登録日:2012/07/20 Fri 02:29:42
更新日:2023/03/11 Sat 19:14:33
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『首都高バトルX(しゅとこうバトルテン)』は2006年7月27日に元気株式会社より発売されたXbox 360用ゲーム。
家庭用据え置き機用の首都高バトルシリーズとしては現時点での最終作である。
[概要]
『
首都高バトル01』以来の据え置き機での発売となった。
グラフィックはコースと車共に一新され、シリーズ初となるコックピット内の再現を実現した。
また、『首都高バトルonline』以来のオンラインバトル対応である。
今作ではシリーズ中初めて時間帯の概念が導入され、『夜』『深夜』『早朝』から走行する時間帯を選べる。
(厳密には、
首都高バトル0がベースの『
湾岸ミッドナイト(マキシマムチューン以前の作品)』で本家に先駆け時間帯の概念を導入していた)
[収録コース]
今作から新たに渋谷線と新宿線が追加されたが、
大人の事情からか何と
横羽線・湾岸線・横浜環状線が収録されていない。
従って、アクセル全開で走れる長い直線が殆ど無い。
[収録車種]
トヨタ・日産・マツダ・三菱・スバルの車のみ登場。
同じメーカー条件で25車種登場していた
PSP版から更に減り、遂にノーマルカーが
全15車種になった。
それでいてライバルの数はかなり多いので、皆似たり寄ったりな車種選択となった。
なお、アザーカーは
元気レーシングプロジェクトのハイエースではなく
首都高バトル0の頃のように様々な車種が登場する。
[ライバル]
全400人登場する。
しかし、前述したように登場車種が極端に少ないので皆似たり寄ったりである。
その上、今作ではこれまで日産車に乗っていたライバル(『迅帝』『紅の悪魔』など)が、やはり大人の事情で別メーカーの車に乗っている。
ドリームキャスト版からストーリーが続いている為、時代の流れでライバルの入れ替わりが激しく、引退した者もいれば
亡くなってしまった者もいる。
今作ではパーキングエリアで他人に話しかけたり、バトルを申し込むことが可能となった。これにより情報収集をしながら進行するRPG的な要素が盛り込まれ、より人間味のあるストーリーとなっている。
以下、ストーリーの重要人物を挙げる。
- 岩崎
プレーヤーが最初にバトルする相手。以降何度も再登場し、プレーヤーにアドバイスを与えてくれる。
正体は、かつて首都高最速の走り屋と称された「迅帝」その人。
事情により首都高を引退していたが、プレーヤーの成長に心を揺さぶられ、やがて「迅帝」として再び首都高に舞い戻る。
- スネークアイズ
首都高トップレベルの走り屋を集めたチーム「Phantom9」のリーダー。傲慢かつ自己中な性格。
5年前に無名時代の迅帝(岩崎)に敗れ、復讐のためアメリカで修業し帰国したが、因縁の相手である迅帝は既に首都高を去っていた。
代わりに新進気鋭の走り屋として名を上げつつあったプレーヤーに標的を定め、Phantom9やスカールバレットと闘わせ、自身の強敵として成長するよう仕組んでいた。いわば今作の黒幕。
- スカールバレット
中盤で登場するボス。アメリカ人。
かつてアメリカでスネークアイズに敗れており、リベンジのため日本まで追ってきたところでプレーヤーと遭遇し、バトルする事になる。
愛車はパッケージにも描かれている、ランエボXのコンセプトカー「Concept X」。
- ブラッドハウンド、12時過ぎのシンデレラ、白銀の貴公子
シリーズではお馴染みの面々。今作ではC1(都心環状線)のボスとして登場。
戦うのは前半だが、倒した後もちょこちょこ現れ、ストーリーの進行に関わってくる。
尚、先述の「亡くなったライバル」とは、白銀の貴公子の弟であるコーナリングアーティストの事。
追記・修正お願いします。
最終更新:2023年03月11日 19:14