ポケモン不思議のダンジョン 時・闇・空の探検隊

登録日:2009/08/13(木) 01:04:34
更新日:2023/02/07 Tue 20:26:01
所要時間:約 33 分で読めます




ポケモン不思議のダンジョン 時の探険隊・闇の探検隊』(Pokémon Mystery Dungeon: Explorers of Time / Explorers of Darkness)は、『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』から2年後、2007年9月13日に同時に発売されたニンテンドーDS用ソフトである。
(『時の探検隊』『闇の探検隊』で別々のソフトであり、それぞれ内容やアイテムが一部違う。)

また、追加要素やスペシャルエピソードが追加された『空の探検隊』(Explorers of Sky)が2009年4月18日に発売された。
空の探検隊はWii Uのバーチャルコンソールでも配信されている。


◎システム

〇登場ポケモン…時の探検隊・闇の探検隊発売時点にダイヤモンド・パールで明らかになっている491種(+空の探検隊ではシェイミ

主人公…心理テストで歴代御三家の最初の形態と、ピカチュウ、ゴンベ、ニャース、エネコから選ばれる。
(空の探検隊ではリオル、ゴマゾウ、コリンク、イーブイ、ロコンが追加され、ニャース、ゴンベはパートナー専用となった)

なお、どのポケモンが主人公、パートナーになったとしてもラスボスも含めメインストーリーには無理のないゲームバランスになっているので、安心できる。


◎青の救助隊・赤の救助隊からの主な変更点

  • よりたくさんのアイテムを持てるようになった(前作は上限20だったが今作は最大で48まで増える)。
  • ともだちエリアを買わなくてもポケモンを勧誘できるようになった。
  • 勧誘できなかった大多数の進化系ポケモンの勧誘が可能になった。
  • ポケモン毎に「装備品」が追加され、ダンジョンに持ち込むことで様々な効果を得られるようになった。
  • 【空】「パッチールのカフェ」の追加。
  • 【空】作中のBGMを自由に聴ける「そらのジュークボックス」の追加。


ポケモンらしく、ギャグが多く、明るい場面が多い。
しかし、ポケモンらしくないと言われるほどシリアスな展開が後半で用意されている。

シナリオの評価が高く、「ポケモンと思って買ったらいい意味で期待を裏切られた」と言われる事もしばしば。涙腺を崩壊させてくれる場面も多々ある。



◎あらすじ


ある日、夕焼け空を見つめながら浜辺を散歩していたパートナーは倒れている1匹のポケモン(主人公)を見つける。
だが主人公は記憶を失っており、覚えていたのは自分の名前ともともとは人間だったということだけ。
そこへ突然やってきたドガースとズバットがパートナーの宝物「遺跡のカケラ」を取り上げてしまった。
助けを求められ、主人公はパートナーと一緒にドガースたちを追いかけることに…。
​──無事に「遺跡のカケラ」を取り返した2匹はこれをきっかけに探検隊を結成。
この先2匹を待ち受ける運命やいかに!?

◎主な登場人物


〇主人公
元人間。記憶のほとんどを失い、ポケモンの姿となってこの世界にやってきたところをパートナーに助けられる。
記憶を失った原因とポケモンになってしまった理由を調べるため、パートナーと共にプクリンのギルドに入門することに。
物に触れた時、それに関係した過去や未来を見聞きできる能力「時空の叫び」を持つ。

〇パートナー
苦楽を共にするパートナー。性格はかなり臆病で意気地無し。
探検家として名高いプクリンのギルドに入門しようとするが彼の門をたたく勇気が出せず、ギルドの前まで来ておきながらすごすごと引き返してしまう。
海岸で1匹意気消沈していた時、主人公と出会った。
不思議な文様の入った石「遺跡のカケラ」を宝物として大切に持ち歩いており、この遺跡のカケラの謎を解くことが彼/彼女の夢。
主人公には絶大な信頼を置いている。

プクリン
主人公達が弟子入りしたギルドのリーダー。みんなからは「おやかたさま」と呼ばれている。
普段は「妖精のようなお方」と呼ばれるほどの天然っぷりを発揮し、誰が見ても何を考えてるのかサッパリわからない。
若い頃はブイブイ言わせていた実力者だったらしいが…とてもそうは見えない。
そんな彼の幼少期のエピソード「てんさいププリン」は涙腺まで「たあーーっ!」してくれること間違いなし。
最高級のリンゴ「セカイイチ」に目がない。

〇ペラップ
プクリンの一番弟子で情報通。語尾に「♪」をつけて喋ることが多い。
ギルドのまとめ役でもあり、メンバーへの指示は彼を通じて行われる。
心配事があるとご機嫌ナナメになり周囲に当たり散らしてしまうため評判はあまりよくないが、実はとても仲間思い。

〇キマワリ
ギルドメンバーの1匹。
「きゃー!」「〜ですわ!」が口癖の乙女。
彼女のエピソード「ほんじつのきゃー」ではドゴームとの友情の深さを垣間見ることができるぞ。
ギルドの卒業試験を受けられるほどの実力を持っているが、彼女はギルドでもっと修業を積みたいと考えているので話がきても断っている。

〇ドゴーム
ギルドメンバーの1匹。いびきがうるさい。
ディグダと共に見張り番を務めており、彼の情報をもとにギルド正面玄関扉を開閉するのが役目。
主人公たちの起床係も兼任している。
過去、ギルドの卒業試験にトライしているが落ちたらしい。

