羊たちの沈黙

登録日 :2010/04/25(日) 00:14:42
更新日 : 2016/11/01 Tue 12:43:45
所要時間 :約 4 分で読めます




原作:トマス・ハリス
監督:ジョナサン・デミ
脚本:テッド・タリー
撮影監督:タク・フジモト

トマス・ハリスの小説が原作の1991年公開のアメリカ映画。
第64回アカデミー賞 作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞、脚色賞受賞作品。

連続殺人事件を追うFBI訓練生の女性、クラリス・スターリングの姿と、彼女にアドバイスを与える元精神科医、ハンニバル・レクターとの奇妙な交流を描く。

アカデミー賞を総なめにしただけあって、監督の演出や役者の演技、作品の完成度は今見ても高い。
レクターのキャラや、緊張感のあるシーンに定評のある作品である。

少し古い作品ではあるが、画質がきれいな特別編がレンタルできるから一度観てみよう。
1995年頃はテレビでも放送されたが、最近は規制がきついので今は絶望的。
但し、2010年末深夜のメーテレにて放送されている
ひょっとしたら深夜限定で地上波で見ることも出来るかも知れない

登場人物

クラリス・スターリング(ジョディ・フォスター)
FBIを目指す若き訓練生。
非常に優秀で、成績はトップクラス。
クロフォードに頼まれ、レクターの精神分析をしに彼に会いに行く。
短時間会話をしただけで、レクターから非常に正確な精神分析をされてしまった。
そのことでレクターに興味をもたれ、自分の過去を話すことと引き換えにバッファロー・ビルについての情報を聞き出した。

ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)
知能が非常に高い犯罪者。
人肉を食べるという猟奇的な連続殺人事件を犯して捕まった。
刑務所に入った後もその狂気は止まらず、胸の痛みを訴え医務室に運ばれ、そこで看護婦の頬と片目を食べる。言葉でなじり続け、隣の受刑者を自殺に追い込む。と、狂気的な人物である。
紳士的な物腰で、一見誠実な人物に見える。
クラリスには好意的で、捜査の協力を約束した。
捜査資料と過去の自分の患者の情報から、すぐにバッファロー・ビルの正体を突き止めたが、クラリスにはヒントしか与えなかった。
この作品に置けるアンソニー・ホプキンスの演技は各界から評価が高い。
エレファント・マンでは優しい医師を演じ、今回は凶悪な殺人鬼と対象だが、監督のレクターには悪意の中に優しさも含ませてほしいという要望で抜擢された。
クラリスを立ったまま迎える、瞬きをほとんどせずに話す、と彼の役に対する熱意は本物である。
ちなみにレクター自身が映るのはわずか10分足らずしかない。それだけであの強烈なインパクトを与えている。

クロフォード(スコット・グレン)
FBI特別捜査官。
行動科学課の課長。
レクターに嫌われていると、自分の代わりにスターリング捜査官をレクターの元へ送った。
スターリングには目をかけている様子。
だが、レクターの言っていたような計画はないだろう。

フレデリック・チルトン(アンソニー・ヒールド)
ボルティモア精神異常犯罪者用州立病院院長。
レクター担当医師。
レクターには嫌われており、狙われている。

バッファロー・ビル(テッド・レヴィン)
五人の女性を殺害した連続殺人鬼。
自分を性同一性障害だと思いこもうとしている。
自分を変えたいと切望しており、変化の象徴である蛾を飼っている。
飼っている蛾はアケロンティア・スティックス。髑髏のような模様が特徴の蛾である。
その蛹を被害者の喉に詰め込んでいる。
被害者は全員皮膚を切られており、その皮膚で服を作っている。
プレシャスというプードルを飼っている。
彼は実在した殺人鬼複数人を参考にされており、手が不自由なふりをして被害者を誘い込む、被害者を地下に閉じ込める、といったところに反映されている。



ドクター・レクター
脱走のシーンは映画史に残るであろうスリルのある場面。
看守を撲殺し、腹を綺麗に刳り抜きまるで翼を広げているかのように吊るしあげる。
看守は二人いたが、片方は顔を食われた。

前作はレッド・ドラゴン
後作はハンニバルである。

パロディに羊たちの沈没(原題:The Silence of the Hams)というコメディ映画がある。



以下ネタばれ





























レクターは二階に居る。
レクターはエレベーターに居る。








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