ゾンビ(バイオハザードシリーズ)

登録日:2011/10/19(水) 00:23:36
更新日:2024/02/28 Wed 09:34:04
所要時間:約 18 分で読めます




サバイバルホラーゲーム『バイオハザードシリーズ』に登場するクリーチャー。
初代から登場している雑魚敵であり、後発タイトルの発表と共に多数のクリーチャーが誕生している中でも未だシリーズの象徴となっている代表的なクリーチャーである。



【概要】

多国籍製薬会社・アンブレラ社が密かに開発していたウイルス兵器「T(ティー)-ウイルスに感染した人間の成れの果て。
理性もなく死んだような状態でうろつき、食欲だけで新鮮な肉を求めてさまようカニバリズムの権化。

「ゾンビ」というのはそのビジュアルや行動から作中で広がった通称であり、アンブレラ側の正式名称では「活性死者」。
といってもこの活性死者というワードは作中でも殆ど使われず、アンブレラの人間を含め専らゾンビ呼びしている。
実写映画版では「アンデッド」と呼称されている。


ブードゥー教のゾンビは呪術等により死者が蘇ったものだが、「T-ウイルス」には死者を蘇らせる力はない。
バイオハザードのゾンビは生きた人間が「T-ウイルス」により変貌した姿であり、一応ギリギリ生きてる。
『3』の医師が遺したファイルによると、医学的にはとうに死んでいる状態らしいが。
ちなみに感染の症状の1つとして、長期の仮死状態に陥るというケースもある。

基本的に既に完全に死亡している生物に新たに感染する事は無い。*1
ただし死亡して間もない感染者が死んだ状態からゾンビとなるケースは確認されている。
例として墓場の地中から這い出してくるゾンビは、ウイルスパニックの混乱の中で感染後仮死状態になって埋葬された感染者が地中で息を吹き返したもの。
また、S.T.A.R.S.のブラッドは追跡者の触手のT-ウィルスが濃すぎて、即死物だったのに肉体が再構築されてゾンビ化したとかなんとか。

T-ウィルスは非常に強力な感染力を持ち、汚染水などによる経口感染・血液感染など、あらゆる感染経路で拡散する。
人間や動物だけでなく植物にも感染し、容易に変異を引き起こすという、まさに悪夢のようなウイルス兵器である。
正式名称は「タイラントウィルス」で「Tyrant=暴君」を意味し頭文字のTを取り、T-ウィルスと呼ばれている。


【特徴】

人間が「T-ウイルス」に感染した状態で一定時間が経過すると、皮膚の痒み(かゆい)を訴えはじめる。
更に前頭葉が破壊されて理性を失い異常な食欲(うま)等ともに、表皮の新陳代謝が機能停止して皮膚が腐り落ちていく*2
知性が完全に失われて残されたのは生命活動の最も基本的な本能である「食欲」のみとなる為、食べられそうな物は見境なく喰らいつく。
残飯の肉や他人の死体は勿論、たとえ親しかった相手であっても彼らにとっては単なる食い物でしかない。
このため彼らは人間や他のゾンビの肉を求めさ迷い歩き続けるようになる。
基本的に生者(新鮮な肉)を追い求めるが、獲物が捕まえられない場合は仮死状態のゾンビを餌として共食いしたりもする。

前頭葉が破壊された影響で知能が低下しており、道具や武器を使うことはできない為、獲物を襲う際は引っ掻きや噛みつきで攻撃する。
これらもウイルス感染の原因となる為、ワクチンや抗体がない者にとっては非常に危険である。
また知能が低下していると言っても、人間だった頃の記憶自体は残っており、ドアを開けたりゾンビ化する前の習慣を繰り返したりする個体もいる。
『1』の飼育員の日記を見る限り「人を食うようになる」方が「一応は文字を書ける」よりも先に来るらしいので、そういう個体はゾンビになりたてのものかもしれない。
GAIDENではバールのようなもので攻撃してくるゾンビもいたが、そちらは黒歴史なので忘れていいだろう。
逆に新陳代謝が不完全ながら向上した影響で、体感的な腕力は並の人間以上になっている。
人間だと死に至るレベルの肉体的ダメージにも耐えるほどの頑強さ・生命力を獲得する。
また生前の肉体の影響も大きく受けるため、訓練された軍人などのゾンビはより強い個体になる。
逆に埋葬にされたりした者は普通のゾンビ以上に朽ちており、耐久力・俊敏性・攻撃力などの身体能力は非常に低くなる。

