マツダ株式会社

登録日:2012/06/08 Fri 08:22:15
更新日:2024/02/09 Fri 14:36:23
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zoom-zoom

Be a driver.

マツダ株式会社とは広島県府中町にある自動車メーカーである。広島市じゃないよ
社名は創業者の苗字と、ゾロアスター教アフラ・マズダから来ている。

広島市に囲まれても府中町が存続出来る程の影響力を持つ。おかげで府中町はマツダの企業城下街になり、日本一人口が多い町になった。その数約5万人。
因みに東京都千代田区(秋葉原や皇居や永田町がある所)が約4万8千人。

国内工場の殆どが広島県や山口県にあり、他の自動車メーカーが国外生産を軸にする中で国内生産にこだわっているメーカーである。

日本国外ではフォードとの提携で知られ、1979年から2015年までは株主であった。
フォードのディーラーである「オートラマ」の店舗では自社のOEM車種が独自の車名で発売されていたほか、一時期は本国フォード車の輸入販売も行っていた。

次項で述べるように技術偏重の傾向があり、過去2回ほど経営危機に陥っている。
バブル期には調子に乗ってトヨタや日産に習って車種を十倍近く増やし、販売店を5系統*1にして売上を増やそうとした時期があり、そのままコケた*2
そしてそのまま当時提携関係にあったフォードに買われたが、再建策が功を奏しその後フォードの超優良子会社となった。
現在はフォードからも独立し、トヨタ自動車と業務提携を実施。現在トヨタは同社の2位株主で、商用車については同社のOEMとなった。


特徴

冒頭の「zoom-zoom」をキャッチコピーに出しているが、
これは英語で「ブーブー(走行中のエンジン音)」を意味する子供言葉で、走る楽しさを伝える為に工夫をしているのが特徴。
そのためマツダは機動性を重視した車作りをしている。
機動性を高める為軽量化や足回りの強化等、パワーやスピード等よりキビキビ走る楽しいクルマをつくるのがマツダである。
新型車がフルスカイアクティブテクノロジーに切り替わった2013年以降は「Be a driver.」が新たなキャッチコピーに。

これは新型エンジン開発やスカイアクティブテクノロジーにも関わっている。
企画段階からHVや電気自動車が注目される中、“走りが楽しくないと意味がない”と考えてエンジンだけでHVに勝てる車を造る事にしたのだ。
これはHVや電気自動車で増えるバッテリー重量がハンドル操作を鈍くする事を嫌ったマツダの考え方だ。
ついでに言うとカタログ燃費で有利になるCVTも楽しく無いからと投げ捨てるという素敵なレベル。

そんなマツダはロータリーエンジンの様な夢のあるエンジンから、スカイアクティブテクノロジーの様なこれからの時代のエンジンまで幅広い分野を製作している。
現在はスカイアクティブテクノロジーを中心に展開していく一方、ロータリーエンジンの研究開発も継続しており、2023年からロータリーエンジンを発電機として使用するモデルの導入を発表した。