〇ディグダ
ギルドメンバーの1匹。
ドゴームと共に見張り番を務めており、ギルドにやってきたポケモンの足形を見極めドゴームに伝達するのが彼の役目。
ディグダが忙しい時は、主人公たちがかわりに足形を伝達することもある。
その際あまりにも伝達内容を間違えすぎると………

〇ダグトリオ
ギルドメンバーの1匹。ディグダの父親。
依頼掲示板・おたずねもの掲示板の管理を一任されており、掲示板の依頼は全て彼が張り付けている。

〇グレッグル
ギルドメンバーの1匹。
グヘヘヘ!と笑ってばかりだがストーリー中盤以降、彼の営業する「トレードのツボ」にお世話になる機会は多いだろう。
実はギルド内トップクラスの力を持っており、卒業資格をも手にしている。
ただ卒業の際トレードのツボが持ち帰れなかったため現在もギルドにいる模様。

〇ヘイガニ
ギルドメンバーの1匹。
ヘイヘイ!が口癖。

〇チリーン
ギルドメンバーの1匹。
炊事係と編成所を兼任している。
仲間を増やせるようになってからは、彼女のお世話になることは多い。
見かけによらず意外とイタズラ好き。
密かにプクリンに好意を寄せているようだ。

〇ビッパ
「~でゲス!」が口調の新米。
主人公たちが入門するまでは一番下っ端だった。
ドジっ子属性持ちなため失敗してばかりだが、夕食を抜きにされた主人公達のために自分の夕食を残してあげたりと、優しい面も。
空の探検隊のスペシャルエピソードでは、実はかなり重要な役目を果たしていることが明らかになる。

〇チーム・ドクローズ
スカタンク、ドガース、ズバット3匹で構成されたチーム。今作の悪役トリオ。
様々な場面でしゃしゃり出てきては主人公たちの妨害をする。
スカタンクとドガース2匹が同時にどくガスを噴射する「どくガススペシャルコンボ」が必殺技。

ジュプトル
世界各地に散らばる「時の歯車」を盗み続ける盗賊。
軽々と歯車の番人を倒してしまう実力は並大抵のものではない。
当初、正体は明らかにされていなかったが歯車の番人ユクシーが姿を目撃したことから容貌がハッキリし、盗賊ジュプトルとして指名手配された。

ヨノワール
突如彗星のように現れた探検家。
豊富な知識と紳士的な態度でみんなから尊敬を集めており、トレジャータウンでもかなり人気がある。
ちなみに、主人公の持つ能力が「時空の叫び」であることを教えてくれたのも彼。
普段は単独行動するが、ストーリー中盤自らプクリンのギルドに赴き時の歯車の捜索とジュプトルの逮捕に一役買って出る。


◎用語


  • 星の停止
星全体の時間が止まってしまうこと。
多くの自然現象が起こらなくなり、太陽すら昇らず世界は永遠の闇につつまれてしまう。
人やポケモンの心も荒んでしまうことから、まさに世界の破滅と言っても過言ではない。

  • 時の歯車
周辺地域の時間を制御する力を持つ、6つ歯の歯車。
そのほとんどを番人が隠しているため在り処を知る者はほとんどいない。
所定の位置から取ると周辺地域の時間が止まってしまうため、どんなに悪いポケモンでも時の歯車だけは絶対に手を出さないという。














ちゅうい!
 つづきを みるには 
じょうけんが あります


+ ストーリー中盤以降のネタバレがあります。知ってしまうと面白みが損なわれる可能性大!未プレイの方は見ないことを強く推奨します。

◎追加エピソード

空の探検隊で新しく追加されたエピソード。


  • ビッパのねがいごと
主人公たちがギルドにやってくる少し前のお話。
一流の探検家を目指し、日々修業に明け暮れるビッパだがやることなすこと失敗続き。
彼は、自分に探検家としての才能がないのではないかと思い始めていた…。
そんな時ペラップに在庫調査を言いつけられて向かったカクレオン商店で、通りすがりのユキカブリから1枚の紙切れを託される。
よくよく調べてみると紙切れは古ぼけた地図。
しかもなんと、なんでも願い事を叶えてくれるポケモン・ジラーチの住んでいると言われる「星の洞窟」の地図だったのだ!
思い悩んだ挙句彼の取った行動は…?

  • てんさいププリン
幼少期のプクリンのお話。
毎日楽しく遊んで暮らしていたププリン(プクリン)は、ある日探検隊ごっこで出かけたアンコクの森の奥で1匹のポケモンと出会う。
そのポケモンはアーマルド。ずいぶん前に引退した探検家で、持っている古地図の謎が解けぬが故にアンコクの森で暮らしているのだという。
地図の謎をあっけなく解き明かしてしまったププリンの才能に驚かされたアーマルドはしぶりながらも探検活動を再開するが…?

  • ほんじつのきゃー
主人公たちが入門した直後のお話。
ここのところ、メキメキと実力をつけてきたキマワリ。
プクリンにもほめられ日々の修行も楽しくて仕方のないご様子。
そんな彼女だが、先日の探検失敗から関係がギクシャクしているドゴームのことがかな~り気になっていた。
謝ろうとしても、ついお互い意地を張ってしまって関係は余計に悪くなる一方。
そんな時彼女はギルドに推薦され、Sランクのおたずねもの「不死身のゴースト」の逮捕に向かうことになるのだが…?

