幕末編(LIVE A LIVE)

登録日:2012/04/08 Sun 00:04:21
更新日:2024/02/20 Tue 09:14:50
所要時間:約 7 分で読めます




「ほほう してその者の名は?」
「はッ そやつの名は‥‥」


時は幕末。この天地動乱の時代にも
陰ながら生き続ける『忍び』にとある密命が下った……。
敵の居城へ潜入し 数々の敵やカラクリを突破し
囚われの男を救出せよ! なるか100人斬り!?


幕末編とはLIVE A LIVEのシナリオの一つ。サブタイトルは『密命』
キャラクターデザインは「YAIBA」・「名探偵コナン」の青山剛昌*1
リメイク版での英語表記は「Twilight of Edo Japan」(江戸時代の黄昏どき)。

明治維新直前の時代、歴史の影に生きる炎魔忍軍は野心を持つ大名・尾手院王について探りをいれていた。
そこへ維新側の要人が尾手側に誘拐されたと報告される。
頭目ハヤテは立場上動けない為、この困難な密命を未だ荒削りではあるが資質は随一の若き忍者おぼろ丸に託すこととなる…。

モデルは勿論時代劇。SaGa2の第七世界を思わせる描写も散見される。
また、FFシリーズからある意味ゲストとして源氏シリーズも登場する。
目的自体は要人救出・尾手の打倒のみだが、城自体に様々なギミックが仕掛けられてることや多数の装備品・隠し要素等、
やり込みという点では全シナリオで最も充実している。
他のシナリオより、ストーリー面よりもチャレンジ要素重視といえる。難易度はやや高い方か。

幕末編の特徴の一つとして、人間キャラを倒す(=殺害する)度に「n人斬り」というカウントがされる点がある。*2
シナリオ解説では100人斬りも目標みたいに書かれてるが、別に無視でもおk。
お館様の言うとおり、「ひたすら 影となるもよし。また 城の者全てを消すもよし‥‥」である。
不殺、すなわち0人斬りも可能で、実はこちらの方が最終的なメリットは大きい。
慣れてきたら様々な目的に合わせて、誰をどう撃破し、踏破するかのルートを構築してみるのもいいだろう。
特に100人斬りはイベントのタイミング如何によって達成不可能になってしまう場合もあるので、殊更気を付けたいところ。
また、挙句の果てには抜け忍まで可能。ただしこの場合バッドEDとなる。

リメイク版では表現力の進化により城の構造は一部変化している。見取り図も参考にしながら任務に臨もう。
鐘が鳴るごとに合言葉が出たり*3、罠にかかるとどうなるかネズミが教えてくれたり、少し親切設計。

●登場人物

CVはリメイク版より。

●主人公

  • おぼろ丸
CV:橋詰知久
「拙者は忍び」
炎魔忍軍の若き忍。荒削りと言われるだけあって初期LV2と低く、序盤は苦戦し易い。
成長率は忍者らしく力・体力が低く速さ・知力が高め。実はレイやサンダウンの下位互換。
HPの伸びはそこそこで、装備品の充実化がし易いので結構耐える。

基本的に選択肢以外で喋ることはなく*4、ボイスが付いたリメイク版でも、幕末編では選択肢と戦闘ボイスくらいしか声が入っていない。おかげで発売前のトレイラーでは、おぼろ丸パートは技名を叫んでいる場面ばかりに……
だがその選択肢用ボイスも、よく聞くと同じ選択肢なのに幾つかパターンがあるようだ(例えば「芋」なら真面目なバージョンと、やや軽めに答えているバージョンの2つが確認できる*5)。

最終編では、専用武器・ムラサメは能力補正こそ低いが最高の攻撃力を持ち、力の低さもカバー可能。総合力の高さからスタメン候補にしやすい。
ただ、仲間加入時には彼と一度強制戦闘になる為、幕末編で鍛えすぎると大変なことになるので要注意。
ちなみに幕末編のエンディングでとらわれの男の同志になるかならないかという選択肢が出るが、その答え次第で最終編のエンディングが若干変化する。

