ポケモンカードGB

登録日 :2009/06/19(金) 18:36:07
更新日 : 2017/06/17 Sat 21:28:04
所要時間 :約 3 分で読めます




『ポケモンカードGB』は1998年12月18日に発売されたポケモンカードを再現したゲームボーイカラー対応のソフト。

ストーリーとしては八つのクラブのマスターを倒しメダルを全て手に入れた後、グランドマスター(四天王)と戦い最後にライバルと戦うという本家みたいなノリで進む。
最初にもらえる(といってもある程度は主人公自前のカードだが)デッキも元祖御三家を主力としたデッキから一つ選ぶことになる。


CPUとの戦いに勝利すると拡張パック(ランダム10枚入り)を入手でき、デッキを強化することが出来る。一部プロモカードはイベント戦に勝つともらえる。
チュートリアルが丁寧であるため初めてのプレイヤーも安心。ただ指示を無視すると怒られます。
なお、ゲーム用にカードの効果が変わっているカードがあるため、実際のカードゲームのシミュレーションとしては使用できない。
また、一部このゲームオリジナルのカードも存在する。ヴァーチャルならではのランダム効果が多く、リアルとは一味違ったプレイングを楽しめる。


このゲームはデッキが自由に組めることから戦略性が幅広く、当時の携帯ゲームではノンプレイヤーキャラクターの思考ルーチンが珍しかったため、ポケモンカードゲームに限らず、
その他のカードゲームファンの間でも高い評価を得た。
だがプロモーション戦略の問題か、同時期に発売された後のシリーズがゲーム付きカードになるクソゲー『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の売り上げで大敗を喫してしまう。
そのため本作の価格は暴落し、ポケモンシリーズとしては異例の早さでワゴン行きとなってしまった。

しかし、2014年12月24日に『ニンテンドー3DS』の『ヴァーチャルコンソール(要はゲームのデータのみを安価で配信するシステム)』にて本作が配信決定。値段も617円とお手頃。
やってみたかったけど買ってもらえなかった、やってみたいとは思っているがゲームボーイカラーとかもう捨てちゃったよ、等の事情でプレイできなかった諸兄は是非ダウンロードしてみてほしい。
なお、カートリッジ版では通信ケーブルを介した『カードポン!』でしか手に入らない幻のPRカードが2枚存在したが、VC版はそもそも『カードポン!』ができない仕様なので手に入らない。
カートリッジ版そのままのデータではカードアルバムが絶対に埋まらなくなることを危惧してか、VC版ではデータ自体が抹消されている。…消すんじゃなく手に入れるイベントいれてくれよ…


【メインキャラクター】
  • 主人公(デフォルトネーム・パーク)
伝説のポケモンカードを求めて各クラブ、そしてグランドマスター達に挑むことを決意した少年。
見た目はポケットモンスター 赤・緑の主人公の帽子をバンダナにしたようなシンプルなデザイン。
他の対戦できるキャラクターと比べて 地味 であり、背景も赤一色と 地味 。そして無口。
物語開始以前はゲームはしないもののカード集めはしていたようで、御三家の1進化カードまでは所持している。カードプールが増えれば最初に選ばなかったデッキも再現可能。

  • ランド
主人公の知り合い(友人?)でオレ様キャラといういかにもなライバルキャラ。
スネ夫ヘアーとまではいかないがポケットモンスター 赤・緑のライバルと似たようなツンツンヘアーの少年。
背景は主人公と対照的な色を意識してか青一色だが、ランドの後ろの白がまるで爆発のようになっているために派手。主人公より強そう。
原作よろしく唐突に現れ、主人公に勝負をしかけてくる。勝てばプロモカードをくれるが、確実に手に入る方法がこの時に勝つことなので基本的に欲しいなら負けられない戦いに。
クラブマスターに勝利し、ほっとして出ようとした時に 専用BGMと共に颯爽と現れるツンツン に悲鳴を上げるのは誰もが通る道。とりあえずマスターを倒したら日記日記。

  • Dr.オーヤマ
主人公の知り合いの博士。…カードゲームの博士って それただの道楽ジジイじゃね 、とか言ってはいけない。
オーキド博士よろしくカードゲームを始める主人公を応援し、御三家の2進化カード1枚を含む自分のレアカードなどを主人公のカードに足してデッキを作ってくれる。
クラブマスター戦前には拡張パック付きのメールをくれる太っ腹じいちゃん。『 どうやってデータ通信で実物のカード送ってんだ 』とかいうツッコミは野暮というもの。
最初のチュートリアルバトルでは懇切丁寧にゲームの進め方を教えてくれる。 指示を無視して怒られる のは誰もが通る道。
主人公!がんばるのじゃぞ!(^○^)