  • チャームズさんじょう
いまでこそ「マスターランク」の超有名な探検隊・チャームズだが、これはチャームズがまだまだ新進気鋭のトレジャーハンターだったころのお話。
狙ったお宝を手に入れられなかったためしなし!
そんなチャームズが聞きつけたのは南にあるジャングルを抜けた先「巨大岩石群」に眠るお宝の話だった。
一路、巨大岩石群を目指して突き進む彼女たちを待ち受けるモノとは一体…!?


◎ネタバレ用語


  • 時の歯車
「キザキの森 最深部」「霧の湖」「地底の湖」「水晶の湖」「大鍾乳洞 最深部」+所在不明の1か所
計6つの存在が作中で確認されているが、最終的に時限の塔に納められたのは5つだった。
ジュプトルが「時限の塔に納めるのに必要な」と発言していることから、時限の塔に納めるべき歯車とそうでない歯車に分かれている、と見れなくもないが真相はナゾのままである。
ちなみに霧の湖はユクシーが、地底の湖はエムリットが、水晶の湖はアグノムが、大鍾乳洞はメタモンが番人を務めていた。
また、ジュプトルの発言からキザキの森には番人がいなかった事が判明。所在不明の1か所については明らかにされていない。

  • 時空ホール
過去の世界(トレジャータウンのある世界)と未来世界をつなぐ穴。特殊な方法で生み出されるらしい。
中に入ることで過去と未来を行き来できる。
ストーリー中盤でヨノワールがこれを通じ主人公とパートナーを強引に拉致するほか、本編クリア後にも登場する。

  • 時の回廊
時空ホール同様、過去と未来を行き来できる回廊。
こちらはアーチ状のオブジェクトとして固定されており時を操る能力を持つポケモンのサポートを受けることで地空間の扉を形成、タイムトラベルが可能になる。
特定の場所でしか利用できない。
ジュプトルはセレビィの協力を得て「森の高台」から時の回廊を通り、トレジャータウン(主人公たちのいる世界)へとやってきた。
ヨノワールの発言によると、もし扉の形成中に回廊が破壊された場合、回廊を通じて多くの時代の時が破壊される大惨事を引き起こすらしい。

  • 遺跡のカケラ
パートナーが宝物にしている石で、見たこともない不思議な模様が描かれている。
正体は「幻の大地」へ渡るために必要な証だった。
「磯の洞窟 最奥部」の壁画に共鳴することで時の狭間へ通じる道を開き、幻の大地から「時限の塔」に渡るのに必要な「虹の石船」の起動キーにもなっている。
遺跡のカケラに選ばれた者だけが幻の大地に到達できる=時限の塔の崩壊を防ぎ歴史を変えることができるため
ヨノワールは主人公とジュプトルだけでなく、パートナーをも抹殺対象に加えていた。

  • 未来世界
もともと主人公やジュプトル、ヨノワールたちがいた世界。
星が停止しており闇に包まれている。
この世界に絶望したジュプトルたちは「星の停止が起こらなかった未来世界」を作るべく時を遡り、原因となった時限の塔の崩壊を防ごうと動いていた。
だがそれは同時に、いま存在する未来世界が消滅することを意味していたため、消滅を怖れたヨノワールらと対立していた。

  • 幻の大地
時限の塔がある大陸。
誰も侵入できないよう、時空間から隔離された時の狭間に隠されている。
特別な資格を持ったうえで、さらに幻の大地に誘う者と共に時の海を越えなければ辿り着くことのできない、まさに幻の場所。

星全体の時を司る巨大な塔。
この塔が壊れると徐々に星全体の時が破壊され、最終的には星の停止が起きてしまう。
また、時間の化身であるディアルガも影響を受け暴走する(未来世界における闇のディアルガは星の停止の影響で暴走したディアルガである)。
本編で時が止まり始めたのは、時の歯車が盗まれたからではなく時限の塔が壊れ始めたせいだった。
ジュプトルが時の歯車を盗んでいたのはそれらを時限の塔に納めることで星の停止を防げることを知っていたからである。
「時の歯車」の項目で、歯車を所定の位置から動かすと周辺地域の時間が停止してしまうと記したが
実はこれは一時的なものであり、時限の塔に時の歯車を納めさえすれば止まっていた時も再び動き出すことがジュプトルによって語られている。


