戦隊の鷹/Squadron Hawk(MTG)

登録日:2011/06/02 Thu 19:51:51
更新日:2024/04/19 Fri 19:31:31
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Squadron Hawk / 戦隊の鷹 (1)(白)
クリーチャー - 鳥
飛行
戦隊の鷹が戦場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーから『戦隊の鷹』という名前のカードを最大3枚まで探し、それらを公開してあなたの手札に加えてもよい。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
1/1

《戦隊の鷹/Squadron Hawk》とは、「基本セット2011」にて登場したクリーチャー。レアリティはコモン。


概要

まずは以下の効果をよく見てほしい。

戦隊の鷹が戦場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーから《戦隊の鷹》という名前のカードを最大3枚まで探し、それらを公開してあなたの手札に加えてもよい。

最大3枚までである。このクリーチャーは飛行持ち。さらにはコストが(1)(白)である。同様の能力を持つ先達《スカイシュラウドの歩哨》は(2)(緑)の1/1でサーチ能力以外は何も持っておらず、コストパフォーマンスが非常に良い。

後続のクリーチャーをサーチしながら展開できるカードとして遊戯王オフィシャルカードゲームガジェットシリーズと同じような能力だが、鷹は数と質が違う

ガジェットシリーズはハンドアドバンテージ兼ウィニーの準バニラを+1枚を獲得するのに対して
出た瞬間ハンドアドバンテージ兼ウィニー+3枚飛行のオマケつき。意味が分からない。
この効果の為、基本的には4積みが当たり前となる。

つまり、ウィニーでの理想である「戦場にクリーチャーを展開しつつ手札を減らさない」が可能。というか減るどころか増える。
コストも白タッチで済む最小限なので持て余すこともまずない。もちろん、ウィニー以外でも同じことが言えるのだが。

このため、コイツが現役の時のスタンダード環境では白を入れてるなら4積みしてるデッキが非常に多かった
この時代の白ウィニーの主流である白単アーマーや、アニヲタwikiにも記事のあるCaw-Bladeにも躊躇いなく4積みされている。

この手のカード共通の弱点としてタブる事故が起きると途端にデッキパワーが落ちる無視できない欠点があるが、当時は神ジェイスの存在から緩和できた。
マナさえあれば
鷹を召喚→ハンドに鷹3枚→神ジェイスの+0効果で手札交換して鷹2枚をライブラリーに→鷹召喚→鷹2枚をハンド
という流れも可能。なぜか事故ってもアドを増やせる。まさにアドバンテージの塊とでも言うカードだろう。

サーチ効果だけでも強いのに、これで飛行を持ってるってどういうことなの…
白のウィニークリーチャーには優秀なものが多いがこのカードもまた、2010年当時の白における代表的なクリーチャーと言えるだろう。

因みに忘れがちだがレアリティはコモンとサイフにも優しい。
そのレアリティの低さ故に、リミテッドでも集まり易く、4枚制限を無視できるのでできるだけかき集めたい。というよりリミテッドで集めやすくするためにコモンにしたのだろう。

最近のトップメタに君臨するのは多くが神話レアやレアなのだが、コイツはその定例をぶち壊した。

スタンダード退場後は好みに応じて白青クロック・パーミッションや白系ウィニーに採用される他、Pauperの白系デッキならば手軽な圧縮手段としてほぼ採用されている。
なおモダン以外の環境ならば神ジェイスの+0能力の元ネタになった《渦巻く知識》があるので上記のコンボがより手軽に行える。

ちなみにモミール・ベーシックではただの1/1飛行になるので途端にしょぼくなる。飛行自体は悪くないのだが、ノーガードで殴り合うと競り負けるパワー1がネックとなる。

類似カード

天空の鷹/Welkin Hawk (1)(白)
クリーチャー — 鳥
飛行
天空の鷹が死亡したとき、あなたは「あなたのライブラリーから名前が『天空の鷹』であるカードを1枚探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
1/1

エクソダスで登場したカードで、《戦隊の鷹》の先祖とでも言うべき存在。
条件が死亡した時と(遥か前のカードなので当然なのだが)厳しく、担える役割はチャンプブロッカー程度に限られる。


軍団の征服者/Legion Conquistador (2)(白)
クリーチャー — 吸血鬼 兵士
軍団の征服者が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから望む枚数の『軍団の征服者』という名前のカードを探し、それらを公開してあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
2/2

大隊の歩兵/Battalion Foot Soldier (2)(白)
クリーチャー — 人間 兵士
大隊の歩兵が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから、望む枚数の『大隊の歩兵』という名前のカードを探し、それらを公開し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
2/2

それぞれイクサラン・ブロックと基本セット2020で登場したカード。マナ・コストは(2)(白)、P/Tは2/2となった。
鷹でやりすぎたためかP/Tが1ずつ増えた代わりに1マナ増えた上で飛行も失っている。
P/T増やすぐらいなら飛行か1マナのどっちかが残って合った方が嬉しかったのだが…、このため鷹ほどの需要は生まれていない。


集まる群衆/Gathering Throng (2)(白)
クリーチャー — 人間 市民
集まる群衆が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから『集まる群衆』という名前を持つ望む枚数のカードを探し、公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
3/1

上の2種からさらにP/Tが3/1になった、ニューカペナの街角で登場した亜種。
やはり構築で使うには厳しいが、上2種同様リミテッドで集められれば強力。


軍団の天使/Legion Angel (2)(白)(白)
クリーチャー — 天使・戦士
飛行
軍団の天使が戦場に出たとき、あなたは「ゲームの外部からあなたがオーナーであり『軍団の天使』という名前であるカード1枚を公開し、それをあなたの手札に加える。」を選んでもよい。
4/3

ゼンディカーの夜明けで登場した亜種で、サイドボードから探してくる変わり種。
レアであることもあってか4/3飛行と性能は優秀で、【白単アグロ】の中堅アタッカーとしてしばしば採用された。

ただし1枚目を引けなければ後続に続かず、打ち消されてもアウトであるため、メインとサイドでの採用割合は悩ましい問題となる。



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最終更新:2024年04月19日 19:31