一方、ゾンビ化に伴い理性が無くなり従属や敵味方の判別なども出来なくなっているため、組織的な戦力として扱うのは困難。
上記の通りT-ウイルス自体の感染力によって汚染が広範囲に広がる危険もあり、軍事兵器としては不適格な部分も多い。
ただ逆に純粋な破壊目的の無差別バイオテロには用いられやすい。捕虜にウィルスを投与してから解放するなどの撹乱作戦で敵の士気を激減させられる。
アンブレラでも当初から実験用に多くのゾンビが生み出されてはいたものの、あくまでもTウィルス適合実験の副産物でしかない。
「ウェスカーズリポート2」でも元々ゾンビ自体の戦闘能力は期待されておらず「Tウィルスで敵軍が無力化される」のが主目的で、
ゾンビの役目は「自分で歩いて人を襲ってTウィルスをまき散らす」ことであるとされていた。*3
軍事利用可能なB.O.Wとしてはハンタータイラントなどの完成を待たなければならなかった。

尚、10人に1人の割合で抗体を持った人間が存在する。抗体を持っている者は感染しても変異しない。主人公達がゾンビにならないのはこのため。
1000万人に1人の割合でウィルスの完全適合者もおり、その場合は自我を失うことなく肉体が増強され変異も任意で操れる。
タイラントなどに見られる劇的な形状変化(スーパー化)は肉体のリミッターを解除された状態。


〈弱点〉

心臓は撃ち抜かれても死なないが、脳等の中枢神経、ないしそれがある頭部を完全に破壊された場合は死に至る
また、新陳代謝の向上はそのまま必要な食料の増加を招いており、エネルギー供給が追い付かなくなると生命活動を停止する。
意外にも呼吸も必要らしく、水に浸かった場所で足を破壊する等して水に沈めると溺れ死ぬ。*4
獲物が近くにいない状態が続くと仮死状態となり動かなくなり、この状態なら溺れ死んだりもしない。
また燃えやすいのか火にも弱く、ライターなどで着火してやれば瞬く間に火達磨となり焼死する。

大抵は充分な餌にありつけず、エネルギー切れにより生命活動を停止する個体がほとんど。
中には餌にありついたことで、「リッカー」や「サスペンデッド」に進化するケースも存在する。
一度生命活動を停止したゾンビの中には突然変異によりクリムゾン・ヘッドとなるものもいる。

反応も鈍く動きも遅いため、死者が蘇った事によるパニック状態であったり、異常なぐらいの数のゾンビが押し寄せない限り、一般人でも退治できる。
ただ頭部が弱点である事を突き止める前にその感染力の高さで感染者が溢れ返るため、後手に回ると歯止めがきかない。


〈治療法〉

T-ウィルスのワクチンはOBのデイライトなど存在し、3ではそれなりの設備があったとはいえ予備知識ゼロのはずの町の医者が作れるほどお手軽に作れる。
が、一旦ゾンビ化の兆候が現れたらもはや手遅れらしく、ゾンビ化する前にトドメを刺した方が弾が少なくて済むとロシア人が言っていた。
もっともデイライトはアウトブレイクで生み出された物で、少なくともラクーンシティが壊滅寸前に陥った時点では完成していなかった。

尚、ワクチンは体内のウィルスを死滅させる為、ゾンビ達クリーチャーにとっては劇薬であり即死する。
最終的には元アンブレラの研究員フレデリック・ダウニングの研究により「T-ワクチン」として完成した。

〈かゆうま〉

バイオのゾンビと言えば「かゆうま」と即イメージされるが、これは日記の最後に書かれた遺言の様なメッセージの略称である。
正確には「かゆい うま」であり、意味としては下記の原文の通り。(下の文章は英語版)

飼育係の日誌

May 9, 1998
夜、警備員のスコットとエリアス、研究員のスティーブとポーカーをやった。
スティーブの奴、やたらついてやがったがきっといかさまにちがいねェ。
俺たちをばかにしやがって。

May 9, 1998
Played poker tonight with Scott and Alias from Security, and Steve from Research.
Steve was the big winner, but I think he was cheating.
Scumbag.