リメイク版発売記念コメントによると、デザインのモチーフはサイボーグ009とのこと。そんな気はしていたが

◆使用技
技は多彩かつ優秀な物が揃っており、遠距離攻撃から高範囲攻撃・フィールド塗り替えと器用に戦える。属性も豊富であり、弱点を突きやすい。
唯一反撃技だけは欠落しているが、忍者だけあって単独行動できるポテンシャルは充分。
実は知力25と同じく一部技をラーニング可能なので、知っていると通常より早く強くなれる。
レベルアップやラーニングだけでなく、各地のイベントでも習得が可能。ただし目標によってはスルーするしかないものも。
リメイク版では漢字表記が増えた。その他、「速」ならぬ「素早さ」を上げることで「忍び斬り」「手裏剣乱糸」などの威力が上がるようになっているが、実は「物攻」を上げても威力が上がるようになっている。
  • 忍び斬り
目にも止まらぬ太刀筋を浴びせる、忍者たちの通常技ポジション。その速さに遅れて剣閃が走る。
「力」ではなく「速」で威力が上がるのが如何にも忍びの技らしい。
オリジナル版だと後にリメイク版で明文化された「行動異常」をリセットするので、やり込む際には注意。
  • 十文字斬り
相手ではなく、自分の周囲四方を切り払う。自分の周囲1マスにいる相手にダメージを与え、向きを変えて隙を生み出す。
  • 忍法火炎ぼたる(リメイク版:忍法火炎蛍)
炎を残して駆け抜け、あたり一面広範囲に火炎フィールドを発生させる。火炎フィールド発生に特化した性能を持つ珍しいシロモノ。
幕末編ではフィールド床による超回復が猛威をふるう場面が何か所かあるため、これで対抗することを覚えておくと絶対に役に立つ。
リメイク版では範囲内の敵を全て攻撃できるようになった。
  • 水トンの術(リメイク版:水遁の術)
水柱を発生させる忍術で、水フィールドを作りながら近距離広範囲を攻撃する。相手を吹き飛ばして間合いをとれるあたりが遁術らしい。
リメイク版では普通に倒そうとするとしぶとい「しょく台」を一撃で倒せる。
  • 火トンの術(リメイク版:火遁の術)
自分の周囲に火柱を発生させダメージを与える炎忍法。HPは低いのだが刀では分が悪い、という敵を倒すときに使うことが多い。
  • 毒きり(リメイク版:毒霧)
自分の周囲に毒を振りまいて、敵を毒状態にする。強敵にはかなーり決まりにくく、使いどころが難しい。実は火の技。
リメイク版では毒の発生率と持続時間が保障され、さらに大きめの回避ダウンがついているので、それ目当てで使う可能性もある。
  • 手裏剣乱糸
弾切れの概念が存在しない、原理不明の無限手裏剣投げ。射程が長く、連発数でダメージを稼いでいる。
SFC版取説には「しゅりけんみだれいと」と振り仮名がふられているが、リメイク版ボイスでは「しゅりけんらんし」。
多段ヒット技であり有効な強敵も中々多い。密着されると出せない点に気をつければ隠れて優秀。
  • 忍法夢幻蝶
SFC版取説には「ゆめげんちょう」と振り仮名がふられているが、リメイク版ボイスでは「むげんちょう」。
カミの毒蝶を相手にけしかけてダメージを与え、睡眠毒で毒と眠の追加効果を与える優れもの。知(特攻)依存要素が多く強化がやり易い。
多段ヒット技なので巻き込みたい相手の数とHPと相談して、好きなところに仕掛けよう。
  • 砂ジンの術(リメイク版:砂塵の術)
文字通り強烈な砂塵竜巻を自分の周囲に発生させ、多段ヒット攻撃を与える土忍法。多段ヒットなので相手の数が少なければ威力が集中する。
さらに足を封じて移動を封じたり、知やLVをあの奥技並みに大きく下げるため、隠しボスにすら強烈な弱体化を与えてハメにつなげることが出来るほど。
つまるところ初心者が使っても強く、上級者が使いこなすと手が付けられなくなる。影一文字とのコンボが強力。
リメイク版では威力・弱体化ともにやや弱くなっており、強敵相手に追い打ち気味に使うものになっている。
  • 忍法雪木がらし(リメイク版:忍法雪木枯らし)
カミの雪吹雪を相手めがけて放ち、大ダメージを与えて相手を凍結、もとい麻痺させることがある。速も大きく下げる。
威力はかなりのものだがタメ時間がややある上に指定ポイント1マスにしか効果がないので、小さい敵には使いづらい。
理由は不明だがリメイク版では習得順序が変更となり、シュラのインの次に習得する。水の技としては高威力。
  • 忍法カマイタチ(リメイク版:忍法鎌イタチ)
離れた相手を切る風忍法。間に他の敵の存在や障害物があったとしても、無視して対象だけを切り捨てる風の刃。
長所の知依存かつタメ無しで長射程攻撃ができるので、これが使えるとだいぶ楽になってくる。
リメイク版では防御(体)・特防を結構下げてくれるので、サポート技としての使い方もできる。
  • シュラのイン(リメイク版:修羅の印)
近距離にいる相手のHP・体・LVを下げるどころか吸収してしまうという地味に強烈な精神忍法。「シュラの仏像」から見覚え出来たりするが、コツを知らないと自滅されたりする。
一度の弱化具合を重視する方なら砂ジン、速度重視だったり欲張りな方ならコレという感じで使い分けられる。
リメイク版では精神弱点の敵を安全に攻略するのに使う。
  • 科学忍法火の鳥
カラクリ火の鳥を大量に召喚し、横軸に強い広範囲を爆撃して一掃する。ロマサガ1世代はビビるネーミングだ。
シュラのイン同様に「炎の仏像」経由で獲れたりもするが、威力が高いので覚えようとして焼け死ぬ危険もある。ある忍者はタメ無しでこれを使えるらしい…。
リメイク版ではちょっと地力に頼らないといけないので、制限次第ではお預けとなる。
  • 忍法コマまわし(リメイク版:忍法コマ回し)
悪代官技。ななめ正面にいる敵をそこに立ったが運のつき、秘技百回しで高速回転させて強制的に大きく振り向かせる。そんなやりとりのイベントで体験することでも習得可能。
喰らった相手は技に使用制限がかかりその場でぐるぐるとまわり続けて隙をさらすので、更に強力な攻撃で追い討ちをかけたり弱体化を狙うチャンス。ネタ技のくせに素晴らしい働きもできるおいしい忍法。
ちなみに女性に使うと珍しい技が見やすい。あと約一体はすんごくまわしやすい。
だが、ある秘剣を使う敵をついつい回してしまうと…
  • 影一文字
急所を突いて一撃必殺する剣技。背面を晒してしまうが溜め無し高威力+稀に多段ヒット・石化とややリスキーながらも強力。イベントで早期習得することもできる。
何故石化するのかについてだが、このゲームにはHPに関係なく即死するという効果がないのでそれの代用で石化を採用しているのだと思われる。相手のLVを下げてから使うと効果的。
実は、最終編のマスタードラゴンなどにも通用する。
リメイク版でもレベル上げやり込み勢の手により、その強さは証明されている。ただし単独ヒットになり最大火力は他に譲った。
  • 忍法矢車草
忍者の究極剣法。離れた相手に飛び込み、広範囲を斬り捨てる。イベントで早期習得することもできるが、条件は結構厳しく計画性がないと覚えられないだろう。*6
高威力+短い溜め時間+長射程+範囲攻撃+貫通属性と使い勝手が非常に良く、状況次第では大量の敵を仕留めることが可能。地味に力・体低下が付加されているのも美味しい。