◎登場人物ネタバレ編


  • 主人公
自らの能力「時空の叫び」を存分に活かし、探検の他にポケモンの救助活動やおたずねもの逮捕もこなせるように。
その後は探検家ヨノワールの協力も得て時の歯車捜索に当たり、ついに「地底の湖」で盗賊ジュプトルと相まみえる。
だが彼は圧倒的な強さで主人公らをねじ伏せ、またも時の歯車を奪取。
ヨノワールの知略を尽くした作戦により、最後に残された時の歯車を巡る戦いでジュプトルは無事捕まり一件落着したが、今度はそのヨノワールに無理矢理さらわれ未来世界に送られてしまう。
わけのわからないまま処刑されかけていたところをジュプトルに救われ辛うじて脱出、闇に包まれた未来世界とジュプトルの話を聞いたことで自分達の世界が危機に瀕していることを知り、以後はジュプトルと行動を共にする。
また未来世界から過去に戻る段階で、もともと自分はジュプトルのパートナーだったこと、彼と共に歴史変革を行うべく未来世界からやってきた事も知った。
トレジャータウンに戻ってからはジュプトルと別行動をとり「幻の大地」探しに奔走、ギルドの仲間たちの協力もあって無事に場所を突き止めることができた。
そして「磯の洞窟 最奥部」にてジュプトルと合流、主人公・パートナー・ジュプトルの3匹はラプラスに乗り、時の海を越え幻の大地へと向かった。
だが幻の大地の深奥、「古代の遺跡」にてヨノワールらに襲撃される。
3匹で協力しヨノワールが放った技を反射、そのまま大きく開いた腹部に攻撃するというとんでもない荒業でヨノワールを打ち倒した主人公たちはその直後、息も絶え絶えのヨノワールから時限の塔の崩壊を防げば歴史が変わって自身が消滅してしまうことを聞かされ驚愕する。
ジュプトルからも自分達はもともと消滅することを覚悟したうえで、みんなが平和に暮らせる世界をつくるために来たことを聞かされ、やるしかないと覚悟を決める主人公。
だがそれはパートナーと別れなければならないことも意味していた…
主人公は、ひとりぼっちになってしまう彼(彼女)のことを気にしつつも、思いを胸に秘めたまま時限の塔に乗り込む(このときパートナーは虹の石船の様子を見るためその場から離れていたので全くそれを知らずにいた)。
その後暴走するディアルガに打ち勝ち、ギリギリのところで塔の崩壊を阻止することに成功したが、ヨノワールの言った通り歴史変革を行ったことでタイムパラドックスが発生。
消滅が間近に迫ったことで体の自由が効かなくなり、光に包まれ始めた。
今の今まで話すことができなかったことを謝りながらヨノワールに言われたことをパートナーに告白。
もう2度とこんなことを起こさないためにも必ず生きて帰って今回の出来事をみんなに伝えるように頼んだ後、ありがとうの言葉を伝え
最後に「ここで きえてしまっても ずっと わすれない……。」と言い残し、消滅光の中に消えていった。

  • パートナー
主人公とギルドで生活し、探検隊活動に明け暮れているうちに意気地なしで臆病な性格が変化し始める。
中盤以降の冒険では率先してリーダーシップを取ろうとする、怖い時でも勇気を振り絞って立ち向かおうとするなど心身ともに成長した様子がうかがえる。
ヨノワールに心酔しており、彼にさらわれ未来世界に送り込まれ、更には処刑されかけてまでも彼への信頼は変わらなかった。
ジュプトルの発言を頑なに否定していたこと、逃避行の最中「ヨノワールさんに会って話してくる」と発言していたことからその信頼は余程のものだったのだろう。
だがその後は徐々に心境が変化、未来世界の現状を見てジュプトルを信じはじめ、森の高台でヨノワールらと対峙したときに彼への気持ちを払拭している。
過去に戻ってからはギルドのみんなの協力を取り付け、ジュプトルが星の停止を防ぐため時限の塔に時の歯車を納めようとしていることをふれて回り、同時に時限の塔のある幻の大地探しに奔走した。
そうしているうちに自身が所持する遺跡のカケラが幻の大地に到達するための証であることを知り、喜び勇んでギルドのみんなと一緒に磯の洞窟へと向かう。
ドクローズの妨害やオムスター達との戦いを乗り越え、最奥部で幻の大地に渡るための道を開くことに成功。
主人公・ジュプトルと共にラプラスに乗り幻の大地に向かった。
古代の遺跡にてヨノワールに襲われるが3匹で協力してこれを撃退、虹の石船の起動を開始する。
しかる後に虹の石船が起動し、それを報告に戻ったパートナーの目に飛び込んできたのは地面に散らばる時の歯車と今まさに時空ホールにヨノワールを押し込まんとするジュプトルの姿だった。
いきなりジュプトルからお別れを告げられ、悲しみのあまり身体が動かなくなるパートナー。
震えながらもどうにか時の歯車を集め、虹の石船に乗り込んだが彼(彼女)の受けたショックは計り知れないものがあった。
その後、どうにかこうにか暴走するディアルガを倒し、時限の塔の崩壊を防いだ2匹。
…その帰路、いきなり主人公から「ごめんね…」と切り出され困惑するパートナー。
歴史を変えたことで自分は消えてしまうんだよ、と言われてはじめて主人公の身に起きていることを知り、どっと涙があふれる。
キミは私にとってなによりも大切な……お願い、待って!いかないで!
だが彼(彼女)の願い虚しく主人公は消滅光の中に消え、その場に泣き崩れたパートナーの悲痛な叫びだけが時限の塔に響き続けた…

