殿といっしょ

登録日:2012/04/18(水) 00:15:12
更新日:2024/02/16 Fri 14:31:46
所要時間:約 14 分で読めます




政宗『この項目を読んでいる人は……全員眼帯を付けていますっ!!』
家臣2人『ウソを言わないで下さいっ!!』


『殿といっしょ』とは、メディアファクトリーの月刊コミック誌『コミックフラッパー』で連載されていた漫画である。
作者は大羽快(おおばかい)
ドラマCD2つの発売、OVA発売を経て、その後アニメ化された。
(詳しくは後述)

連載完結後、作者のX(旧Twitter)にて大河ドラマに便乗した『金柑がくる』『どうガマンする家康』というパロディ漫画が掲載された。
(後者では悪党ヅラすぎる光秀を流石に再現できなかったので代役になっている)


【マンガ(内容)】

基本的には…というよりぶっちゃけギャグ漫画である。
史実を元にしていないようでしている話、全く無視している話など様々である。
史実をわかっていると恐ろしいほどブラックなネタが入ることもある(主に信長関連)。
武将たちが放火魔、親バカ、男の娘、ブラコン、オネエ、露出狂など強烈なキャラにされていることも珍しくない。
序盤から出ている「こりゃ絶対オリキャラだろう」というようなモブが、実は歴史上の偉人だったりすることも珍しくない。

話と話の間にその武将の生い立ちを紹介しているページもある。
2017年5月に完結、全11巻。最終巻では打ち切りであることをほのめかしたセリフもある。
天下人なのに家康は最後まで表紙に一度も登場できず、エピローグで「12巻が出るまで我慢します」と言っていた。


【主な登場人物】

登場キャラの一部を紹介。基本的に戦国武将である。
また、多くの家が出ており、群像劇のテイをなしているので主役が分かりにくい(多分伊達政宗か)。
CVは「アニメ/ドラマCD」。

《伊達家》

  • 伊達政宗
CV:鈴木達央
恐らく主人公と思われる。
生粋の眼帯マニア。新しい眼帯を発明したり、何かと眼帯を前面に押し出す。
なお、眼帯のためならばほんの軽い気持ちでオーバーテクノロジーを駆使する*1
幼い頃は病気で目が見えないことで自信が持てなかったが、家臣の励ましのおかげ?で良くも悪くもユーモア溢れる(バカ)殿に育った。
性格は超がつくほどの天然で、先月号の内容を景綱から指摘されるまで完璧に忘れているなど非常に忘れっぽい人物。
いつも家臣(特に以下2人)を困らせている。
機動武士ガンタイン」なるマンガを書いたこともある。(見た目はガンダムのパクリ)
OVAのOPとED、アニメの主題歌を歌った。

  • 片倉景綱
CV:小野大輔三宅健太
伊達の智将。政宗の部下でこのマンガ屈指の常識人。政宗には通称の「小十郎」の名で呼ばれる。
伊達軍政宗ブレーキその1。

  • 伊達成実
CV:杉田智和/白熊寛嗣
政宗の部下。武闘派であり、慎重派の小十郎と対立することもあるが、政宗に突っ込む所は一緒。
お抱えの眼帯職人に自分より高い給料を支払われていたことを知り、一時期出奔していた。
伊達軍政宗ブレーキその2。
どうでもいいけど中の人がSOS団だったり歴代ジョジョだったりしている。

  • 伊達輝宗
政宗の父で先代城主。「先代殿といっしょ」コーナーに登場。超が付くほどのノンビリ屋。

  • 義姫
政宗の実母。気が強く口やかましいが、実際は息子が気になって仕方がないだけの様子。
兄の最上義光のスパイとして伊達家に嫁がされたが、今では義光を完全に尻に敷いている。

