オメガ(ロックマンゼロ)

登録日 :2011/05/11(水) 21:48:26
更新日 : 2017/06/24 Sat 18:14:26
所要時間 :約 7 分で読めます




ロックマンゼロ3』のボスキャラクター。

ロックマンゼロ2』にもED後に名前だけ登場している。

Elf_war.jpg
Dr.バイルが百年前に製作した凶悪なレプリロイド。

百年前のイレギュラー戦争末期の4年間、
サイバーエルフが多用された事から通称" 妖精戦争 "と呼ばれる期間において、 世界人口の60%・レプリロイド90%を死滅させる という甚大な被害を及ぼした。
最終的にエックスとゼロによって倒される *1
この場面は「リマスタートラック ロックマンゼロ・テロス」ドラマパートにおいて描かれ、2人で発動した「ファイナルストライク」によって撃破された。
その存在を危険視されたオメガは、彼に関する資料の一切と共に巨大な宇宙船へ載せられて追放され、記録からも抹消されていた。
そしてそのまま百年に渡って、静止衛星軌道上を周回し続けていた。

しかしダークエルフの復活に伴い、オメガが幽閉されていた巨大艦が地球に落下。「積み荷」として自分を回収にきたネオ・アルカディア軍を圧倒した。
Omega_ark.jpg
その強さはレヴィアタンファーブニル二人を相手にしても傷一つ負わなかったほど。


■初期形態(第0形態)
Normal_Omega.jpg
銀色の西洋鎧を纏った巨大な騎士のような姿をしている。
OPボスなだけにこの時は見かけ倒し感が強い。パターンも読みやすく、技が少ないうえ攻撃動作もノロマで弱い。
おまけに前作までと違い、ゼロが最初からチャージ攻撃が使えるので尚更である。その代わり敵の体力ゲージは2倍になったが。
身の丈ほどもある大剣を背負っているがアレは 飾り 。鞘に入れたままで使うことはない。 


その後バイル共々ネオ・アルカディアの新幹部に就任。
ミサイルに乗り込んで人間の居住区に突撃し、ダークエルフの捕獲に成功。その力を取り込むが、ミサイルの衝突とオメガの活動で街は壊滅してしまう。
これに激昂したハルピュイアから渾身の一撃を受けてもダークエルフの力を得たオメガにとっては虫けら同然。軽く反撃して重傷を負わせた。

ラストステージ、バイルの研究所では侵入者ゼロを待ち構え、永きにわたる因縁に決着をつけるべく立ちはだかる。


■第1形態
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ダークエルフを取り込んで強化。ボディカラーが金色になった。
攻撃手段に剣の突きが増えた以外には攻撃スピードが上がっている程度で相変わらず弱い。ここはノーダメージで切り抜けたいところ。

倒すとラスボスらしく巨大化して二戦目へ。



■第2形態
Fusion_Omega.jpg second omega.jpg
内に宿るダークエルフの力をすべて解放し巨大化。下半身が画面に入りきらないほどデカい。
見た目はダークエルフをモチーフにした胴体に右半身が剣主体のゼロ、左半身がバスター主体のエックスを模した姿となっており、
名前的にも見た目的にももはやアイツ

非常に禍々しい格好よさがあるが、 右手の剣は か ざ り 。背景でじっとしていて動かない。
巨大なバスターや捕縛弾、異常に高性能な追尾弾、極太なビーム等いよいよラスボスらしく攻めてくる。

床が半分削がれた狭い足場で戦う上、回避が難しい攻撃もあるため苦戦しがち。
ダブルジャンプやシャドウダッシュ等のフットチップの特性を生かした戦術が重要になるかもしれない。
攻撃の発動タイミングなどに慣れてくればダブルジャンプのみでホイホイかわせるようになる。(攻略本ではダブルジャンプでの回避法が載っている)
おいそこ、アルティメットフットがあれば無問題とか言うな。

崖部分は安全地帯だが、オメガを撃破すると硬直して落下死することもあるので注意。
またボスの当たり判定が画面右上部なので、セイバーメインで戦うとジャンプして当てに行く→何らかの事故→落下死ティウンが起こりやすい。
穴に落ちたら引き上げてくれるアニマル系エルフをサテライト装備しておくと安心して戦える。

