ドラゴンクエストⅥ 幻の大地

登録日:2011/06/23 (木) 23:48:21
更新日:2023/08/03 Thu 21:08:47
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DQを超えるのはDQだけ。


ドラゴンクエストⅥ 幻の大地』(DRAGON QUEST VI: Realms of Revelation)とは、ドラゴンクエストシリーズの第6作。
DQ4から始まった天空シリーズの最終作だが、時系列では天空シリーズの最も古い時代にあたる。
(時系列順ではDQ6→DQ4DQ5と繋がる。)

1995年にエニックスからスーパーファミコンで発売されたRPGで、2010年には15年の歳月を経てニンテンドーDSでリメイクされた。
DS版では海外展開もされるようになった。

なお、スマートフォン版も存在している。
DS版をベースにした移植作品だが、テリーの初期ステータスの上方修正など、さらなるバランス調整が施されている。ただしドランゴもそれを上回る上方修正を受けたので結局引換券なのは一緒だが


+ CM

DQ(ドラクエ)を超えるのはDQ(ドラクエ)だけ。


DRAGON QUEST

ドラゴンクエスト    幻の大地


+ 目次


【特徴】

SFC版(オリジナル)

DQ3以来となる『転職』システムが復活しているのが最大の特徴。
ただし転職システムの仕様はDQ3と異なっている。(詳細は後述)
本作から特技のバリエーションが非常に増え*1、呪文と双璧をなす技カテゴリとしての地位を確立した。

DQ5にて実装された『仲間モンスター』システムも続投しており、様々な魔物を仲間にすることが可能な他、上記の転職システムと組み合わせて、プレイヤーの好きなように育成することが可能になった。

冒険の舞台は『上の世界』『下の世界』に大きく分かれており、主人公はそれぞれの世界を行き来しながら冒険を進めていくこととなる。
上・下どちらかの世界に起こった変化がもう一方の世界に影響するなど、二つの世界は密接にリンクしており、この独特な関係は本作の物語における見所のひとつとなっている。

ただし、ストーリーは意図的に説明を省いているらしく難解。
考察の余地を残す部分も多く、万人受けするタイプの分かりやすい物語ではない。
また、戦闘バランスに粗があり、転職で覚えられる特技に強力なものが多く*2、呪文が有効な場面が減っているため、魔法使い系キャラの有用性が相対的に下がっている。

上記の通りストーリー/システムそれぞれでやや賛否の分かれる作品であり、少々人を選ぶ側面はあるのは否めない。
とはいえ、作品全体としては高いレベルで完成しており、ストーリーやキャラクターが気に入ったのなら十分『名作』と評価できる作品といえる。



DS版(リメイク)

DQ4・DQ5のDS版と同じく、DQ7(PS版)をベースとしたリメイク作品…なのだが、DQ4・5のリメイクと比べるとやや評判が悪い。

原因は仲間モンスターシステムの劣化
オリジナルと違い、特定のスライム系モンスターしか仲間にならなくなってしまった。
また、SFC版での特技優遇で呪文が弱い、仲間キャラのテリーの性能が微妙などの点が十分テコ入れされないまま残っているケースも多く、リメイクにあたって改善を期待していた層からは不満の声も多かった。

とはいえ、これらはSFC版をプレイした人ならではの感想であって、リメイク版で初めて本作に触れたプレイヤーであれば意外と気にならない人も多い。

リメイク版DQ4・5と同様の『仲間会話』システムが追加されているため、キャラの掘り下げが進んだのは明確な改善点。
ステータス的に弱いキャラクターでも「仲間会話を楽しむためにパーティーに入れる」という選択肢が生まれたため、仲間モンスターシステムの縮小と合わさり、(オリジナル版と比べて)人間キャラの比重が増したリメイクとなっている。



【ストーリー】

山奥の村ライフコッドに住む主人公は、妹のターニアと共に平穏な日々を過ごしていた。
年に一度の祭りの日が近づき、主人公は村長の依頼で麓の町まで祭りに必要な道具を取りに行くこととなるが、その道中で大地に開いた大穴に落ちてしまう。
大穴の先に広がる世界で、主人公は周囲の人々に自分の姿を認識してもらえないという不思議な体験をする。

元の世界に戻った主人公は、大穴の向こう世界が「幻の大地」と呼ばれる場所であると知る。
その後、祭りの中で精霊のお告げを聞き旅立ちを決意した主人公は、旅の道中で様々な仲間と出会い、己の真実の姿と向き合うこととなる。
そして主人公と仲間たちは、世界の狭間に潜む強大な魔王へ立ち向かって行く。