  • 喜多
景綱の実姉で、政宗の教育係。
弟思いだが、何かにつけて景綱を殴りたいだけなんじゃね?と言った描写も見受けられる。

  • 愛姫
政宗にゾッコンの正室。あまりに政宗を溺愛しているため政宗本人からは苦手に思われている。

  • 五郎八姫
最終巻エピローグで誕生。


《織田家》

  • 織田信長
CV:黒田崇矢
お馴染み織田軍の頭領。初期の頃はまだ人間っぽい外見だったが、いつの間にか口と黒目が焼失した。
放火魔で新しいモノ好き。相撲、和歌、茶道を好む文化人だが、何かにつけて焼きたがるドS。
元服前からこのような超大うつけだったらしく、家宝の刀で焼き芋を焼いたりしていた。
ただし、言動がやたら過激なことを除けば史実におけるイメージからそこまで乖離しておらず、殿たちの中では比較的まともな部類に入る人物である。
蘭丸をよく可愛がっている。
光秀に対しては初対面時から裏切りをネタにからかっている。ノブリン・ダーナガ。
最近では濃姫と一緒に「裏切りダービー」という不謹慎な賭け事に興じている。

  • 明智光秀
CV:平川大輔
織田家の家臣で史実では信長より年上であるが、比較的若く描写されている。
仕官を申し出たその場で信長と濃姫に「いつ裏切るか」で賭けの対象にされるなど、弄られキャラ。
史実同様に森蘭丸ともそりが合わず、信長・濃姫・蘭丸の三人からはおもちゃ扱いされている。ケツ火出さん。
鴉の濡れ羽色の長髪を持つが、ギャンブルで負けた妻の熙子に丸刈りにされて髪を売りとばされたこともある。

光秀の愛娘。後の細川ガラシャ。なぜか父とも母とも似てない銀髪。
心の中から本音が丸出しであり結構欲張り。
最終巻で成長した姿が描かれたが、夫・細川忠興に対し金の生る木としてしか見なしていないことが判明。

  • 森蘭丸
CV:小林ゆう
信長の小姓でショタ。光秀をよく弄り回す腹黒野郎。

  • 森長可
蘭丸の兄。
大人しい蘭丸とは大違いの戦闘馬鹿で、腕力が高すぎるため武器をまともに使えず、自分の拳に「人間撲殺」なる名前を付けている。

  • 濃姫
CV:沢海陽子(アニメ2期)
美人で、気品ある物腰とおしとやかな口調の織田信長の妻。光秀の従妹。
よく光秀を弄り回す。親父と兄に毒を盛ったことがあり、あの道三を手玉にとる大物。

  • 柴田勝家
鬼柴田の異名を持つ荒武者だが、お市にはてんで弱い。
最初は信長の弟である織田信行の側近として登場したが、平手政秀にいいようにあしらわれてしまう。

  • 平手政秀
若き信長の側近であり世話係だった老人。「交渉」という名の脅迫や裏取引を得意とする。

  • 松永久秀
裏切りマニアのナイスミドル。何に対しても裏切る。裏切るという予告すら裏切る大嘘つき。


《豊臣家》

  • 豊臣秀吉
サル。小柄でガリガリ体型。お笑いに命を懸ける。向上心が強い努力家だが、とりあえず何にでもお笑いに繋げるアホ。
本人曰く「笑いで天下を取ろうといろいろやってたらいつの間にか本当に天下取ってた」。
藤吉郎時代は信長のもとでお笑いの研究に勤しんでいたが、なにせ相手が信長なためツッコミも過激でしょっちゅう殺されかけていた。
なぜか信長の裏切り杯にも「サル」と書かれ出馬させられていた。
最終巻ではシメを飾った。

  • 豊臣秀長
秀吉の弟。あまりにもカゲが薄く、半兵衛ですらその存在を知らなかった。
余りにカゲが薄いため秀吉がめっちゃ豪勢なヨロイを着せた所、ヨロイだけ動いていると勘違いされて味方の兵士からまでボコられていた。
それをネタにする秀吉も秀吉だが。

  • おね
秀吉の正室。どことなく世間知らずな所があり、秀吉を夫にした理由も「一目見ただけで大爆笑できるお顔」というもの。

  • 茶々→淀殿
秀吉の側室。長政・お市の長女で初・江の姉。三人の中で顔は一番母親似の美人。
父のくだらないジョークを真に受けてしまったためにものすごいゲラ(笑い上戸)に育ってしまい、
嫁いだ秀吉とその部下たちのアホな空気に対しても必死で笑いをこらえている。
プライドが高く自分が一番でないと気が済まないため、お笑いに対しても厳しい(でもすぐ笑う)。

