ハンニャバル(ONE PIECE)

登録日:2010/01/14 Thu 17:14:07
更新日:2024/02/05 Mon 10:39:10
所要時間:約 3 分で読めます





ようこそ“我が”インペルダウンへ! あ、野心出ちゃった


ハンニャバルとは週刊少年ジャンプのコミック『ONE PIECE』の登場人物。

○目次

【プロフィール】

本名:ハンニャバル
所属:インペルダウン
肩書:看守(22年前)→副署長(超新星編)→署長(新世界編)
悪魔の実:なし
出身地:南の海
年齢:33歳→35歳
誕生日:8月28日(ハ←8、ン ニ←2、ャ バ←8、ル)
星座:乙女座
身長:309cm
血液型:S型(現実だとO型)
初登場:単行本54巻・第525話・『海底監獄インペルダウン』
好物:トンカツ
CV:後藤哲夫


【概要】


世界政府が所有する海底の大監獄インペルダウンの副署長。
般若のような顔付きで、額から二本の角が生えている。*1
腹部が餓鬼のように膨らんでおり、古代エジプト風の兜や装身具を着用している。
どうやら兜の顔にはなにか秘密があるらしい。
ちなみにパンツの柄は苺柄
なんか他にも個性的な柄のパンツを色々持っている。
「します」を「スマッシュ」、「ます」を「マッシュ」と言う癖がある。
トンカツが好物。

【人物】

署長マゼランを失脚させて自分が署長になる事を常に考えている野心家。
言動の端々に野心からくる本音…というかわざとやってるとしか思えない言い間違いをこぼし、マゼランは「おれにはなんて心無い部下がついてしまったんだ」と溜息(毒ガス)混じりに嘆くというやりとりがお約束。
だが、心底では互いに信頼し合っているようで、マゼランは「おれの後任はお前しかいない」と語っている。
またハンニャバルも本心ではマゼランを頼りに思っており、自身が署長になった後マゼランと同じ制服を着ていることからもそれがうかがえる。

やる気があるんだか無いんだか分からない普段の勤務態度とは裏腹に根は正義漢で、自らの職業に誇りとプライドを持っている。
マゼラン失脚を狙って囚人を見逃そうとする問題行動も見られるが、この行為は自身よりも格下の相手限定。いざという時は己の手で拘束する程度の責任はある。
基本的にはギャグキャラ、ヘタレキャラだが、インペルダウン編終盤では海賊や犯罪者を断固「悪」とみなし、格上のルフィにボロボロに打ちのめされ死にかけようとも、市民の安全を守る為、体を張って「悪」である脱獄囚を食い止めんとするなど漢気を見せた。

普段マゼランに仕事を丸投げしているのも、言ってみれば「マゼランならなんとかしてくれる」という信頼の裏返しであり、
マゼランでも収拾をつけられるか怪しい状況になっても、いざマゼランが動くとなれば逃げ出さず一歩も引かなかったその姿勢は、政府側の人間としてはかなり人気が高い。


【戦闘能力】


か弱い庶民の明るい未来を守る為! 前代未聞の海賊“麦わら”! 署長に代わって極刑を言い渡す!

悪魔の実の能力者ではないようだが、普段の半裸の姿で極寒の中軍隊ウルフの徘徊するLEVEL5を巡回する丈夫な肉体と、
スニークブラザースバギーMr.3をまとめて倒す実力の持ち主。
その戦闘力は看守の間でも広く知れ渡っており、本気を出した時の武器、両刀の薙刀血吸(けっすい)を構えた時には、「本気だ!じゃあ頼りになるぞ!強ェぞ!」と信頼を置かれていた。

使用技

  • 焦熱地獄車
“般若”!“般若”!!デ・リズム♪
“般若”!!デ・ニャバル♪

御存知!!ハンニャカーニバル!!!

