エリカ・フォンティーヌ

登録日:2009/08/03(月) 12:05:04
更新日:2023/08/31 Thu 23:20:52
所要時間:約 7 分で読めます




サクラ大戦シリーズの登場人物。


巴里華撃団最古参の隊員。
平時、巴里はモンマルトルの教会でシスター見習いとして働き、夜は巴里華撃団本部の表の顔である劇場「テアトル・シャノワール」で踊り子を勤める。
フランス出身。パーソナルカラーは赤。

かなりの潜在霊力を持ち、その自覚のない幼い頃より傷を癒やしたり荒れ地に水を湧かせたりするいわゆる「奇跡の力」を発揮していたが、
その異端の力を恐れ自ら修道院に入っていた。


底抜けに元気で明るい性格で常に笑顔を絶やさず信仰心も厚い。趣味は聖書の朗読や人助け、お祈り。
どんな相手にも優しく接し、また人々に奉仕することをなによりの喜びとするエリカはまさにシスターの鑑のような人物だが、
重度の天然ボケとそそっかしさがそれを空回りさせている。

町を歩けば看板に、店を歩けば扉に頭をぶつけ、教会で庭の手入れをすれば花壇の花まで全てむしり、聖母像の掃除では跡形もないほどバラバラに砕き、
出撃時には毎回自分の霊子甲冑を通り過ぎ過ぎてしまうなどその奇行には枚挙に暇がない。

また料理は嫌いではないがその腕前は壊滅的で、月に一度教会が行う炊き出しでは不幸な人がより不幸になり、
その手料理を最後まで食べきれたのは巴里華撃団隊長の大神一郎ただ一人である。

「毎食プリンでもいい」と豪語するほどプリン好きであり、作中では空になったプリンのカップを山と積む姿を見られる他、
サンドイッチの具にはメロンとプリンを希望したり、果てはシャワーを覗かれても高級プリンで許すほどの熱心なプリン教(狂)信者である。
ちなみにエリカは毎日日記という名の献立表を書いていて、その量はノート10冊に及ぶとか及ばないとか。

また日本に強い憧れを持つエリカは大神のウソでチョンマゲとタタミ(畳)には免許が必要だと信じており、
将来自分の髪型もチョンマゲにすべく、近いうちに大神と免許を取りにいく約束をしている。
ちなみに巴里華撃団・凱旋門支部長である迫水典通はチョンマゲについてのラジオの取材に対し「チョンマゲは着脱自在で、今日は家に置いてきた」と語っている。



平時エリカは見習いの身分からか、両肩に十字架模様をあしらった赤染めの修道服という趣味的な格好をしており、
そのスカートの下には常にマシンガンを忍ばせている。
有事の際には貴族のパーティーだろうとガラの悪い酒場の中だろうと乱射するが、
時々街中で所持がバレて警察に捕まることがあるため度々大神が身元引受人としてエリカを迎えに行くことになる。

そんな頼りない雰囲気を漂わせるエリカも戦闘時には真っ赤な霊子甲冑を駆り、頼もしい隊員の一人として立派に活躍する。

エリカの霊子甲冑の武器は光武F時はマシンガン、光武F2で時は右手一体型のガトリング砲で、
近中長距離間合いを選ばず、一機の敵を中心に弾丸をバラまく広範囲な攻撃を行う。
攻撃力こそ高くはないものの、信頼補正によっては敵を一度に複数攻撃、バタバタと倒してみせる。

移動範囲も広く、同隊員であるコクリコ機のように敵機や味方機をジャンプして追い越す能力があることから一撃離脱方式の戦い方で防御力の低さを補うこともできる。

エリカ機の必殺技はいずれも回復技であり、帝国華撃団のアイリスのように広範囲の味方機を一気に回復させることができる。

特に光武F2での初陣では空を飛び敵の注意を引きつけ、サクラ大戦4では更にバレルロールをしながら敵を次々と撃破した。

必殺技ではあえて名前は伏せるが「あの人」が出ることもあってこれも必見。ファンには嬉しい仕様になっている。




またエリカは平時でも癒やしの力を発揮。どこからともなくマラカスやタンバリンを取り出し、一度聞いたら忘れられない奥義「おはようダンス」を炸裂させる。
なお、「おはようダンス」には「改」バージョンも存在する。