  • Mr.イシハラ
ポケモンカードGBの世界で有名なカードコレクター。原作でいうマサキポジション。
プロモカードとレアカードの交換を持ちかけてくる。彼の家の本棚では実際のポケモンカードゲームでも応用できるコンボの情報が得られる。
一応個人の家のはずだが、赤の他人であるはずのランドがED後は何故か滞在しており、イシハラが旅に出た後もそのまま。ランド自重しろ。


【クラブ】
原作で言うところのポケモンジム。
それぞれのクラブの名前に近いタイプ中心の一色デッキ、ないし二色デッキを使ってくる。
弱点であるタイプのデッキを使えばクラブメンバーには圧勝もできるが、クラブマスター(原作でいうジムリーダー)は一筋縄ではいかない。
原作と違い最初からすべてのクラブに入ることができるため攻略する順番は自由。
ただし特定の条件を満たさないと対戦できないクラブマスターも多い。主にクラブメンバーを倒すとか。

なおサイドカードの枚数は対戦相手によって変化する。
クラブメンバーは基本4枚で、一部2~3枚の相手がいる。クラブリーダーは6枚。

  • ファイアクラブ
炎ポケモンが中心のデッキを使う。
クラブの内装もメンバーの言動も実に暑苦しい。
クラブマスターはカードを集めないと対戦してくれないため序盤では対戦できない。

クラブマスターはアカバネ。
使用デッキはウィンディやプクリン等の高火力ポケモンで圧殺する「ほのおのとっしんデッキ」。

  • サイエンスクラブ
多数のマシンに囲まれた研究所のようなクラブ。
毒ポケモン(超弱点の草ポケモン)中心のデッキを使う。毒やマヒを使うポケモンも多い。
クラブマスターと対戦するにはクラブメンバーを倒す必要があるが全員ではなくソウタ一人だけでいい。

クラブマスターはクルシマ。
使用デッキはベトベトンで特殊能力を封じミュウツーで攻撃する「かがくのちからだデッキ」。
火力は低めで、特殊能力に頼ったデッキでなければ苦戦はしないだろう。

  • グリーンクラブ
花や緑に囲まれた、所属全員が女性のクラブ。
草ポケモンが中心だが、多色デッキを使うメンバーも多い。花の色の多彩さを表しているのだろうか。
クラブマスターは外出中で、メンバー全員を倒して居場所を聞き出さなくてはならない。

クラブマスターはクニミ。使用デッキは「はなのおてだまデッキ」。
何を狙ってくるかはデッキ名で想像がつくだろう。
強力な壁役はいないので、フシギバナとナッシーが揃う前に弱点かつ高火力の炎ポケモンで速攻をかけたい。

  • アクアクラブ
プールサイドをそのままクラブとして使っているようなクラブ。水ポケモンが中心のデッキを使う。
双子メンバーのマリとメグミが特徴。まずこの2人を倒す必要がある。
マリは水単色でそう強くないが、メグミは ストライク+プクリン という水と無関係のガチポケで襲ってくるとんだ初見殺し。
その後、クラブ中唯一の野郎でクラブマスターの取り巻きとして威張っているシンタローをしばき倒せば、クラブマスターと戦えるようになる。

クラブマスターはウッチー。使用デッキは「ゴーゴーあまごいデッキ」。
その名の通り、本作屈指のパワーカードである「あまごい」のカメックスを擁する強敵。

  • エスパークラブ
超ポケモンが中心。
クラブの中でも上位に位置づけられているようで、メダルを2枚持ってないと戦ってくれないメンバーもいる。
クラブマスターに至ってはメダルを4枚集めるまで会話すらしてくれない有様だ。

クラブマスターはミウラ。
ゲーム中でも強い強い言われているだけあって、彼の使う「あやしいねんりきデッキ」はゲーム中でもトップクラスの実力を誇る。
フーディンの「ダメージスワップ」+壁役のラッキー+ポケモン回収のシナジーにより、ダメージがまともに通らないのである。
しかも30以上のダメージ無効のバリヤードもおり、大ダメージの技で強引に倒す手段も通じない。
彼からサイドカードを6枚引き切って勝てれば上級者の仲間入りではなかろうか。

