ココ(金色のガッシュ!!)

登録日:2012/06/16 Sat 22:00:45
更新日:2024/03/13 Wed 22:54:35
所要時間:約 3 分で読めます



出口のないトンネルなんてないもの…がんばって歩き続ければ、いつか光を浴びれるわ。
だから…こんなところで死なないで…


ボンジュール、シェリー。


金色のガッシュ!!』の登場人物。
ゾフィスの本の持ち主。

CV:西村ちなみ
誕生日:1月8日
年齢:18歳
血液型:A型
身長:165cm
趣味:つくろい物、アクセサリー作り
好きな食べ物:オムレツ、アップルパイ
好きなタイプ:よく働く人

フランスのとある街に暮らしていた少女。優しく真面目で忍耐強い性格。

幼少時代、厳しすぎる家庭の教育方針に耐え切れず増水した川に身を投げ自殺しようとしたシェリーを救ったことがきっかけで彼女とは親友となる。
その際、シェリーに訴えた言葉は今でもシェリーの中で強い支えとして残っている。
手先が器用らしく、自作の木彫りの指輪をシェリーにプレゼントした。

貧乏な家の生まれで、身なりだけで泥棒扱いされて暴行を受けるなんてことも日常茶飯事*1
それでも数々の苦労に耐え、シェリーとお互いに支え合い、大学に入るべく貧しいながらも仕事と猛勉強を続けていた。
そしてその甲斐あって志望大学への推薦合格が決まった矢先・・・。

不幸にもゾフィスに巡り会ってしまう。
二人の出会いの様子は単行本12巻の扉絵で描かれているが、ゾフィスへの協力を拒んだため心を操られ、凶悪かつ残忍な別人格を植えつけられてしまった*2

弱い人間(いきもの)を傷つけるのも、物や自然を破壊するのも楽しくてしょうがない。今の私が本当の私の姿なの。

破壊衝動のままに故郷の村を焼き払っていたところに、ココの合格祝いにかけつけたシェリーと鉢合わせする。
信じられない様子で狼狽するシェリーを嘲笑し、ラドムで彼女を始末…したつもりでゾフィスと共に姿を消し、行方をくらましていたが……


石版編で再び現れ、暗躍を開始する。
初登場時の地味な見た目はどこへやら、胸元が強調されたデザインのドレスを身につけて登場。あと化粧を覚えた。
ゾフィス曰く「ココ自ら選んで着て」いるらしいが、洗脳の影響によるものと思われる。
サイハイブーツ・ミニスカートやチョーカーなど露出が少ないながらもやたらとボディラインを強調したエロい格好に全国の読者は驚愕と歓喜の渦に叩き込まれたとかなんとか。

自ら戦場に立つことはなく、長らく身を隠していたが、ブラゴ&シェリーの参戦によってついに姿を現す。

シェリーペアとの決戦ではゾフィスに操られるまま罵詈雑言を浴びせ、心の力を奪う。
シェリーとの友情は偽りで、裕福で才能にも恵まれる彼女を本心ではずっと憎んでいたと精神攻撃を仕掛ける。
さらに、シェリーの家から家宝の首飾りを盗み出し、彼女に濡れ衣を着せて陥れたのは自分だと告白。
とどめに盗んだ首飾り(実際はゾフィスがココの記憶をもとに偽造したもの)を見せつけてシェリーを完全に無力化する。
(アニメ版ではドレスの胸元から首飾りを取り出す、足元の花を踏みにじるなど元のココとのギャップがある仕草が追加されている。)

シェリーはゾフィスと一人で戦うブラゴを庇い本を差し出そうとする…が、幼い頃にココに貰った手作りのアクセサリーと約束を思い出す。

苦しい時や助けてほしい時は…これをつけるの…

ゾフィスに操られている今でも魔除けのイヤリングを身につけているココを見つけたシェリーは、彼女が助けを求める本当の声を聞く。
そして心の力を取り戻したシェリーはブラゴと共にゾフィスを撃ち破り、ココを洗脳から解放した。

しかし、ココはゾフィスの手によって、数々の悪事を行っていた記憶がずっと残るように特別な精神操作が施されていた……。
シェリーに忌まわしい記憶を消すよう迫られても拒否し、最後まで悪足搔きをしようとするゾフィス…が、大将軍…もといブラゴの脅しにゾフィスが屈したため、悪の記憶は完全に消し去られた。

戦いを終え正気に戻った後もシェリーに助けられたということだけはなんとなく覚えており、無二の親友への感謝の涙を流した。


ゾフィスが魔界へ帰ったということもあってか、これ以降の出番はちっともない。

シェリーがこっそり休学届けを出しておいた大学へ一年遅れで通い始めたようで、
やっと長いトンネルを抜けたココは輝かしい未来へと一歩ずつ歩んでいくのであった……


精神操作を受けてシェリーへの強い憎しみを持つ性格に変えられたためか、或いは元々素質があったのかは不明だが、心の力はかなりのもの。
月の石による回復もなしで数十発の術を使用し、さらにディオガ級の最大級の術を5回(アニメでは8回)も唱えてみせた。
これは人間でも最高クラスの心の力の総量・回復力を誇るデュフォーヴィノーに匹敵、もしくは上回るかもしれない程である。

だが身体的には普通の少女に過ぎないため、数々の修羅場をくぐった清麿、地獄の特訓で鍛えに鍛えたシェリー、玄宗アリシエをはじめとした武闘派パートナー、
ギャグ補正のかかったフォルゴレなどと比べるとパートナーとしての戦闘能力は皆無に等しい。

ゾフィスが千年前の魔物を手駒として欲していたのも、そういった点でのカバーが必要だったからかもしれない。



人間と魔物の絆がテーマの本作において、「パートナーの洗脳」という邪道を歩んだためか可愛いのに本編での退場以降描かれる機会はほとんど無くなっている。

原作の最終回で、本の持ち主たちがそれぞれのパートナーだった魔物から手紙を受け取るシーンにも彼女はいない。
完全版のガッシュカフェでも、ココだけは本人ではなくココそっくりのロボットが代理で登場している。
文庫版最終巻の付録であるミニ画集の表紙でも、パートナーたちが各々の魔物と並び立つなか一人だけシェリーのそばにいた。ゾフィス?キクロプの横で浮いてるよ

やはり彼女にとって、魔界の王を決める戦いは「なかったこと」ということなのだろう……。

アニメでは初代EDやガッシュ&清磨との初邂逅時のシェリーの回想で本来よりも早く登場している。
また、キャラソンにシェリーとのデュエット曲もある。

ちなみに完全版6巻の表紙について 作者(Twitter) は、「ココゾフィスのカラーを描きたくて仕方なかった」が「やはりみんなはビクトリームの方が喜ぶだろうな・・・」と考えてビクトリームとモヒカン・エースを選んだと語っている。






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最終更新:2024年03月13日 22:54

*1 尤も日々の生活に困るほど貧しいわけではなかった。

*2 アニメでは洗脳を受ける前後で瞳のハイライトが茶色⇔紫色で変化している。