歴史

1920年、東洋コルク工業と言うコルクメーカーとして創業。
そこから9年後に初めて車両を製作。最初は単車だった。

1950年、初めて四輪を製作。CA車と言う名の小型トラックを発売した。

1960年、初の四輪乗用車であり当時では異常スペックの名車「R360クーペ」発売。早過ぎるだろ…

1962年、日本初の4ドア軽自動車「キャロル」発売。

1967年、マツダの顔になるロータリーエンジン搭載車「コスモスポーツ」発売。

1971年、ロータリー搭載の「サバンナ」が優勝し、ハコスカGT-Rの50連勝を阻止。

1978年、名車中の名車「RX-7」発売。あのお馴染みのになるのは1991年。

1989年、後にギネス記録に載る事になる「ロードスター」発売。

1991年、ル・マン24時間レースで「マツダ 787B」が総合優勝する。

1996年、「デミオ」発売。

2009年、新型エンジン発表。ここから「スカイアクティブテクノロジー」搭載車が増えていった。


車種紹介

現行車種

商用車・OEMをのぞき、全てが「魂動(こどう)デザイン」と呼ばれるデザイン言語に則ってデザインされている。生き物に宿る躍動感や美しさをモチーフとしており、2019年に発売された「マツダ3」以降の新世代商品群ではボディパネルのキャラクターラインを排し、ボディパネルの面の美しさ・光の移ろいをフィーチャーしたエクステリア、各種素材やボタンの押下感・音響にまでこだわったインテリアを採用するなど、より高次元に纏められた、コストパフォーマンスに優れたモデルが登場している。

○コンパクト

●マツダ2
2019年9月の一部改良を機に「デミオ」から改称。
元はフォードブランドで発売された「フェスティバ」を源流に持つBセグメントカー。
「デミオ」は当初コンパクトトールワゴンとして登場し、10万台を売り上げてバブル崩壊後に傾きかけたマツダの経営を立て直した。
このクラスの車としては珍しく「1Lエンジン」の設定が無く、1.5Lガソリンとディーゼルターボの2本構成。
競技用ベース車として15MBという6速MTしかない男気溢れるグレードも存在する。
ちなみに海外市場向けにセダンも存在しており、日本では教習車専用として発売されている。

○4・5ドア

●マツダ3(ファストバック/セダン)
「ファミリア」→「アクセラ」の系譜となる5ドアハッチバック・4ドアセダン、改名したのは2019年5月の現行モデル(4代目)へのモデルチェンジ時。

●マツダ6 (セダン/ワゴン)
「カペラ」→「アテンザ」の系譜となるセダン・ワゴンで同社のフラッグシップモデル、改名したのは2019年8月の一部改良。
2024年春に生産・販売を終えアテンザ時代から21年、カペラ時代から54年の歴史に幕を下ろす予定。

○SUV

●CX-8
海外市場専用の「CX-9」と多くを共用しながら、ボディサイズを日本市場専用にしたモデル。広島県では公用車として使用、7人乗りと6人乗りが選択でき、MPV・プレマシー・ビアンテと言ったミニバン群の後継的役割も果たす。
2024年春に生産終了し、新型の「CX-80」にバトンタッチ予定。

●CX-5
グローバルで売れているマツダの人気SUV。SUVの世界的人気もあって売れに売れている。

●CX-30
CX-3とCX-5の間に位置する、マツダ3以降の新世代商品群第2弾。なんで「CX-4」じゃないのかというと、既にその名前は中国市場向けのSUVで使用済みだったため。

●CX-3
SUVの中では一番コンパクトなモデル。一応MAZDA2がベースなのだが、ボディサイズが若干異なる。そのせいで補強が必要になったが、補強材を追加するのではなくプレス型を作り直して肉厚を上げたという追加投資金額を気にしない姿勢が語り草に。

●MX-30
マツダ初の量産EV。……なのだが、欧州とは違って日本ではマイルドハイブリッドからの展開となった。
観音開きの「フリースタイルドア」や、コルクや再生材を用いたおしゃれなインテリアが特徴。デザインはかつて発売されていたルーチェロータリークーペのオマージュ。
そして前述したロータリーエンジン復活第1号は本車種で、「Rotary-EV」と名付けられたPHEVである。
搭載するREは試作エンジンの16Xをベースに開発された新設計となる8C型で、量産車に新設計のREが導入されるのはこれもルーチェロータリークーペ*3以来。

●CX-60
2022年に発売された大型クロスオーバーSUVで、マツダ初のプラグインハイブリッド車。
ディーゼルターボには新開発の直列6気筒エンジンを搭載。

○スポーツ

●ロードスター
当時絶滅状態にあった小型のオープンカーを復活させたエポックメイキングな車で、販売記録がギネス世界記録に掲載された化け物モデル。
初代はユーノスブランドで発売され、今もアフターパーツが販売されたり、メーカー側がレストアサービスを始めるなどなお根強い人気を誇る。
4代目になっても既存に囚われない発想とそれを製品化してしまう努力で1t切りを達成、何かおかしい。ハードトップ仕様の「RF」もラインナップされている。

