おおぞらに戦う

登録日:2011/12/30(金) 02:11:24
更新日:2021/10/12 Tue 22:06:29
所要時間:約 3 分で読めます




おおぞらに戦うとは「ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君」のラスボス、暗黒神ラプソーン戦で流れる曲である。
作曲者はもちろんすぎやまこういち氏。


正確にはパーティ全員で7回神鳥の杖に祈りを捧げてラプソーン第二形態のバリアを破った後の決戦時に流れる。
この「祈りを捧げる」という行動はパーティ全員で行わないと効力が無い為、最低7ターンはパーティの行動が制限されることになる。

しかもラプソーンも攻撃してくるので回復も行わなければならず、初見時はほぼ確実に7ターン以上かかる。
かといってバリアを無視することもできないので、正直バリアを剥がすまでは作業感が拭えない……。
しかし、バリアを剥がした後に流れるこの曲はそんな作業感、疲労感を全て拭ってくれるほどの名曲なのである。

この曲の最大の特徴はなんといってもドラクエシリーズでも屈指の名曲である「おおぞらをとぶ」の旋律が用いられていることだろう。

知らない人の為に解説すると「おおぞらをとぶ」とは「ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ……」に登場する聖なる鳥、
ラーミアで空を飛ぶ際に使用されている曲で、スト2やKHシリーズで有名な下村陽子女史をして、
もし自分にこんな曲が作れたらその瞬間に死んでもいい」と言わしめた程の曲である。
当然ファンからの人気もダントツであり8でも神鳥の魂で空を移動する際のBGMとして用いられ、プレイヤーを驚かせた。

更にプレイヤーが「なんでおおぞらをとぶが使われているんだ?」と疑問に思っていたであろうところにこの曲である。
ひたすら祈りを捧げる作業を終えて「いざ決戦!」と意気込むプレイヤーの前に鳴り響く勇壮なBGM、
そしてその合間には「おおぞらをとぶ」の旋律……ラスボス戦で思わず涙がこぼれてしまったプレイヤーもいたとかいないとか。

そして名曲の中暗黒神を倒し見事エンディングを迎えたプレイヤーに明かされる衝撃の事実。

そう あの世界ではたしか……ラーミアと。

なんとゲーム中お世話になった神鳥レティスはラーミアだったのだ。

ラプソーン戦はラーミアに乗り、おおぞらをとぶのアレンジ曲を聞きながらの決戦だったのである。胸熱……。
曲そのものの完成度や「ラーミアに乗りながら戦う」という演出はドラクエファンの心をがっしりと掴み、
ドラクエシリーズのラスボス曲の中ではかの名曲「勇者の挑戦」(のラスボス戦)に次ぐ人気を誇るまでに致ったのである。

なお、タイトルが日本語として少しおかしい。
これは、発売前にamazonがサントラのページで全曲一覧を公開→その中には(BGM的に)最大のネタバレである「おおぞらで戦う」が含まれていた。
→スクエニが激怒し、すぐさま全曲一覧を削除→再公開された時はタイトルが変わっていた……と言う流れによるものである。


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最終更新:2021年10月12日 22:06