ライダー(Zero)

登録日 :2009/05/30(土) 00:08:37
更新日 : 2017/05/28 Sun 17:28:13 NEW!
所要時間 :約 9 分で読めます






勝利してなお滅ぼさぬ。

制覇してなお辱めぬ。

それこそが真の征服”である!


Fate/Zero』の登場人物。
第四次聖杯戦争における騎兵クラスのサーヴァント
マスターはウェイバー・ベルベット

◆プロフィール
声:大塚明夫
身長:212cm
体重:130kg
血液型:不明
誕生日:不明
属性:中立・善
イメージカラー:朱色
特技:出鱈目な論破、リーダーシップ
好きなもの:冒険、目新しさ
苦手なもの:既成概念、既得権益
天敵:母親

パラメータ
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
B A D C A+ A++

クラス別能力
対魔力D
騎乗A+

保有スキル
カリスマ:A
人間として獲得しうる最高峰の人望。

軍略:B
多人数を動員した戦場における戦術的直感力。

神性:C
明確な証拠はないが、ゼウスの息子と伝えられている。



豪放磊落を地で行く、髭の似合う偉丈夫だが、言動や表情にどこか愛嬌もある、魅力ある人物。

身体がある方が心地よいとして四六時中実体化しており、せんべいをかじったり、TVを見たり、 ゲームの初回特典を手に入れて大喜びする など、現代を一番エンジョイしている。


真名はイスカンダル(アレクサンドロス三世)。
アレキサンダー大王(大帝)と称される方が一般的。世界中どこの世界史でも習うレベルの大英雄である。
他者を顧みない暴君ではありながら、その欲望が結果的に民を幸せにする奔放な「征服王」。
人間の理想像である「騎士王」アルトリアとも、人間を超越した「英雄王」ギルガメッシュとも違う、あくまでも人間として、人間のまま英雄となった存在。


彼の望みは今時珍しい 世界征服 とでっかい。
しかし、それを聖杯に願うつもりはなく、聖杯はあくまで肉体を得る手段で、世界は自分の力で手に入れるつもり。
その際、B-2爆撃機を十機ほど手に入れたいと駄々をこねたり、クリントンをダレイオス王以来の難敵と捉えたりする。
ただ、現代で世界制服するならリアル世界最強国家のアメリカを倒さなければならないので、アメリカ大統領がラスボスに近い存在になることは間違いない。
聖杯による現代の知識があるとはいえ、現界して数日で倒すべき強敵を見定める洞察力はなかなか凄い。

破天荒な性格で、戦いの最中に割り入っていきなり自分の真名までバラし、あまつさえ自分の軍門に下らないかと他のサーヴァントに粉をかけるなど無茶苦茶な行動を度々起こし、
切嗣「あんなバカに世界は征服されかかったのか?」 と頭を抱えた。

だが言うことは案外筋が通っており、場合によっては望まぬ戦いをする敵を助けたりする、何気にあの金ぴかが認めるほどの漢である。
ファンからは兄貴を通り越して「俺達の王」と言われる。

Zeroのギャグシーンの大半……というか、全てを彼が賄っている。ぱんつはいてない。
「ああ、脚半か! …ありゃ必要か?」
「必・要・不・可・欠だっ!」

最終巻+シリアス全開の状況でもボケる猛者である。

アニメでもその天然を遺憾無く発揮しており、ウェイバーと共に『Zeroのオアシス』と称され、
日本どころか海外のアニヲタもライダー組が出ないとちょっと落胆するほどの人気者に。


◆宝具
神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)
地上はおろか、天空をも駆け抜ける驚異のチャリオット。
詳細は項目へ。

王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)
言うなれば「召喚」の固有結界
果て無き荒野に征服王の軍勢を顕現させ、マケドニア軍の総力を持って敵を蹂躙する。
詳細は項目へ。

