黒木智子

登録日:2012/06/04(月) 00:11:42
更新日:2024/04/07 Sun 21:27:53
所要時間:約 7 分で読めます





こんなの熊以外飲めないよ……。



【概要】


◆プロフィール
  • 身長:148㎝
  • 体型:やせ型
  • 血液型:B型
  • 生息地(お気に入りの場所):家
  • 好き:面白いこと・もの
  • 嫌い:つまらないもの・こと
  • 趣味:漫画・アニメ・ゲーム
  • 特技:まあまあ器用

◆パラメータ
  • 知力:3
  • 体力:3
  • 精神力:4
  • 幸運度:3
  • 器用さ:4
  • カリスマ度(一部):5
  • クリティカル:5


女子高生になれば、人生で一番モテる時期と思い込んでいたが結局2ヶ月近く会話がないぼっち系主人公。

容姿はブスではないが、服装に気を使っておらず髪は伸びっぱなしで瞳は不摂生とストレスのせいで濁ってしまっている。
素材だけ良くても~な典型例。
胸は……無い。

性格は人見知りで、ひねくれている。
乙女ゲームやヤンデレ男子の言葉責めCDなどを好む上にゲスい事もよく考え(自覚あり)、口に出してしまう。

そして、なんとかぼっちから脱出しようと奮闘するが自意識過剰による勘違いや空回りを繰り返している。

俗に言う「喪女」。俺らのお仲間。

1年生の時は、なんとかぼっちから脱出しようと奮闘するも、自意識過剰による勘違いや空回りを繰り返していた。

しかし、2年生の時にリア充にはリア充の大変さ(グループから引かれる事を恐れるあまり、自分の好きな話もできない)がある事を知り、「今のままが一番だな」と、ある種の悟りを開く。
それからは、かつてのように無理して空回りする事もなくなって前よりも自然体で生活できるようになり、
結果として話しかけてくれる人が増えていき、ついにぼっちからは完全に脱出した。

無理をしていた頃は、周囲からは不思議生物(うっちーのグループからは「例のあの人」呼ばわり)みたいな扱いを受けていた。
要するに、クラスメイトの大半にとって『黒木智子はよく知らない上によくわからない存在』であり、悪く言えば好き嫌い以前の問題だが、良く言えば別に嫌われてはいなかった*1
(南さんの様に一部の口の悪い女子達からは実際に見下されていたが)
そのため、ボッチが続いた原因の大半は自意識過剰による空回りによる近寄りがたさ&もこっちからはほとんど話しかけないことである。
しかし、自然体でいる時の独特な言動と性格は人目を惹く様で、そんな彼女に接触して「忘れたくても忘れられない」「どうにも放っておけない」心理状態になる人物が続出している。
ある意味において、無自覚かつ天性の「蠱惑さ」を孕んでいると言えなくもない。
余談だが、最初期にブレイクした頃「もこっちみたいな性格の子は不思議ちゃんとして意外と可愛がられる方。むしろヤバイのはゆうちゃん*2」というリアル女子の意見があったとなかったとか。

まとめるとぼっちだった智子が徐々に好かれるようになっていったのは…
  • 南さんやサチのような人を不快にさせる言動をとらない。唯一こみなんとかさんに対してはボロクソにけなすが陰口ではなくきちんと面と向かって言っており*3、彼女がいないところで悪口を言うのは身内である弟のみ。
  • 自己肯定感が低い故かあざとく見せたり、媚びを売るようなこともしない。基本は誰に対しても平等な態度で接しており、弟を除いて人によってコロコロ態度を変えたりもしない*4
  • ゆりちゃんや吉田さんのように不愛想な態度はとらず、話しかけられたらキョドることこそあれどきちんと返事をし、時には自分から歩み寄ろうとする姿勢を見せる。
  • 人が本気で気にしてることや言えないことに対して鋭く、自分に矛先が向くよう庇ったり、相手に気を使わせないようにするなど気配りができる。
などなど、周りの人間が彼女の持つ優しさや可愛い一面に惹かれていったからであろう。


