マンティスロード(超越生命体)

登録日: 2011/08/03(水) 00:26:16
更新日:2023/05/19 Fri 18:27:22
所要時間:約 4 分で読めます




●マンティスロード(Mantis Lord)

マンティスロードは『仮面ライダーアギト』の登場怪人。

「水のエル登場編」に当たるVol.33~34に登場した。



【個体解説】

◆プロフェタ・クルエントゥス

種族:超越生命体(使徒)
通称:マンティスロード
個体名:Propheta cruentus(血塗れの蟷螂)
身長:215㎝
体重:156㎏
専用武器:慙愧(ざんき)呉鉤(ごこう)

カマキリに似た超越生命体
因みにプロフェタには「預言者」と云う意味合いもあり、そう訳されている場合もある*1


あかつき号事件」の生き残りであり、次々と殺されてゆく仲間達の姿に脅え、逃げ続ける真島浩二を殺害しようとしたがギルス()に阻止される。
しかし、アギトの抹殺を目論む「水のエル」が介入しギルスを撃退。

それ以降は「水のエル」の命によりアギトに目覚めた者の抹殺の為に行動……この事から「水のエル」の用心棒の様な存在との記述がある。


エピソードのラストで涼を狙い、更に加勢に加わったG3ーX(氷川)をも「水のエル」との共闘により追い詰めるが、
涼の言葉と真魚の励まし(+手作り弁当)を受けて覚悟を決めた津上尚一が目覚めた新たなる力、バーニングフォームの壮絶な一撃(バーニングライダー パンチ)により撃破された。


カマキリというモチーフに似せたシャープなデザイン自体は素晴らしいのだが、細身である事と武器である鎌が手持ちである所為か、
動くと情けない印象を与えてしまっているのが少し残念……。

だが、劇中ではギルスを圧倒する等、かなりの強敵であった。



【劇中の経緯】

Vol.33~35

「水のエル」の出現は多くの人々に恐怖を与えた。
「あかつき号事件」の生き残りである真島浩二は勿論の事、言いようの無い恐怖を呼び覚まされた翔一……更には、その圧倒的な戦闘能力の前に打ちのめされた涼や氷川までをも……。

主である「闇の力(謎の青年)」と再会し、遂に宿主である関谷真澄から離れ復活を遂げた「水のエル」。

危機的状況の中で互いがアギトとギルスである事を知り、嘗ての誤解を乗り越えて和解し合う翔一と涼。
「水のエル」への恐怖と、その中で目覚めつつある「力」によりダウンしてしまった翔一を嘗ての借りとばかりに保護する涼と、真魚に頼まれてそんな翔一を見舞う氷川……。
涼が現在の翔一の「居場所」である美杉家に触れ、久しぶりの安らぎを感じていたのも束の間……「アギト」を抹殺するべく「神の使徒(アンノウン)」クルエントゥスが涼に襲いかかる。


※「水のエル」との最初の決着が描かれるエピソード。
前回までの展開を受けつつ、「木野薫登場編」へと繋がる中盤の集大成とも呼ぶべき物語。



◆関連人物

  • 津上翔一

「水のエル」の出現に、理解出来ない恐怖に捉えられる。
全てから逃げようとするが、真魚の叱責に復活……「水のエル」の出現に目覚めつつあった新たなる「力」を得る。


  • 葦原涼
自分と同じ過酷な運命にある存在が他に居た事と、それが他ならぬ翔一であった事に嘗ての誤解を乗り越えると共に不思議な安堵を得る。
それと共に、改めて自らの「力」の使う道を考える様になるが……。


  • 氷川誠
これまでに自分が接触して来た謎の存在(ギルス)の正体が人間である事を知り、アギトの正体もまた人間であるのでは、と云う思いを強くする。

「お前はアギトになる運命を持つ者では無い……」謎のアンノウン(「水のエル」)の発 した言葉の意味とは……。


恐怖に捉えられた翔一を嘗ての翔一自身が語った言葉と、手作り弁当にて立ち直らせる。
なお、弁当作りの最中に包丁で指を切っており、この時点で治癒能力を失ったことがそこはかとなく示唆されている。

「あかつき号事件」の生き残り。
だが、その生存理由は他の関係者とは違い、その身に「水のエル」を宿していたが故、であった。
なお、同じ「あかつき号事件」の生き残りである高島と、親友であった橘純を殺害していたのも操られていた彼女自身であり、肉体を得て復活した「水のエル」に用済みとされ、自らが手に掛けた者達への後悔の念の中で消滅していった。


  • 水のエル
主の命を受け、時間をも超えて暗躍していた高位の使徒。
主である「闇の力」にとっても、最も信頼すべき同志であるらしく「使命」を果たすべく復活を遂げる。



◆今回の教訓

“今がその瞬間(とき)だ!!”


◆余談
慙愧の呉鉤は、デザイナー曰く逆手持ちにすることでカマキリの鎌っぽく見せるものの予定だったらしい。

劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』にも登場予定だったが、尺の都合で出番は全カット、ディレクターズカット版でも出番なしの憂き目にあっている。
姿自体は当時の劇場予告編でアギトとの戦闘シーン、現在でも動画配信サイト「Hulu」や『仮面ライダーアギト THE MOVIE コンプリートBlu-ray』のジャケットで確認できる。

仮面ライダーディケイド』ではアマゾンの世界に登場。
既に大ショッカーの軍門に下っており、ゴ・ジャラジ・ダやバケネコ、カンポノタスワームと共に人々を支配。
大ショッカーが「ライダーこそが世界崩壊の原因」とウソの情報を流していたため、人類からは応援されていた始末。
また、原作では格闘戦しかできていなかったが、「再生怪人あるある」として鎌を振るうことで鎌鼬を発生させる技を会得していた。

マサヒコにギギの腕輪(原作とは異なり着脱可能)を外された山本ダイスケ(アマゾン)襲撃に向かうも、
小野寺ユウスケの変身した仮面ライダークウガに足止めを喰らい、最後は呉鉤を奪い取られて紫のクウガに一刀両断され爆死する。
ちなみにこのシーンは、『仮面ライダークウガ』第24話で五代雄介が変身するクウガがメ・ガリマ・バの鎌でタイタンソードを作るシーンに酷似している。





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最終更新:2023年05月19日 18:27

*1 カマキリが前足を揃えているのポーズからの別名。