所持宝具は上記の2つで、乗り物を操るライダーらしい宝具。金ぴかに対抗できるとされてる宝具を所持している。
ライダーのサーヴァントの特徴として本人より武具が強い事が挙げられているが、彼も例に漏れずにそのタイプ。
だが、決して弱いという訳ではなくアサシンの奇襲に対応したり、動揺していたとはいえセイバーの一撃を受け止めた場面がある。
尤もあくまでも弱くは無いというレベルなだけで強いという訳ではなく白兵能力に優れたセイバーを相手取るには無謀と評されている。
……と初期の設定では表記されてたものの、エクステラでは本調子でもないのに白兵戦でクー・フーリンの猛攻を凌いだりと設定の変遷が伺える。史実でも王でありながら前線で戦い、敵将を討ち取ったりとリアル無双をしていた人物なので個人としての武勇があったりする。史実よりの設定に変更したのか、それともウェイバーと言う自他共に認めるへっぽこマスターのせいだったのかは謎である。




因みに史実では結構病弱でありかつDQNで重度のホメロスオタ、戦略的不利を全て戦術的勝利でひっくり返していった馬鹿(誉め言葉)である。流石はアリストテレス塾に通っていただけはあり、ハンニバルでさえも史上最高の戦術家としてリスペクトしている。
ちなみにダレイオス大帝と戦ったガウガメラの戦い(アルベラの戦い)などは2000年経った現在でも士官学校において現代戦でも応用できる資料として扱われている。
敵の城塞に尻込みする自軍の兵に発破をかけるため、あろうことか王なのに 一人で城塞にのり込んで暴れた こともあったらしい。
堅い絆で結ばれた王の軍勢の皆さんも、当時はさぞかし気を揉んだことだろう。

征服した国々に自治権を与えていたので、古代エジプトのように征服して欲しいと望む国も現れた。余談だが征服したエジプトにおいてファラオになってたりする。部下のプトレマイオスも王朝を築いた有名なファラオである。

聖杯戦争序盤から横槍を入れたり、やりたい放題やっていて他のサーヴァントやマスターからも呆れられていた。
キャスターの陣地を破壊後、騎士王と英雄王を宴に誘い、アインツベルンの城で聖杯問答を主催。
その席でギルガメッシュは王として認めるも、清廉潔白な王道を歩むセイバーには 「正しいだけの王道に価値などない」 と評し、彼女を王として認めず、やり直しを望む願いをも「痛ましい夢」として否定する。
セイバーとしても「国に捧げた」自身の生き方と、「国が己に尽くす」とするイスカンダルや「己を頂点として他者を顧みない」ギルガメッシュの生き方とは決して相容れないとし、彼らを暴君と蔑んでいる。

『Zero』の結末もあって、「聖杯問答はイスカンダルが正しい」と誤解されがちだが、公式でセイバー、イスカンダル、ギルガメッシュの王道はどれも正しく、どれも間違えていて、三者の王道は全て 等価値 と説明されている。
イスカンダルはセイバーを認めなかったが、イスカンダルの王道もまた正しいという訳ではなく(彼の治世の欠点は前述されている通りである)、「王の数だけ王道があり、そこに絶対はない」という事らしい。
またセイバーに対しては「王として」認めていないだけで戦士としての評価は「地上の星」と非常に高く、むしろ王という地位に置かれたセイバーを憐れんでいた。



以下、ライダーの結末の為、ネタバレ注意







終盤にて、セイバーとの直接対決の末に競り負け、『神威の車輪』を失ってしまう。

その後、敢えて令呪を全て使ったウェイバーを友として迎え、ギルガメッシュとの闘いに赴く。
勝負の前にギルガメッシュに友にならないかと誘いを掛けるもエルキドゥ以外の友など必要ないと彼に一蹴される。
そして、自身の最大の切り札『王の軍勢』を仕掛けるが、英雄王の究極の一『天地乖離す開闢の星』によって固有結界そのものを切り裂かれてしまう。

負けを悟った彼は最期にウェイバーを部下に勧誘し、彼に最初で最後の命令 「生きろ」 と命じ、
ギルガメッシュに特攻を仕掛け、眼前まで詰め寄るも『天の鎖』に捕らわれてしまい、トドメを刺された。
最後には生前に目指したオケアノスへ想いを馳せ、満足げな笑みを浮かべながら消滅していった。