まごう事無き少女なのだが、思考回路は完全に男
短いスカートの女子を見ると無意識に覗き見するのは序の口で、ゆうちゃんが「彼氏にエッチなことされるのがちょっと嫌」という意見に対して「ゆうちゃんと付き合ってるのに何もできないのは辛い」と男目線の意見を述べたり、後輩の平沢雫から非常に慕われているのを見て「私が男だったらこいつのこと彼氏からNTRてた」と考える等、筋金入り。
ち〇こやう〇こといった小学生レベルの下ネタも平気で口にでき、バレンタインの際はう〇こ型のチョコレートを作った。
そのせいか、同人だと20%くらいの確率でちんちんが生えている。

成績は可もなく不可もなくだが、咄嗟に上手く言い訳したりと頭の回転は結構早い方。
運動音痴だがマラソンだけは得意なようで、持久力はある。
というかプロフィールのパラメータを見れば分かるが作中の主要人物の中でもスペックは高い方である*5

前述したように素材は本当に良く、喪199(後編)で加藤さんに地雷系メイクをしてもらった時には普段とは見違えるような美少女に変化した。

【人間関係】

ぼっちと言えども他人との交流はある。
だが嫌にリアルで痛々しいため、心を抉られる読者多数。

しかし2年生編(特に修学旅行後)は作風が変わり、交流のあるクラスメイトも増えて一緒に行動する友達もでき、
3年生になってからも交流のあるクラスメイトは増えていっており、明らかな好意を見せる者まで現れているほど。女子だけど。
自分から話しかけることは今でも不得手ではあるが、それでも昔と比べれば段違いに増えている。
今や、もこっちを中心にグループが形成されるまでになっており、ぼっちどころかハーレム系漫画の鈍感主人公みたいになっている。
自身でもまるでモテモテだな…と自覚はしている。

◆黒木智貴
智子の弟。中学生で二年生からサッカー部のFWでレギュラーをしている。
一年前くらいは一緒にゲームして遊ぶ仲だったが冷たくなった。しかしなんだかんだ姉には優しい所もある。
最近では、知り合いの増えてきた姉を見直すところもある。
智子が内外問わず偉そうに接する数少ない人物の一人だが、姉弟仲はそこまで悪くなく、互いを気にする描写も多い。
特に小宮山が彼に対して邪なことをしたときは食って掛かるなど結構なブラコンだったりする。

ゆうちゃん
智子をもこっちと呼ぶ中学時代の友人。 もこっちの数少ない友人だが高校デビューに成功し彼氏さえ出来ていた。
もこっち自身は彼女のことを内心でビッチだのメスブタだの酷い扱いをしているが、ゆうちゃんは中学時代と変わらず優しく接してくれている。
最近ゆうちゃんに対して「キスまでならいい」とか「胸を揉みたい」とか危険な感情を抱くようになっている。 もこっち本人は自分をノーマルとしているが……。
2年生になり友達も増えて精神的に成長した事で、もちっちがゆうちゃんを酷く言う事は少なくなっている。ただ「勉強が出来ない子」という認識はそのまま。

小宮山琴美
通称「こみなんとかさん」。ゆうちゃんと一緒の時は「こみさん」で落ち着いた様子。
本編では2年生編(原作5巻)が初登場だが、スピンオフである「私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」からの逆輸入キャラ。
もこっちの中学時代は、ゆうちゃん、もこっち、こみなんとかさんの3人でグループだったが、もこっちとはお互い嫌い合っていた。
智貴に対して片想いしているがもこっちによって智貴の前で恥をかかされ、しかももこっちはその事を忘れていたため彼女の事を恨んでいる。
再開したもこっちとは当然仲が悪く低レベルないがみ合いを繰り返すが、
裏を返せば高校でもこっちがほぼ自然体でいられる初めての相手であり、ゆうちゃんを挟まない二人の関係を築きつつあると言える。
ただし弟を狙っている上に明らかにかなり高レベルの変態なので、お互いに落ち着いてきてはいるもののもこっちからはいつまでも塩対応のままである。
修学旅行編にてもこっちが独りぼっちでいるのを見た時にはもこっちを自分のグループに誘ってあげるなど心優しい一面も見せている。
(皮肉にももこっちがその誘いを断った事が、彼女がぼっちを卒業する最大のターニングポイントになったのだが…)
現在では、同じく智貴に片想いする後輩の井口朱里と「変態シスターズ」としてセットで扱われる事も多く、関わり合いになるまいとする場面も。
とはいえロッテや智貴が絡まない場合はぶっきらぼうながらも気を遣っており、話を聞いてないような態度からいきなり口を挟んでアドバイスする事もある。