●仲間

  • とらわれの男
CV:大塚芳忠
「ここの城主に礼が言いたい。ちっくと付き合ってくれんかにゃあ」
救出対象である維新の要人。加入後もこの名前であり、幕末編EDで素性が明かされる。
…が、土佐弁・北辰一刀流・拳銃を所持・武器がヨシユキ(陸奥守吉行)と、日本史好きなら正体はすぐにわかる筈。
技はサポート方面寄りかつ、レベルアップでの能力上昇が控えめなので、火力面ではやや頼りない。攻撃力40+麻痺のヨシユキはほぼ宝の持ち腐れ。*7
なお、彼の土佐弁を監修するためだけに今をときめく野村哲也が起用されている。

合流の仕方は二通り。0人斬りの場合、加入は必然的に終盤になる。このままクリアするとヨシユキをおぼろ丸に譲り、最終編での初期装備になる。

◆使用技
3種類しかないが、封殺に長けており安全に敵を倒すのに役立つ。
  • 抜刀狼牙射術
拳銃で相手の武器を狙い撃つ、実にこの男らしい射撃術。LVダウンの効果がありサポート色が強めで、ボス戦では当然役に立つ。
意外な弱点として毒状態だと使用できなくなる。毒を与えてくるボスは後半多いので要注意。
リメイク版では毒による使用制限も取っ払われ、ボス戦で役に立つ特技の立ち位置を維持している。
  • いかく射撃(リメイク版:威嚇射撃)
拳銃で斜め射程に対していかく射撃を行い、相手の向きを大きく変え、更に追加効果で足を封じて動けなくする。主に隠しボス戦で火を噴く。銃だけに。
追加効果発動率は相手の「知」依存なのでおぼろ丸の砂ジンの術と併用すると足止めが効果的に決まる。
リメイク版では相手の攻撃の溜めがチャージゲージとして見えるため、大技阻止用に活躍。
  • 北辰一刀流
上段から強烈な振り下ろしを見舞う剣術。ヨシユキの追加効果を反映するため、相手を麻痺させることがある。
普通はおぼろ丸が火力担当で動きやすいので地味だが、早解きではとらわれの男の手も借りたいのでボス戦で多用される。
リメイク版だと耐性持ち増加+飛属性弱点というケースが多いため、頼る頻度は減ったかもしれない。

  • カラクリ丸
CV:桜祐
「にゃにゃにゃにゃにゃん!!」
ある条件を満たすと加入。
まんまパーマンに登場するコピーロボット(からくり)だが、スイッチを押した人間と瓜二つの姿になる。
ただし区別の為かおぼろ丸と色が違う。
OPの源内の発言から、元々はとらわれの男の替え玉として作られた模様。
幾つかの技はおぼろ丸と共通だが、成長するとやや変わった技を習得し、最終的には大激怒岩バン割りまで習得する。
ラーニングシステムと同様で、相手に繰り出させたうえで戦闘に勝利すればレベルアップより早くに獲得が可能だ。
ただしネズミと接触すると暴走し、襲い掛かってくる。(倒すと再加入)
また、高所から落ちたり浸水すると故障して使い物にならなくなる。

秘めたる要素の面白いヤツだがその繊細さが災いしてか、0人斬り時の虚無僧爆破要員として出オチ気味に扱われることも多い*8。能力値は全体的に高いが、知の初期値は貫録の『1』。
このため、覚えられる技の性能はピンキリになっている。

初期装備はおぼろ丸と同じく「カネサダ」(リメイク版は「兼定」)。リメイク版はカラクリ丸の装備も最終編へと持ち込めるようになっているが、何故かカラクリ丸を仲間にしなかった場合でもカラクリ丸の「兼定」を最終編へ持ち込める仕様になっている。どこから湧いてきた?

なおリメイク版(Nintendo Switch版)で体験版から製品版にデータを引き継いだ時、カラクリ丸が初期状態で何の技も覚えていないというバグが存在している(Nintendo Switch製品版Ver1.0.0)。バグ発生条件は確定ではないが、とりあえず製品版で最初からプレイした時には発生しないようなので、連れ回したいのなら製品版でデータを作った方が良いだろう。
製品版Ver1.0.1アップデートでこの不具合に対応。

◆カラクリ丸ならではの技
お披露目する機会はそうそうないがユニーク。隠しボス戦なんかに連れていくのも一興。
  • 切り下ろし
この編には「斬り下ろし」と「切り下ろし」があり、後者はカラクリ丸がモノにできる。相手が真後ろでも向きを変えずに使える代物で、五忍者経由でラーニング可能。
  • 風魔手裏剣
同名の攻撃アイテムを使った時と同じ効果。射程が長く、範囲があり、多段攻撃なので強力である。基本的にレベルアップで覚える。
  • エレキテル放電
離れた相手に稲妻が走る。敵が使う同名の技と違い射角は狭いが、3×3範囲に炸裂する上に麻痺の追加効果があり、複数の敵向けに変質している。
  • 火炎放射
忍者が使う火忍法で、口に油を含んで着火して吹き付ける攻撃。火のしかけのものとは別物である。
  • 忍法コママワリ(リメイク版:忍法コマ回り)
自分がその場でコマのように回転して、矢車草のエフェクトで周囲の敵を向き替えしつつ吹き飛ばすという、コマまわしのパロディ忍法。
五忍者も所持しているが使用フラグの欠落とかそんな関係で使ってこない。残念。計画的なレベルアップで覚えよう。
  • 尾出流手裏剣術
敵の忍者やくの一も使用する手裏剣の技で、尾出手裏剣を使用した時と同じ効果。狙った場所にのみ当たる。ここらはレベルアップよりラーニングしたほうが圧倒的に早く覚えられる。
  • とろけるせっぷん(リメイク版:とろける接吻)
その名の動作で相手の生命力を削り、力と体を減らして骨抜きにする精神忍法(妖術)。って、お前は一体何を覚えているんだ…
ラーニングするならくの一の側面からどうぞ。ちなみに影一文字に対応しているので、小判くれ壺を使うと早く覚えられる。
  • 大激怒岩バン割り(リメイク版:大激怒岩盤割り)
ラーニングできる技の宝庫である五忍者が繰り出す、時代を超えた隠し技。気合でレベルを上げるかラーニングか小判くれ壺で習得可能。
こんな技を隠し持ってる五忍者って実はサイドロープか何かじゃないだろうか。真相は永遠の謎である。