見事倒すと研究所もろとも崩れ落ちて、感動のエンディングへ……















……いかなかった。


崩れゆく研究所。そしてゼロがたどり着いた場所、そこはゼロが再び目を覚ましたあの場所――。

揺らめく炎に包まれた始まりの地で、オメガの残骸から姿を現す、ゼロと同じシルエット――。

Apocalypse_Now.jpg

オメガの正体、それはオリジナルのゼロだった。
主人公ゼロの身体はあくまで“ゼロのコピー”に過ぎず、“本物”たるオメガはゼロ本来の力と技を持つ。



■オリジナルゼロ
Omega_Zero.jpg
我はメシアなり!ハーッハッハッハ!
CV:諏訪部順一
アーマー兼拘束具を脱ぎ捨てたオメガの真の姿。
見た目は白いオーラを纏った真紅のゼロそのもの。
バスターもゼロ同様に手持ち銃で、セイバーもゼロと同型のものだが刃の色は赤。
高い機動力に斬撃、波動やバスター等々遠近オールマイティーで、その威圧感はBGMとボイスのおかげで圧倒的である。
この戦いでのプレーヤーのテンションも最高潮であろう。
そしてかつてのゼロが使っていた技の数々を使用する。

高ランク時専用のEX技は、音もなく低空ダッシュジャンプで飛びかかり、触れた瞬間に猛烈な7段斬りを叩き込む「乱舞」。
無敵時間も無視する強力な大技なので注意。

が、連続攻撃に極端に弱く、攻撃動作後にヒッフッハすればあっさり沈む。ラスボスの威厳が……。



ネタバレ







オメガのボディは確かにオリジナル・ゼロのものだが、オリジナルの魂(人格プログラム)を宿しているのは主人公ゼロの方。
オメガはあくまでも、コピーのボディに魂を移して抜け殻となったゼロ本来のボディに、バイルが作った人格を宿した存在に過ぎなかった。


なお、ゼロの作成者の意図した人格がバイルの作成した人格を上書きした可能性が示唆されている。
バイルの想定していた「レプリロイドの完全支配」を目的とした人格であれば、そもそもレプリロイドの殲滅という行動そのものがバイルの想定とは全く異なる。
つまり、オメガの人格はワイリーが望んだゼロ本来の人格の可能性がある。

本物の魂を持つゼロに敗れた後、ダークエルフの力で傷を癒そうとするが、そこに四天王三人衆からの攻撃ラッシュを受けて復活を阻止される。
更に、ダークエルフの力を開放しすぎたためか、ダークエルフの力が薄れだし、マザーエルフ本来の姿を取り戻し始めた事で力の供給源を失う。
そして最後にゼロのトドメの一閃を受け、ついにオメガは爆散。
ワイリーが望んだゼロの姿もとうとう終わりを告げた。

因みに最初のセリフが
「我はメシ屋なり!」
と聞こえるのは仕様です。
そこから転じてファンの間ではこの姿を通称・飯屋と呼ぶことも。

「セイ、ハッ、トゥ!」
「滅びよ!」
「消え去れ!」
「オリャー!」
「ヤッ!ヤッ!オリャー!」

……オメガさんノリノリである。




ロックマンゼクス』には彼をモデルにしたロックマン・モデルOXがおまけ要素として登場。
見た目はオメガ(ゼロ)そのもので、三属性すべての攻撃を扱える・水中でも機動力が落ちないなど最強クラス。
使用可能にする方法は二つあり、そのうち片方は隠しボスのオメガ(第3形態)を倒す必要がある。



■オリジナルゼロ、再び
zx omega.jpg
全体的にスピードアップ。
隙の減少、連撃に対する極端な弱さの修正、裂光覇に回復効果の追加、
使用頻度の少なかった乱舞を多用したり(ZXシリーズではEX技という概念がないので普通の技扱い)と、かなり強化された。
ちなみに乱舞はハードモードだと2回喰らえば終わる。しかもロックされるので1度当たれば全ヒットさせられる。

さらに、アークブレードや滅閃光のような広範囲に飛び散る攻撃を連続でばらまき、逃げ場を限定する、
あるいは当たって(広範囲攻撃自体のダメージは大した事はないが)硬直した所にすかさず乱舞を叩き込む、などというコンボまがいをやってのけるなど、
ラスボスをも凌駕するバケモノ。

ゼロ3のノリで挑むと間違いなく瞬殺される。

それでも難易度ノーマルなら慣れた人なら普通に勝てるだろう。

しかし……








帰るまでが遠足

その意味は経験者なら分かるはず。


ところで、何故ゼロに倒されたはずのオメガが数百年後の世界であるZXで再登場したのかは、語られていない。

しかし、同じエリアにライブメタル・モデルOがあったことを考えると、
ZXに登場したオメガ(第3形態)はオリジナルゼロではなくて、「モデルOで変身したロックマン」なのかもしれない。


なお余談だが、開発段階でのオメガ第3形態=オリジナル・ゼロのデザインは『オリジナルという設定を活かし、
ロックマンXシリーズでのゼロのデザインにする』案や、『今のゼロにXシリーズ風の肩アーマーを装備する』といった折衷案もあったらしい。
それはそれで見たかった気がする。



追記・修正お願いします。
画像出典:ロックマンゼロ3、ロックマンゼクス
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