May 10, 1998
今日、研究員のおえら方から新しい化け物の世話を頼まれた。
皮をひんむいたゴリラのような奴だ。
生きたえさがいいってんで、豚を投げこんだら、
奴ら、足をもぎ取ったり内臓を引き出したり遊んだあげくやっと食いやがる。

May 10, 1998
One of the higher-ups assigned me to take care of a new creature.
It looks like a skinned gorilla.
Feeding instructions were to give it live animals.When I threw in a pig,
the creature seemed to play with it...tearing off the pig's legs and pulling out the guts before it actually started eating.

May 11, 1998
今朝5時頃、宇宙服みてえな防護衣を着たスコットに突然たたき起こされて俺も宇宙服を着せられた。
なんでも、研究所で事故があったらしい。
研究員の連中ときたら、夜も寝ないで実験ばかりやってるからこんな事になるんだ。

May 11, 1998
At around 5 A.M., Scott woke me up. Scared the shit out me, too. He was wearing a protective suit. He handed me another one and told me to put it on.
Said there'd been an accident in the basement lab.
I just knew something like this would happen. Those bastards in Research never sleep, even on holiday.

May 12, 1998
昨日からこのいまいましい宇宙服をつけたままなんで、背中がむれちまって妙にかゆい。
いらいらするんで、腹いせにあの犬どもの飯を抜きにしてやった。
いい気味だ。

May 12, 1998
I've been wearing the damn space suit since yesterday. My skin's getting grimy and feels itchy all over.
The goddamn dogs have been looking at me funny, so I decided not to feed them today.
Screw 'em.

May 13, 1998
あまりに背中がかゆいんで医務室にいったら、背中にでっけえバンソウコウを貼られた。
それから、もう俺は宇宙服を着なくていいと医者がいった。
おかげで今夜はよく眠れそうだぜ。

May 13, 1998
Went to the Infirmary because my back is all swollen and feels itchy. They put a big bandage on it
and told me I didn't need to wear the suit anymore.
All I wanna do is sleep.

May 14, 1998
朝起きたら、背中だけでなく足にも腫物ができてやがった。
犬どものオリがやけに静かなんで、足引きずって見に行ったら数が全然たりねえ。
めしを三日抜いたくらいで逃げやがって。
おえら方に見つかったら大変だ。

May 14, 1998
Found another big blister on my foot this morning.
I ended up dragging my foot all the way to the dog's pen. They were quiet all day, which is weird.Then I realized some of them had escaped.
Maybe this is their way of getting back at me for not feeding them the last three days.
If anybody finds out, I'll have my head handed to me.

(海外版のみ)
May 15, 1998

あれから体調は良くならねえが、思い切ってナンシーに会いに行くことにした。
だが、警備員に止められて屋敷から出れやしねえ。こっちは働き通しでようやく初めての休暇だったってのによ。
奴らが言うにはお偉方からお達しがあって、誰一人として敷地の外に出すなだと。
おまけに電話も繋がりやしねえ。
こんなふざけた話を本気にする奴が普通いるか!?

Even though I didn't feel well, I decided to go see Nancy.
It's my first day off in a long time but I was stopped by the guard on the way out.
They say the company has ordered that no one leave the grounds.
I can't even make a phone call.
What kind of joke is this?!

May 16, 1998
昨日、この屋しきから逃げ出そうとした研究いんが一人、射さつされた、て はなしだ。
夜、からだ中 あついかゆい。
胸のはれ物 かきむしたら 肉がくさり落ちやがた。
いったいおれ どうな て

May 16, 1998
Rumors going around that a researcher who tried to escape the estate last night was shot.
My entire body feels hot and itchy and I'm sweating all the time now.
I scratched the swelling on my arm and a piece of rotten flesh just dropped off.
What the hell's happening to me?

