菊池あかね

登録日:2010/08/06(金) 18:05:27
更新日:2023/10/31 Tue 09:24:10
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  • 菊池あかね

菊池あかね(きくちあかね)は浜岡賢次の漫画作品「浦安鉄筋家族シリーズ」の登場人物。

CV:三浦千代(CDドラマ版)、小西寛子(旧アニメ版)、三森すずこ(新アニメ版)

同作のヒロインとして紹介されている。
初登場は「浦安」第5話だが、最初期はキャラクターデザイン、
その他にレギュラー定着化以降との差異が目立つ為か媒体によっては違う記述も見られる。

金持ちのお嬢様にして優等生。
性格もやや我儘で短気で喧嘩っ早い部分があるものの基本的に優しく良識的な美少女だが、
作者のこんな可愛い子がヒドい目にあったら面白いだろうか? という思いつきにより、
出て来る度に何かしらの災難や人災に遭うというのがキャラクターの特徴になってしまっていた。
……尤もそうした描写が見られたのは「浦安」までで「元祖」以降は余りそうした描写は見られなくなっている。
……この事が「元祖」以降あかねの平時での存在感を増す要因になっており、同じくメインヒロイン格ののり子以上に出番が多かった。
髪の色は天然の茶髪で、この事からハーフやクォーターの可能性もあるが、父親が未だ未登場の為に不明のままである。


【人物】
主人公・小鉄の憧れの少女。クラスのマドンナ的存在で金持ちな上に性格も良く、クラス1の秀才でもある。
上記の様に不幸に遭い易いキャラであり、「浦安」時代には担任・春巻の遭難ネタと共に、あかねの災難ネタが定番ネタであった。
しかし「元祖」以降は上記の様にネタとしてはあまり使われてはいない……が、

たまに過去のトラウマに苛まれている様子が見られる。

勉強が出来るが体育は苦手。勉強に関しては職場放棄している担任・春巻の替わりに授業を受け持っており、
職員会議にすら出ている描写があり、小鉄らと共にクラスを仕切っている一人である。

以前は豪邸に住んでおり、小鉄らの溜り場となっていた。
春巻、仁、フグオに至っては勝手に進入し、食物を漁る等の行為をしていた。
しかし「元祖」からの変更の一つとして豪邸は欠陥住宅として崩壊。
ボロアパートに移り住むが、手狭と云う理由でアパート自体を買い取り「コーポあかね」と改名……現在の住居としている。
※ついでに銭湯も購入……そちらの名称は「あかね湯」


【交遊関係・その他】
現在では「小鉄軍団」の中核として無くてはならない存在となっているが、以前は小鉄達とは距離を置いていた。

小鉄に惚れられているものの、基本的には袖にし続けている。
大晦日で小鉄たちと自宅のリビングで寝泊まりしたエピソードではわざわざ小鉄の隣に移動して寝ていたうえにバレンタインに本命チョコを小鉄に上げてイチャつくという初夢を見ており深層心理では小鉄に異性として大なり小なり意識している部分も無くは無い模様。(プライド故か必死に夢の内容を否定していたが)

「元祖」以降はより関係が深まっており、遂にプロレスネタである「猪木-アリ状態」を覚えるに至った。
「毎度」では小鉄の知能低下野生児化やのり子が小鉄に、あかねがノブを異性として見ているような描写が増えた影響か小鉄とコンビで中心に描かれる機会は「無印」時代に比べるとほとんど無くなっていた。
「あっぱれ」では二人だけの描写や主人公とヒロインらしい描写も少ないながらもチラホラ描かれるようになっており、雨の中両者水着になった状態でじゃれながら下校する、ゲームセンターで一緒にクレーンゲームに興じる、遊びの一環でお姫様抱っこをし合う様子が描かれている。

…誰にでも優しいが、時折は小ズルイ面や高飛車な面も見せる。
やや癇癪持ちなのか、小鉄らに感情的な暴力を振るう事もあった(現在はツッコミとして定着)。

基本的には小鉄らの抑え役なのだが、最近では悪ノリに付き合う機会が増えた様だ。
そうしたこともあってか「毎度」以降はふざけることも増え、銅像に魔女締めをする、放課後居残りをするのり子をおちょくる、チャンピオンベルトを付けて武藤敬司のポーズと表情を真似る、保健室の白衣と聴診器でお医者さんごっこをするといったはっちゃけたあかねも描かれるようになった。

かつて、小鉄らと距離を置いていたのには関わると災難に遭うと思っていた節があるが、親交を深めて以降、最終的には自分の運命と受け入れた。
国会議員のウンコや各キャラクターの破壊力抜群の必殺技による複雑骨折……高所からの落下や、
また逆に高所へ吹き飛ばされたりと、自身でも生きているのが不思議と語る様な目に遭っていた。
おさむというバカキャラの弟が居たが「元祖」以降は空気化してしまった。

「毎度」以降ノブと2人きりの状況では赤面しているような描写が見受けられるようになり、「あっぱれ」おいてはノブに対しては更に意味深な態度を示す描写が増えておりグイグイとアプローチをかけているような描写が見受けられている。
なおノブからはその気があるようなリアクションは無くむしろ避けられてるような描写が多い。

【必殺技】
前述の様に体育は苦手で、小鉄達が野球をしている時には見学をしていたりするのだが、
プロレス技を仕掛けようとして来た小鉄を『あかね魔女絞め』*1により撃退して以降『あかね魔女アッパー』*2
『あかねX固め』*3『あかねビューティフルカッター』*4等の必殺技を開発、強力な武器となっている。

上記の癇癪持ちな部分が強調された結果と見られ、基本的に相手が誰であれ一撃で倒す力がある。

また、あかね最大の武器といえるのが石頭で浦安中盤にて発覚した後、描写は進化の一途を辿り、
遂には垣の母である人類最強の主婦・花園勇花(グラップラー刃牙シリーズの範馬勇次郎のパロディ)に膝を付かせるという快挙を成し遂げた。

この事から浦安界で最強の破壊力を持つと考えられ、無人島に漂流(というより不時着)した際にはヤシの実割りの道具として使われた。

※現在では高度な受け身がとれたり、必殺技に頼らずとも腕っ節だけは強い描写となっている。

春巻の主要な借金先であり、上記の様に「浦安」時代には侵入被害も度々受けていた。
取り立てを行った事もあるが、あかねの方から春巻に施しを与えていた時期もある。
現在では、春巻に積極的に施しを加えるのは「元祖」にて大甘な性格に変更された母親の方でその事に頭を痛めている様子も見られる。

小鉄とのり子、仁とのエピソードが多い(現在はこの4人が主要キャスト)。

※実はのり子以上にツッコミ役としての出番が多い。

「浦安」当時には強い男子に弱く、バカに厳しいという特徴があったが「元祖」では惚れっぽい一面は鳴りを潜めた。
しかし、バカに厳しいのは相変わらずで、小鉄は対象から外れた(ツッコミとしては殴る)が、赤門やシャツ男、江戸五郎など、宿敵が増えた。

……小鉄には本当に甘くなっており遠慮無く殴る一方で、小鉄のバカな思いつきや妙なロマンにも甲斐甲斐しく協力する様になった。








追記・修正するの~? ……しょうがないわね~。




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最終更新:2023年10月31日 09:24

*1 柔道の片羽締めのようなかたちで首を締め上げる

*2 大人を倒すほどの強烈なアッパーカット

*3 相手の手をクロスさせた状態でのリバースロメロスペシャルのような技

*4 国会議員の巨大ウンコを両断した