スカートめくり用マジックハンド

登録日:2011/09/15 Thu 20:00:27
更新日:2023/09/30 Sat 14:35:25
所要時間:約 2 分で読めます




『スカートめくり用マジックハンド』は、国民的漫画『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。
てんとう虫コミックス第11巻収録の「ドラえもん大事典」に登場。

その名の通り、スカートめくり専用のマジックハンド

…以上、説明終了。


どう考えても犯罪だが、未来の世界にはスカートめくり専用のひみつ道具が存在しているらしい。
「なんてうらやま……けしからん!」*1
なお、ここで言う「マジックハンド」とは、念力で遠くのものを動かせる、手袋状のひみつ道具ではなく、
蛇腹状に伸びる、現実に存在するオモチャのアレである。


そもそも「ドラえもん大事典」は通常の話とは異なり、ドラえもんのひみつやドラえもんの持っているひみつ道具を紹介するというオマケコーナー的なもの。
中では、いくつかのひみつ道具のイラストが簡単な説明と共に描かれている。
この道具もその一つであり、実際に漫画形式の話で使われた道具ではないのは注意。
なお、スカートめくり用マジックハンドの説明は……。

「なれないとかなりむずかしい」

「なれないとかなりむずかしい」

未来の人間はスカートをめくるために日夜このスカートめくり用マジックハンドの練習をしているのであろう。
「おれにもやらせ……やめさせてやる!」*2

なお、イラストを見る限り、射程はせいぜい数メートル。
つまり、めくる当人がめくられる側からほぼ丸見えである!!
慣れないとかなり難しいこの道具を使ってわざわざめくる意義とは……。
ここまで来たら、もう直接めくった方が良いのでは・・・?



ちなみに「ドラえもん発明発見大探検」という本に再録された「ドラえもん大事典」では、「即席落とし穴」という別の道具に差し替えられている。
(なお、その差し替え後は藤子先生の筆ではないらしく、絵柄に違和感がある)

そんな、原作でも半ば黒歴史のように扱われていたこのマジックハンドだが、なんと2020年3月7日のわさドラでまさかの登場
川に落ちた帽子を追って自分も落ちそうになったしずかちゃんのスカートを引っ張って救助し、帽子も取り戻した。
ついにこの道具に正義の利用法が描写された瞬間である。
ところで、この道具は慣れないとかなり難しいとされているが、ドラえもんはそれを一瞬で取り出して素早く使いこなしている。つまりドラえもんは…?

また、大山版オリジナル「トラえもん登場」では、静香がドラえもん?からマジックハンドでスカートをめくられた上に尻を叩かれる目に遭っているが、この時に使われたマジックハンドは、スカートめくり用のかぎ爪だけでなく、その横に尻叩き用の手も付いていた(道具名は不明)。


余談だが、『ドラえもんの大予言』*3の話では「二十二世紀のマジックハンド」が登場している。
こちらは、柄の部分が工場などにあるロボットアームのように複数の関節が備わっており、手の部分が巨大化している。



追記・修正はスカートめくり用マジックハンドでスカートをめくってからお願いします。

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最終更新:2023年09月30日 14:35

*1 by『ドラえもん』第10巻「百年後のフロク

*2 by『ドラえもん』第10巻「百年後のフロク」

*3 てんとう虫コミック第1巻集録