May 19, 1998
やと ねつ ひいた も とてもかゆい
今日 はらへったの、いぬ のエサ くう

May 19, 1998
Fever gone but itchy.
Today hungry and eat doggie food.

May 21, 1998
かゆい かゆい スコットーきた
ひどいかおなんで ころし
うまかっ です。

May 21, 1998
Itchy itchy Scott came
ugly face so killed him.
Tasty.

4
かゆい
うま

4
Itchy.
Tasty.

この飼育員、アンブレラの社員というよりも実態をよく知らないアルバイトに近い人物だった様子。
15日目(日記から通算7日目)までは普通に人間だが、16日目(通算8日目まで)から浸食が脳にまで達し、思考にまで影響が出始めている(それでもまだ人としての理性は残っている)。
17日目から本格的に理性が無くなりはじめ、ドッグフードすら食べてしまうようになる。おそらく8~9日目辺りが基準なのだろう。
既に感染して足が腫れていたのでどの道ゾンビ化は免れなかったであろうが、その場で「処分」しなかったのは経過観察の為だろうか。
他の職員も概ね同じ待遇だったり、「3」でも新卒早々処理施設に配属され悪化する状況に絶望させられていた研究員の日記がある。
なまじアンブレラに関わったばかりに彼のような末路を辿った人間は決して少なくないと思われる。

尚、バイオシリーズには似たような自身が変容していく様をレポートした日誌のようなものがたびたび出てくる。


【ゲームでは…】

所謂雑魚敵であり登場作品では最も多く登場する敵。シリーズの象徴と言ってもいいだろう。
単体では対処は容易だが、狭い場所だったり、大勢と出くわした場合は苦戦を強いられる嫌らしさが特徴。中には妙に固いのもいる。*5
意外な気がするが攻撃力がかなり高く、初代『1』ではかみつきの最大ダメージがタイラントの爪攻撃を上回る(レバガチャで半分以下に抑えられるが*6)。
またリメイク版に登場した「クリムゾン・ヘッド」は素早い動きで迫ってくる強敵。何も知らない新規プレイヤーや旧作プレイヤーに驚きとトラウマを植え付けた。

対処法は単にハンドガンを撃ち続けてもOKだが、ショットガン等で頭部を破壊すれば一撃だし弾も節約できるのでオススメ。
通り抜けるだけなら脚を破壊してもいいが、はいずりになるので注意。*7
とはいえ、全部を相手すると弾が足りなくなるのでスルーできる所はスルーしよう。無駄遣いが死に繋がるのがバイオハザードというゲームである。

動きに慣れていて囲まれたり追いつめられたりしなければ、ナイフでも対処可能。
武器の切り替えが少々面倒だが、ハンドガンでダウンを取り、起き上がるまでの時間をナイフでチクチクすることで安定と弾薬の節約が両立できる。
ただしバイオハザード2のゾンビはナイフに異常に耐性があるので注意。せめてハンドガンで対処しよう。

主な攻撃方法は掴みかかっての噛みつき。また高低差があると胃酸を口から吐き出す。アウトブレイクやクロニクルでは引っかきも使う。
はいずり状態での噛みつかれた場合、必ず頭を踏みつぶしたり、蹴飛ばしたりして即死させられる。

クロニクルシリーズではガンシューティングのためハンドガンが無制限となっており、弾が切れて詰むと言ったことは起こらない。
というかむしろ倒さないと進行しないため、倒さないといけない。スルー推奨のバイオシリーズでは珍しい扱い。
アンブレラではラクーンシティ壊滅事件から耐久力が上がるだけでなく、物量も増えるのでクリティカル(ヘッドショット)を狙えないとかなり辛い。
ショットガンやマシンガンのサブウエポンを使う手も有るがこちらは弾が有限。
HoDシリーズのゾンビと比べると動きは非常に遅いため落ち着いて眉間を狙おう。
ダークサイドはハンドガンが改造可能になり、ハンドガンだけでもクリティカルを出せなくてもゴリ押せるようになった。
しかし逆にクリティカルを稼いで評価上げがしにくくなったとも。

