ユニコーン(伝承)

登録日 :2011/06/27(月) 16:17:04
更新日 : 2017/07/02 Sun 19:56:31
所要時間 :約 4 分で読めます




おお これは現実に存在しない獣だ
人々はそれを知らなかったのに 確かにこのけものを
──その歩くさまや たたずまい そのうなじを
またその静かなまなざしの光に至るまで──愛しているのだ。


ユニコーンは良く知られた伝説上の獣である。


■姿・形

基本的に、ライオンの尾、牡ヤギの顎髭、2つに割れた蹄と、最大の特徴である 螺旋状の筋の入った大きな角 を持つ白馬が一般的となっている。
しかし、意外と諸説あり、角は曲線だったり、後ろに伸びてる姿の伝承もある。

中には 様々な動物と混合した体躯を持つ という伝承もあったそうな。
キマイラと混同しているんじゃないだろうか。

現在では、翼の生えた天馬(ペガサス)とごちゃ混ぜになって、翼と角が生えた白馬なんかがかなり多い。見た目も格好良いしね。

ちなみに似たような奴に モノケロース という奴がいる。



■性格・生態

綺麗な見た目とは裏腹に力強く獰猛。
加えて勇敢で、子供を守るためにゾウ程大きい動物や狩人達に囲まれても逃げようとせず、その角を武器に立ち向かう漢である。

角は常に岩を使って研いでいるらしく、ゾウを突き殺せるとも。
そんな角を使った薬は非常に効き目があり、毒には勿論、癇癪等の精神的な物にも効く優れ物とか。
特に日々毒殺の恐怖に晒されていた中世貴族にとって、ユニコーンの角で出来た杯は垂涎の的であったという。

ユニコーンの角という触れ込みで、北極海の良く分からん生物の角…ではなく実は長い牙のようなものが乱獲されて流通したりもした。

伝説では人の力によって「殺す事」は出来るが、「生け捕り」は難しいらしい。
何故なら、万が一生け捕りに成功しても怒り狂って自殺してしまうからである。

プライドが高いなんてレベルじゃねえ。


褐色だったりした毛色が一時期あったが、白に戻ったのも、美しく気高いものには白が似合うからかもしれない……。


白馬の一角獣を知る方、追記修正お願いします。




-それは-
-可能性の獣…-










さて、堅苦しい話はおいといて、本題に入ろう。


先程生け捕りは難しいと言ったが、難しいだけであってユニコーンを捕まえる事は可能である。その方法は、



純潔を保っている未成年の女性を住み処の森や洞窟に置いていく方法


つまり我々の言語で翻訳すると、



ハニートラップ

である。


そうするとしばらくすると、この ビンビンにそそり立った一本モノ処女 の臭いを嗅ぎ付けて幼女の元に来るらしい。

ちなみにこの時、獰猛なはずの性格は猫を被って、とてもおとなしいらしい。
白馬からくるイメージ故に、通常の性格と描写されることも多いが、よもや羊ならぬ白馬の皮を被った狼さんだとは夢見る少女は想像すまい。

神話の皮を被った淫獣が……ッ!
そしてしばらくすると 幼女の膝枕 で眠りはじめるので、そこを捕らえる。そうするとあっさり捕まるとか。



なおこの作戦、途中で女性が処女ではないと分かると、 ブチ切れて、騙した女性を八つ裂きにして殺るそうだ。

どうやらユニコーンは処女信仰らしい。


ユニコーン 「処女じゃなかったからカッとして殺った。後悔はしていない」


そんな事もあり、ユニコーンは 純潔、貞潔 のイメージとされる一方、 悪魔、憤怒 の象徴ともされる。

尚、処女の判別法は 魂の清らかさ らしい。所謂「 」だね。

……ん? 白い淫獣ってどっかで聞いた事が……?



その額から角が生えたのだ。一本の角が。
そして獣はひとりの少女に白い姿で近寄り
銀の鏡の中と彼女の中に存在し続けた

R・M・リルケ『オルフォイスへのソネット』より抜粋



◆ユニコーンをモチーフにしたキャラクター



「追記修正、お願いします」

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