並々ならぬ実力で番人を倒し着実に時の歯車を盗んでいたが、最後の時の歯車を盗もうとしていたところをヨノワールに捕まり、未来世界に送られる。
その後処刑されそうになるが、隠し持っていた「ひかりのたま」を閃光玉として活用し窮地を脱出。
逃避行の最中、未来世界が暗黒に包まれているのは星の停止が原因であること・自分が時の歯車を盗んでいたのは星の停止を防ぐためだったということ・ヨノワールの発言は全て嘘八百で、彼は闇のディアルガの刺客であることを主人公たちに伝えるが信用してもらえず(主人公たちも無理矢理未来に連れてこられた、自分達を処刑しようとしたことから疑念を抱いてはいたが)、協力を得られないと判断。
再び単独で過去に乗り込み時の歯車を集めることを決意し足早に立ち去った。
後にミカルゲに捕まるが、追いかけてきた主人公たちに助けられた。
自らの話を信じ始めた彼(彼女)らに驚きながらも、以降は共に逃避行を続け「黒の湿地帯」にて同志のセレビィと再会。過去に戻るため、時の回廊のある「森の高台」を目指した。
その後一行は、回廊付近でヨノワールとヤミラミたちに包囲される。
ジュプトルは強行突破を試みるが、闇のディアルガが現れたことで断念。
自分と共に過去に向かったもうひとりの仲間に使命を託しヨノワールに投降しようとした。
しかし、そのもうひとりの仲間とは主人公のことでありそれを知っていたヨノワールはジュプトルにそのことを伝えて絶望させ、一気にとどめを刺しにかかる。
だが咄嗟にパートナーが機転を利かせ時の回廊に飛び込むことに成功。九死に一生を得た。
ちなみに過去に戻った直後、人間だった主人公と共にこの世界に来るまでの経緯をパートナーに語っている。
極端にせっかちな性格で用心深く慎重に行動するため、当初はほとんど命令口調でしゃべっていたが主人公の正体を知ってからは頼りがいのある面を見せ始める。
また、かなり鈍感な部分もありセレビィから想いを寄せられていることに気付いていない…
トレジャータウンについてからは、主人公・パートナーをはじめギルドのみんなが星の停止についてふれまわったおかげで様々なポケモンから理解を得ることができ、時の歯車を全て回収。幻の大地に向かった。
古代の遺跡でヨノワールに再び襲われるが主人公・パートナーと共にこれを撃破。
直後、ヨノワールから歴史を変えれば私たち未来のポケモンは消えてしまうと聞かされ驚愕した主人公に、辛さをにじませながらもそれが真実であることを伝え、同時に自分達はみんなが平和に暮らせるなら消えても構わないことを覚悟したうえでこの世界に来たことを語った。
古代の遺跡から時限の塔に向かう直前、一瞬の隙を突いて攻撃してきたヨノワールから主人公をかばい負傷するが、彼は最後の力を振り絞ってヨノワールにタックル。
そのままヨノワールを道連れに時空ホールに飛び込んだ。
時の歯車と自らの使命を主人公たちに託して…

ギルドにやってきてからはギルド全体のブレーンとなり、時の歯車探しに活躍した。
そしてついにジュプトルの魔手から「水晶の湖」の時の歯車を守ることに成功、ジュプトルには逃げられてしまったが後日、彼を捕縛しトレジャータウンに帰ってきた(現場に居合わせた水晶の湖の番人アグノムが「さすがヨノワールさん、完璧だったよ。」と発言していたことから余程手際よくいったのだろうが、具体的にどのようにジュプトルを捕縛したのかは明らかになっていない)。
その後ヨノワールはトレジャータウンに時空ホールを開き、自らが未来から来たこと・役目が終わったため未来に帰らなければならないことを告白。
みんなに名残を惜しまれながら去ろうとした…が、突如としてお別れの挨拶にきていた主人公とパートナーを時空ホールに引きずり込み、未来世界に送ってしまう。
未来世界についてからは、トレジャータウンにいた時の温和な性格から目的のためなら手段を選ばない冷酷な性格へと変貌、部下のヤミラミを使い主人公・パートナー・ジュプトルの処刑を企てる。
実はヨノワールは未来世界における闇のディアルガ直属の部下であり、トレジャータウンに来ていたのは星の停止を阻止しようとした主人公とジュプトルを始末するためだった(あちらのポケモンたちにはジュプトルを貶め自らを信頼させようと嘘八百を吹き込んでいた)。
主人公たちに協力したのも、主人公がジュプトルのパートナーだということに気付いたから。
いつでも捕まえ未来に送って処刑できるよう信頼させて手元に置いていたのだ。
ちなみに主人公がジュプトルのパートナーだと確信した場面では、ヨノワールは不敵な笑みを浮かべている(主人公はそれに気付くもののヨノワールに対して疑問は抱かなかった)。
ジュプトルのトリックに引っかかり、処刑場から3匹を逃がしてしまうがヤミラミを使って密かに追跡。
3匹が「黒の森」でセレビィと合流したことから時の回廊を使い再び過去に向かうと判断、それを阻止したうえセレビィも捕まえようと画策する。
結果、森の高台で主人公たちを包囲することに成功。だが、いざ彼(彼女)らにトドメを刺そうとしたときセレビィが「時渡り」を敢行。
同行していた闇のディアルガが即座にこれを破ったが既に回廊の入口まで移動されており、逃走を許してしまう。
その後しばらく身を潜めていたが主人公たちが幻の大地にやってくることを察知、今度こそ息の根を止めるべく過去の世界に乗り込む。
古代の遺跡で3匹を追い詰めとどめの大技を放ったが、主人公に技を逆用され自爆。大ダメージを負わされた彼はそのまま地面に倒れ込んだ。
直後に主人公たちが見せた僅かな隙を突いて攻撃を仕掛けるも、ジュプトルに阻止され失敗。
ヨノワールは尚も攻撃を試みるがジュプトルから捨て身のタックルを受け、ガッチリ全身を抑え込まれてしまう。
そのまま彼はジュプトルの手で時空ホールに押し込まれ、未来世界に送り返された。