○その他

●軽自動車群(フレアシリーズ・キャロル・スクラムシリーズ)
スズキからのOEM車両。

このうちキャロルは60年代とバブル期の間に長い中断があり、前者の60年代のキャロルは後のファミリアの源流。
後者のバブル期以降のキャロル、特に「オートザム」の軸となった2代目キャロルは「かわいらしさ」を重視したデザインで女性人気が高かったマツダ版パイクカーとして知られる、なおこの時からエンジンはスズキ製である。現在は全車がスズキ車のOEMに切り替わった。
●キャロル
アルト(ry
●フレア(旧AZワゴン)
ワゴンR(ry
●フレアワゴン
スペーシア(ry
●フレアクロスオーバー
ハスラー(ry
●スクラム(ワゴン・バン・トラック)
キャリィとエブリィ(ry


●タイタン
いすゞから(ry 商業トラック。

●ファミリアバン
日産(ry→トヨタ(ry

●ボンゴ
商業トラックとバン。キャンピングカーによく改造される。
1966年に発売された初代はワンボックスカーの代名詞と呼べるほどのベストセラーとなり、
ファミコンやウォークマンの如く、どこのメーカーの製品であってもワンボックスカーが「ボンゴ」と呼ばれてしまうという事態を引き起こした。
2020年以降トヨタの(ry
なお、自社時代には「スペクトロン」の車名でフォードに供給されていた。

●ボンゴブローニイ
ハイエース(ry

過去の主力車種

RX-7については当該項目を参照。

○ルーチェ(1966~1995)
「広島ベンツ」とも呼ばれた高級セダンで、2代目以降はロータリーエンジン車もラインナップされ、一貫してフラッグシップモデルとして君臨していた。
3代目は運輸省への届け出ミスでサブネーム変更を余儀なくされたり、見た目が当時発売されていたクラウンとパクリってレベルじゃねーぞ!というぐらいそっくりとネタに事欠かせない。
乗用モデルは1991年に販売を終了したが、営業用車として発売を継続。
営業用車は4代目が「カスタムキャブ」という名称で5代目と並行して生産・販売されていた。

○コスモ(1966~1996)
前述の通り、世界で初めてロータリーエンジン搭載の量産車として発売されたクーペモデル。
初代は未来的なデザインから「帰ってきたウルトラマン」のマットカーにも起用された。
最終モデルとなった4代目はユーノスブランドのフラッグシップとして開発され、上級グレードは市販車では世界初*4となる3ローターエンジンを搭載した。
3ローターはV型12気筒エンジン並の滑らかさを持つ一方、燃費はリッター3.0キロと恐ろしいことになったが。

○ファミリア(1963~2003)
マツダを代表する小型車の車名。
4代目からFFとなり、マツダ最速で100万台を達成するなど売れに売れた。
赤いファミリアに使用することのないサーフボードを載せて女の子をナンパする「丘サーファー」なる流行語が生まれたと言えば、その売れっぷりの半端なさがうかがえるだろう。
他社でもあからさまにパクった同様の車種が出てくるなど、ホンダ以外ではマイナーだったFFを一挙に大衆化させた立役者。
自社製造は「アクセラ」に引き継がれる形で消滅したが、さすがに惜しいと思ったのか、キャロルとともに令和の今も商用車として車名が生き残っている。
自社設計時代にはフォードには「レーザー」の名前で供給されていた。

○カペラ(1970~2002)
中型車の代表車種。
初代はロータリーエンジンを搭載し、箱型車体にもかかわらず当時のポルシェに匹敵するチート級の性能を持っていた。
レシプロに変更後は欧州市場を意識した設計となり、当時の日本車では珍しい5ドアハッチバックもラインナップされていた。
クロノスの悲劇?知らんな。
こちらもフォードに「テルスター」の名前で供給されていた。