●尾手の手勢

武士から悪徳商人、浪人や忍者とモブも多種登場するが、シナリオに関わるキャラを記す。
彼らを倒しても殺害カウントに含まれない。
ちなみにモブの皆さんにも個々に名前が付いており、「生野 矢多蔵(いくの やだぞう)」や「原伊 太蔵(はらい たいぞう)」など名前をかなに直すとかなり面白かったりする。*9

リメイク版だと無抵抗の相手を容赦なく殺りすぎるのは問題視されたか、いくつかの手勢は正体を見破られた間者(スパイ)のような口ぶりで戦うことになる。
一方で勇んだものの技がない腰元やHPが減ると命ゴイしてしまう家老など、シュールではある。

  • 天草四郎
CV:石田彰
島原の乱を起こした人物。地下牢でとらわれの男の監視役を行っており、助けに来たおぼろ丸が落とし穴に嵌って地下に落とされた所を迎え撃つ。
周囲には取り巻きの亡霊が何体もうろついており、天草を倒しても亡霊が1体でも残っていると、それを吸収して無限復活してしまう。
そのため、天草を完全に倒す為には亡霊たちを全て撃破してから本人と戦わないといけない。リメイク版では亡霊の数が少し減った。
正面にも背後にも対応した射程範囲なので、正面からうまく死角を探して攻撃できればいいのだが。
なお、先にからくり源内を倒すと城内のからくりが全て止まり、地下牢の落とし穴も無くなるためとらわれの男が自力で脱出してしまう。
そのため、0人斬りの場合はそもそも天草の見せ場自体が消滅する。
更にそれ以外の時も無限湧きする亡霊を利用されて経験値稼ぎのダシにされたりする。アーメン!!
倒すと「マリアのベール」を落とす。リメイク版では宗教上の問題か「聖者のベール」に変わった。他にも、彼が出現するときに描かれる魔方陣は六芒星だったが、リメイク版では別の模様に変更されたり、使用技「逆さ十字」が「デスクルス」に名称変更されたり、宗教上の理由でちょっとした変更点が多い人物でもある。
元ネタはおそらく「魔界転生」に登場する同名の人物。多分サムライスピリッツの同名の彼とルーツは同じだろう。

  • からくり源内
CV:千葉繁
かつての平賀源内。自らの体もカラクリ仕込みにしている。何故か口調に英語が混じっている。
自らを模した異形の電極を多数引っさげて現れ、エレキテル放電でこちらを感電死させようとしてくる。
彼を倒すと城内のからくりが全て止まるため、移動が大幅に楽になる。
なお、SFC版では電極を自力で全滅させた上で源内を撃破すると高確率で「ゼンマイ」を落とす*10。何かに使えるようだが…?
0人斬りの時は限られた戦力で、彼と電極を手動で全滅させる必要がある。上手く近づいて頑張ろう。範囲攻撃が可能な攻撃アイテムがあったら活用してみると良い。
リメイク版では源内を直接倒すルートでもイケるようになったが、代わりに電極が渋滞を起こさず行動してくるので注意。また、BREAK DOWNの仕様が変更されたので、どう倒してもほぼ確実に「ゼンマイ」を落とすようになった。

CV:柴田秀勝
尾手が現世に呼び出した亡霊。強者との戦いを何よりも望んでいる。
亡霊のため、一旦出現した後はどこまで逃げても倒すまでひたすら追ってくる。戦いを避けることはできない。
かつてのライバルである佐々木小次郎の技であるツバメ返しを二刀使用したりする。その射程から逃れるのは難しい。
…実は影一文字で石化可能。また、火の技を喰らうと攻撃パターンが限定されるというマニアックな要素も存在する。
リメイク版では飛び道具による攻撃が有効。射程の死角を突けば勝機がある。
「奥義」を「奥技」と誤字っていることでしばしばいじられるLIVE A LIVEだが、実は宮本武蔵の技「奥義・心刀滅殺剣」だけ正しい表記であることはあまり知られていない。*11

  • 淀君
CV:甲斐田裕子
尾手の娘を自称している妖艶な美女。正体は豊臣秀吉の側室だった女性の怨霊。
後方にも攻撃範囲を持ち、様々な状態異常やデバフ、吸収技を駆使してくる。
なお、彼女が正体を現す前に天守三階で人間姿のまま殺害していると殺害カウントに含まれるが、
後の再戦で亡霊であることが明らかになり、カウントを訂正。律儀だなおぼろ丸。
人間姿の時は「死にまする!」という自滅技を使い石化して勝手に死んでしまうこともある。史実でも淀君は自害しているのでそれに倣った技なのだろうが、そもそも弱いので「死にまする!」自体あまり見る機会がない。
ちなみにとらわれの男がいない時には彼女の誘惑に「喜んで」乗ることもできるのだが…結果は察しろ。
いつもと変わらぬ、ハヤテと親方の台詞が妙に響く。
とらわれの男がいて誘いに乗った場合は「尾手に娘がいたなどと聞いたことがない」とおぼろ丸を止め、その場で正体を現す。