  • 蜂須賀正勝
秀吉の最古参の家臣。外見は山賊みたいなゴツいおっさんだが異常に笑いの沸点が低い。

  • 竹中半兵衛
秀吉が信長からヘッドハンティングして来いと言われ、最終的に軍師となった青年。
あまりにイケメンなため仕えていた斎藤龍興から疎まれ、それを不快に思った女中たちにより龍興の代わりに稲葉城主にされた。
あまりにイケメンなため、そのモテっぷりを見た新婚時代のサルから焼き殺されかけた。
あまりにイケメンなため、周囲のトンデモな面々に振り回されがちな、「豊臣家版光秀」みたいな扱い。

  • 黒田官兵衛
有能だが外見がいかにも悪党ヅラで、何をやっても恐ろしく怖く見えるため好感度が低い。

  • 石田三成
秀吉の三代目軍師。ギャグのセンスは秀吉も息を巻くレベルではあるが、裏を返せばそれに特化し(すぎ)ている。
親友の大谷吉継と「みっつん&よしぶー」というお笑いコンビを組んでいる。

  • 大谷吉継
笑いを取らねば死んでしまう病。
リアクションがものすごくでかく、本人もそれをわかっているので過激なネタを振ってもらいたがる。

  • 加藤清正&福島正則
名前は最終巻で判明。
笑いのセンスがないことを三成から「不暖派(武断とかけたシャレ)」とバカにされている。

《浅井家》

  • 浅井長政
CV:立花慎之介
浅井家の若き当主。
史実では優れた為政者であり巨漢で勇敢な人物だったが、本作では2枡の米をやっとこさ持ち上げられるレベルのモヤシで何事にも臆病な優男として描かれている。
が、市のために身体を鍛えたことも。
クマッッッ!!!
いつも被害妄想に駆られては「ヒイイイ」と悲鳴を上げたり、「浅井家滅亡…」と怯えている。隠れスキルは忍者並み。
お市激LOVEなのは史実と変わらず、お市絡みでは漢を見せる事も。
アニメの長政編はよくギャルゲー風に描かれていた。

  • お市
CV:能登麻美子
美人な浅井長政の妻であり、信長の妹。
その美貌から織田家家中では非常に人気があり、アンケートで事前に皆の意見を集めたら断トツで人気が一位だったため長政に嫁がされた。
ビビリな長政に困らされることが多いが、夫を好いてはいる様子。三人の娘に恵まれている。
クマ使いではない。

  • 磯野員昌
なんでも突き崩さないと気が済まない。

  • 遠藤直経
人を欺かないと気が済まない。語尾に「ゾナ」をつける。

  • 藤堂高虎
力がある奴に付いていかないと気が済まない。たとえ敵であっても。
寡黙かつかなりの巨体で、織田兵からは「中に入って動かす巨大甲冑」だと勘違いされたほど。餅が大好き。

《長宗我部家》

  • 長宗我部元親
CV:能登麻美子
姫若子(女の子のように大人しい子)と呼ばれていた史実をオーバーに解釈し、少女趣味で華奢な美少年として登場。女の子っぽいが男である。
声変わりしても大人になっても結婚しても息子が成人してもセーラームーンのような外見のままである。
戦場にお弁当を作って行こうとしたり、馬に乗るのを怖がったり、剣の稽古もままならない、庭の花や小鳥に話しかける、妻と一緒にはしゃぎまわるなど、
臆病で軟弱な性格の男の娘。かなりの天然。
きゅぱっ★

  • 元親親衛隊
男の娘元親」に萌えている変た…もとい家臣によって結成された。元親が自分たち以外のものになることを恐れている。
アニメでは棒人間化して「皆の若殿♪ 可愛い若殿♪…」と歌っていた。

  • 長宗我部国親
CV:杉野博臣(ドラマCD)
長宗我部家当主。
元親や元親に萌えている変た…もとい家臣達のいる長宗我部家の貴重な常識人。
長男とは似てない濃い顔。遺伝子が強すぎて娘(元親姉)にはかわいそうなことをしてしまった。

  • 吉良親貞
国親の次男で、元親の弟。歯に衣着せぬ言い方が特徴的。
男性的な親泰と女性的な元親の中間的な外見。土佐で唯一元親に萌えない男。
元親バカの親衛隊の目を覚まさせるために遁走するが、いつも裏目に出てしまう。