  • ヤミラミ
ヨノワールの部下。
全部で6匹いて「Wii~~~~!!!」と喋る。得意技は乱れ引っかき。
事ある度にWii~~~!!!を発しながらヨノワールと共に主人公たちを追い詰めた。
未来世界の処刑場では「じゃあくなツメ」と呼ばれるものを装着している。
基本的にヨノワールに忠実だが、古代の遺跡で彼が打ち負かされた際は先を争って未来世界に逃げ帰ってしまった…
その様子を見たジュプトルはヨノワールに対して皮肉たっぷり、お前もなかなかいい仲間に恵まれたようだな、と言い放っている。

未来世界にある「黒の森」にすむ色違いのセレビィ♀(本家では性別不明)。時間を越えることができる能力「時渡り」をもつ。
彼女もまた星の停止している未来世界を嫌っており、過去を変えようとするジュプトルに協力していた。
もちろん過去を変えれば自分自身が消えてしまうのも承知の上で。
ヨノワールにつかまり未来世界に送られたジュプトルと黒の森で再会、彼の頼みで時の回廊を起動するため森の高台に向かう。
その際ヨノワールらに包囲されるが時渡りで3匹を無事回廊に送り届け、自身も無事逃げ出している。
パートナーにコレ呼ばわりされたことにムッとして詰め寄ったり、ジュプトルがタジタジになるような発言をするなど、かなり気が強い性格。
だが一方で自分のことをカワイイと自画自賛したり、ジュプトルに好意を寄せていることをうっかり主人公に漏らして赤面しながら言い繕うツンデレな一面も。
ちなみに当のジュプトルは彼女の気持ちに全く気付いていない…。な、な、なんでっ。。。
余談だが、ポケモンになってしまった主人公がジュプトルのパートナーだったことに気付く描写が見受けられる。

時間を司るポケモン。今作のラスボス。
時限の塔]が崩れ始めた影響で徐々に闇に支配され、主人公たちが現れたときには自我と理性のほとんどを失い暴走していた。
だが彼(彼女)らのおかげで塔の崩壊は防がれ、ディアルガも無事正気を取り戻している。
その後は主人公たちに、暴走する自らを止め時限の塔の崩壊を防いでくれた事に対するお礼を述べつつ塔の修復に取り掛かっている。
暴走時のディアルガはまるで野獣のようだが、本来の性格は気高くありつつも慈悲深い。
対決時のBGM『けっせん!ディアルガ!』は今作屈指の神曲。

  • 闇のディアルガ
未来世界におけるディアルガ。時限の塔が崩壊した影響で暴走し、自我と理性を完全に喪失。
「時間を守る」という本能だけで行動するため、歴史に干渉する者全てを敵とみなし容赦なく制裁を加える。
主人公たちが未来世界から時の回廊を使って過去に戻ろうとしていたところに登場、その強大な力でセレビィの時渡りを瞬時に破っている。
ちなみに、会話シーンもあるがディアルガは「グルルル…」と唸るだけ。何を言っているのかちっともわからない。
だが驚くべきことにヨノワールはそんなディアルガとなんなく意志疎通できている。
聴いて覚えるス○ードラーニ○グ「ディアルガ語」でも使ったのだろうか…とっても気になるところだ。



◎ED直前の登場人物ネタバレ編
  • パートナー
ジュプトル・主人公を立て続けに失い、ひとりぼっちになってしまったパートナー。
受けたショックは計り知れないものだったが、彼(彼女)は「必ず生きて帰り、みんなに今回のことを伝えることが主人公の最後の願いだから…。」と自身に言い聞かせ、再び歩きはじめる。
道中ふらつき倒れ込みながらもパートナーは崩れた幻の大地を踏み越えラプラスに乗り、無事トレジャータウンに帰還。
その後、彼(彼女)は色々な場所でポケモンたちに今回の出来事を伝え、世界の平和を願い未来の平和を祈るよう必死で訴えて回ったのだった。
そうして月日は流れ、今回の事件のほとぼりもだいぶ冷めてきたころ。
パートナーはたまたま散歩に出かけた海岸で、夕焼け空にクラブたちの吹いた泡が舞う様子を見る。
それを最後に見たのが主人公とはじめて出会った時だったのに気付いたパートナーの心の中で、2匹一緒に過ごした思い出が一気に溢れ…
彼(彼女)は心配し様子を見に来てくれたビッパの胸に飛び込んで泣きじゃくった…

  • ディアルガ
主人公を失ったパートナーの悲しみは、塔の頂上にいたディアルガにも強く伝わっていた。
「パートナーが今も願い、主人公も同じく望むなら私もそれを受け入れよう。…これは私からの礼だ、受け取るがいい!!」
そう言ってディアルガは夜空に向かって咆哮する。
ディアルガは一体何をしたのか? その答えはエンディング後!

余談だがディアルガの立っている場所を見た限り、月日が流れているにもかかわらず修復が全く進んでいない。大丈夫なんですか?ディアルガさん。









+ ◎エンディング後のネタバレ

◎追加エピソード

  • あんこくのみらいで
主人公とパートナーに己が使命を託し、ヨノワールを道連れに未来世界へと帰っていったジュプトル。
しかし相変わらず未来世界は星が停止しており、彼が消えることもなかった。
今はまだ過去の出来事の影響が未来に及んでいないだけで、主人公たちは必ず成し遂げてくれる。だがそれまでに闇のディアルガが動く可能性は高い。
そう踏んだ彼は星が再び動き出すまでの時間を稼ぐため闇のディアルガを叩くことを決意、傷ついた体に鞭打って時限の塔を目指す。
そうはさせじとジュプトルを追うヨノワール。
果たしてジュプトルは星が動き出すまでの時間を稼ぐことができるのか…!?