○サバンナ/グランドファミリア(1971~1978)
前述の通りスカイライン50連勝を阻んだスポーティカーだが、4ドアやバンも設定されるなど、ファミリアとカペラの間を埋める小型車の位置づけだった。
レシプロ版はグランドファミリアの車名で、フロントマスクがサバンナと微妙に異なる。

○フォード・フェスティバ(1986~2003)
フォードと名乗っているが開発はマツダで、海外では「MAZDA 121」の車名で発売された。
ファミリアの下を埋めるリッターカーで、キャンバストップをつけたオシャレなスタイルが女性ユーザーに受け日本フォード車では最大のヒットを果たした。
このリッターカーの系統は「オートザム・レビュー」→「デミオ」へと引き継がれることになる。

○RX-8(2003~2012)
RX-7の製造終了後に登場した現時点では最後のロータリー・スポーツ。
観音開きドアを備えた独自の4ドアスタイルが最大の特徴。
最新鋭ロータリーエンジン「RENESIS」を搭載した。
開発秘話は『プロジェクトX~挑戦者たち~』でも放送されている。


一代限りの珍車たち

マツダには売れ行き不振からモデルチェンジされることなく発売終了となったコアな車種も数多く、それがファンを引き付けている点でもある。
現存数も非常に限られるので見かけたらラッキーといってもいいだろう。
特にバブル期に登場した車種はレイアースに名前が流用されたので地味に有名。
以下はその中でも抜粋する。

●ルーチェロータリークーペ(1969)
ルーチェを名乗っているが当時発売されていたセダンとは全くの別物。
スタイルは非常に美しくロータリーエンジンも他車種と互換性のない13Aを用意したが、各所で仕上がりの不備が目立ち、976台で製造終了。
何気にマツダ初の前輪駆動車でもある。

●シャンテ(1972)
ロータリーエンジンを積むはずだった軽自動車。
ホイールベースを広く取ってスペースに余裕を持たせるという当時としては画期的な設計だったにもかかわらず、その特徴はまるっきり生かせず、マツダの軽乗用車一時撤退とともに廃止。
結果マツダが自社で全面開発した最後の軽自動車となった。
ちなみにロータリー搭載は雨宮さんが実現させている。

●パークウェイロータリー26(1972)
世界で唯一であるロータリーエンジン搭載のマイクロバス。
なんでもロータリーを積んでしまおうというマツダの狂気が感じられる一台。
総販売台数は44台で、ドイツの博物館に1台が保存されている。

●REPU(1974)
日本でも発売されたプロシードのエンジンを変更したもので、北米輸出専用車種。
REPUは正式な車名ではないがこれで十分通じる。
なんでもロータリー(ry
アメリカでは人気が高く、ミニカーブランドの「ホットウィール」でも製品化されている。

●ロードペーサー(1975)
マツダ初の3ナンバー車。トヨタ・センチュリーや日産・プレジデントに対抗できるプレステージサルーンとして発売された。
なんでも(ry
3ナンバーを自社開発できる余裕はなかったので、GMブランドのホールデンと業務提携を結び、ボディを流用。
大きな車体にロータリーの力不足という悪いところが目立ち、799台で生産終了。

●エチュード(1987)
ファミリアをベースとしたハッチバッククーペ。
バブル期らしくCMが非常にオシャレである。
車両性能はまんまファミリアで差別化が出来ず、1代限りで終了。
ファミリアベースのスペシャリティというコンセプトはファミリアアスティナ→ランティスへと引き継がれた。

●ペルソナ(1988)
トヨタのカリーナEDに対抗して生まれた4ドアハードトップ車。
女優のイングリッド・バーグマンをイメージしたというものすごいコンセプトで、
革張りの豪華なインテリアを前面に打ち出し、CMでも内装を最優先でアピールした。
当時の日本車では珍しく、シガーライターと灰皿が標準装備されていなかった。

