ダークナイト(科学戦隊ダイナマン)

登録日:2011/04/27(水) 00:08:46
更新日:2018/10/08 Mon 16:46:54
所要時間:約 3 分で読めます








「闇の使者、ダークナイト!」




ダークナイトとは、『科学戦隊ダイナマン』に登場したキャラクターである。
声を演じたのは『電撃戦隊チェンジマン』で敵だった頃の副官シーマの声や『宇宙刑事ギャバン』でハンターキラーを演じた飯田道朗氏。
ゴッサムシティの人は無関係。



【概要】


「弾 北斗…ダイナレッドの命は俺が頂戴する!」

第42話「挑戦 ダークナイト」から登場した、黒衣と右目がない黒仮面と黒い戦闘服に身を包んだ謎の戦士。
有尾人一族率いるジャシンカ帝国の移動要塞グランギズモに単独で潜入、
帝王アトンの間に忍び込んでジャシンカの王の証たる魔剣・帝王剣を奪い取り、ダイナイエロー/南郷耕作に与えるという混乱を引き起こした張本人でもある。

ダイナマンとは敵対しているが、その一方で有尾人一族率いるジャシンカ帝国にも刃を向けていく。
第43話「島! 君は青い稲妻」ではメカシンカ・ロケットタイガーを倒すために怪我を隠してダイナブルー/島 洋介を特訓させるダイナブラック/星川竜に襲い掛かり、
島に空中三角飛びを完成させた後ロケットタイガーに情報を伝えるなど、
両陣営双方の情報を相手側に流し、事態の混乱を招くなどその行動には謎が多い。

剣の腕に優れ、ダークソードという長剣を武器としている。また、額のクリスタルを輝かせることで妖力が開放。
ダークソードの刀身を緑色に発光させ、周囲を闇に包ませ敵を翻弄し、幻影を初めとした様々な超能力を発揮する。

必殺技はクリスタルを輝かせ円月殺法を見せながら闇に溶け込む「ダークナイト・闇の舞」及びそこから派生する突き攻撃「ダークハリケーン」などの剣技。
その実力は高く、ダイナマンを圧倒したコンピュータードラゴンを難なく葬り、激しい戦いの末にジャシンカ帝国の帝王アトンを倒した程。
また、同じく剣を武器とするダイナレッド/弾 北斗とはライバルのような関係にあり、幾度となく剣を交えた。
コンピュータードラゴンを操る機械を作ったりと意外にもメカに強い。

人間では辿り着けない地底深くにある巨大要塞グランギズモに容易く侵入した事からその構造に詳しい人物であると思われ、尻尾が無いことから有尾人ではないのでは、と予測されていた。

……もっとも、「人間ではない」「グランギズモの内部構造に詳しい」「尻尾がない」、尚且つ行方が知れない人物は劇中には一人しかおらず、解る視聴者には正体がバレバレだったのだが。



終盤ではアトンに反旗を翻した女将軍ゼノビアに協力してカー将軍を陥れ、レトロ遺伝子を巡る戦いに参加する。
しかし10本尻尾の真実を知りながらそれをゼノビアに教えず、巧みに利用して死に追いやり、アトンも一騎討ちの末に倒した。

わかったぞ! 今その正体を暴いてやる!!

そしてその正体に気付き、ダイナレッドに変身した弾のダイナ剣で仮面を割られ、ついに素顔が明かされた……








【以下、ネタバレ】








島「メギド?!」


ダイナレッド「やはりメギド!」


王女キメラ「メギド!」


帝王アトン「メギド…!」



◆若き帝王メギド




いかにも四本尻尾の王子…いや! もはや尻尾などないメギドである!

ダークナイトを名乗って、お前たちに千年洞窟に閉じ込められた仇を討ったのだ!!



ダークナイトの正体は、ゼノビアに謀られてアトンやカー将軍から見捨てられた挙げ句に全ての尻尾を斬られ、罪人として追放されたメギド王子(演:林健樹)だった。
彼は閉じ込められた千年洞窟で偶然古文書を見つけて10本尻尾を得た者が死ぬという真実を知る。
有尾人は生まれつき尻尾の数は決まっている。大切なのは尻尾の数ではなく、自分を鍛え己を磨く事であると悟ったのだ。

冥途の土産に聞け、アトン! ダイナマンも聞けえっ!

これから俺がジャシンカを支配し、世界を征服するのだぁっ!!

立派に成長した息子の雄姿に喜んだアトンは、瀕死の身を押してキメラにジャシンカ帝国の王の証たる魔剣・帝王剣を託す。

よいか…メギドに尽くすがいい。
『まさにメギドこそ、余の息子じゃった』と。
『メギドのやり方で、ジャシンカを導け』と…!

よいか、キメラ…これからは、お前たち…若い者の時代じゃ。

ふ、二人で協力して、余のできなかった地上征服の偉業を成し遂げるのじゃ……よいな!?

頼んだぞぉぉぉぉぉっ!!

その最期を見届けたキメラから父の形見の帝王剣と王位を受け取り、またキメラを女王として絶好調のメギドは遂には宿敵ダイナマンを千年洞窟に閉じ込める事に成功。
父の遺志を継いで地上総攻撃を開始すると、ダイナマンの救出に現れた夢野博士の乗るダイジュピターを襲い、ダイナロボを奪って地上攻撃の戦闘に立たせようとするが失敗。
ダイナマンの復活を許してしまう。

最後のメカシンカであるファイヤースフィンクスを率い、復活したダイナマンを追い詰めるが逆に形勢逆転され、
メギド自身もダイナレッドの剣で致命傷を負う。

キメラだけでも逃がそうとするがキメラはこれを拒否。最期までメギドと共に戦うことを選んだ。

グランギズモで最後の戦いに臨むがダイナロボの科学剣・稲妻重力落としによってグランギズモは撃沈。

メギド―――――っ!!

キメラ―――――っ!!

炎に包まれるグランギズモ内で、二人は互いの名を呼びながらその若い命を散らしていった…。

人類と有尾人、両者の『明日をかけた戦い』に命を燃やし果てたメギドとキメラ。
彼らはダイナマンの物語の影の主人公といっていい存在といえよう。



余談だが、デザイナーの出渕氏は後年自らの画集に『ジャシンカ帝国初代「神聖」皇帝メギドと「女王」キメラ』というオリジナルイラストを納めている。





追記・修正は自分を磨き、己を鍛えた人がお願いします。


画像出典:科学戦隊ダイナマン
© 1983 東映

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