Franz Ferdinand(バンド)

登録日 :2010/09/18(土) 15:14:53
更新日 : 2017/01/22 Sun 04:03:36
所要時間 :約 4 分で読めます




第一次世界大戦の引き金となったサラエヴォ事件で暗殺された皇太子の名を冠するスコットランドのロックバンド、
Franz Ferdinand(フランツ・フェルディナンド)は、欧州発進のブリットポップブームが終焉を迎え、
オルタナティヴロック隆盛期以前の停滞状態となったイギリスのロックシーンに満を持して現れた超スタイリッシュでアホみたいにダサい、
世界一細タイと半パンとハイソックスが似合う足踏み4人組である。

2001年にバンドを結成した彼らだが、アルバムデビュー前であるにも関わらず、
イントロからAメロへの転調と耳に残るリフ・カッティングが特徴的なキラーチューン『take me out』が爆発的にヒットし、
デビューから瞬く間に各国の音楽賞や名誉を総なめにした。

『女の子が踊れるロックを作る』と言う結成時のコンセプトが極めて濃密に凝縮され結晶化された1stアルバム『Franz Ferdinand』は、
上記の『take me out』を始め、『this fire』『the dark of matinee』など、
バスドラムに合わせて足踏みをせずにはいられないダンサブルな曲が多数収録されている。
彼ら自身、ライヴやPVでもノリノリで足踏みしてギターやベースのネックをぶんぶんと振り回しているので、
それを観ればますますテンションが上がること請け合い。

また、日本ではoasisに並んで楽曲のCM採用回数がやたら多い。
『do you want to』はもう何回CMで使われたかわからないほど。この曲はアニメ『パラダイスキス』のOPにもなった。

楽曲によって、ロシアンアバンギャルドな無茶苦茶格好いいPVもあれば、
某プログレバンドのジャケットをパロディしまくったダサダサでアホっぽいPVもあり、とにかくその振れ幅が大きい。
また『this fire』など、PVとCDで編曲が変わっている曲もある。

メンバー

アレクサンダー・カプラノス(Alexander Kapranos)
通称アレックス。バンドのフロントマンで、ギターボーカル・キーボード。
エロかったりダサかったりかっこよかったりと、とにかく忙しい人。
一般人にはまず真似の出来ないギリギリのファッションでステージに登場しては、
謎の説得力で有無を言わさずファンの『カッコイイ』の基準を塗り替えてしまう魔術師と言うか催眠術師。
デビュー当初はまだまだ拙かったライヴパフォーマンスも最近はすっかり上達し、いよいよ一流ライヴバンドとしての地位を盤石なものとしつつある。
まだまだ伸びしろを感じさせる、スコットランドのセンスの塊。


ニコラス・マッカーシー(Nicholas McCarthy)
通称ニック。ギターボーカル・キーボード。
アレックスとのツインボーカルに近いコーラスは、彼の胸より高いギターでかき鳴らされるカッティングと相俟って有無を言わさずリスナーの体を揺さぶる。
ドイツ育ちなのでドイツ語のラップも出来ちゃうバイリンガル。
指揮棒のようにギターのネックを振り回すプレイが特徴的。

ロバート・ハーディ(Robert Hardy)
通称ボブ。ベース。
実は大概無茶苦茶をやるギターボーカル二人を根元でしっかりと支える縁の下の力持ち的な存在。
ごく単純なリフを目立ち過ぎず地味過ぎず、的確かつ正確に刻む彼のベースあってこそのフランツ・フェルディナンドだと言えるだろう。
ライヴでもあまり目立つことは無いが、こっそり足踏みしたり首を振ったりしてノっていることが多い。ある意味ベーシストの鏡。
べったりとしない丁寧さ、粗末過ぎない軽さ、安っぽすぎないバカバカしさが売りの隠れた実力者。
実はバンド結成の中心人物。


ポール・トムソン(Paul Thomson)
通称はそのままポール。ドラム。
ボブと共に『信頼と実績のリズム隊』としてダンサブルなビートを刻むバンドの柱。
彼の叩く裏打ちには、リスナーだけでなくバンドメンバーをも踊らせる強烈な魅力がある。
さりげなくドラムソロの多い編曲もそつなくこなし、ライヴではCD音源から大幅にアレンジされた編曲でもきっちりとバンドをまとめつつ、
更なる盛り上がりをもたらすかなりの実力者。
PVではよく立ったままプレイしている。


追記・修正は細タイ・半パン・ハイソックスに着替えてシャツをインしてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/