  • 香宗我部親泰
国親の三男で、父親に一番よく似ている。
初期こそ割とまともな武将だったが、次第に元親親衛隊に毒されて果てしなくブラコン化していき、
しまいには親衛隊隊長にまで「おお気持ち悪い、そのいきです」と言われる始末。

  • 元親夫人
元親の妻で本名不明(作中ではガッシーという通称で呼ばれている)。
言動は完全に元親2号だがこちらは本物の女の子。

  • 弥三郎(長宗我部信親)
元親の長男。「男装している美少女」の如き美貌を持つ超絶美少年で、周囲はメロメロ。
親父があんななので本人は勇敢な人間になりたがっているが、抱き枕やぬいぐるみに名前を付けるなど少女趣味は両親譲りで、
叔父・親貞からは呆れられると同時に諦められている。

《上杉家》

  • 上杉謙信
CV:GACKT/三宅健太
不思議やん化ん身*2。ヒゲの似合うイケメン。
ボケ役の「殿」の中では、比較的まともな殿。お母さん的な台詞を言い、ツッコミで母ちゃん呼ばわりされることも。
毘沙門天を信仰し「ビシャえもん」なるキャラを生み出したが、どう見てもドラえもんである。アニメでは当然だがモザイクがかかっていた。
幼少のころから完全なアル中であり、酔うとボイン等の語尾が付く。
某説を反映してか、お姉さんの前ではオネエ口調になる。
アニメの中の人はNHKの大河で謙信を務めたこともある本物のGACKT。よくつれてきたな。

  • 上杉景勝
CV:長嶝高士(アニメ)
上杉家の殿。
無口で絶対に笑わない男と称されるが、実際は笑顔が睨んでいる表情にしか見えないだけで普通に笑っている。
側近の直江兼続のせいでよくとんでもない目に遭う。

  • 直江兼続
CV:立花慎之介
ひたすら「愛」を強調したがるナルシスト気味な上杉家家臣。
ダメ出しの天才であり、石田三成とも「ダメだし甲斐がある」という理由でつるんでいる。
よく景勝の表情を勝手に解釈し、とんでもない目に遭わせている。

  • 仙桃院
CV:朴路美
謙信の姉で景勝の母。
見た目はまんま叶○子を若返らせた感じ。謙信などをさん付けで呼ぶ。
非常にバブリーな暮らしをしており爆乳である。
彼女の前だけ謙信はなぜかオネエ言葉になる。

  • 前田慶次
CV:杉山紀彰
戦国時代にあるまじき金髪ソリコミ髷を持つ大男。左頬に「不良」と刻まれた赤い刺青が入っている。
ツッケンドンで荒々しい性格だが、大のお人好しで極度の動物好き。
本人はイメージダウンを気にしており非常にツンデレである。
兼続に引き取られて前田家から護送…もとい出奔し、兼続に突っ込みまくる。


《武田家》

  • 武田晴信→武田信玄
CV:長嶝高士
甲斐の虎と称される猛将。剃髪前の「武田晴信」時代で描かれることも多い。
短気で荒々しく意見をころころ変えるせいか、あまり部下(特に下のバカ軍師コンビ)からは信用されていない。
(史実を大幅に誇張した結果)バイセクシャルであり、晩年には謙信になぜか恋してしまったことも。

  • 山本勘介
CV:園部好徳(ドラマCD)
信玄に仕える隻眼の軍師。ズーズー弁で話す。
小柄で髭面で色黒のブ男(今川氏直曰く「父さん(今川義元)よりブサイク」)であり、オマケに「治水」を「血を吸うこと」だと思っているなど、頭も相当悪い。
そんな彼が今まで武田家軍師として働けたのは、ひとえに父親思いの息子・勘市のおかげである。
幸隆とよく二人でつるんでいる。

  • 真田幸隆
真田昌幸の父親。
過去には信玄の父・信虎に領地から追い出されたこともあったが、勘介の紹介で信玄に仕えることとなる武将。
「戦国時代何でも百科」というアカシック・レコードを持っている。