尾手院王

CV:若本規夫
「フ…これでこの日の本を再び戦乱の世にすることが出来る…ハァッハッハッハッ!」
維新の混乱に乗じて日本を手にしようと画策している大名。悪魔に魂を売り渡し、既に人外と化している。
第1形態は、彼を取り巻く八剣士と戦ったか否か(短筒の破壊有無)で、攻撃パターンが二種類に分岐するという小ネタ要素がある。
八剣士と戦った場合は短筒を使い、そうでない場合はとらわれの男に短筒を壊されるので、鉄扇と妖術を主体に戦う。
「妖邪怨殺剣」「コノタワケ扇子」などある意味かっこいいネーミングの技を使うのだが、隣接しないと使わない技が多いので、遠距離攻撃が充実しているおぼろ丸ととらわれの男相手だと見る機会もなく倒してしまうこともしばしば。
リメイク版ではどの技にも気合の入った若本ボイスが付いているため、聞きたいならあえて接近して技を披露してもらおう。
モデルは織田信長の模様。
「憎しみ」に関わる要素は少ないが、力による支配は憎しみを生むと評する(=憎しみを否定する)者を捕らえて秘密裏に葬ろうとし、
江戸幕府(とその前身)に打ち滅ぼされた者を亡霊として従えているあたりに関わりが見られる。
或いは、人間であることを捨てるほどその脆弱さを憎んでいたのかもしれない。

ガマヘビ変化

CV:若本規夫
「これぞっ!! 我が秘術、ガマヘビ変化ェッ!!」
幕末編ラスボスであり尾手の正体。「日の本を収める気高き私の姿」とのことだが、醜悪極まりない妖怪変化へと妖術で変化した。
もっとも、ハヤテとか巨大鯉とか刀の化身の方が明らかに強いのだが…隠しボスには勝てなかったよ、状態か。
忍法雪木がらし・カマイタチが使えるくらいのレベルなら、遠距離戦に持ち込んで苦労せずに倒せる。
ただし毒フィールド耐性を持ち、毒フィールド化技も持つため場合によっては16~144という超回復状態になるのは注意。
実際のゲーム画面と、小学館から刊行された攻略本のイラストとで、結構差異が楽しめる。*12

最早言葉も喋らないと思われたがリメイク版では「この姿を見たからには生かしておかぬぅ…!!」など、若本節を加工込みで炸裂させてくる。
「気高い姿」じゃないんですか?と思いたくなるが、まあ多分「冥土の土産に拝ませてやろう」というニュアンスなのだろう。

◆使用技
  • 毒のキバ
小技。とらわれの男が毒になると不味いが、それ以外に怖い所はない。
  • げこげこ
近くの相手に鳴き声を浴びせ、ダメージと同時に体・知を下げたり麻痺させたりする。おぼろ丸には厳しい追加効果の技。
リメイク版ではこっそりとカタカナになり、麻痺の確率が保障されたので避けたい技になった。
  • 毒蛇ムチ
ガマヘビ変化の代名詞。中射程に毒蛇が襲いかかり、指定されたポイントから広範囲に毒フィールドを発生させ、巻き込んだ相手を毒に侵す、毒々しいことこの上ない技。
近くのキャラに出されると超回復で長期戦に持ち込まれてしまうし、遠くのキャラというかとらわれの男が狙われると技を封じられかねないし、マジ厄介。迅速に対処すること。
リメイク版では溜め技となり必殺技演出でズームするようになり、技自体のダメージ量が大きくなった。
  • 吸血
さまざまな時代の雑魚が使うのとは一味違い、エフェクトと属性の違う特別仕様。ダメージも大きく死因たりうる。
ふみつぶし
ある状況下でのみ毒のキバのかわりにこちらを使用する。しかし使われる頃には敵ではなかったりする。

●ワタナベ

義賊の盗人親子。天井裏の小判を狙ってる。父は中々の身のこなしだが、調子に乗った所を槍で刺されて死ぬ。
ちなみにワタナベを刺殺するキャラを予め倒しておくと登場せず、小判もなくなる。
小判確保のため、100人斬り以外の大抵のプレイスタイルで死ぬ。*13

なおリメイク版では、ワタナベイベントが起きずに彼らが小判を盗んだ後の様子を抜け忍イベントを起こした時にちらっと見ることができる。ワタナベ父の生存ルートはおぼろ丸の死という、本編とは真逆の皮肉な結末である。

●幕末編の特徴

  • 隠れみの(隠れ身の術)
ハヤテから授かる忍び道具。Yボタンを押している間は地形に溶け込み、敵に接触してもエンカウントしなくなる。ついでに敵にも認識されなくなる。
ただし使用中移動は不能。また、これを使わないと斬ることが出来ない相手も多数居る。
リメイク版では敵シンボルがこちらを認識→追跡というパターンになり、ノーエンカウントに拘る人なら必須レベルでお世話になる。
最終編では使用不能。

  • ダッシュ速度倍化(SFC版のみ)
SFC版では忍者故か、他の主人公と違いダッシュ速度が2倍。つまり通常の歩行の4倍となる。
あまりに速すぎるため慣れないと壁に引っかかったり敵に突っ込んだりしがちなので注意。
ただし天井裏では這いずりながらの移動の為通常のダッシュ速度になる。
最終編でもおぼろ丸が主人公の場合のみ適用される。
リメイク版では残念ながら歩行とダッシュが統合されたことに伴いオミットされてしまい、移動速度の格差はなくなった。