【キャラクター】

ライフコッド村の少年。
妹ターニアと平和に過ごしていたが、ある出来事をきっかけに旅に出る。

自称・旅の武闘家。
魔王ムドーを倒すため、レイドック城の兵士に志願し、主人公と出会う。
DS版のCMでは実質主人公みたいな扱いを受けた。

サンマリーノの港で出会う、神秘的な雰囲気の女性。
優しく面倒見がよい、皆のお姉さん的存在。

月鏡の塔で出会う少女。
記憶を失い一人彷徨っていたが、行く宛てがないということで主人公に無理やりついてきた。
仲間キャラでは唯一、ルイーダの店に預ける事が出来ない。*3

ゲント族の少年。
パーティ中最年少だが芯は強い……が、聖職者なためか誘惑には黙り込むことも。
実は隠れた実力者。そしてとある場面では彼の存在がプレイヤーの絶望を和らげてくれる。
漫画版は黒歴史。

最強のを求め一人旅をしているクールな剣士。
作中でたびたび強キャラ扱いされているが、仲間としてのキャラ性能は極めて微妙。
その容姿とドラマ性からキャラ人気は高く、外伝作品では主役を務めた。生き別れの姉がいる。
性格は意外と良い子。DS版では仲間会話がなかなか楽しいので積極的に話しかけてみよう。

モンストルの街の住民で、魔物達から街を一人で守ったことにより街の英雄と称されている人物。
が、魔物に噛まれた傷が原因で夜になると……。

選択肢を間違えると、仲間にし損ねる恐れがある任意加入のキャラクター。
「言わぬが花」「沈黙は金」と言う格言の重さをプレイヤーに教えてくれる。
SFC時代は目立たなかったが、DS版以降、会話システムの実装により人間味あふれる素朴さと稀に見せる頼れる大人っぽさで人気が出た。

旅人の洞窟に巣食っていたバトルレックス。
テリーに討伐されるが、彼の強さに惚れ込んで仲間入りする。
最初から職業『ドラゴン』に就いており強力な特技を覚える上、ステータスも優秀という本作屈指の強キャラ。
リメイク版では何故かさらに強化され、文句なしの最強キャラに。一方テリーは…。


主人公たちの前に立ちはだかる魔王。
見た目は肉がたるんだ爬虫類。だが魔王らしく威厳のある口調で話す。
ムドーとの戦いはドラクエシリーズでも指折りの難所として知られ、敗北したプレイヤーも多数。
その強さ、そして戦闘BGMの格好良さから、彼との戦闘をドラクエ史上最高のバトルに挙げる者も少なくない。
他のシリーズはさておいても、「ムドー戦がDQ6のピーク」と言われてしまうことも…。


海底宝物庫の番人。
フィールド上でのグラフィックは普通の兵士なのに、戦闘が始まるとキラーマジンガ様が出てくる。
ダーマ神殿で転職し、新たな特技を覚え、余裕が出てきたプレイヤーを絶望の海に沈める恐るべき方。
中盤から戦えるのだが攻撃力がかなり高く、常時マホカンタがかかっている。
海底宝物庫は多分血の海。
例え海底宝物庫をスルーしてもヘルクラウド城でのボス戦の前座としても(ランドアーマーとコンビで)登場するので、嫌でも最低1回は戦う羽目になる。
クリア後の隠しダンジョンでも通常エンカウントする雑魚敵として登場するが、この頃には大した敵ではないだろう。
というか隠しダンジョンの敵を中盤で出すな。


  • ドグマ&ゾゾゲル
牢獄の町の支配者アクバーに仕える2体の魔物。
圧倒的な力で主人公達をねじ伏せる。特にドグマはムラサキのひとみという耐性を無視して100%全員を麻痺にさせるチート技を持っている。
ゾゾゲルとは再戦で倒すこともできるが、ドグマとは再戦することができない。
多分上司のアクバーよりずっと強い。


夢の世界を具現化し、世界を支配しようと企む大魔王。ラスボス。
配下のムドー、デュラン、ジャミラス、グラコスを従え各地を封印している。
第三形態まで存在し、各形態で見た目や戦闘スタイルが大きく変わるのが特徴。ドラクエのラスボスの中では強い部類で、ザオリクまで使う難敵なのだが、それはそれとして主人公側も過去最大級の強さのパーティなせいで、相対的な強さはさほどでもないかもしれない。
ラスボスとしてはなかなかインパクトのある方だが、キラーマジンガ、ムドー、ダークドレアムのせいで影が薄くなりがち。