  • 武田勝頼
信玄の次男で次期武田家当主。
顔こそ信玄にそっくりだが、ド天然で勘介とどっこいどっこいレベルのかなりのアホ。
一方で捕らえた鳥居強右衛門を罠にはめるなど親父譲りの狡賢さも持つ。


《真田家》

  • 真田信幸→真田信之
CV:岸尾だいすけ
昌幸の長男。関ヶ原合戦以後は真田家当主。金髪。
真田家の常識人でいつも父の昌幸と幸村の奇行にツッコミを入れている苦労人。
家康(と家康の家臣)曰く「底の知れない我慢」。
忠勝の娘、小松が妻のドゲザムライ。
実は史実では前妻とよろしくやって隠し子を作っているのだが、本作では「浮気がばれたら」と部下からからかわれただけで吐血してぶっ倒れた。

  • 真田昌幸
CV:伊藤健太郎
真田家当主で真田家暴走人1号。信幸、幸村兄弟の父。のぼりばしごのマサ。
幸村と気が合い、信幸をからかうことに生きがいを感じている。からかうためなら火の中水の中、危ないことも普通にする。

  • 真田幸村
CV:前野智昭
真田家暴走人2号。
昌幸の次男。父のボケに便乗し、兄の家庭を掻き回す。父には「ユッキー」と呼ばれる。働かないのに子だくさんのムラ。
髪はボサボサで前髪が長く、目がいつも描かれていない。
祖父や父を凌駕するウザさと面倒臭さを持ち、彼を召し抱えた者は往々にして頭を抱える。
実は戦っていた時期よりもニートだった時期の方が長いため、人質道の第一人者を自称している。
祖父の幸隆に似ている(というより髪の色以外同じ)。

霜月かいりの『BRAVE10』『BRAVE10S』には「殿といっしょ 出張版」が掲載されており、『ブレ10』に因んで真田十勇士が登場している。

  • 小松
CV:小林ゆう
信幸の妻で本多忠勝の娘(徳川家康の養女)。
腕っ節が強い上にいつも剣呑な表情をしており、完全に信之を尻に敷いているために鬼嫁扱いされている。
その鬼嫁度は江が信之に関して調査を行ったら「嫁さんがめっちゃ怖い」以外の情報が一切出てこなかったほどである。
ただ、信幸の思わぬ台詞に頬を赤らめたり、夫をいじめる徳川秀忠に拳を見舞ったりと、信幸を想ってはいる様子。ツンデレ


《徳川家》

  • 徳川家康
CV:桐本琢也(ドラマCD)
江戸幕府初代将軍。
知っての通り我慢強いのが特徴だが、我慢強さに固執するあまりドMの領域に達しており、
甕をぶち割る柴田勝家のヘッドバットを食らおうが、松明が倒れ込んで頭が大火事になろうが、
オッサンふたりにチューされそうになろうが我慢しようとするほど。
しまいには地面に腰を下ろすのを我慢して空中浮遊できるようになった。
そのくせプライドは人一倍高く、実は結構怒りっぽい一面もある。
幼少時代には織田家で「あの」信長の遊び相手をさせられていたせいで変に性格がねじ曲がってしまったらしい。

  • 本多忠勝
CV:坂本頼光
徳川四天王の一角で、戦国最強とも言われる武将。小松の父。
豪快磊落で細かいことは気にしない性格だが、「戦傷を負ったことが無い」ということに関しては執着を見せる。
そのことを知られた真田親子に「人間要塞真田丸」というひどい仇名を付けられてしまう。
家康教徒その1。

  • 本多正信
家康の側近であり、後に秀忠に仕える。
家康に「結婚したい」というほどの忠誠心を見せるホモおやじ。
家康教徒その2。
秀忠「たまたま苗字同じなのに仲わりーなこの二人…」

  • 徳川秀忠
CV:鈴木達央
家康の四男であり、江戸幕府二代将軍。ただ兄弟は全く出てこない。
家康の短気な部分を色濃く受け継いでおり、関ヶ原の戦いで自分の評判を落とした真田家(おもに信之)をイビるのに情熱を傾ける。
家督を譲ってもらえないのを我慢できずに刺客を放ったりするなどといったアブナい人物。