  • 落とし穴
カラクリ仕掛けだらけの尾手城にはやたらと落とし穴がある。床に偽装してある落とし穴、一定間隔で開いたり閉じたりする落とし穴、座布団かと思えば落とし穴と、落とし穴の種類は豊富。リメイク版だと床に偽装してある落とし穴は簡単に見分けられるようになり親切。
それら落とし穴に落ちると、だいたい地下の牢屋に閉じ込められる。中には隠し部屋に通じるものも。
落ちる時には落下する様子が描かれるが、リメイク版ではおぼろ丸がたまに華麗に空中回転しながら落下する。
カラクリ丸を連れている時に落ちると、カラクリ丸が落下のショックで壊れてパーティから離脱する。
とらわれの男を連れている時は落下後に「死ぬかと思ったぜよ!」と軽く言って笑うが、そんな程度で済むとらわれの男のタフさは半端ない。

どの階でも城の屋根裏の中央にでかい穴が開いていて、その穴に落ちると地下の牢屋に落ちるため、尾手城は中央が空洞になっている変な城ということになるのだが、リメイク版ではこの点が反映され、中央に吹き抜けがある構造になった。


●隠し要素等

※他にも色々あるよ!
  • 魔神竜之介
「この刀は渡さん…去れ……」
ある通路で条件を満たすと刀だけが飾ってある部屋に入ることが出来る。
その刀を取ろうとすると亡霊が現れ、立ち去れと警告してくるが再度話しかけると魔神竜之介と戦闘になる。
刀の化身らしく内部的には物質系の敵で、○人斬りにカウントされない。大抵のプレイスタイルでも挑戦大歓迎である。
原始編のキングマンモー的ポジションの隠しボスキャラで、射程は短いが殆ど即死級の火力を持つ難敵。
対抗策は水トンの術でぶっ飛ばしたり、いかく射撃・砂ジンの術で足止めしつつ弱体化したり、十文字斬りや忍法コマ回しで向きを変えて封殺してしまうのがベター。
知を下げれば影一文字の石化が通用するため狙うのも手だが、横軸は必殺の「破道法」(波動砲のパロディ)の間合いなのでやるなら迅速に。
なお、データ上は種族タイプが木のはしら等と同じく「物質」であるため、もしかしたら魂が刀そのものに宿っているのかもしれない。
とらわれの男がいれば幾分か難易度は下がるが、おぼろ丸単独でも撃破は可能。
さらにリメイク版では行動ゲージを見切り初期技だけでハメ殺せてしまうパターンも確立したため、単独の方が楽という説もある。
撃破すると幕末編最強の刀・ムラマサ(リメイク版:村正)を入手できる。さらに隠し小ばん×4も取れるようになる。

  • 岩間さま
「ぴちぴちッ!!」
池で普通に泳いでる巨大な鯉。HPはなんと2032とゲーム中最高クラス。ガマヘビ変化の3倍以上、つーかこのゲームのラスボスと同等。
画面の大半を水フィールドに変える上に高威力の「水呼び」(タイダルウェイブのパロディ)まで使うので真っ向勝負では気合ゲーになる。
そのままだとフィールドダメージを吸収して最大128ほど回復してしまうので阻止したいが、範囲がデカすぎて塗り替えるのも一苦労。
向き変更技も無意味。(なぎ倒し・水呼びと向き関係なしに使用する技が2つもあるゆえ)
一方、口元を斜め軸上に立って飛び道具系技で攻撃すると反撃技の「のたうち」で能力低下してしまい、更に挙動不審(リメイク版では確率で「恐怖」)になる。
この為、手裏剣乱糸や抜刀狼牙射術で口を撃ちまくり、その隙に弱体化させたりずっと俺のターンするのが最も有効。毒を盛れれば効果的。
こいつにも石化が通用するのでひたすら影一文字を使う手も有効。
倒すと水神のウロコ(知力+10/リメイク版では特攻+10のアクセサリ)を高確率でドロップする。水呼び攻撃が使えて、最終編でも使い勝手のいい雑魚散らし手段として活躍する。
ちなみにデータ上は種族タイプが「妖怪」であるため、どうやらただの鯉ではないようだ。

この二体の敵はFF5しんりゅう(魔神竜之介・撃破後に最強の刀をくれる)と、オメガ(岩間→γ→次の文字がΩ)がモデルだとか。
攻略本では2冊とも「いわまさま」読みだが、この際「がんまさま」読みでも問題ないだろうと思われる。

  • ハヤテ
CV:杉田智和*14
炎魔忍軍の頭目でおぼろ丸の上司。
とらわれの男を救出しないで城を出ると抜け忍イベントが発生。おぼろ丸は抜け忍として炎魔忍軍から追われる身となる。
次から次へと襲い掛かる炎魔忍軍の追っ手を倒し続けると、最終的にハヤテ自らがおぼろ丸の粛清に乗り出してくる。
頭目だけあってその実力は非常に高く、影一文字や忍法火の鳥*15といった高度な忍術を使いこなす。
魔神竜之介や岩間さまには及ばないものの、ラスボスよりは十分に強い。一対一で戦うため彼を倒すには綿密なレベル上げが必要。
正直おぼろ丸なんぞを任務に行かせるよりも、ハヤテ一人を行かせれば余裕で任務達成できるだろと思えるほどの実力者である。
もっとも幕末編冒頭で、お館様が「頭目に万が一のことがあったら炎魔忍軍はどうなる」とハヤテを制しているので仕方がない。
なおハヤテを倒しても、結局ハヤテは「いかさぬわァ!!」とおぼろ丸を道連れにしてゲームオーバーとなる。
忍びの掟に逆らう者の末路は死のみ......。

  • いんろう(リメイク版は「印籠」)
女性を一度も斬っていない場合、尾手二戦目の部屋の手前で腰元が「腰元のおび」を渡してくれる。
約10秒後に同マップ内にいると腰元が戻ってきて「いんろう」(知力+30/リメイク版は特攻+30のアクセサリ)を渡してくれる。
(一歩も動かないことが条件とよくあるが、実際は移動やマップ切り替えしても一定時間内に戻れば可能。ただよっぽどの事情がない限り全く動かず放置する方が楽)
装備しても強力だが、回数無限の有射程大回復手段としても役に立つ。取れるなら取って、引継ぎするなら忘れずに装備しておこう。
ちなみに100人斬りの時にもこの腰元を出さなくてはいけない+アイテムは諦めて倒す必要がある点に注意。

その正体はくの一。しかし、ロングポニテ×ぴっちりスーツ×お色気技完備って時代先取りしすぎじゃないだろうか、これ?

