赤土晴絵

登録日:2012/07/15(日) 22:54:49
更新日:2024/04/01 Mon 21:44:23
所要時間:約 7 分で読めます




赤土(あかど) 晴絵(はるえ)とは咲-Saki-阿知賀編の登場人物で、阿知賀女子麻雀部の顧問・監督を務めている。
CV:進藤尚美
演:南沢奈央

通称「阿知賀のレジェンド」

その二つ名の由来は、彼女が高校生だった●十年前に遡る。

高等部1年生の時に奈良県内で無敗を誇っていた晩成高校を打ち破り、阿知賀女子が全国大会出場を果たした。
彼女は同時の阿知賀のエース兼部長であり、奈良県制覇の原動力だった。

そのインパクトは凄まじく、高校時代の活動は1年の夏までの実質数カ月でしか無かったにもかかわらず多くの人に強烈な印象を残したらしい。
鷺森灼もそのひとりで、当時晴絵から貰ったネクタイを家宝として大事にしまっていた。
なお、晴絵と一緒に登場する麻雀部のチームメイトの女性は、新子憧の姉で望(のぞみ)という名前である。
全国大会でも快進撃を続けたが、準決勝で後のプロ最年少八冠王者にして グランドマスターの称号を得る小鍛治健夜相手に大量失点し敗退。
その際の記憶がトラウマになり、競技麻雀から離れる。
しかしトラウマを受けながらも一矢を報いるのがレジェンドのレジェンドたるゆえんである。
もっとも、予想外の一撃を食らった小鍛治がキレてフルボッコにされたという説もあるが。
なおこの際囲んでいた面子は赤土以外全員プロになっているが、小鍛治が食らったのは赤土の一発のみのようでトラウマ必然の一戦だったのではないかと言われている。


大学生時代はインターハイのトラウマからのリハビリがてら母校の麻雀部の部室を使って、地域の子供達の為に麻雀クラブを開き、麻雀の楽しさを教えていた。
高鴨穏乃、新子憧、松実玄もそうした子ども達のひとりだった。
原村和が来校した際は、その胸を見て『将来有望』と堂々とセクハラ発言をしていた。

そんな折、熊倉トシからのスカウトで福岡の実業団に入社。 実業団リーグでも活躍していたが、親会社の経営不振により程なくしてチームは解散してしまう。
故郷に帰ってきた晴絵は、自身の実業団入団と同時に閉鎖された麻雀クラブのかつての教え子たちが母校で麻雀同好会を発足させたことを知る。
穏乃達に麻雀部の顧問就任をお願いされることになり、これを快諾。
監督としての実力も確かなようで、自分と徹底的に打たせたり、他県のナンバー2達との遠征練習試合を組んだりと、阿知賀のレベルアップに大きく貢献。
阿知賀女子を自身が出場してから10年遠ざかっていたインターハイ出場に導いた。

こうしてかつて自分が歩んだ道を後輩達に歩ませる為、また、準決勝の舞台に置いて来てしまった何かを掴むために、赤土晴絵の二度目のインターハイ挑戦が始まるのであった。






と、ここまでは県大会の話である。

県大会までのレジェンドはレジェンドの異名に相違ない実力・指導力を見せ、おかげで阿知賀は県予選をほとんど苦もなく突破、全国出場を果たした。





が、肝心の全国大会では

  • 基本的に出番なし
  • 園城寺怜にドラゴンロードを攻略されピンチに陥る松実玄を傍観、助言なし
  • ↑再戦時も静観し、再度ピンチに
  • 準決勝に近づくにつれ、過去のトラウマでイライラしだす
  • 穏乃達に八つ当たりに近い叱咤
  • 試合外でも見捨てたような態度で阿知賀勢を不安に陥れる
  • 宮永照の連続和了も見てるだけ


等々、徐々に無能・豆腐メンタルっぷりが露呈。

挙げ句、阿知賀を窮地に陥れ、それを救う事もしなかった(できなかった)元レジェンド。

視聴者からは「戦犯」「レジェンゴ」「壁際の置物」「1/1スケール赤土晴絵フィギュア」などと揶揄されてしまった。


果たして挽回の機はあるのだろうか…



…あった。


白糸台の弘世菫の打ち筋を研究、狙い打ちのさいのクセを発見、宥に伝えた。
また、渋谷の「ハーベストタイム」の特徴も見抜き憧に伝えている。
さらに予選で一度しか使用していない淡の能力も見破るチートっぷりを見せた
まさか白糸台の他の選手の研究はしてあったとは…

まぁ怜や照の能力は分かったからって具体的な対策が立てられるものでもないので、準決勝先鋒銭までの無能っぷりは、しょうがないのかもしれない。


本編にてブログをやっているらしきことが判明した。現在どうなのかは不明だが、少なくとも和が奈良にいたころは更新していた様子。ブログ名はハルエニッキ。

新しくはじまるシノハユでも登場人物の一人であるようだ。




前述したように視聴者からのバッシングも多い彼女ではあるが、いささか多すぎるきらいもある。
フォローしておくと、そもそも他校の監督・コーチで赤土ほど動いている(描写されている)人物はまずいないと言っても過言ではない。
(他の大人も併せて無能しかいないと言い切る人もいるが……)
結局の所、彼女への反発の理由としては、彼女がメインキャラの一人であるからという部分に集約されるのではないだろうか。
あくまで少女達が主体の物語でありながら、赤土がキャラの一人として認識・期待されている為、何もしていないという扱いになってしまうのである。
先鋒戦が尺を大きく取っている部分であるという事や、それまでの活躍による反動もあるだろう。

試合前の叱咤にしてもピリピリしていたのは事実だろうが、阿智賀面子が気を抜いていたのも事実であり、間違ったことを言っている訳ではない。
(穏乃達もちゃんと受け止めている)
松実玄への助言についても、前述したように怜や照が対策の取りづらい打ち手であること、そもそも玄のスタイルが変えようのないものであることがまず第一にある。
また、試合後に玄を励ます宥が「先鋒は怪物が暴れるポジションだって言ってたじゃない」と言っていたり、「玄アレやるよ」とドラ復活の儀式を始めたりと、
描写がないだけであってドラ切りの選択についてや基本的な励ましを言っていない訳では無いことがわかる。



赤土が此処まで叩かれたのも、苦戦を見かねたファンが赤土ならどうにかできたのではないのかとヒーロー役として期待してしまったが故。
バッシングに怒る赤土ファンの方々はそう受け取っては如何だろうか。




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最終更新:2024年04月01日 21:44