リトゥエ・アルストロメリア

登録日:2010/05/29(土) 17:41:34
更新日:2023/03/28 Tue 18:02:54
所要時間:約 7 分で読めます





「私はエルセイドの『月夜に咲く女王』の系譜に連なる観察者、リトゥエ・アルストロメリア。見ての通り、流翼種・フェイアリィ。で、貴方は?」

みんなdeクエスト‐虹色の夜‐』に登場するキャラクター。

自然の概念が飽和して生まれる花の妖精で種族は流翼種・フェイアリィ。
15cm程の身長に紫色の髪、同色の花びらのような服、背中に薄羽がついている。
ミスティック体なので腕や羽が少しもげても平気らしい。主人公には羽の欠片をお守りとして持たせている。
クォルルマル大森林の隠匿された聖域出身。月夜に咲く女王から『観察者』という役目を与えられている。
後に覗き魔になる

好きなものは果実酒のような甘いもので茶色い苦い液体(多分コーヒー)を飲んだときは「苦い苦い」と叫びながら部屋中でけたたましく騒いだ。
その後に飲ませた本人、研究員レリエルが「リトゥエちゃんうるさい」とガラクタの山に放り投げる

性格は謙虚で脳天気。祭が好きで日程やプログラムをメモしている。
因みに主人公と共にいるが妖精憑きではないので、妖精憑き扱いされるのが嫌い

毎回「人間って20歳を越えたらオジサンなんでしょ?」発言で
オリオールの頭を抱えさせる。そのせいでオリオールは“昂壁の翼”の同僚の笑い種にされる。

必殺技はイーサ干渉を併用したパンチの『リトゥエクラッシュ』。
世の中をナメた男に打ち込めばきりもみ回転をしながら吹き飛ぶほど。


登場はゲームスタート時。グローエス五王朝に到着したばかりの主人公に突っ込んできて、男二人から助けてくれるよう求めてくる。

ことの原因は酒場のお姉さん(フランエリエ・38歳)をしつこく軟派する男達に対してリトゥエがパンツをずり降ろしたため。
主人公に熨された、この二人組は数ヶ月後にオリオール唯一の活躍の場の引き立て役にもされる。

話を聞いて呆れる主人公に対してリトゥエはつきまとい、自らグローエスの案内役を買って出る。
どうやら一人で人間の街を彷徨いていると捕まえられて売り飛ばされそうになるようだ。しかし彼女は『お役目』があり五王朝の旅をしなくてはならないらしい。
こうして主人公とリトゥエのグローエス五王朝での冒険が始まった。


――Game is start!!――




リトゥエには月夜に咲く女王から与えられた役目の為に少し特殊な能力を与えられている。

その役目というものの一つがグローエス五王朝で発生している『現出』と呼ばれる現象の情報を集めること。
もう一つが月夜の叶わなかった夢である世界を旅し、見ること。

現出とは本来存在しえない概念が現世界に呼び出され、本来ある世界と融合したり塗りつぶしたりしてしまうもの。
(テレビのチャンネルを無理やり変えたりジャックしたりしてしまうようなもの)
世界は『相』と呼ばれ、異なる世界の相を『位相』と呼ぶ。
その為、位相からの侵略は自らを『世界の代弁者』と名乗る妖精達の上位種である地母種[ニルフィエ]達の女王には解決をしなくてはならない問題である。

リトゥエの掴んだ情報は現出を引き起こす『位相守護者』と人間達に呼ばれるモノ達がいること。
他概念を含んだ存在であるためにこちら側からの干渉が殆ど利かないこと、更に彼らには芯なる者[エルダーズ]の象形が刻まれていて女王達の扱う理粒子[イーサ]干渉以上の概念干渉を起こすということ。
しかしその概念の欠片を人間達は掴みかけており、彼らの存在する位置を割り出しているということ。

そんな中、主人公と旅をしていると海都グラジオラスの大海神祭を見学する。
そして高い軍事力を誇る国テュパンの『蒼穹艦隊』とニルフィエの女王の一人、『碧に揺らぐ女王』が合同で位相守護者と開戦をする噂を聞く。

祭りが終わりかけの頃にリトゥエは観察者の力を使い開戦を垣間見、位相守護者の象形(位相刻印)を確認すると主人公が取った宿に戻る。

その夜、別れて行動していた主人公は海岸で奇妙な怪物と遭遇する。
それはテュパンの艦隊が戦っていた第7位相守護者――オルドリュードが身体の崩壊の際に刻印部分のみを切り離した肉塊だった。
それを知らずに怪物と対峙し、打ち倒した主人公は、象形の延命策をとられ人間の身体に位相刻印を受け継いでしまう。