  • 経験値稼ぎ
ある蔵に出現するひとだま(かわいい)は出入りすれば無限涌きの為、コレを利用して経験値稼ぎが可能。
特に0人斬りの時は貴重な経験値稼ぎの手段となる。レベル8~10くらいまでは簡単に上げられ、時間を掛ければ矢車草の習得すら可能。
レベル11からは獲得経験値が5になってしまうものの、蔵の狭さやエンカウントの仕様上中世編でストレイボウを育てきるより遥かに楽。
ただし、SFC版では同じ蔵に居る女幽霊の「おきょう」を倒してしまうと出現しなくなるので注意。
一方、リメイク版ではおきょうを倒してもひとだまが復活するようになった。それどころかおきょうのいた位置にもひとだまが追加される……
天草四郎の部屋はひとだまの数が多い上に時間経過で復活する為、こちらより効率が良い。ただし0人斬りでは使えない。
源内撃破前なら天井裏のからくりや、気分転換したいなら座布団の罠の木のはしらと戦うのも手。

  • コイツぁタマゲタ
ある落とし穴に落ちると通常向かう地下牢に直通せず、隠れ装備品の「コイツぁタマゲタ」がある部屋に着く。
まず解らない場所にあるだけあり、全床ダメージ吸収というまさにコイツぁタマゲタ性能を持った足装備。
ただし、SFC版ではカラクリ丸を連れてこの部屋に落ちると残骸が道を塞いでゲタの場所までたどり着けなくなるという罠がある。カラクリ丸が居ないときに行こう。
リメイク版だと残骸の横をすり抜けられるようになったので心配なし。

  • オカメの方
SFC版から居た、とある場所で眠っているおぞましいふとましい女性。
話しかけて起こすと追いかけてきて戦闘になる。しかも起こした時含めて合計17回倒さないといつまでたっても追いかけてくる。ただただうざい。
……だったのだが、リメイク版ではなんと、倒し切ると新規アクセサリ「美しい帯」(特攻+20)をくれるようになった。
辛抱強く倒すことにメリットが生まれたと言える。不殺以外でクリアするなら取っておくのも一興。
なお、完全に殺すまでは殺害判定にならないため、0人斬りでも死にかけ直前まで戦って経験値や通常の「腰元の帯」のドロップを稼ぐことも可能。

  • 五エ門
地下牢に囚われている盗人。
牢を開けて話しかけると見逃すか斬るかを選択できる。
あまり好戦的ではない様子で、斬ろうとした場合は「主とは戦いたくないであ~る」と一度は戦いを拒否してくる。
牢から逃がすか否か選ぶという点でFF5の「こそドロいっぴきおおかみ」を想起させるイベントだが、本作では見逃した場合の方がメリットが大きく、
彼を見逃すと、その時点までに開けた宝箱の中身の一部を復活させてくれる。源氏シリーズ、カギなわ、小判、村正が対象。
特筆すべきは小判を復活させてくれる点で、彼を最大限活用すれば城内に配置されている分だけで最大20枚獲得できる。
もちろん逃がせるのは一回だけなので、それまでに該当の宝箱を一通り開けておく、すなわち彼をしばらく捕らえられたまま放置しておくのがベスト。
一方、斬ろうと襲いかかった場合はその消極的に見える態度から一転、斬鉄剣を持ち出す強敵と化す。
倒すとレア枠で小判をドロップすることがあるものの、100人斬り狙いの時や強敵との戦闘目当てでもない限り、刃を交えるメリットはほぼ無い。
リメイク版ではカギなわ入りの宝箱が2つ増えたため、カギなわの宝箱は復活しない。また、仲間の装備やアイテムとして所持している装備品も最終編へ持ち込めるようになったリメイク版では、源氏シリーズを復活させ増やすと最終編でも役立つ。

  • 百回しの家老
とある部屋にいる家老。普段は腰元と「よいではないかよいではないか」「あ~れぇ~」とお約束の伝統芸能を見せてくれる。
しかし、一緒にいる腰元を斬殺した後、家老の下に立つと「秘技!百回し~~!!」とおぼろ丸を本当に百回しする。
これだけで終わりではなく、これを10度繰り返すと彼の悲願の「千回し達成」が満たされ、満足した家老はそのまま昇天。
そしておぼろ丸(もし一緒にいればカラクリ丸も)が「忍法コマ回し」をレベルに関係なく自動習得する。
ただし、このイベントにはある問題があり、腰元を斬り、家老が自然死する時点で0人斬りも100人斬りも達成不可能になる。
さらにこのイベントを早期に起こそうとした場合は腰元を斬らなければならない時点で印籠を諦めなければいけない。
印籠を貰う終盤まで進めてから戻ってくる頃にはレベルも大分上がっているので、わざわざここでコマ回しを覚えるメリットも消滅してしまう。
そのため、コマ回し早取りの使い所があるごく一部の特殊なやり込み以外ではあまり実用性がないのだが、
イベントそのものは面白いので直前でセーブした上で一旦イベントを見てからリセットしてやり直すのもいいだろう。