●オートザム・AZ-1(1991)
ガルウィングドアを搭載した軽自動車のスーパーカー。
同時期に発売されたホンダビート・スズキカプチーノと並び「平成ABCトリオ」と称された。
販売台数は3者の中で最も少ないが、その遊び心あふれるデザインからコアな人気を誇る。
エンジンはスズキからのOEMで、スズキにも「CARA」として供給された。

●オートザム・クレフ(1992)
当時マツダで発売されていた中型車「クロノス」のオートザム版。
3ナンバーなのにレビューに似せた丸みを帯びすぎたデザインがまるっきり不評だった。

●ランティス(1993)
ファミリアアスティナの後継車種として登場したモデル。
このクラスでは珍しいV6エンジンを搭載しており走行性能は抜群だったが、
バブル崩壊と消費者が居住性志向に変わったことからあり売れ行き不振で発売終了。
全日本ツーリングカー選手権にも参加したがこちらも全く振るわなかった。
その先進的な設計から今なお人気が高く、2020年に実施したマツダ100周年人気投票では並み居る名車を抑えて堂々の第1位に輝いている。

●ボンゴフレンディ(1995)
ミニバンブームに突如降って湧いた車種。
スッコーンと屋根が上がってテントになるオートフリートップが特徴。
フォードには「フリーダ」の名前で(ry

余談

  • 昔は不人気メーカーで、新車でも2割3割値引きするのが当たり前だった。
    そのため一度マツダ車を買うとマツダ車以外に乗り換えににくく、MAZDA地獄とか呼ばれた時期もあったり。
  • 群馬県でとある殺人事件に使われたため群馬県では不人気。まあ、群馬県にはキャラがかぶるスバルがいるし、とある車漫画の舞台にもなってるし。
  • 不人気メーカーだったせいか、メディア戦略には積極的な面もあり、しばしばテレビドラマや映画には車両提供を行っている。
    特に太陽を盗んだ男では、当時新車のコスモとRX-7を提供しカーチェイスを演じさせた上に破壊している。
  • かつては韓国の自動車メーカー・起亜自動車と業務提携を結んでおり、起亜が経営破綻する1999年まで同社の車種がライセンス生産されていた。起亜で製造されたフェスティバの4ドアセダン・5ドアハッチバックは日本でも発売されたことがある。
  • 冒頭に挙げた府中町の例でも分かる通り、地元広島県の経済に大きな影響を与えているほか、広島東洋カープサンフレッチェ広島も同社の強い影響下にある(カープは創業家の松田家と並ぶ大口株主、サンフレは母体がマツダのサッカー部)。広島県では地産地消運動の一環として、「自動車はマツダを買いましょう」というスローガンまで登場している。



追記・修正はマツダ車を愛するオーナーの方々がお願いします。

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最終更新:2024年02月09日 14:36

*1 本家本元で幅広い車種を扱う「マツダ」、RX-7を始めとしたスポーツカーがメインの「アンフィニ」、ヨーロッパのイメージを持たせた「ユーノス」、キャロルを始めとした軽自動車や小型車を扱う「オートザム」、フォード車を取り扱う「オートラマ」の5系統

*2 ちなみに、当時の販売チャネルのうち「アンフィニ」「オートザム」は現在も店舗名として残存している。また、この時期に販売されたユーノス・ロードスターが唯一の生き残りである

*3 ロータリーエンジンは初期に開発された10Aをベースにローターやハウジングの厚みを増したものが使用されており、基本寸法は全て同じである。

*4 3ローター搭載の車種は1980年代にソビエト連邦の警察向け車両として実用化されているため。余談だがソビエト→ロシアには日本では市販されなかった1ローター車など、ロータリーエンジン車が多数ラインアップされており、その全貌は今なお明かされていない。