花丸木

登録日:2010/11/11(木) 22:53:50
更新日:2021/10/27 Wed 19:46:01
所要時間:約 5 分で読めるらむ




花丸木

CV:内藤玲(旧アニメ)・森嶋秀太(新アニメ)
ドラマ版キャスト:染谷将太

花丸木(はなまるき)は浜岡賢次の漫画作品「浦安鉄筋家族シリーズ」の登場人物。
主人公・小鉄の姉である大沢木桜の(一応)彼氏で、同作を代表する名物キャラクターの一人。

初登場は無印第6話。
「桜の不細工な彼氏」ネタを含む無印第3話にも花丸木とは別の彼氏が登場しており、どことなくキャラクターが似ているため、その名無しのキャラをより洗練させたのが花丸木かもしれない。

作者が特に好きだと語るキャラクターであり、花丸木の登場回は作者が好む海外コメディのような単純な舞台設定ながら、凝った展開を見せるエピソードである事が多い。
それだけにエピソードを作るのも難しいらしく、巻末の作品評では反省のコメントが出る事も少なくない。
「彼は面白くなければ嫌だから」との事で、無印中盤以降は出番が減らされていたが、最近では脱ぎのみに拘らないエピソードが作られるなど、新しい可能性を見つけた様子である。

【人物】

初登場時から「そばかす」「テカった七三分け」、「くねくねした容姿」という外見的特徴はあったが、性格やキャラクターは全く異なっていた。
桜に会いに来て顔を赤らめたり、年齢相応にテンションの高い様子を見せたりしていたが、娘の彼氏に嫉妬した大鉄と悪ノリした小鉄&スタスキーに暴行を受け、桜に謝られるものの許さなかった事でキレ返される……というオチであった。

しかし、その後登場を重ねる毎に幼児化、天然化、純朴化が進行。
あまり時間をかけずに服脱げキャラ・幼児キャラという現在の花丸木が完成した。

星印のシャツとバックル、ジーンズがトレードマークで、ファッションに拘りのある様子も見られるが、古いジーンズが破け、新しいジーンズを買いに店に向かった際には、下半身丸裸で店まで来た上にノーパンでジーンズを穿こうとしたりと、やっぱりおかしい。

非常に純朴な性格ゆえ、いじめられっ子との設定がある。こんな奴いじめんなよ人でなし……。
しかし、純朴であるが故に花丸木を知らない子供達にとっては花丸木の優しい雰囲気は魅力らしく、小学校に入り込んだ時は低学年の生徒から自然に仲間として受け入れられた。
あかねが「赤ちゃんがそのまま大きくなったみたい」と評した事があるが、まさに花丸木にふさわしい言葉である。

喋り方に特徴があり、当初は効果音として付けられていた「らむー」「ちむー」「らむーん」などを語尾に付けて喋る。

【服脱げ】

花丸木と言えば服脱げ、服脱げと言えば花丸木……と言うほどに、花丸木の服脱げネタは作中に浸透している。
普通に歩いているだけなのに、電柱の金具に引っ掛かるなど、簡単な理由ですぐに全裸になってしまう。
最近では登場した時点ですでに裸である場合も多く、慌てた桜が大急ぎで落ちている服を集めに走る……という展開も多い。
脱ぎのパターンは非常に多彩で、本誌の高橋ヒロシ企画に便乗した「WORST」ネタでは、不良に顔面を打ち抜かれた……と思いきや、無傷で学ランだけ脱げるという神技を見せた。

【その他・特技】

現在では消えてしまったが、一時期お尻になんでも挟まるという設定があった。
お尻には自分の身体よりも遥かに大きな物でも挟まり、松五郎王国に迷い込んだ際には虎の尻尾を挟んでしまい、あかねに重傷を負わせた事もある。

いじめられっ子という境遇ゆえ、ランドセル持ちが得意という設定もある。
小学生時代には毎日他人のランドセルを背負わされ、卒業式にはクラス全員のランドセルを持つ偉業を成し遂げたらしい。

【交友関係】

  • 大沢木桜
(一応)彼女。
登場初期には恋人としての自覚があったのだが、現在では花丸木が桜をどう思っているかは不明。
健気に世話を焼いてくれる桜の事は勿論好きなようだが、桜のうっかりで被害を被る事も多い。
ただし、クリスマスなどのイベントはあくまでも桜が花丸木を付き合わせているだけである。

  • 小鉄軍団
天敵。
そのキャラクターの面白さからバカにされたり、からかわれたりしており、「ちびっこギャング」と呼んで恐れている。
小鉄らの姿を見かけただけで怯え、姿を消そうとして逆に目立ち見つかってしまう事も多い。
直接的には危害を加えられた事のないあかねすら恐れている事からも、その根の深さが窺える。

  • 大沢木順子
桜の母親。
当初は花丸木を変人と呼び、警戒していたが、現在では普通に受け入れている。

  • 大沢木大鉄
桜の父。
初めて対面した時には「お前は味噌か」「シナチク野郎」「ピーマン野郎」と、様々なあだ名で侮蔑した挙句、勝手に花丸木が桜を妊娠させる妄想をして激怒、鉄拳を見舞った。
その後も花丸木の事を一方的に嫌い続けていたが、バックルに花丸木が引っ掛かったエピソードでは、自身の適当さもあり、くっついた状態で抜群のコンビネーションを発揮。途中で花丸木にのり弁をおごってあげるなど、優しい一面を垣間見せた。
最終的には「意味わかんねーよ!!」と、二人纏めて桜に張り倒された。

【余談】

ドラマで花丸木を演じた染谷将太は、ドラマが放送されていた時期にNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で織田信長を演じており、花丸木を演じる染谷氏を見て、日曜日に信長を演じている人とは思えないとネットで言われていた。
因みに、染谷氏は昔からの原作ファンだったそうで、ドラマの話が出る以前の時点で巻末にインタビューが載ってた程で、その時には「春巻を演じるのは自分」と答えていた。
……短い時間のインパクトという意味なら春巻より強烈なヤツを演じることになった訳だが、あの再現度は原作愛の為せる業だったのかもしれない。


「花丸木くん! 追記、修正!」
「ちむ……あっ、なんで裸らむー!? 桜ちゃんの脱がし屋Xー!!」
「はぁ!? 何でよ、ちょっと待ちなさーい!!」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 浦安鉄筋家族
  • 元祖!浦安鉄筋家族
  • 毎度!浦安鉄筋家族
  • ボンボンらむーん
  • 純朴少年
  • ビックリ人間
  • 芸術的に服を脱ぐ男
  • ちびっこギャングは怖いらむー!
  • らむむむむむ
  • らむー
  • らむ~ん
  • 奇跡の尻を持つ男
  • どこがいいんだ桜!?
  • 実は優しい
  • 赤ちゃん
  • 星好き
  • 内藤玲
  • 森嶋秀太
  • 花丸木
  • 染谷将太

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2021年10月27日 19:46