勝負内容そのものは全力のギルガメッシュの前に一撃も与えられず敗北を喫するものであったが、最後のウェイバーとのやり取りなど見所もあり、名シーンにも挙げられる。
ギルガメッシュも、並みのサーヴァントなら本編のメディアのように為すすべもなく倒れる『王の財宝』の宝具の散弾銃を受け続けながらも決して前進を止めず、
自分の奥の手である『天の鎖』に捕らわれるまで進むことを止めなかったイスカンダルに紛れもない敬意を示し、また挑んでこいと他者を見下す彼にしては賞賛の言葉をかけている。


なお、Fate/stay nightの頃から既に設定が存在していたキャラクターで、初期設定はセイバーのライバルキャラ。
ギルガメッシュに拮抗する宝具の持ち主で最終的にセイバーに競り負け敗走、消耗した所をギルガメッシュにやられたという予定だった。
奈須きのこが書いた場合、涼宮ハルヒみたいな 女性 になってしまうとか……
ちなみに赤セイバーはイスカンダルの女版をイメージしているらしい。

触媒に使われたの彼のマントの切れ端。
元々はケイネスがイスカンダルを召喚する予定だったがウェイバーが触媒を盗んで彼を召喚した。
この触媒は『fake』でもウェイバーが大切に保管していた。

因みに征服王自身はケイネスがマスターではなく良かったと語っている。

作者同士の対談によると、やはりケイネスとは相性がかなり悪いようで絶対に話が合わないらしい。
もし仮にケイネスがマスターになった場合はケイネスとソラウの両者を抱く勢いで問題を解決しようとするとか。
史実のイスカンダルはバイで知られているが、虚淵曰く此方のイスカンダルもバイの模様。

またホメロスオタクとしても知られており、叙事詩「イリアス」を深淵と絶賛して読み込む熱狂的な大ファンでもある。
そのファン魂は半端ではなく作中でも現界早々にイリアスと地図を手に入れるために図書館へ強奪を行い、二週間もない聖杯戦争で本を擦り切れる程に何度も読み直した程。
特にイリアスの主人公である大英雄「俊足のアキレウス」については少年時代からの憧れの存在として最も会いたい英雄に彼を挙げている。
その想いは成熟した大人の状態でも変わらないようで、マテリアルによるとアルトリアやギルガメッシュ相手でも豪快不遜に振る舞う
豪胆な彼でも長らく憧れ、今でも目標とするアキレウス相手には流石に思わず衣を整えてから話かけるという豪快な彼にしてはかなり丁寧な態度を取るらしく、かの大英雄に対する想いの深さを伺える。

Carnival Phantasm

第三巻ラストの全員集合にまさかのゲスト出演。
金ぴかとセイバーを除けばZeroから唯一出てきたサーヴァントである。
なにも喋らないが大戦略Tシャツを着て金ぴか、タイガーと共にビールジョッキを一緒にイッキ飲みしている。
おそらく気が合うのだろう。


Fate/Grand Order

アレキサンダー
何故か少年時代の姿での登場。CV.坂本真綾
真名もイスカンダルではなくアレキサンダー。

レア度は☆3(R)で、最初期からの古参サーヴァントの一騎。
まだ王として歩む前のイスカンダルであり、イスカンダルとして生きた記憶もあるが実感が薄いらしい。
性格や口調も少年らしい活発なものだが、全盛期の彼を思わせる豪快な一面を垣間見せる。
そして、最大の特徴は 全盛期の厳つい彼とはかけ離れた 美少年である事。


美少年である事。

大事な事なので二回言いました。

スキルにある程の美少年が、大人になったらなんであんな巨体で厳ついオッさんになった…とプレイヤーから多数のツッコミが入ったが、コレは宝具であるゼウスの雷の影響との事。

ストーリーでは第二章に登場。
同じくサーヴァントとして召喚された孔明とタッグを組むことに。
召喚者に離反して孔明と共に野良サーヴァントとなっていたが、ネロを見定めるべく敢えて敵として立ちふさがった。

イベントでは「ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊」の贋作英霊の一番手として登場。
クラスはセイバークラスになっている。元々剣の使い手なので、セイバークラスの適正も高いのだろう。

黒幕から与えられた役割は 「同居中のお姉ちゃん大好きな優秀な義弟」
…うん。どっかおかしい。

ダ・ヴィンチちゃんがめっちゃ食いついており、自分が全裸になろうとしてまで彼のスケッチを描きまくっていた。
…忘れられがちだがダ・ヴィンチちゃんは女体化しているが中身はオッサンである。つまり腐女子ならぬ腐男子である。
更に言えば史実の彼はゲイであったことで有名な御仁である。つまり…アッー!


