男子高校生の日常

登録日:2010/12/25(土) 00:39:15
更新日:2024/04/09 Tue 10:23:27
所要時間:約 8 分で読めます




『男子高校生の日常』は山内泰延がガンガンONLINEにて2009年から2012年にかけて連載していた漫画。
全7巻。

●目次

【概要】

○×県立真田北高校に通う男子高校生の日常をテーマにしたギャグ漫画。

テーマが日常のためか部活等のシーンは一切なく、ただただリアル(?)な日常をテーマにした作品と公式ホームページでアピールされてる。

が、日常を描いているわりには妹の下着を盗んだり着用したり、何故か学校行事に断食があったりする。
何故か男性キャラの殆どが4文字の名前で、何故か女性キャラの殆どが目隠れで顔が出ない。


一部ストーリーはFlashアニメになっている。

単行本にはおまけとして『女子高生は異常』が収録されている。
こっちは本当に異常。


サンライズ・第9スタジオ(現・バンダイナムコピクチャーズ)によるアニメ化され、その中には女子高校生は異常も含まれている。
放送開始前にタイアップ予定だったEDテーマが使えなくなり本放送開始時に間に合わなかったトラブルはあったが、多分好評のまま終えたと思う。
ちなみに声優が無駄に豪華。


【登場人物】

◆メインキャラクター

タダクニ
CV:入野自由
一応主人公。ヒデノリ、ヨシタケらと仲が良い。妹が一人いるが会話は月に一度しか話さないらしい。
ピザ屋でバイトしている。見た目は悪くなく、女装が似合ってしまった(一話限りのネタ)。
登場人物の中では一見すると一番まともそうに見えて実際ツッコむ場面が多いのだが、ボケている場面も結構ある。
作者曰く「動かしにくい」とのことで、回を追うごとに空気化していき、本人もそのことを実感している。四巻では遂に1コマ出演になった。
ヨシタケとヒデノリとの絡みもやや少なめになった。

ついにラジオでも中の人不在の状況に。

田中ヨシタケ
CV:鈴村健一
タダクニの友達で金髪。一話からタダクニの妹のスカートを盗んでかぶったり、パンツを錬成したりする紳士。姉がいる。
基本的に全方向にバカで、同じくバカなヒデノリからすらバカだと思われている。
根は良い奴だが、最低な人が身近に居ると心が落ち着くから姉は最低な人物であってほしいという、最低な願望も持っていたりする。
8年前にヒデノリを助けた人物<ラバーシューター>と共通点が多かったが…?

田畑ヒデノリ
CV:杉田智和
タダクニの友達で、眼鏡=秀才の常識を打ち破るバカ。茶髪。兄がいる。タダクニの妹のブラジャーを着用した紳士。風使いとしての能力が高い。
尊敬する人物は、8年前にいじめられていた所を助けてくれた人。だったのだがある疑惑が浮上したため、野口英世に変更した。
実はギャルゲ主人公も真っ青なほどにフラグを乱立しているが、悉く壊している。
しかも友人にそういうのを何となく察知されている漢。


生徒会

唐沢としゆき
CV:小野友樹
タダクニの高校の生徒会役員。
目付きが鋭く、常に帽子を目深くかぶっているが、困っている人には手を差し伸ばさずにはいられない性格。
それが生徒会のお悩み相談室化(学校外からもたくさんやってくる)の原因の一つと化す。
非常に空気の読めるナイスなお方。小学校時代に羽原のイジメに遭い、心と額に傷を負っている。帽子はそれを隠すためのもの。

物語最初から一貫して質実剛健なクールガイだが、たまに高校生らしい素顔を覗かせるお茶目な所もある。
あまりのかっこよさからか公式人気投票で一位を獲得してしまった。

『女子高生は異常』にも頻繁に登場する。
こちらでも基本的に同様のキャラで頼りになる感が半端ないのだが……あちらにはアーk(以下略)

モトハル
CV:浪川大輔
ヤンキーのモトハルと呼ばれているが、生徒会の役員をしたりと、絶対にヤンキーではない。仲の良い姉がいるが逆らえない。
姉も大概だが姉の友人も大概なので、女性の群れは危険だということを身をもって知っている。