アウトブレイクシリーズではひっかきの威力がバカにならない上、安全地帯以外はドアをぶち破って別のエリアから侵入してくる。
また今はなきオンラインでは、感染率100%などで死亡すると一定時間ゾンビ化したまま行動できるので、ネタプレイのお供だった。
但しあまりやり過ぎるとBANされる要因にもなっていた。


【登場作品】


女性が登場したのは2から。

終盤に近づくと大抵全裸ゾンビが出てくる(終盤の舞台は大体アンブレラの施設なので実験台にされてたのがゾンビ化した模様)。

ゲーム以外の媒体

漫画


小説


ドラマCD


実写映画


CG映画



【主なゾンビ化した人物】

  • フォレスト・スパイヤー(S.T.A.R.S.ブラヴォーチーム隊員)
  • アルバート・ウェスカー(S.T.A.R.S.アルファチーム隊長)(黒歴史)
  • エドワード・デューイ(S.T.A.R.S.ブラヴォーチーム隊員)
  • ブラッド・ヴィッカーズ(S.T.A.R.S.アルファチーム隊員)
  • マービン・ブラナー(R.P.D.警官)
  • マーフィー・シーカー(U.B.C.S.隊員)
  • 飼育員(アンブレラ職員、『飼育員の日記』の書いた人物)
  • アダム・ベンフォード(『6』当時のアメリカ大統領)


【『バイオハザード6』では…】

『6』では、T-ウイルス由来ではないゾンビが登場。
外見は似ているものの、武器を使用したり飛び掛かってくるなど、これまでとは全く異なる。

このゾンビはC-ウイルスという新種のウイルスに空気感染した人間のなれの果て。
6の時点でのアメリカ大統領にしてレオンの友人だったアダム・ベンフォードやトールオークス、達芝の市民らが変貌したのもこれ。
T-ウイルス感染者に似てはいるが、こちらは動きも素早く、金網をよじ登ったり飛びついてきたりする。
さらにある程度の知能が残っているため、手軽な凶器(ゴルフクラブ、ハンマー、、瓶etc)を振り回す。
元警官や元BSAA隊員の中にはライフルやマグナムをぶっ放す奴もいるためT-ウイルス感染者よりも脅威となっている。
また、T-ウイルス感染者は死体はそのまま残るが、C-ウイルスゾンビは死亡すると身体が溶解し消滅するという特徴もある。
ちなみにT-ウイルスゾンビに傷付けられると抗体持ちでない限りゾンビ化してしまうが、C-ウイルスゾンビの場合はゾンビ化しないらしい。
またT-ウイルス感染者と同様、ゾンビが変異した変異体も存在する。

なお、「空気感染」と限定したのには理由がある。
ゾンビ化するのは空気中に散布されたウイルス(青色の霧状をしている)を吸い込んだ者だけ。
直接注射で投与された場合にはジュアヴォという別のB.O.W.に変化するからである。
「ジュアヴォ」はゾンビと異なり、自我は失われるが知能そのものは完全に保たれ、見た目もほぼ人間のまま。
その行動パターンはどちらかというと4、5に登場した「ガナード」や「マジニ」、映画版のスーパーアンデッドに近いB.O.W.である。


【バリエーション】

  • ゾンビ改
『2』に登場する、B.O.W.として人為的に生み出された強化型ゾンビ。
見た目は筋肉組織が剥き出しとなった人体模型のような姿で、通常のゾンビを大幅に上回る攻撃力を誇る。
尚、『1』旧版の研究所に登場する全裸ゾンビは見た目は似てるが攻撃力などはそのままだが、倒しても部屋を出ると復活する*8
GC版以後は普通のゾンビ以下の弱さになり、倒しても復活しないどころか普通のゾンビで起きるクリムゾンヘッド化も起きないようになった*9
『0』でも似たような裸のゾンビが処理場に出てきたが、こちらは本当にただの見た目違いで強さなどは全く同じ。
B.O.W.としてはやはり失敗作だったのか後のシリーズでは登場していない。