ハンニャバルの必殺技。
血吸の刃に炎を纏わせ、獄卒達が鳴らす太鼓のリズムに乗って血吸を高速回転させながら振り回して切り刻む。


【来歴】

0話では20年前の姿が描かれていた。
当時は新人のヒラ看守だったようで、制服を着ていた。
脱獄した金獅子のシキを捜索して発見するも、シキの迫力にビビってすぐ当時副署長だったマゼランに助けを求めていた。
当時から野心家だったらしく、シキ発見時には「シ…! シ…シ…昇格したい! あ! 間違えた! シキ!!」と叫んでいた。

本編にはインペルダウン編で登場。
ある理由から見学に訪れたハンコックとその監視のため同行したモモンガ中将を出迎え、その後は所長のマゼランと漫才のようなやり取りを繰り広げた。

当初はナミに変装したMr.2ボン・クレーの色仕掛にあっさり引っかかったり、脱獄したバギーMr.3を所長責任にするために見逃そうとしたり、最終的に抑えきれなくなるほどに膨れ上がった脱獄囚人たちや黒ひげ海賊団乱入と突然の裏切りにより、もはや副所長の立場すら危ぶまれるほどまでに事態が悪化した際にはヤケを起こし、「モニター室へ戻っておかき食べないか」とのたまうなど真面目とは言い難い勤務態度だったが、
それでも諦めず自体収束のため邁進するマゼランを見て覚醒。マゼランが到着するまでの時間を稼ぐために愛刀「血吸」を携え、レベル6から脱獄したルフィたちがレベル4にやってきた際に脱獄を食い止めんと立ち塞がる。

どけ

やだねーーーっ!!!


しかし格上のルフィ相手には到底敵わず、一発で殴り倒されてしまう。
それで終わりと思いきや、ハンニャバルは即座に起き上がり攻撃を仕掛ける。それでもモンキー・D・ルフィのギア2による攻撃に何度もふっ飛ばされ、徐々にハンニャバルは限界にまで追い詰められる。看守からも「もう立たないで…死んじまいます!!!」と言われるほどの大ダメージを負うも、決して諦めることはなく

何を……貴様らシャバで悪名上げただけの……“海賊”に“謀反人”……!!!

何が兄貴を助けるだ!! 社会のゴミが綺麗事ぬかすな!!!

貴様らが海へ出て存在するだけで…!!!
庶民は愛する者を失う恐怖で


夜も眠れない!!


か弱き人々にご安心いただくために凶悪な犯罪者達を閉じ込めておく
ここは地獄の大砦!!

それが破れちゃこの世は恐怖のドン底じゃろうがィ!!!
出さんと言ったら一歩も出さん!!

おれはエースの命が大事だ!!! だからどけ!!

……!!! バカには何を言っても…


と力強い口調で、己の信念を以て啖呵を切ってみせた。この勇姿はそれまでのギャグキャラ、ヘタレキャラから豹変し、漢気溢れるものとなっている。


やめときな 正義だ悪だと口にするのは!!
…この世のどこを探しても

!?


答えはねェだろくだらねェ!!!


だが、突如背後から現れた王下七武海“黒ひげ”ティーチの一撃によって彼の正義の論理は一蹴され、そのまま倒されてしまった。
その後気を失っているハンニャバルにマゼランは「よくぞここまで持ちこたえたあとは任せろ」とここまでの奮闘を賞賛し、「おれの後任はお前しかいないんだ」と呟いた。
そしてハンニャバルを倒した脱獄囚たちに改めて強い怒りを覚えていた。

二年後の新世界編では扉絵でインペルダウンの署長に就任した事が判明した。彼の長年の悲願が達成された瞬間である。*2


【余談】

『VIVRE CARD〜ONE PIECE図鑑〜』において、年齢は33歳(2年後では35歳)と書かれているが、
これが正しい場合、22年前に看守を務めていたという0話の描写から逆算して、
シキの脱獄当時、11歳(!?)でありながらインペルダウンに勤めていたことになる。しかも、現在とそう変わらぬ姿で。
ただ、部下のサルデスが若干16歳(初登場時)でブルゴリの指揮という要職を務めているといった事例もあるので、少なくともインペルダウンの看守に若年の人材が起用される事自体は(頻度は不明ながら)ありえない事でも無いようだ。
もっとも、同じ世界政府側の組織で13歳にして王国の兵士500人を任務で皆殺しにしたとんでもない人物もいるにはいるのだが。





署長・昇格の辞令…あ、間違えた! 追記・修正お願いスマッシュ

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最終更新:2024年02月05日 10:39

*1 角自体はこの世界の人間には時折現れるありふれた形質で、曰く「出っ歯のような普通の特徴」らしい。

*2 ちなみにマゼランは署長の座をハンニャバルに譲った後、副署長として復帰している。