田村ゆり
2年生編の修学旅行にて、もこっちと同じ班になったおさげの少女。
もこっちにようやくできた初めての友達で、親友といえる存在。
もこっちの事はとても大切に考えており、ゆうちゃんや他の友達にあからさまに嫉妬する場面もある。
詳しくは該当項目にて。

吉田茉咲
上記の田村ゆりと同じく、修学旅行編にてもこっちと同じ班になった金髪のヤンキー少女。
仲良くなった後ももこっちは彼女をヤンキーだと認識している割に、全く歯に着せない言動をする心臓の強さを見せている。
もこっちのセクハラに対しては容赦なく制裁を行うが、実は可愛いものが大好きな乙女でなんだかんだ言いつつもこっちに気を使ってくれている。
詳しくは該当項目にて。

根元陽菜
ツインテールの髪型が特徴の少女で、もこっちとは三年間同じクラス。
修学旅行までは、もこっちの唯一の話し相手でもあった。
明るい性格のリア充だが、実はアニメ好きで声優になるのが夢。高校デビューでイメチェンしたので結構自分を偽っていた。
グループの友達には話せないでいて、話が合うかもと考えたもこっちのことも周囲にバレることを恐れて一部拒絶する場面もあったものの、
自分を偽らず三年連続で自己紹介で自爆したもこっちの姿に勇気を貰い*6、カミングアウトした。
もこっちは影で「ネモ」とあだ名をつけて呼んでいたが、
遠足でうっかり呼んでしまったのを聞き逃さず圧力をかけられて「ネモ」と呼ばせると、自分ももこっちを「クロ」と呼び、あだ名で呼びあう仲になってしまった。
しかし、そのせいでゆりに嫉妬と対抗心を持たれてしまっている。

うっちー
絵文字のような顔をしたボブカットの少女。スマイルマークのような容姿からもこっちに「絵文字」と呼ばれる。
もこっちの蠱惑さに完全に魅了されており、
最初はもこっちから受けたセクハラと互いの勘違いが原因でもこっちを自分を狙う同姓愛者と考えて恐れていたが何故か好意を見せ始め、
3年生になってクラスが分かれた事でストーカーと化してしまった。
色々あって交流が続いているが、もこっち視点では邪険にするほどではないが初印象の悪さを払拭するほどの何かが(今のところは)あったわけでもなく、
故に遠慮せず適当に利用できるという独特な立ち位置になっている。
ただし、自身が気にしている「キモい」と彼女に言われた時は激怒した。
詳しくは該当項目にて。

田中真子
ソバカスが特徴の少女でゆりの友達。 修学旅行の自由行動で一緒に回った後、その縁でもこっちと交流を持つ。ゆりと比べて社交的で、性格は少し思い込みが激しい。
最初は双方とも「友達の友達」という関係で、お互いの事を全く分かっていなかった。
ゆりが風邪で休んだ時に、一人で昼食を食べていたもこっちが泣いていると吐き気を催すレベルで勘違い(本当はくだらないサイトを見て笑いをこらえていただけ)し、その事を謝罪し友達になった。
しかし、よりにもよってそれがトイレの個室に突撃してのものだったため、もこっちは真子を「ガチレズ」だと勘違いした。
その後は真子はもこっちの事をとてもいい人だと恐らく勘違いしている一方、一応もこっちの方からは優しい人という正しい認識でいる模様。
それとまだそこまでは深く交流もしていないためか、もこっちにしては珍しくちゃんとまともな対応を一貫している。
もこっちグループの中では交友も広く人当たりもいいため、グループの窓口には彼女が選ばれる。
とはいえ、もこっちと関わるよりもある意味もこっち以上に人付き合いに問題のあるゆりや孤立している南さんの保護者的役割が多め。