◎人物ネタバレ追加エピソード編
ヨノワールを道連れに未来に帰ったジュプトル。だが未来世界は相変わらず闇に包まれており自身が消滅することもなかった。
主人公たちが失敗したのではないかと一抹の不安が彼の脳裏を過ったが、即座にそれを払拭。
直後ヤミラミに見つかったことから、ヨノワールの失敗が知れればディアルガは過去に再び刺客を放つと踏み、先の戦闘で受けたキズの痛みに耐えながら単身時限の塔を目指した(刺客を過去に送るにはディアルガ自身がパワーを蓄える必要があるので、その間に叩こうと考えていた)。
だが「枯渇の谷 最奥部」でヨノワールとヤミラミたちに包囲されてしまう。
万事休すと思われたその時、信じられないことが起こった。
ヤミラミが自身のみならずヨノワールにも襲い掛かったのだ。反目していたジュプトルとヨノワールはやむを得ず協力し、ヤミラミたちを撃退。
その後あまりに予想外のことから、ヨノワールから一時休戦して一緒に行こうと提案される。
今までが今までとはいえ、今後を考えればヨノワールの力が大きな助けになるのは確かだったので、ジュプトルは疑いつつも承諾した。
道中捕らえたヤミラミからヨノワールにかわる最後の刺客を過去に送りこむことを聞き出した2匹は、急ぎ時限の塔へ向かう。
だが辿り着いてみれば時限の塔はもぬけのカラ。
ディアルガがパワーを蓄えるため動かずじっとしているというジュプトルの読みは外れた。
ヨノワールの言葉から、ディアルガが時の回廊を使って刺客を送り込むべくセレビィを捕まえに行ったことに気付いたジュプトルは、ヨノワールと共に黒の森を目指す…
しかし黒の森もまた、もぬけの空であった。
以前同様、セレビィが隠れていた可能性もあったが空気の流れから彼女がここにいないのを感じ取り、直後に現れたヤミラミたちを蹴散らしヨノワールの案内で「氷塊の島」へと向かう。
道中立ち寄った氷の割れ目でヨノワールから「自身とは関係のない未来のために、なぜそこまで頑張れるんだ?」と問われ、ジュプトルはこう答える。
「大切なのは命の長さじゃなく、生きている時にどれだけ輝けるかだ。その輝きはきっと未来に受け継がれ、自身が消滅しても魂だけは生き続けるんだ。」と。
その後2匹は「氷柱の森」の奥で倒れているセレビィを発見。
ミカルゲが彼女に金縛りをかけているのを察知したジュプトルはミカルゲを倒そうと接近するが、それを待っていたかのように周囲の氷柱から放電が発生、強力な電撃がジュプトルに浴びせかけられた。
黙って様子を見ていたヨノワールは前に出てジュプトルを嘲笑う。
そう、すべては彼が仕組んだ事。闇のディアルガの新たな腹心など存在せず、セレビィを餌にジュプトルをおびき出して魂を抜き(氷柱の放電には、浴び続けた者の魂を抜く効果がある)抜け殻となったジュプトルにヨノワールが憑依、そのまま過去に向かって主人公たちにとどめを刺すという、用意周到に仕組まれたヨノワールの恐るべき策略だったのだ。
だがジュプトルは気づいていた。一緒に冒険を続けるうちにいつしか、後ろにいるヨノワールから憎しみの心が消え信頼を寄せられていたことに。
薄れゆく意識の中で彼は、必死にそれを訴え続ける。
はじめは頑なにそれを否定していたヨノワールもジュプトルの言葉に、次第に心を揺さぶられはじめ…そしてジュプトルはヨノワールの手で助けられる。
2匹がはじめてホンモノの絆で結ばれた瞬間だった。
だが事の成り行きを静観していた闇のディアルガが乱入、自分を裏切ったヨノワールに容赦ない制裁を加えはじめる。
ミカルゲが逃げ出したことで体の自由を取り戻したセレビィがディアルガを止めようとしたまさにその時!
風が吹き始め、夜空にオーロラが姿を現した。停止していた星がついに動き始めたのだ。
その影響を受け暴走が激化したディアルガが「大氷山」の時の回廊を破壊しに向かったことをセレビィから聞き、ジュプトルたちは全速力で後を追う。
ジュプトルの体からは既に消滅光が出始めており、それは残された時間が僅かであることを示していた。
ジュプトル・セレビィ・ヨノワールの3匹は消滅光に包まれながらも大氷山の頂上で闇のディアルガに最後の戦いを挑み、これを撃破。
ギリギリのところでディアルガの暴走を食い止め、時の回廊を守り切った。
最後はセレビィをお姫様抱っこし、彼女と一緒に朝日が昇ってくる様子を見ながら消滅光の中に消えていった…