ステータスは少年時代の為に全盛期と比べてやや低下しているが、幸運がA+なのでクリティカルが出やすい。
スキルは「カリスマ」と強化クエスト後に入手できるスキル「覇王の兆し」(味方全体のQuick性能を3ターンアップ)がかなり強力。
また、「紅顔の美少年」は確率で敵単体に「魅了(1ターン行動不能)」を与えるなど、同じく最初から実装されてる元祖ライダーさんことメデューサと比べて全体的にサポート寄りの性能となっている。
また、他の魅了スキルと違い人型であるなら性別問わずに魅了出来るので非常に役に立つ。
大人の彼からしてバイだしね!!
但し体力が少ないので、壁役や回復役は必須。

宝具は「王の軍勢」ではなく『始まりの蹂躙制覇(ブケファラス)』。
性能はQuick属性で【敵全体に強力な攻撃+スター獲得】。「覇王の兆し」とうまく合わせればかなりのダメージを叩き込める。

パーティーはQuickパに仕込むのが吉。相性は主に同じQuick宝具で回復スキルを持ち、弱点を補い合えるジャック・ザ・リッパーがベストパートナー。
イベントなどで組んだ孔明や、よく比較対象にされるメドゥーサとも良相性である。

イスカンダル
虚淵直筆の逆行SSシナリオ「Fate/Accel Zero Order」にて征服王も限定ガチャで実装された。
レア度は最高位の☆5(SSR)。

大人の姿だけあって攻撃力は圧倒的に上でアタッカーの性能。
少年時代同様幸運がA+なのでクリティカルの出やすさは健在。
スキルは少年時代にもあった「カリスマ」、味方全体の宝具の威力をアップさせる「軍略」、3ターン自身のBuster性能+スター排出アップの「雷の征服者」と、すべて火力アップのスキル。
宝具アタッカーであると同時に味方の支援要員という顔も持っていると言えよう。

宝具はおなじみ『王の軍勢』。
性能はBuster属性で【敵全体に強力な攻撃&3ターン防御力をダウン<オーバーチャージで効果アップ>】。
うまくBusterチェインを決めれば全体宝具でありながらもボス戦でも大活躍してくれる。
弱点はNP効率があまり良くないこと。なので、NPアップ礼装はほぼ必須。
それを補ってくれるのはやはり孔明であり、ここでもベストパートナーとなる。
他にも同じくBuster宝具+宝具威力アップスキルを持つドレイク船長や、原作ライバルであるアルトリア、ギルガメッシュと組ませても面白い。



名言


「理由だの目論見だの、そういうしち面倒くさい諸々は、まぁ後の世の歴史家が適当に理屈をつけてくれようさ。
我ら英雄は、ただ気の向くまま、血の滾るまま、存分に駆け抜ければよかろうて」

「彼方にこそ栄え在り(ト・フィロティモ)」

「AAAALaLaLaLaLaie!!」

「見よ我が無双の軍勢を!肉体は滅び、その魂は英霊として世界に召し上げられて、それでも尚余に忠義する伝説の勇者達!
彼らとの絆こそ我が至宝!我が王道!イスカンダルたる余が誇る最強宝具-『王の軍勢』なり!!」

「王とは、誰よりも鮮烈に生き、諸人を魅せる姿を指す言葉!
全ての勇者の羨望を束ね、その道標として立つ者こそが王!
故に、王とは孤高に非ず、その偉志は全ての臣民の志の総算たるが故に!」

「生きろ、ウェイバー。すべてを見届け、そして生き存えて語るのだ。貴様の王の在り方を。このイスカンダルの疾走を」





あぁ、そうか。この胸の高鳴りこそが……
オケアノスの潮騒だったのだ……

この項目が面白かったなら……\ポチッと/