そして次の日の朝に眠っている主人公の首筋を見たリトゥエは象形に驚愕する。
観察者としてはニルフィエ達に報告をしなくてはならないが、そうなれば地母種は刻印者を放っておかなくなる。彼女はそんな状況に悩むこととなる。けれど主人公は位相刻印に導かれ、位相守護者達に近い力を持って守護者を打ち倒し、その刻印の数を増やしていってしまう。

更に主人公は位相からの呼びかけにより急に倒れることもあれば、無意識な概念干渉を行いリトゥエの身体を蝕んでいく。

解決策の見いだせないリトゥエは聖域のニルフィエへ報告をする。
出された結論は『妖精憑きとして刻印者を繰り、位相守護者を打ち倒させて、全ての位相刻印が揃ったときに存在封縛の象形で滅する』というもの。


しかしそんな戦いを繰り返していくが、12の刻印全てに対しリトゥエの浸食に対する治療と主人公の精神が勝り刻印の力を人間の体に押さえ込むことに成功する。
疲労により荒く息を吐きながら眠る主人公の横にいたリトゥエが安堵したとき、
遠くの地平で虹色の輝きが生まれ第13位相守護者が現出する。

主人公は戦えず、リトゥエの身ではどうすることもできない相手が迫る中でリトゥエは最後の手段として自らの概念を触媒に“月夜に咲く女王”を呼び出し、消滅する。

「今が、その時──なのかな」


「消えちゃうのはイヤだけど、何もかもなくなるわけじゃないし……仕方ないよね」



「さようなら」


そして“月夜に咲く女王”がその場に顕在化し、主人公をクォルルマルの聖域へと連れていく。



月夜に咲く女王


リトゥエの源流にして、ニルフィエの四女王の一人。現世界ならば、どんなに破壊されても再生する。リトゥエと違い大人びた容姿
リトゥエは月夜の分け身であり、リトゥエの経験してきたものは殆ど知っている。
『碧に揺らぐ女王』と『粉雪に舞う女王』よりも高い地位にあるが『焔を纏う女王』とは同格である為、不祥事の場合には彼女に罰せられる立場にある。

立場上非情でならなくてはなかったが、リトゥエの想いもまた自分自身だと認めて、敵の力に対抗するために主人公を『妖精騎士』の儀式に立たせる。
その儀式が概念干渉を封じた四女王と相応に戦えれば認められるというもの。

その際の月夜の使用スキルが


月夜に咲く女王は迷っている
月夜に咲く女王は迷っている
月夜に咲く女王は動かない
月夜に咲く女王は戸惑っている
という演出。

因みに、この戦闘はMdQシリーズで唯一 GAME OVER がある戦闘と言われている。

その後、戦闘を終えるも主人公は焔を纏う女王の不意打ちで倒れる。碧と粉雪と焔は初めから騎士として認める気はなく、刻印ごと現世界から放逐するつもりだった。
それを遮った月夜は迫る第13位相守護者――リンドブルムを焔、吹雪、碧にけしかけて主人公を連れて逃げ出す。

半ば強引に妖精騎士の契りを交わすと主人公と一つになり、刻印の力を支配すると聖域の戦いを振り切ったリンドブルムと対峙する。

その際の月夜のスキルは

月夜は何者にも侵されない
月夜は全てを慈しむ者
月夜は刻印の者を見捨てない
月夜は庇護者を得て真となる
月夜は死の宿命に従わない

このように変化している。

 この後、月夜と主人公は事件の元凶となった場所へ向かうのだが、その間は力を温存するとしてリトゥエの姿をとる。
それは主人公にリトゥエがいなくなったことを改めて実感させることとなる。



また、この月夜も現世界を離れた位相領域の最後の戦いで主人公を庇い、その身を失うこととなるが…




ELLARKにて
エルアーク3周年キャンペーンの一環で既存のペットを贄にして新たなペットを召喚出来る組み合わせが大幅に追加されたが、その召喚出来るペットの中に彼女の姿が。
というか、キャンペーンページのセンターにいる。

しかも、進化すると月夜に咲く女王になる。

技は当然リトゥエクラッシュ。しかし、MdQと違って1ダメージしか与えられない。


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最終更新:2023年03月28日 18:02