ちなみにエリカが寝起きの相手に対して「おはようダンス」を行うのには理由があり、
大神が帝都から赴任してくる以前、警察の手から逃げようとするロベリアと偶然ぶつかりそのまま手違いで二人とも拘置所に入れられた際の
「こんなことになるんなら、あのとき気に入った男とベッドにでもしけこんどきゃ良かった」というロベリアの言葉を端に発している。

そのとき「ベッドで男の人となにをするのか」と尋ねたエリカは「楽しいコトだ」とだけ教えられ、
後に身元を引き受けに来たレノ神父に「楽しいコト」の意味を聞く。
朝から警察署の前でそのような破廉恥な事を言えるはずもない神父は考えた末に「親しい男女は朝起きたらダンスを踊るもの」と答え、
以来エリカはおはようダンスを踊るようになったのである。


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おっはよーおっはよー
ボンジュ~ル♪
    ヽlノ    シ
   〆⌒ ⌒\ シ ャ
   / lノノ)ノ|ノ ャ カ
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単にエリカがアホの娘だからというわけではない。
たぶん


歌謡ショウではカンナの中の人である田中真弓に「イッちゃってる人」呼ばわりされた。
ちなみにイッちゃってるランキングでは当然の1位(余談だが2位はジェミニ)。
ジェミニのフォローもあり、「1位になれるのは素晴らしい事」と本人は特に気にしてない様子。

ちなみにサクラ大戦4を制作する際、帝都のメインヒロインであるさくらが巴里のメインヒロインであるエリカに比べてあまりにも地味過ぎるために、
シナリオのあかほりさとるはバランスを保つのに苦心したらしい。

SEGA、バンナム、CAPCOMのお祭りゲーム『PROJECT X ZONE』にジェミニ・サンライズとチームを組んで参戦した。
こらそこイッちゃってるコンビとか言わない。

何故かおはようダンスで状態異常を治す。
しかも攻撃にも使う(一応基本はマシンガンだが)
蒸気鉄人やアラガミ、ゲシュペンストやタイラントだろうがお構いなしにマラカスでブッ飛ばしていく姿は完全にギャグの域を超えている。
もうツッコむまい。ぼんじゅーる♪

必殺技では黒猫タイツでにゃー♪っとしてくれる。すごい可愛い。てか黒猫をカットインにする為だけに技の発動時で着替えさせている。

本作では紐育から研修と観光を兼ねて巴里へとやって来たジェミニを教会へと連れていく最中に、
二人揃ってゴッドイーターの世界へと飛ばされてしまい事件に巻き込まれていく。

相方と二人揃ってボケ担当の為、彼女らの掛け合いはツッコミ不在のまま突き進むカオスな内容のものが多い(フレン曰わく独特のノリ)


続編の『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』では突如現れた金の鎖の調査のために、大神とペアを組む。
また、せがたとさくらがじゃれあっているのを見て自分達も真似しようとした(※その後さくらに止められました)


バンダイナムコのゲーム『スーパーロボット大戦30』にも有料DLCでの追加キャラとして登場。
巴里華撃団として活動中、スパロボ30の世界に飛ばされ、同じく飛ばされたさくらと共にドライストレーガに合流する。(この際大神隊長に例の選択肢が出る)
性能は、スキル技能でターン毎に幸運発動したり、祝福を低燃費で使えたりと稼ぎに非常に役立つ上、1マップに一度だけ発動出来るグラース・オ・スィエルにより、全ユニットのHPとSP、カスタムボーナスでENまで全回復出来る非常に便利な能力を使用可能。
欠点は光武F2の武装と火力の少なさであるが、大神と共に運用することで合体技で火力の低さは補うことが可能。
ストーリー面では、同じダンス経験者である『エルガイム』のアムと仲良くなったり、二人の女の間で揺れ動くアムロ・レイに「大神さんと似たにおいがする」と言ったりしている。
なお、担当声優の日高女史はエリカ役でスパロボにおいてオリキャラ含めて8役目となった。




エリカ「えっ!?『追記・修正する』って…それって短く言うと今までの文章に書き足したり、間違いを正しく書き直したりするってことですね!?」

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最終更新:2023年08月31日 23:20