酢旦那

登録日 :2012/10/18(木) 08:31:09
更新日 : 2016/11/24 Thu 22:28:20
所要時間 :約 5 分で読めます




妻と離婚したい決意カキコ。
俺だけマズイ飯を食わせる、って理由なのが情けないが。



酢旦那とは、2ちゃんねるのとあるスレに現れたメシマズ(?)嫁を持つ旦那さんである。


事の発端は2007年某日、2ちゃんねるへの書き込みだった。
内容は異様に酸っぱい食事を妻に出されていた男性の愚痴。
しかし、すぐに「酢旦那」と呼ばれるようになった彼の報告には凄まじいものがあった。

曰く、嫁が出す全ての料理に、必ず酢が入る。
ご飯、みそ汁、メインおかずに小鉢。
サラダのドレッシングはりんご酢を使った手づくり。
飲み物はサワードリンク。

うん、酸っぱい……。

これ以前にはおから責め、納豆責め、にがり責め、玉葱責めオクラ&めかぶ責め等色々あったらしい。

嫁は「健康の為、ワンスプーン!」に過剰反応し、気づけば料理全てが50%くらい酢。
(1日にスプーン1杯ほどの酢を摂取しようという意味の標語だが、料理全てにスプーン1杯分の酢が入っていたとかなんとか)

酢旦那が「胃が荒れやすいからやめてくれ」と言っても、「(ピロリ菌の)消毒になるよ」と取り合わない。
※ピロリ菌は酢より遥かに強い胃酸の中でも生きられる

酢旦那の主治医の意見も無視。

そして、何故か酢旦那に出す料理のみに酢が入れ、嫁は自分の食べる分には使わない。
隙を見て嫁の皿と酢旦那の皿を取り替えれば「ごめん、冷めてたよね」と態々皿を下げ作り直す始末。
なにこの拷問。


嫁「私は十分健康だから、今度は貴方にも健康になってほしいの」


項目冒頭でメシマズに『?』をつけたが、実は、嫁は普通に美味しい料理を作れるという。

では何故?
本当に、健康にうるさいだけなのか?
もしくは「病気気味の旦那をサポートする素敵な私」に自己陶酔しているのか?
「精神の方の病院連れて行くべきじゃないか?」という反応まであった。


この段階では動機が不明だが、さすがに身が持たないと感じた酢旦那は、嫁に内緒で嫁両親を呼んだ。

結果……。
酢旦那用お酢御膳を食べた嫁父はむせ、嫁母は泣き。
更に、嫁の分の料理は美味しいことが追い撃ちをかけた。
これじゃ離婚もしゃーないわ、と嫁は実家に連行。

やったぜ普通の料理うめーと一安心する酢旦那の携帯には、嫁から「味方はいないけど離婚はしません」という内容のメールが数十件届く。

と思ったら。

嫁母「酢旦那に出したお酢御膳を、食べさせた分だけお前にも出す」

嫁は箸をつけずに泣き、あっさり迷惑メールは止んだ。
その後、嫁抜きでの話し合いが行われる予定だったのだが、嫁が弁護士に色々と漏らした為そうはいかなくなった。


嫁「浮気とか理由は何でもいいから、旦那が全面的に悪いから離婚ってことでいいなら離婚してあげてもいいよ」


どう見ても慰謝料目的です、本当にありが(ry

さらに、態々酢旦那が飲む薬と同じタイプのカプセルを探し作った、お手製カプセル(中身は一味唐辛子やハバネロ粉末)を、酢旦那が普段飲んでいる薬に混ぜて出していたことが発覚。
(酢旦那は日常的に薬を数種類飲んでおり、嫁がまとめて小皿に出していた)

この辺りで、警察に電話するのを躊躇っていた旦那も「この馬鹿女とは絶対別れる!」とキレた。


◆嫁の脳内

旦那が入退院を繰り返す→毎日、旦那の給料(日給換算)より高い保険金が貰える。

離婚したら女側が必ず慰謝料を貰える。

バラ色生活。

(友達の旦那が入院し、保険金がどうのこうのという話を聞いて思いついた模様)


◆現実

  • 保険金
酢旦那の入院費は、旦那の貯金から出すことにしていた。
確かに酢旦那は保険はかけていたが、医療に特化したタイプで、死んでも大した額にはならない。
(ここは知っていたので、死ぬより入退院を繰り返せばウヒヒ……と嫁は思ったとか)
あと、保険金は毎日貰えるわけではない。

  • 慰謝料
相手に危害を加えた方が払うに決まってます。この場合誰がどう見ても払うのは嫁。



「そんなわけない!」

……そんな感じで、まともな話ができるわけもなく。
挙句、「あんたの不倫の証拠握ってるんだからね! 慰謝料払うのはあんたなんだからね!」と、嫁が依頼した弁護士がマジで泣くほど酷い証拠捏造をした。

例)
「車の中で女性とふたりきりだった」→相手は女性タクシー運転手。
「女性とふたりきりで個室に。旦那は上半身裸だった」→病院で点滴。女性も看護師で、半裸だったのは袖がまくりあげられなかったのでシャツ脱いだだけ。

嫁の斜め上の行動は止まらない。

スレ内で劇薬云々の話を見て、怖くなった酢旦那はかかりつけの病院に行った。
胃カメラで検査した結果、今までにないほど出血していた。
上司に「せっかくだからきちんと治してこい」と言われ、警備員付きの病室に入った酢旦那。

酢旦那上司
「お前の嫁が来て退職金要求したから、説教して帰した」
※辞めてません

他にも勤務先への怒鳴り込み、病院への絨毯爆撃、旧居での座り込み、酢旦那の同僚とあてつけに浮気(未遂)等をやらかした。

嫁本人は、「これくらい誰でもやってるでしょ」と、悪気を全く感じていなかった。


その後、弁護士と嫁の叔父の尽力により「もしかして私が悪い?」までは持ち込めた。
嫁両親? 音信不通になって嫁から逃げました。
(酢旦那には「俺らにも賠償責任あるの?」という連絡はあった)

面倒くさいことは色々あったが、接触禁止の念書を書かせ離婚は成立。
酢旦那はやっと解放されたが……復縁懇願の手紙(謝罪文はなし)が届いたとか。


【余談】

酢旦那が入院するという書き込みをしてスレから一時的にいなくなったあと、当時の首相安倍晋三氏が入院したとのニュースが流れた。
その為、スレ内は「この旦那、安倍じゃね?」という話になった。もちろん違ったが。



追記・修正は保険をかけてからお願いします。

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