大魔王を倒すため、グレイス城にて召喚された破壊と殺戮の神。
ドラクエ史上最強の魔物。
クリア後に戦うことができる裏ボスで、規定ターン数以内に倒すことができれば一時的に主人公に協力してくれるようになり、でたらめな強さでデスタムーアを圧倒して物語を終わらせる
見た目はデュランの色違い。DS版では見た目が変わった。


【主なシステム】

転職システム

ある程度物語を進めると、転職を司るダーマ神殿にたどり着く。
そこで各キャラクターを何かしらの職業につかせることができ、新たな呪文や特技を習得できるシステム。
職業に応じて、現在のステータスに補正が加わる。(戦士なら攻撃力が上がり、MPが下がる等。職業を外して無職になれば本来のステータスに戻る。)
なお、装備できる物は職業によって変化しない。

DQ3のように転職してもレベルは1になったりはせず、各職業に熟練度が個別に設定されており、戦闘回数をこなして熟練度が上がることで、新たな呪文・特技を覚えていく。
一度覚えた呪文や特技は、別の職業に転職してからも使うことができる。

ただし、弱い魔物を倒しても熟練度は得られない。
そのため、物語中盤でキャラのレベルが上がりすぎると、何と戦っても熟練度が得られず新しい呪文・特技が覚えられないため、逆に難易度が上がることも。
終盤の強力な雑魚敵であれば、こちらのレベルがどれだけ高くても熟練度は上がる。

職業には『戦士』や『魔法使い』などの基本職と、『バトルマスター』や『賢者』などの上級職がある。
上級職の方がステータス補正や覚える技が強力だが、上級職に就くには特定の基本職をマスター(=熟練度を最大まで上げる)しなければならない。
たとえば、バトルマスターになるには戦士・武闘家の2つをマスターする必要がある。

+ 職業一覧
  • 基本職
    • 戦士
    • 武闘家
    • 魔法使い
    • 僧侶
    • 遊び人
    • 踊り子
    • 商人
    • 盗賊
    • 魔物使い(DS版では魔物マスター)
  • 上級職
    • バトルマスター
    • パラディン
    • 魔法戦士
    • 賢者
    • スーパースター
    • レンジャー
    • 勇者
    • ドラゴン
    • はぐれメタル

上級職の内、勇者/ドラゴン/はぐれメタルは特殊な条件(専用の転職アイテムの入手など)を満たさないと転職できない。


仲間モンスター

SFC版では転職して魔物使いになれば、DQ5と同じように一部のモンスターを仲間にすることができる。
仲間にしたモンスターはルイーダの酒場に預けられ、(人間キャラを含めて)自由にパーティ編成が可能。

前作DQ5においてはストーリーの都合上、主人公の旅を支える非常に重要なシステムになっていたが、今作では『使えば楽になるシステムだが、使わなくてもなんとかなる』レベルの調整にとどまっている。*4
とはいえ、魔物の中にはスライムナイトやキラーマシン2などの人気モンスターも多く、人間の仲間キャラより魔物を重用したプレイヤーも多かった。

DS版ではまさかの仕様変更により、スライム系(+ドランゴ)しか仲間にならない。
また、仲間にするのに魔物マスターへの転職は不要だが、その代わりにいろいろな街に赴いて仲間となるスライムを探すサブイベントをこなす必要がある。

+ DS版のスライム達
詳細はこちら → 仲間スライム(DQⅥ)

皆大好きスライムナイトのピエール。
ホルストックの試練を突破した後、魔法の鍵を使えば仲間になる。
DQ5とは違い、頑張ればイオラ止まりだった呪文がイオナズンまでいける。
SFC版に比べ、仲間になるタイミングも早くなっている。
スライム格闘場やベストドレッサーのランク7攻略に貢献してくれる。頼れるピエール再び。


  • ホイミン
クリアベールの街に空飛ぶベッドを見にきたホイミスライム。
昔はただのスライムだったが空を飛びたいと夢見たら浮遊できるホイミスライムになれた。
ホイミンの夢は一つだけ……人間になりたい。
DQ5ではザオラル止まりだった蘇生呪文が、賢者になることでザオリクまでいけるように。

ベホマズン要員その1。
ベホマズン習得レベルが23とお手頃なので、馬車に入れておくと安定感が増す。


  • ルーキー
SFC版時代からイベントで仲間になる、選ばれしスライム。
リメイク版でもスカウト可能なスライムの1匹として続投。
仲間になる前は普通に喋れていたのに仲間になった途端いつものスライム語しか喋れなくなる。何があった
チャンプの代わりに入るのだから、せめて二回攻撃でもあれば……。