秀忠の正室であり、浅井長政&お市の三女。
髪の色は市に、顔は長政に似ており、母親似(自分より美人)である姉二人にはコンプレックスを持っている。
史実では烈女説があるが、本作では真逆の長政をより極端にしたような被害妄想の激しい女性であり、何かにつけて物事をマイナスに捕えがちな苦労人。
そのせいで宿敵である真田親子からはバッツさん(バツ2であることと掛けてある)と呼ばれ、からかわれている。
親父譲りのビビリで、親父を上回る花瓶に隠れる超能力を手に入れた。


《室町幕府・細川家》

  • 足利義輝
第十三代征夷大将軍。目元の涼しいイケメンだが、大剣豪であり重度の刀剣マニア。
しょうもない理由で暗殺者に敗北して戦死。

  • 足利義栄
第十四代征夷大将軍。義輝の従弟。一人称は「ク」。ネコ型ロボットみたいなマヌケな外見。
三好三人衆と組んで幕府復興を目指す。
「そんな奴いたか?」というくらい影が薄い。
でも創作作品の「足利義栄」としてはこれでも相当に出番が多い方である。

  • 三好三人衆
ぞんざいな顔と性格のぞんざいな扱いの噛ませ犬。

  • 足利義昭
第十五代征夷大将軍。ヘタレでモヤシでアホ。周囲から良いように扱われている。

  • 細川藤孝
義昭の側近。あらゆる教養に精通したインテリざあます。
将軍のことも「ウソついてまで励ます教養は持ってないざます」と呟くなど全く尊敬していない。

  • 細川忠興
最終巻で登場。外見は父そっくりだが語尾は「ざあんす」。
極めて苛烈な性格で、敵を自害に追いやるまで気が済まない凶暴な一面を持つ。
利家とは「信長からの寵愛」や「愛妻家」の教養をめぐって張り合う。

《その他》

他にも…
  • 前田家(信長と妻大好きな利家、巨乳なまつさん他)
  • 朝倉家(サボリ魔義景と虚弱景鏡、亡霊宗滴じいさん)
  • 島津家(熱血おバカ四兄弟とカゲのうすいおとーさん貴久)
  • 大友家(スケベ本マニアのうすらハゲ宗麟、人間発電機立花道雪、おにぎり法師高橋紹運、熱血バカの立花宗茂他)
  • 北条家(脱ぎ魔の一族)
  • 今川家(白ブタとサッカーバカ息子)
  • 毛利家(ケツに矢)
  • 蒲生家(とにかく怖い城主)
  • 最上家(オーメン)
  • 竜造寺家(熊と猫)
…etc.

などがある。
勿論全部はやらないけどね。 


【メディア展開】

2009年6月にはドラマCDが発売され、2009年11月には第二弾が発売。
その後OVA(約1時間アニメ)が2010年3月25日に発売され、2010年7月よりテレビアニメが放送(15分アニメ)。
更に2011年4月には第2期が放送された。
また、舞台劇化もされている。

その他、メディアファクトリーから刊行されている『ナレッジエンタ読本』第22巻「それは誤解だ戦国武将!」では、本作が挿絵としてコラボしている。

【クロスオーバー】

  • 殿といっしょ 出張版
霜月かいりの合法エロ漫画『BRAVE10』『BRAVE10 S』巻末に掲載されている出張4コマ。
真田十勇士を題材としているが、本編に出てくる徳川家の皆さんなども登場している。
後に『殿いつ』の方にも「出張版」の海野六郎、穴山小介*3、三好青海入道、そして初登場となる息子の真田幸昌(大助)が出演。
ちなみに『殿といっしょ』1巻では霜月氏がお礼にチチ眼帯を付ける政宗像を書き下ろしている。

  • 信長の忍び コラボスペシャル
重野なおき信長の忍び』(白泉社)との、出版社の壁を超えて戦国4コマ同士での夢のコラボ。
『殿いつ』には重野の、『信忍』には大都の書き下ろし4コマが掲載された。


皆の若殿♪ 可愛い若殿♪

〇  〇  〇
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笑って~♪天下を狙え~♪
(追記・修正)眼眼いこうぜ~♪

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最終更新:2024年02月16日 14:31

*1 扇風機、映写機、脳波測定器など

*2 史実における号「不識庵謙信」をもじったダジャレ。

*3 ブレ10同様に巨乳美女である。