マチルダ・アジャン

登録日:2012/02/28 Tue 00:23:17
更新日:2024/01/02 Tue 20:51:20
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あなたはエスパーかもしれない




マチルダ・アジャンとは機動戦士ガンダムに登場したキャラクター

プロフィール
年齢:不明
所属:地球連邦軍136連隊
階級:中尉
出身:不明
声:戸田恵子

マチルダは一年戦争期の地球連邦軍に籍を置いた女性士官であり、第136連隊に所属する補給部隊の指揮官を務める人物だった。
U.C.0079.04にはヨーロッパ南方戦線において第44機械化混成連隊への補給するなど、地上における補給線の維持き責献している。

更に、その実務能力をレビル将軍に見込まれたことで、ホワイトベース隊を支援する任務に携わることになった。
そしてマチルダは、その任務の中においてホワイトベースで戦う若者たちの可能性を見出していく。

とても落ち着いた人格の持ち主で軍上層部に近い立場にいながら現場に理解があるため、民間人上がりのホワイトベース隊の若者達が戦いを強いられて心身ともに落ち着く場所がなかった際は精神的な支えになったりもした。

マチルダが初めてホワイトベース隊に接触したのはU.C.0079.09.23であった。
レビル将軍の特命を受けたマチルダは、地球に降下したホワイトベースに補給を行うべく北米で合流した。
ただし、このときのマチルダにはホワイトベースの処遇に関する通達はされておらず戦闘記録をレビル将軍の下に持ち帰るに留まっている。
ただガンダムにのるアムロ・レイには才能を感じており、「エスパー」と評している。

その後10.05にプリンスルパート付近で再びホワイトベースに接触し、ブライト・ノアにレビル将軍の一端、ニュータイプ部隊としての期待を明かした。

マチルダにはウッディ・マルデンという同じ地球連邦軍の指揮官の婚約者がいた。
二人はオデッサ作戦の後に結婚にする予定でホワイトベースの乗組員たちを呼ぶつもりだった。
そんな中、戦局が推多し、地球連邦軍がオデッサ作戦での反抗戦を企図する頃、レビル将軍はホワイトベースを戦力として見直した。

その意向を受けたマチルダは11.07にホワイトベースと合流し、コア・ブーストの搬入とエンジンの修理を行った。
一方でコア・ブースターのパイロットに無理やり抜擢されたセイラ・マスには、地球連邦軍の内情を語ってレビル将軍の尽力に対する理解を求めており、軍人として命令に従いながらもセイラのような立場の者を気遣う情もある。
ただし同じ場面でセイラに対して「勝手にガンダムを動かした罪は本来なら銃殺刑が相当で、ニュータイプの実験という理由とレビル将軍の尽力でなんとか功罪相償うという余地を作った」と釘を刺す一面もある。

そんな時、黒い三連星の攻撃でホワイトベースが危機に陥り、ミデアで戦場に割って入り身を挺してドムを阻んだ。
ホワイトベースを守る為に命を張ったが、ミデアのコックピットをドムに破壊されてしまい、ホワイトベースを守るという信念を貫き通して散っていった。

戦場で命を落としてしまいウッディ・マルデンとの結婚はかなわぬままマチルダは帰らぬ人となってしまった。
ウッディはある意味では死因となったホワイトベースの搭乗員を恨んだりはしなかったが…。

劇場版2作目では戦死する順番がリュウと前後逆になる。
ハモンに追い詰められ絶体絶命のアムロに発した言葉は…。

本編では悲劇的な結末を迎えてしまったが、ゲーム等では生存して後の時代のキャラクター達と共演することもある。
スパロボでは逆シャアアムロと共演。チェーンやベルトーチカとの三角関係をからかうシーンも。

ただし基本的に戦闘する機会の少ないキャラクターの為、プレイアブルキャラクターとして使用できる作品は意外と多くない。
また担当声優の戸田氏が女優業とアンパンマンに集中していた為、喋る機会も少ない。
しかし他の担当キャラは後続に任せている中、Gジェネレーション等ではアテレコしており、それではマチルダさんだけでなくオリキャラエルフリーデ・シュルツの声優も務めていた。
他、PS2版「機動戦士ガンダム」ではほぼヒロインのような扱いであり台詞も非常に多い。
降板などせずにマチルダを演じ続けるということはやはり特別な思いを持っているのだろうが、一言二言の台詞が多いので単純に多忙というべきか。
しかし戸田氏は2019年頃から再び声優としても活動を再会しているので、もしかしたらマチルダさんの新録がある!…かもしれない。


ストーリーが大幅に異なる小説版ガンダムにおいては、ウッディ大尉ともども生存しているようである。
本作では、アムロは最初から軍人であったことと、全員がルナツー要塞に勤務していたことから、本編開始以前から相互に面識はあった。
アムロはマチルダに対して「きれいな人だ」と憧れのような感情を持っていたが、部署が違うこともあってことさらな交流はなかったらしい。
ただマチルダの側はアムロの視線に気付いていたらしい。彼女はそれをわざとウッディに話すことで彼の嫉妬心と危機感を煽り、ついに彼の側からのプロポーズに成功させた。
ホワイトベース隊……もといペガサス隊への補給任務を行う点では本編と変わりないが、輸送機も最初は宇宙用ミデアだったが、後半からはコロンブス級に変わった。
しかし作中でのアムロとの接触は本当にわずかで、なんならセイラとの会話のほうが多いほど。

この出番の薄さに関しては、このマチルダさん自体、脚本家が勝手に生み出し、安彦良和に頼んだキャラデザが皆に好評だった為アニメの話を作ったという生まれのため、富野監督自身はそれほど重要なキャラにするつもりはなかったのかもしれない。
それでも小説版にちょい役だが出演させ、更に幸せな結末にしている辺り、監督も彼女を気に入ってたのだろう。
また出番こそ限定的だが、ウッディを追い込む恋の手管や、アムロの恋人となったセイラとの(さりげなくセイラの嫉妬が覗くような)会話は一見の価値がある。




そこのモビルスーツのパイロット! やめろ! 深追いのし過ぎだ!!

マチルダ中尉!? そうか、ミデア輸送隊と追記する時間だ…

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最終更新:2024年01月02日 20:51