絶対につかまらないわ!と豪語していたが捕まってしまい、ミカルゲに金縛りにされた状態で登場する(それについてセレビィは、まさかディアルガ自身が出てくるとは思っていなかったと語るほか、ジュプトルにまた会えてうれしい!!と自身の気持ちまで教えてくれる)。
ミカルゲから解放された直後、ジュプトルの制止を振り切ってディアルガを止めようとするものの星が動き始めたことに気を取られて失敗。
ディアルガが大氷山に向かったと聞いて頂上に時の回廊があることをジュプトルたちに教え、ジュプトル・ヨノワール・セレビィの3匹はディアルガを追跡した。
そして大氷山頂上でディアルガと対峙し勝利、時の回廊を守り切った。
最後はジュプトルの胸に抱かれ、彼と共に朝日の昇ってくる様子を見ながら消滅光の中に消えていった(ちなみに彼女は朝日を見た経験がなく、このとき初めて見た)。
「さようなら、ジュプトルさん…私、しあわせよ…」鈍感なジュプトルにこの言葉の意味するところは伝わったのだろうか…

過去の世界で主人公・パートナー・ジュプトル3匹の抹殺に失敗したヨノワールは密かに新たな計画を練っていた。
その計画とは「ジュプトルの魂を抜いたうえで抜け殻となった肉体に憑依、そのまま過去の世界に向かい主人公とパートナーを襲撃する」というもの。
ジュプトルが意識を取り戻すまでのわずかな時間に、計画をヤミラミたちとディアルガに伝達し実行に移すあたり、さすがです。

計画のためヨノワールは一芝居打ちジュプトルと行動を共にする。
そしてセレビィを餌にしたことが功を奏し、見事ジュプトルを氷柱の森に誘い込むことに成功した(ジュプトルの項目で書いた通り、氷柱の森にある柱の放電には魂を抜き取る作用がある)。
あとはジュプトルの魂が抜けるのを待つだけだったが、今まさに命を奪われようとしているジュプトルから「お前の事を信じている」と言われ動揺してしまう(このとき心の奥底でジュプトルと共に冒険を重ねたことで彼に対する憎しみが薄れると同時に友情が芽生え始めていた)。
ヨノワールの中でジュプトルを想う心と自らの消滅を怖れる心が葛藤、悶え苦しむが最終的に計画を潰しジュプトルを助けた。
直後にディアルガから制裁を加えられ重傷を負うも命からがら生き延びる。
その後、大氷山でディアルガとの決戦に臨み勝利。
自らに生きる価値を教えてくれたジュプトルに感謝の気持ちを伝え、消滅光の中に消えていった(直前の台詞から恐怖心がなくなっていることも窺える)。

余談だが未来世界のヨノワールの性格は自らが消えることへの恐怖心の裏返しであり、本来の性格はトレジャータウンで見せた温和なもの。
本気で怒るとかなり怖いらしいが…

  • ヤミラミ
ヨノワールの計画に助力し迫真の演技でジュプトルに欺くことに成功する。本編では見捨てて逃げたと思われていたが、その後もヨノワールに忠実に動いているのであの逃亡も始めから指示されていたものだったと思われる。
その後ヨノワールがディアルガを裏切った際ディアルガではなくヨノワール側につき彼を庇う。全くかなわなかったものの結果的にはジュプトル達が助かる時間稼ぎとなった。

  • 闇のディアルガ
「あんこくのみらいで」終盤にて再登場。
ヨノワールの立案した計画を成功させるべく自らセレビィ捕獲に動くなど、密かな活躍を見せるお方。
また、部下の動向をかなり気にしているようでヨノワールが裏切った際には敵であるジュプトル・セレビィをも無視して怒りの感情をあらわにし、容赦なく痛めつけていた。
星が動き始めた影響で暴走が激化、本能のまま世界の「時」を破壊しようと時の回廊に向かう。
大氷山頂上にてジュプトルらと対峙するも激戦の末打ち倒され、そのまま消滅光の中へと消えていった。

余談だが、暴走が激化している影響かかしこさが全て没収されており本編よりかなり弱い。それでも油断したら時の咆哮でやられるのには変わりないが。ただしヨノワールの特性のせいで時の咆哮は2回繰り出しただけでPP切れになるオチがある




ジュプトル、セレビィ、ヨノワール、そしてディアルガと主要キャラクターがみんな消えてしまった「あんこくのみらいで」。
その話がクライマックスは、ぜひ自身の目でお確かめを!



ダークライ
時限の塔に崩壊をもたらし、主人公の事故を引き起こし、全てを狂わせた諸悪の根元。言うなれば裏ボス

暗黒世界を作るのが目的。
このダークライは幻覚を見せる、時空ホールを造り出す等様々な能力を持っていた。


クレセリア
ダークライの野望を止めようとしている。
しかし、失敗ばかり。
ラストダンジョンである闇の火口でも散々足を引っ張ってくれる……









◎続編

その1:空の探検隊発売後にWiiのWiiウェア専用作品として『すすめ!炎の冒険団・いくぞ!嵐の冒険団・めざせ!光の冒険団』が配信された。価格は各1200Wiiポイントだった(配信当時)。
その2:本編ブラック2・ホワイト2世代には『マグナゲートと∞迷宮』が発売されているが、ダイヤモンド・パール以前のポケモンは殆ど登場しない。(詳しくは当該項目ご参照)
その3:本編オメガルビー・アルファサファイア世代は、今度こそ全ポケモンが登場する『超不思議のダンジョン』が発売されている。ただし、本作とは勝手が違うところが多い。


追記・修正はトレジャータウンで準備をしてからお願いします。

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最終更新:2023年02月07日 20:26