加藤明日香
見かけは派手だが、誰にでも優しく気配り上手な女子。
リア充グループのトップ、スクールカースト最上位にいるような人物で、
もこっちを可愛がっており、もこっちは完全に飼い慣らされてしまっている。
修学旅行編後はもこっちも落ち着いて他の人をフォローする発言なども増えてはいるが、
彼女に対しては引かれたくない・嫌われたくない一心で猫を被ったり遠慮するという貴重な一面を見せている。
しかし加藤さんの方はもこっちと本当に仲良くなりたかったため、
少しずつもこっちも素を見せつつ加藤さんが許容したりなんだったりするというもはや百合というよりレズレズしい仲になりつつある。

平沢雫
もこっちの二年後輩の一年生。
入試の時に体調不良になり、その時に付き添ってくれたもこっちを慕っている。
外見は少女漫画に出てきそうな美少女だが、無意識に他人を見下したり自分勝手な発言を繰り返す面倒な性分の持ち主。
そのあまりの無神経ぶりにもこっちをして「クズ」と内心で断じられた。
その言動のせいで女子の友達が一人もおらず、仕方なく男子と行動して余計嫌われている。
更に不用意にもこっちに接近したため、複数の「先輩の友人」から目を付けられる羽目に……。
もこっちももこっちで仮にも自らを慕っている後輩に対して「嫌われても相手は1年(=一緒なのは今年のみ)なので後腐れなし」などと思っているので大概であるが。
その後も交流は続いており、恥ずかしいことを言ったり内心でツッコミを入れつつも何だかんだ上手く付き合っている。



【作中での迷台詞】


「ふっ!! んぐふっ!」

「女の子ってこんないい匂いするの!? メスの匂い!?」

「フェラペチーノ何それ下ネタ? びびるわ……」

「うん……わかった自殺する」

「その……はあはあ、ど、どどんな、パ、パンツはいてる?」

「こりゃホンマ勃起もんやで……」

「ふざけんな……」

「うっひょお―――あんなの乙女ゲーじゃ見れねーよ!!」

「ちょっともらしたけどそれがどうかしたか?」




いいのかそんなこと言って。
ここですべての項目を追記・修正してもいいんだぞ……。


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【余談】


海外版2chこと4chの住人の間では「スパゲティちゃん」の愛称で呼ばれている。
そのため、海外版コミックには「スパゲティを手にしているもこっち」の描き下ろしイラストが載っている。

「喪120:モテないし打ち上げる」にて、クラスメイトの男子からち〇こ画像を見ていた理由を聞かれた時の言い訳として考えていた「ツイッターでなぜか世界の外人からち〇こ画像が送られてくる」というのは、作者である谷川ニコ氏の実体験
上述のわたモテファンである4ch住人達が何を勘違いしたのか、谷川先生のツイッターにち〇こ画像を大量に送り付けてきた出来事を基にした話であり、一種のファンサービスである。

本人や作品には全く関係ないが、3DS用ゲーム「ポケットモンスター X・Y」に登場する「オカルトマニア」の容姿が、もこっちにそっくりだと話題になっている。
瞳や目の下のクマ、ボサボサに伸びた髪のデザインなどが似ており、台詞も中二病染みた事をしゃべるキャラが多いため、共通点が多い。
過去の作品でもオカルトマニアは地味だったり不気味なデザインが多かったが、
今作では逆に「かわいい」と評判になり、pixivでもかつてないほどのオカルトマニアが描かれている。

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最終更新:2024年04月07日 21:27

*1 実際、露骨に無視されたりイジめられるような描写は一切ない

*2 実際、一見リア充そうに見えてそこかしこでボッチっぽい雰囲気を出している。

*3 小宮山さんも智子と同じ元ぼっちで互いに顔見知りというのもあるが…

*4 加藤さんに対しては当初格好悪く見られないようにしていたが、自分の本性を曝け出してからは他者と同じ態度で接するようになった

*5 クリティカルやカリスマ度などもあるため一概に比較できないが…

*6 もこっちとしては3年目は無難な自己紹介をしようと考えていたところ、ネモは勇気を貰いたかったので煽って自爆を焚き付けてはいたが