  • 小判くれ壺
とある隠し通路に存在する謎の喋る壺。魔神竜之介のちょうど反対側にいる。
小判を要求してくるが、1枚だけでは特に何もなし。
6枚同時に入れると、おぼろ丸は「影一文字」、さらにカラクリ丸がいれば「とろけるせっぷん」、
10枚同時に入れると、おぼろ丸は「忍法矢車草」、さらにカラクリ丸がいれば「大激怒岩バン割り」をレベルに関係なく習得できる。
いずれも高レベルで習得可能な技を早期習得できるのだが、前述のように小判の入手機会はかなり限られており、
城内に存在する分が最大10枚×五エ門復活で2倍、加えて商人・おミケ・魔神竜之介の低確率ドロップのみ。
小判はここ以外にも使う機会が存在するし、前述のレベル上げでも普通に習得できる技のため、使うかどうかは悩みどころである。
妙な効果音付きの演出は一見の価値があるので、セーブ&ロードで見てみるのも一興。

  • けっこんおめでとり~
攻略本未記載、発売から11年目にして某掲示板で条件が確定された隠しイベント。イベントの存在自体は条件確定より前からそこそこ知られていた。
0人斬り、からくり丸を連れた状態で、城壁の屋根を画面向かって左に進み、行き止まりの三角の窓を調べると発生。
電源を入れた後放置すると見れるOPデモでそこ目指して移動しているのだが、まず結びつくわけがないのが普通。
からくり丸を連れている状態だともうシナリオも終盤に差し掛かっているので、序盤に通り過ぎた場所まで戻っていくという発想もなかなか浮かばないものである。
ネズミが二匹いて、片方が「けっこんおめでとり~」と言うと、もう片方がくしゃみをする。
すると爆発音と共に画面がホワイトアウトし、ネズミが二匹ともいなくなるというなにがなんだかさっぱりなイベントである。
ファミ通が2020年に行った26周年記念生放送における時田氏の回答によると、開発チームのスタッフ同士が結婚したことへの祝いのメッセージとのこと。
リメイク版でも条件はそのままに健在。

  • EDでの雲
リメイク版ではエンディングまでに何人斬ったかによって、○○斬りの発表シーンでの夜明けの空模様が変化する。
3パターンに分かれており、0人斬りでは雲ひとつ無く澄み渡った文句なしの日本晴れ。
1~99人斬りの場合は共通で、多少ながら雲が空を覆っているが晴れ渡ったすっきりした終わり方になる。
だが、100人斬りになると…。
日の出の直前、突然空が暗い雲に覆われていき、激しい雷雨の中で終わるというやたら不穏なエンディングになる。


夜が明けるか‥‥


この項目も いつかは
すばらしい追記・修正を
むかえられると‥‥


ワシは 信じちゅうぜよ‥‥!!

この項目が面白かったなら……\ズビュッ/

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最終更新:2024年02月20日 09:14

*1 リメイク版発売にあたって青山先生が寄せたコメントによると、「YAIBAを描き終えて名探偵コナンを始めるまでの4週間のうちの5日くらいを使って描いたので(キャラが)YAIBAっぽい」

*2 このカウントはあくまでも「(おぼろ丸にとっての)人間」が対象らしく、幽霊やカラクリ、人間をやめた相手ではカウントされない。

*3 SFC版だと鐘は1分毎に鳴ったがリメイク版では2分毎に変更。

*4 抜け忍ルートでのみ選択肢以外の台詞がある

*5 「『ライブアライブ』PS4,PS5,Steam版発売記念!公式生放送」での時田氏のコメントによると、合言葉はシナリオ中何度も出てくるので台本にも毎回書いてあったのだが、橋詰氏が律儀に毎回違う「芋」を収録してくれたためにボイスのパターンが大量にあるとのこと

*6 影一文字は小ばん6枚、これは小ばん10枚と引き換えに「小ばんくれつぼ」経由でフライング習得できるのだが、クリア方針によっては16枚あまらないことがよくある。○人斬りした数に拘らないなら、敵ドロップとあわせて大体足りる。

*7 ライブアライブでは、ダメージ量に武器の攻撃力が関わるかどうかが技ごとに決まっている。とらわれの男の場合、武器つまり刀の攻撃力が関わる技が「北辰一刀流」しかない

*8 カラクリ丸がいる場所付近に虚無僧がいる階への階段がある。

*9 藩士や浪人といった敵には、戦闘時に固有の名前が付いていることが確認できるが、実は遭遇した場所ではなく「該当の敵を倒した数」で名前が決まる。例えば藩士なら、最初に戦闘になる藩士の名前は「今 育蔵」と決まっているため、逃げ回っているとどこで遭遇しても「今 育蔵」という藩士に出くわすことになったりする。SFC版だと倒した数だけ少しずつステータスが上がる仕様になっているらしい。

*10 SFC版はBREAK DOWNで敵を全滅させるとアイテムを落とさなくなるため、ゼンマイが欲しい時はリーダーの源内を後回しにして電極を先に倒す必要がある

*11 もっとも幕末編は幕末編で「尾出手裏剣」という誤字がある(リメイク版で「尾手手裏剣」に修正)

*12 ちなみに、ドットが先かイラストが先かはわからないが、幕末編のボス達は互いの再現度が実に高い。淀君の『見えそうで見えない』とか源内の全身絵とか。

*13 さらに捕捉すると、仕留める役の前にいる敵を斬る→天井裏に上がってイベントを見る→仕留めた役を斬るという手順を踏むことによって100人斬りでも父の死と小判の獲得が両立できてしまった…。

*14 全編出演した杉田氏によるとハヤテは「一番のイケボにしよう」と思ったそうである(杉田智和氏のライブアライブ実況の最終回より)

*15 スーファミ版のハヤテの「忍法火の鳥」はタメ時間なしで撃ってくるチート性能だが、リメイク版はおぼろ丸と同じくタメ時間ありの「忍法火の鳥」を使ってくるため、吹き飛ばしで阻止したり、範囲外に逃げたりすることが可能となり、若干難易度が下がっている