ひなた」と名付けて可愛がるが、その命を狙ってフリーズン・フローズン兄弟が現れる。
プリキュア達は彼らに挑むが、恐ろしい罠が待ち構えていた。


【登場人物】


実はウィンタースポーツが苦手であることが判明。更に藤P先輩と仲良くするほのかに嫉妬し、ふとしたことで険悪モードになってしまう。
ホワイトが洗脳された時は防戦一方だったが、自身もまた洗脳され、激突することに…。
洗脳解除後の和解の流れもまた泣ける。



なぎさと険悪状態になってしまい、仲直りのきっかけが見つからないまま氷兄弟に洗脳されてしまう。
とにかく関節技が凄いことになっており、今作のトラウマの一つとして挙げられる。
「ブラック…、あなたを、倒す!」

今回の主役。ひなたの卵を孵し、友情を育んでいく。
ブラックとホワイトが激突する最中、氷兄弟に囚われたひなたを救おうと奔走する。
クライマックスにて、力を使い果たしたひなたのためにある決断をする。

  • メップル
  • ミップル

プリキュアのパートナー妖精達。ブラック達が洗脳された時は…特に動きはなかった。おい、仕事しろよ。

  • ポルン
  • ルルン

ルミナスのパートナー妖精達。ルルンは今作が初登場となる。


【ゲストキャラクターの皆さん】

  • ひなた
伝説の鳥「鳳凰」の子供で、見た目はでかいヒヨコ。
雲の国の老子が運んでいた卵から孵り、ひかりやポルンを友達と認識する。なぎさからは「ストーブ」と名付けられかけた。
氷兄弟に囚われてしまうが、終盤は自身の力でプリキュア達をスーパープリキュアにパワーアップさせた。
オールスターズDX3』ではミラクルライト要員その1。

  • 老子
雲の国の長老。鳳凰の卵をムタと共に光の園へ運んでいたが、うっかりスキー場に落としてしまった。
中の人は、今は亡き青野武氏。
後のミラクルライト要員その2。

  • ムタ
老子の側近を務めるムササビで、空を飛ぶことができる。
中の人はほのかのお婆ちゃんや前作のラウンドと同じ。
後のミラクルライト要員その3。

【今作の敵】

フリーズン&フローズン

自称「最強コンビ」な氷の魔人にして、今作のトラウマの仕掛け人。通称氷兄弟
プリキュアの仲違いに付け込み、心に氷を埋め込むことで同士討ちを図った。
雲の国の鳳凰を絶滅させ、世界を氷の闇に陥れるべくひなたを狙う。プリキュアの戦術も研究しており、彼女達の必殺技を攻略した程強い。
終盤ではプリキュアを凍らせることに成功するも、ひなたの力で二人がスーパープリキュアに覚醒したことで追い詰められ、
更に互いに自分勝手な言い分で仲違いに発展したことが敗因となった。
中の人は後のココ(フリーズン)とギリンマ君(フローズン)である。
『オールスターズDX3』にて前作の魔女と共に復活する。


【プリキュア同士の戦いについて】
洗脳されていたとはいえ、ブラックとホワイトが激突する展開は映画を観に来た幼女達を本気で泣かせ、親御さんからの苦情が殺到したらしい。
(洗脳されたホワイトの養豚所の豚でも見るような目が怖かった、という説もあるが)

プリキュアシリーズ初代プロデューサー・鷲尾天は、
「男児向け作品でよくある展開をやってみたいと思ったが、小さい女の子は友達同士の喧嘩を非常に嫌うことが分かった。
 子供にとって良い印象は残らないということを学んだ」と、WEBマガジン幻冬舎にて語っている。
以降は悪のプリキュアを出すなど様々な工夫をし、仲間同士の戦いは出来る限り避けるようにしたという。
詳しくはプリキュアタブーの項目も参照に。

後のシリーズにおけるプリキュア同士の戦いは以下の通り。

『5』…劇場版でのダークプリキュア5との戦い。今でも人気が高いダークドリームの悲劇も描かれた。
『フレッシュ』…敵の罠に翻弄され、気が付いたら同士討ちしかけていた(シフォンの力で激突はまぬがれる)
『ハートキャッチ』…TVシリーズ初の悪のプリキュアであるダークプリキュアが登場。
『スマイル』…終盤に登場したバッドエンドプリキュアとの対決。
『ハピネスチャージ』…洗脳されたキュアテンダーとの戦い。この作品以来久々及びTVシリーズ(事実上)初の本物のプリキュア同士の戦いとなった。
           さらに現在はプリキュアではないが、元プリキュアの人物とも激闘を繰り広げた。


「女の子だって暴れたい」というコンセプトで男児向け作品の方法論を取り込んで作られたプリキュアシリーズであったが、
「小さくても、男の子と女の子は違うのだ」ということを制作側に思い知らさせたエピソードといえる。



追記・修正は敵に洗脳されて同士討ちしてからお願いします。

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最終更新:2024年04月13日 18:09