生徒会面子にしては珍しく頭が悪い行動が多いが(スカートの中を覗いた罪悪感から奉仕活動する、ゲス&純情な面も見受けられる)、
根は善人で有能なところも見せており、としあきと副会長共々頼りにされている。
としゆきや副会長に苦言を呈しているが本人も同じくお人好しである。
姉とは両者共に仲が良いと思っていたが、姉の天然でいじめられていた過去に気付いて愕然とする両者共に天然なボケをかました(それでも仲は良い)。

○副会長
CV:安元洋貴
生徒会副会長。顔はモトハルよりもヤンキーで体格もファッションもまさに不良だが、穏やかな性格のいい人で義に厚い。
学校……というか周辺地域においてとしゆきと二大頼りになる兄貴と化している。

昔は荒れていたようだが、会長に救われた(らしい)過去を持つ。
そのためメンバーの中でも特に会長を慕っている。
過去の経歴もあってか、あのタダクニの妹の蹴りを喰らっても普通に耐えている。

○会長
CV:石田彰
生徒会会長。アホの会長。
外見はチャラい残念なイケメンだが、ヤンキーのモトハルと違って紳士でもある。
いつも余計な事をして、りんごちゃんに制裁されたり、生徒会の仕事をサボってドラクエⅥをしてたりなどまともに仕事していることは少ない。
しかも三人が余りにも優秀でどんどん問題を解決していくため(先生の不始末すら対応する)、疎外感を覚えていることも。
それでもたまに良い事を言ったり、後輩に慕われたりと、全くの無能ではない。

ケンカは弱く、りんごちゃんとのタイマンで一発も当てられずに敗北する。


◆その他

タダクニの妹
CV:高垣彩陽
本名は不明。ヨシタケの姉から「めーちゃん」という愛称で呼ばれている。
髪型はツインテール。目の辺りが描かれないため顔立ちは不明。ラクロスをやっている。

よく兄を含む3人の会話を盗み聞きする一方、彼らの悪戯にも振り回されており、その度に制裁を加える。
年上の男子高校生らを尽く打ち倒し、ねじ伏せ、男2人を肩車してほぼ直立になれるなど、人並み以上の膂力を発揮する描写が目立つ。
UFOキャッチャーをゆらして人形ゲット(※真似してはいけません)する驚愕な行動も。

強いて付き合うなら唐沢と答えたり、唐沢に深刻な相談をして弱音を吐いたりと、唐沢を頼りにしている様子。
でも盗み聞きしてから気になったのか唐沢の帽子を取ろうとしたこともある。

○ヨシタケの姉
CV:小清水亜美
名前は不明。ヨシタケ曰く「俺よりも馬鹿」。
クリスマスはいつも家にいる。そのことを指摘すると…。

文学少女
CV:日笠陽子
本を食べたり、地獄に落としたり、いっぺん死なせたりしない、ごく普通の黒髪ロングセーラー服の少女。
かと思いきや、自作の小説を書いているらしく、その主人公(風使い)に河原で読書をしていたヒデノリに重ねている。というか惚れてる。
非日常的なボーイミーツガールに憧れているらしく、それっぽく振る舞うと非常に喜ぶ。

真田西高校の生徒で学校では気さくで友達も多いらしい。あだ名は「やっさん」。
あくまでごく普通の少女なのだが、途中で色々と目撃される&噂が広まったのか、後半では色々な人から「やばい」みたいな感想を抱かれてしまう。
本名は不明だが、生島が「笑顔の安永ちゃんの真似」と言って文学少女そっくりのモノマネをした事があり、安永が苗字だと思われる。

たまに笑いの神が降臨する。

りんごちゃん
CV:悠木碧
東高生徒会長。りんごのように赤いほっぺをしているのでそう呼ばれる。「りんごちゃんさん」とも呼ばれる。
北高との合同文化祭で対抗心を燃やしていた。
頭の回転が鈍く、空気の読めない面が強い(通称:アホりんご)。猫好き。

初登場時はあまりのやばさから生徒会の面々を心底ドン引きさせていたが、
合同文化祭後は生徒会の面子に馬鹿にされながらも面倒をみられることになる。

○奈古さん
CV:皆川純子
タダクニのバイト先のピザ屋で働く女子高生。身長171cmと結構な長身。
厳つい顔をしているが、あるアイテムを使うと美少女に見える。眼鏡をかけ三角巾をつけている。
ただし三角巾はファッションではなく、バイト先から忘れてつけてしまっていただけ……であるはず。