  • クリムゾン・ヘッド
無印リメイク版に登場するT-ウイルスゾンビ変異体。クリムゾンという名が表すように赤褐色の体色である。
なんらかの原因で生命活動を停止した時に「V-ACT」と呼ばれる細胞活性化現象を引き起こして再度動き出した状態。
倒したゾンビの死体を一定時間以上放置すると、クリムゾンヘッドとして復活する。
凶暴化著しいだけでなく移動速度も速く、鋭く伸びた爪で襲い掛かってくる。移動の邪魔になるゾンビを殴ったりもする。
なお、全てのゾンビが変異する訳ではない。死体を燃やすか頭を破壊すれば変異を阻止できる。

  • クリムゾン・ヘッド・プロト1
同じく無印リメイク版に登場。
記録上「V-ACT」現象及び変異が最初に確認された個体。通常のクリムゾン・ヘッド以上に凶暴で危険。
だがアンブレラはサンプルとして有用だと判断し、捕獲された後に洋館裏にある墓場の地下室に封印されていた。
キーアイテム持ちなので絶対に倒さなければならない。

『2』に登場するゾンビの変異体。全身の皮が剥がれ脳みそや筋繊維がむき出しになったような姿になっている。
上記の通り多くの人間を捕食するなどして栄養を蓄えたゾンビが偶に変異する。
詳しくは個別項目参照。

  • グリーンゾンビ
『アウトブレイク FILE2』に登場。T-ウイルスに感染した植物と融合したゾンビ。
頭にT-ウイルス植物の花が咲いており、ダメージを受けるとそこから毒花粉が撒き散らされる。

  • 寄生虫ゾンビ
バイオハザード CODE:Veronica』に登場した腹に寄生虫が植え付けられたゾンビ。
死ぬとランダムで寄生虫が飛び出して攻撃してくる。

  • P-Zガスゾンビ
『RE:2』に登場した神経ガス「P-Zガス」で変異したゾンビ。紫色に変色して、口から毒ガスを吐いている。

  • ペイルヘッド
『RE:2』に登場した突然変異によって驚異的な再生能力を得たゾンビ。全身真っ白で体毛もなく、顔には口しかない。
高い再生力で腐敗もせず多少の傷なら即座に回復する上、足も速く強敵だが、体力が低くなると動きが遅くなる。
見た感じは若干『7』のモールデッドにも似ている。

  • ブラッドショット
『6』に登場するC-ウイルスゾンビ変異体。全身の筋組織がむき出しになりさらに機敏になった。
ただ最初からこの状態で出てくる事は少なく、特定のゾンビを攻撃すると一気にコイツに変貌するという過程で出現する事が多い。

  • シュリーカー
『6』に登場する(ry 発達した喉を膨らませ叫ぶことで他のゾンビを操る。
厄介ではあるがこの喉が最大の弱点でもあり、またここを攻撃されて倒されると断末魔の叫びを挙げて周りのゾンビを巻き添えにしてしまう。

  • ウーパー
『6』に(ry 肉体が肥大化し(レオン曰くXLサイズ)耐久力が上がっている。
見た目相応の力を持つだけでなく動きもかなり素早いが、一方で段差に四苦八苦したりする場面も。足が弱点。
上位個体としてより大型で強力なウーパー・シュプリームが存在する。



その他

バイオハザード4』と『バイオハザード5』に登場するクリーチャー。
ガナードは寄生生物「プラーガ」に寄生された人間ゾンビと似ているが別物。
マジニはトライセル社に渡ったプラーガの改良型(タイプ2、3)を寄生させられて操られた人間達。
どちらもTウィルスゾンビと比較すると知能・スピードが高い。その代わりにウィルスと違い無差別感染は起きない。


  • スーパーアンデッド
映画版『Ⅲ』に登場。同作主人公アリスの血液から作られた血清を投与されたゾンビ。
血清の作用で食欲をある程度抑えられ、同時に知能と素早さを始めとした様々な能力が強化されている。
またウィルスの感染力も強化されているので、事故って噛まれたりなんぞしたら…。