一応、SFC版では通常スライムよりも遥かに強い。レベル最大だとテリーとHPMP以外は同じ位になる。
また他のスライムと違い、レベル45以上になった状態でスラッジに話しかけると輝く息を習得できる。
レベル90で習得できる灼熱共々、ドラゴンの悟りを使った方が速いとか言ってはいけない
なんだかんだで素質はあったということか。
リメイク版では敵として登場した時と耐性が同じになったことで、実質的に弱体化してしまった。


  • ぶちすけ
過去のグレイス城の片隅で一匹怯えているぶちスライム。
主人公達に見付かった後は馬車に逃げ込んでグレイス城の無限輪廻から逃れた。
仲間になるのが遅い上に、何一つ呪文特技を覚えていないので愛がなければ使えない。
彼の名を「キズブチ」に変えた漫画版ファンもいるだろう。
だが性格は真逆


  • ベホマン
すれ違いの館にいる片言で喋るベホマスライム。
条件を満たせば出現。
マリリンとはコンビを組んでいた。

ベホマズン要員その2。だが習得レベルは50と遅く、DS版では大抵はマリリンやはぐりんと同様に一度エンディングを見ないと仲間にならない上に、役割が丸々被るホイミンの存在が非常に痛い…。


  • マリリン*5
冒険の途中何度か見かけるマリンスライム。
女の子の口調で一人称は「アタシ」。
ベホマンとはコンビを組んでいた。

自称悪いマリンスライム。
ベホマンを連れて行くと仲間になる。


  • はぐりん
すれ違いの館の奥の森林に条件達成で出現。
ルーキー同様人語は喋れない。
SFC版と違って、ある意味で仲間になりやすくなった。
最初から「はぐれメタル」の職業についているが、コイツだけレベル上限が16とかなり低い。


  • キングス
ジャンポルテの館の酒場に条件達成で出現。
オシャレに目がないが、本人のカッコよさは最底辺クラスというチグハグっぷり。
HP、MP、ちからは最終的にはトップクラスだが、すばやさとみのまもりは最底辺という極端なキャラ。しかも経験値テーブルが激重。
それでもスライムスカウトの中では有能な方である。
SFC版では最速だとムドーを倒した直後、熟練度さえ足りていれば(その状態でムドーより攻撃力が高いロンガデセオ周辺の敵と対峙して狩り続けられれば)というタイミングで仲間にできたため、大幅に遅れている。


ベストドレッサーコンテスト

仲間キャラから一人を選び、職業や装備で高めた『かっこよさ』のステータスの高さを競う大会。
ジャンポルテの館で開催されている。『かっこよさ』の値が唯一役に立つ場面。
ランク1~8まで分かれており、ランクによっては『男性限定』『女性限定』『モンスター限定』等の条件が設定されていることもある。

ちなみに、主人公たちが立ち寄る前に「“伝説の剣を探している剣士”が優勝した」らしい話が聞ける。おいテリー。


【主要な地名】

  • ライフコッド
主人公が生活している、山の上にある小さな村。
一見するとただの田舎だが、せいれいのよろい、RPG中最強と噂される村人たちと色々おかしい。

  • シエーナ
上の世界にのみ存在する、露店でバザーが開かれている商人の町。中にはぼったくりもある。
だが何故上の世界にしか存在しないのか?その理由は下の世界で明かされる。

  • レイドック
ムドー討伐を目指す王がおり、物語の拠点となる場所。
冒険の途中に何度もこの場所を訪れ、その度に印象的なイベントが発生する。

  • ダーマ神殿
DQ3で登場した、転職を司る神殿。
だが最初に訪れた下の世界ではただの廃墟と化してしまっている。


ダークドレアム「私は追記と修正の神、ダークドレアム……私は誰の命令も受けぬ!全ての項目を全消しするのみ!」


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最終更新:2023年08月03日 21:08

*1 DQ3で何の呪文も特技も習得しなかった戦士や武闘家といった職業にも、多数の特技が追加されたため。

*2 例えば武闘家で覚えられる『まわしげり』や『せいけんづき』など。呪文と違い、攻撃力が上がれば威力も上昇する上、MPを消費しないため、雑魚戦からボス戦まで広く活躍する。他の職業でも、“MPを消費しない上に攻撃呪文よりダメージが大きい特技”をしばしば習得する。

*3 そのため、ルイーダの店まで仲間キャラを強制的に飛ばされるバシルーラがバーバラには効かない。

*4 DQ5は物語中盤でパーティーから主人公以外の人間キャラが一切いなくなるなどの展開があり、仲間モンスターシステムでパーティーを構築するのが前提となっていた(最終的には人間のキャラもそれなりに増えるが…)。DQ6では常に人間の仲間キャラが旅に同行するため、仲間モンスターを無理に加入させる必要はない。

*5 SFC版では仲間にしたリップスの1匹目の名前。