○ミツオ君
CV:岡本信彦
レギュラー陣と言うほどの出番は無いが、何かにつけて名前を見かける少年。
とにかくドジならしく、これいじめじゃないか?ってレベルでいじられている。
一方で彼らなりに本気で祝ったりするなど、(結果はさておき)ちゃんと友人として見られている。彼自身もナイーブ過ぎるが悪い性格ではない。
発想は他のメンバー以上にどこかおかしく、直立不動シュートなどの必殺シュート(反射シュートは完全に反則)を長年かけて習得していた。
しかし素人に普通に阻止される辺り登場時にやっていたサッカーの才能は微妙。

○救世主
CV:福山潤
りんごちゃんにドスきかせている(ように見えた)副会長はじめ、生徒会メンバーを注意した爽やかな少年。
本名不明だが、「遂に登場、主人公」とタダクニを差し置いた煽り文が書かれていた。名前はアニメ版のもの。
そしてその話限りの心身共にイケメンな捨てキャラ
もはや有名声優のムダ使い。

○担任
CV:三石琴乃
タダクニ達のクラス担任。担当教科は国語で、ポニーテールとロングスカートが印象的。
登場回数は少ないがかなりノリの良い性格らしく、登場するたびにテンション高い対応をしている。
声優はミサトさん。


女子高生は異常

単行本の巻末に収録されているオマケ。1巻にはお嬢様の日常も収録されていた。基本的に本編と同じノリで進む。
ここでの登場人物も背景程度の扱いではあるが、たまに本編にも出現している。


□登場人物
○ヤナギン
CV:小林ゆう
本名は柳、苗字か名前かは不明。暴力的でイカれた女。眼鏡をかけている。
唐沢からお菓子を餌付けされるという、女子高生とは思えない面もある。が、そのお菓子は賞味期限切れだったりする。
普段が普段なだけに(お菓子貰った時もとんでもない行動していた)、あまり気にされていない。
元羽原討伐隊の一人。

○生島
CV:斎藤千和
真田東女子高校の生徒。レスリングをしているらしい。
ヤナギンよりは冷静で常識的だが、ヤナギン以上にノリで動いているせいでとんでも行動をし続けていることも珍しくない。
ヤナギンに木の棒とファ○クさせられたことがある。つまりひs(ry

羽原
CV:ゆかな
今は笑顔がかわいい(しか取り柄が無い) わりと普通な子だが、子供のころは「アークデーモン」の異名を持ついじめっ子だった。
あまりの恐ろしさに羽原討伐隊が組織され10vs1の戦いの末相打ちになった。
凶暴性は収まっているが、「勝負にルールを設けるのが理解できない」と言ったり本質は変わっていない*1。あと、それが原因で彼氏が出来ない。
パンチングマシーンを抜き手で突き、グローブごと貫いている(その際の音もおかしい)。反射神経も異常だが頭の回転は良くない。
漫画版では黒髪だが、生島とカブるためかアニメ版では茶色がかった黒髪にされている。

○名護
CV:皆川純子
長身長髪、眼鏡をかけ三角巾を付けている。成績はトップクラスで喧嘩も強く、ヤナギンから一方的にライバル視されている。
奈古さんとの関係性は不明だが、様々な特徴が一致しており、「名前が変えられただけで奈古さんと同一人物なのでは」と推測されている。
  • 頭の三角巾=奈古さんはバイト中、頭に三角巾を付けている。
  • 長身=奈古さんも同じく長身(171cm)。
  • 長髪・黒髪・眼鏡=奈古さんも同じく長髪・黒髪・眼鏡。
  • タダクニとはバイト先が同じ=最終巻の描き下ろしで、タダクニと名護さんが共に行動している。
  • 声優が皆川純子女史=奈古さんも同じく皆川純子女史。


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「でも少し…この項目…泣いてます」
「急ぐぞwiki篭り。どうやら追記・修正がwikiによくないモノを運んできちまったようだ」
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最終更新:2024年04月09日 10:23

*1 喧嘩となるといつの間にか結構なサイズの石を握りしめていた辺り、確かに10人でかかられるのも肯ける様子が伺える。