  • この世のものではない者(仮称)
初のサウンド・ドラマ「マコバヴィレッジの惨劇」に登場したゾンビらしき何か
なんと異形化してもある程度時間が過ぎると元のまともな人間に戻る。戻っている間は見た目も常人と何ら変わりない。
異形化中の記憶はなく、時間が経つとまた再び変異し、これを繰り返して最終的に肉が腐り落ちたゾンビになる。
完全なゾンビにまでなると元には戻らなくなる。また、このゾンビや変異者に噛まれても感染はしない。
原因は毒蛇の血を飲む邪教の儀式で、アークレイの森の中の恐らくバイオ1のアダー(小蛇)の血を飲んだ事。
ただし上述の通りT-ウィルスとはかけ離れた特性の為、別の要因が考えられるが作中では不明のまま終わる。



May 9. 20XX
夜、荒らしと愚痴篭り、Wiki篭りと項目をたてた。

荒らしの奴、やたらブラウザバックしてやがったが、きっと態とに違いねェ。
俺達をばかにしやがって。

May 10. 20XX
今日、運営板のおえら方から新しい荒らしのスルーを頼まれた。

無理やり服を着せた豚のような奴だ。

ほっときゃ消えるってんで、スルーしてると、奴ら、汚ねぇレスや違反画像を撒き散らして暴れた挙げ句、唐突に消えやがる。

May 11. 20XX
今朝の12時頃、iPodみたいなケータイを持ったWiki篭りに、突然たたき起こされて、俺もケータイを持たされた。
何でもBBSがリセットされたらしい。
愚痴篭りの連中ときたら、夜も寝ないで、愚痴ばっか書き込むから、こうなるんだ。

May 12. 20XX
昨日からこの使いにくいケータイを使ってるせいで、妙にムカつく。イライラする。
腹いせに愚痴篭りをアク禁にしてやった。いい気味だ。

May 13. 20XX
あまりにイライラするんで、運営に行ったらりどみを読まされた。
それからもうケータイを使わなくていいと言われた。おかげでイライラが消えそうだぜ。

May 14. 20XX
朝起きるとイライラが加速してやがった。
愚痴用スレがやけに静かなんで行ってみると、愚痴篭りの数が足りねぇ。
アク禁したくらいで逃げやがって。運営に見つかったら大変だ。

May 16. 20XX
昨日、この項もくを荒らそとした荒らしが一人あくきんされた、て はなしだ。
夜、HDの番ぐみいっぱい。
せいりしたら全ぶ消えやがた。
いったいおれ どうな て

May 19. 20XX
やっとイライラきえた も HD すかすか

今日 たいくつなの、 エロ がぞ みる

May 11. 20XX
ねむい ねむい めいでんー きた
ひどいかおなんで おかし
きもちよかた です

4

けつ

いた





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最終更新:2024年02月28日 09:34

*1 リアルでもウィルスは宿主の細胞に自分を作らせるので死んだ細胞では増殖できない。

*2 ゾンビに殺された直後にゾンビとして覚醒したケースもある

*3 ケルべロスやハンターなども「対ウィルス装備をして動きが鈍くなった敵兵を傷つける」ものとして作られ(ハンターはそこそこガチ戦闘にも使えたが)、タイラントのようなガチで普通の軍隊と殴り合いして善戦できるB.O.W.は当初は想定外。

*4 ただし、普通の人間よりは長時間生存でき『1』で洋館内にバスタブに沈んでいたゾンビが襲ってくることがあった。

*5 このような個体はゾンビ化する前に体を鍛えていた場合が多い

*6 ただしレバガチャで半分以下にしてなお高火力であることは間違いない。というかレバガチャしない場合、体力最大のクリスでも3回で確実に死亡するゲーム中最強の攻撃である

*7 初期作品では足を破壊した時点で死亡扱いになり、最初から這いずりのものを除けば部屋を出入りすることで這いずり状態にしたゾンビを消すことも出来た。

*8 通常はゾンビを倒せばその部屋を再び訪れてもゾンビはいないが、研究所の裸ゾンビはたとえ頭部を破壊しても部屋を出入りすると再び五体満足で出現する。劇中のファイルなどで理由が明記されてないので、復活ではなく別個体が次々現れる可能性もあり。

*9 研究所に出現するゾンビでも、白衣を着ている研究員のゾンビはクリムゾンヘッドになるので注意。