四大魔獣(TYPE-MOON)

登録日:2009/06/03(水) 00:52:50
更新日:2020/09/18 Fri 22:50:21
所要時間:約 5 分で読めます




フォーデーモン・ザ・グレイトビースト

埋葬機関の五、死徒二十七祖の二十位であるメレム・ソロモンの手足たる使い魔。一体で一つの祖に匹敵する、と言われている。それぞれが神獣クラスの空想上の生き物だが、さもありなん、全てメレムが『文字通り』想像した、四大の悪魔達。
地上のいかなる生態系にも属さないが、地上のあらゆる生物のオマージュである。メレムという子供の落書きがカタチになったモノであるため、彼らが現れると風景は極端にリアリティを欠いてしまう。

ちなみに四大魔獣には名前がない。これは『悪魔に安易に名付けてはならない』という決まりからで、メレム自身もかっこいい名前をつけてやりたいらしいが、名前を付けてしまうと本当に自由になってしまうためできない。

魔獣を放っているときにはその部分が薄れ、魔獣と共感できる。また、魔獣が倒されると四肢のその部分が破裂する。
メレムの手足とされているが、実際は魔獣たちがそれぞれメレムに手足を与えているにすぎない。メレムが消えても彼らは破壊されない限り消えない。創造主であるメレムの言うことは聞くが、その在り方・信念まで操ることはできない。
これは頭の中で思い描く分にはいくらでも手を加えられるが、一度カタチにしてしまえば手を加えられず、手元に残るのは所有権だけ、ということ。
魔獣たちにとってメレムは想像主だが、絶対に必要なものではない。ただ、自身が破壊されてもメレムがいる限り再想されるので、恩義らしき忠誠心は持ち合わせているらしい。



左腕の悪魔

クラス:ネズミの王様。
ユーザー要求:他人への憧憬、変身願望の具現。
デザイン参考:聖堂の天井裏に住んでいた友人たち。

メレム・ソロモンの四大魔獣のうちの一体。ネズミ界のヒーロー、アイドル。戦闘能力は皆無だが、人間であれば完璧に姿を模すという変身能力を持つ悪魔。人間社会において司祭としての地位を持ち、かつこの世で三番目くらいに美しいネズミとして地下、天井裏、排水溝、家具裏といった隙間の隙間コミュニティにおいて絶大な支持を持つ。

色々な人間に化けることができるが、基本的には優しい老神父の姿をとる。しかし高位の悪魔祓いに見られると本来の姿に戻ってしまう。なお変身能力はあくまで左腕自身のものであってメレムのものではない。

左腕の悪魔は戦闘能力は皆無だが人間であれば完璧に姿を模すという変身能力を持つため、これを年功序列制が根強い埋葬機関での身代わりの司祭にしている。
『左手』自身も司祭としての自分が気に入っており、メレムと人間とネズミたちの為に、日々のんびりと働いている。

「……おっかしいなあ。君、人間好きって設定だったっけ?」
「ワタクシ、ピッツァがある限り人間の味方をいたします。」
などとメレムとやりとりをするチーズ好き。

ネズミたちに「ねーねー、キミのどこが“大”魔獣なの?」と問われるたびに申し訳なくて頭を悩ませている。

左腕の悪魔とメレムは固い絆で結ばれているが、意見の交換はネズミたちを介さないと出来ない。


本来の姿は王冠を被りマントを羽織った白いネズミで、マントと尾がメレム柄、王冠にはメレムの手の甲にある王冠マークがついている。老神父の姿ではマフラーと首飾りの飾り紐、目と舌がメレム柄。



左足の悪魔

クラス:空の王者。
ユーザー願望:放浪、解放の具現。星を目指すもの。
デザイン参考:聖堂の床の模様。鳥の話。

メレム・ソロモンの四大魔獣のうちの一体。あらゆる動物たちの集合体。空を泳ぐ獣の王様。『右足』と同規模の巨大な悪魔。メレムが想像した悪魔たちの中で最も美しい。タイル状の皮膚には様々な動物たちが収納されている。

空中要塞といった趣だが、その翼が地上に触れると消滅してしまう。殲滅戦に特化した右足に対し、こちらは超級の敵との一騎打ちに特化している。もっとも、大抵は致命傷を与えたあとに落下して霧散してしまう。メレムとしてはコストが高すぎる兵器という扱い。

巨大なエイのような姿をしており、翼の下面と上部の背びれの間がメレム柄。



右腕の悪魔
クラス:機巧令嬢。
ユーザー願望:銃剣、戦争の具現……を建前にした人形萌えの具現。もしくは、天使を騙る悪魔。
デザイン参考:聖堂の女神像、葬式。

メレム・ソロモンの四大魔獣のうちの一体。巨大ガラクタ擬人化少女ソードちゃん。全長10メートル前後のリビングギアスタチュー。四大魔獣の中で唯一積極的にモデルチェンジをするオシャレさん。基本的にはダウナー系のやる気のない女神像さま。

通常はマスクで顔を隠しており、滅多なことでは取らない。移動聖堂でもあり、腹部には王冠マークの付いた部分が開いて階段と入り口が現れる。

偶像であるため最低限の知性しか持っておらず、あまり融通が利かない。命令されたコマンドをなかなかデリートできない。


武器を象徴する悪魔だが、原則として個人が所有できる武装に限られる。兵器の発展とともにデザインは細かく変化していったが、百年ほど前から現在の形状に落ち着いている。武器を随所に組み込んだ少女像。前髪と腹部、フードと膝に王冠マークが刻まれており、様々な部分にメレム柄があしらわれている。



右足の悪魔

クラス:陸の王者。
ユーザー願望:神罰、大海嘯の具現。
デザイン参考:聖堂を飾っていた動物たちの彫像や剥製、または聖堂自体。

メレム・ソロモンの四大魔獣のうちの一体。破壊の黒犬。終末の鐘。神の獣。鯨犬。メレムが好んで引き連れる、制圧・破壊専用の悪魔。これといった特殊能力はないが、全長200メートル近い巨体だけで充分すぎるほど悪魔として成立する。

本当はもっと可愛い犬にしたかったらしいが、メレムの画力は偏っているようだ。メレムは犬好きなのか、左足よりは右足のほうが言うことを聞いてくれる。


鯨と犬を掛け合わせたような姿をしており、腹と足の指(爪?)がメレム柄。

死徒二十七祖第七位アインナッシュに瞬殺されてしまったが、これは相性が最悪だった事が原因とされている。


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最終更新:2020年09月18日 22:50