  • ストーンクラブ
岩ポケモン(草弱点の格闘ポケモン)が中心。
ディフェンダーやきずぐすりで粘るデッキが多い。
なおここのクラブマスターのみ無条件で最初から戦える。
デッキの弱さもあり、最初に挑むクラブマスターとしては最適だろう。

クラブマスターはゲンゾウ。
強力な岩ポケモンを揃えた「がんせきおとしデッキ」を使うが……ぶっちゃけ弱い。
ストライク1匹に手も足も出ない のは内緒だ。
だが次回作では思わぬ奮闘ぶりを見せている。

  • エレキクラブ
雷ポケモンが中心。
クラブマスターの趣味でクラブ全体が派手な電飾で囲まれている。
クラブメンバーを全員倒せばクラブマスターと対戦できるようになる。

クラブマスターはタカハシ。
使用デッキは「じばくでビリビリデッキ」。
優秀な壁役であるエレブーやガルーラでレアコイルやマルマインを育てる時間を稼ぎ、ベンチにも被害を与えるこの2匹で攻勢をかけてくる。
厄介なデッキだが闘ポケモンには滅法弱い。

  • バトルクラブ
道場のような内装のクラブ。格闘ポケモンが中心。
彼らが持つ格闘ポケモンはローコストで火力も高めな上、プラスパワーで奇襲をかけてくるので残りHPには注意。
中に入ると最初はクラブマスターしかいない。
配下のメンバーが修行と称して他のクラブに出向しているためで、全員倒してこないとクラブマスターとは戦えない。

クラブマスターはヤマグチ。
使用デッキは「せんせいこうげきデッキ」。
エビワラー等の強力なポケモンをトレーナーカードで支援するスタイルは、単純だが強い。

  • チャレンジカップ
クラブではないが、一定時期に開催され、3人勝ち抜きでプロモカードを手に入れられる。
商品はミュウツーやミュウなど。
3人目は1、2回開催の時はどちらもランド固定。

グランドマスター
当該項目参照。


【特徴】
『ポケモンカードゲーム』は日本初のTCGであるため練り込みが甘く、それを忠実に再現した本作でもポケモン、ドローともにぶっ壊れ性能のカードが多い。

(ドロー系)
  • マサキ
ノーリスク で山札から2枚カードをドローできる

  • オーキドはかせ
手札を全て捨て、山札からカードを7枚ドロー

  • パソコン通信
手札を2枚捨て、山札から好きなカードを1枚引く

  • ダウジングマシーン
手札を2枚捨て、自分のトラッシュ(墓地)からトレーナーカードを1枚サルベージ

  • エネルギー・リムーブ
  • 超エネルギーリムーブ
1ターン1枚しか付けられない エネルギーを問答無用でトラッシュする。無印は相手1枚、超は自分1枚相手2枚。連発されると全然エネルギーが溜まらなくなる。

(ポケモン)
このカードが場にいれば1ターンに何枚でも水エネルギーをつけられる。
水エネルギーが多くついているほど威力が上がるハイドロポンプとの相性も良い。手札の水エネを残さず使ってオーキドはかせで補充する戦術はシンプルだが強力。通称アメキド。

自分の場をサンダー一体にしておき、「ランダムで選ばれた自分以外のポケモン一体に70ダメージを与える」ビッグサンダーで相手ベンチを片っ端から瞬殺する。
ポケモンカードGB界で現実のぶっ壊れに1枚で割りこめるストロングスタイル。

  • プクリン
たねポケモンやなにかの化石でベンチを埋めて、ベンチに控えている味方の数だけダメージが増す「ともだちのわ」でゴリ押し。
プクリンが最も輝ける場所である。誰が呼んだが友達リンチ。

プロモカード版ミュウの特殊能力「ニュートラルシールド」は相手の進化ポケモンからの攻撃を一切受けないというとんでもないもの。
特に化石ポケモンメインのデッキだとミュウを壁にすればもう相手はほとんど何もできなくなる。
ミュウ本体の火力はほとんどないが、壁にしている間にベンチを育てればもう何も怖くない。ただしエネルギーリムーブや突風は勘弁な!

  • プテラ
「げんしのちから」で進化行為を封じる。プクリンもカメックスも進化できなきゃ怖くない。
先攻ゲー?知るか!

「かがくへんかガス」で特殊能力を封じる。カメックスもミュウも特殊能力を行使できなきゃ怖k(ry



【ありがちなこと】
  • 属性が偏っているためメタデッキを作れば楽勝状態
  • でもスティーブに闘デッキで挑んだらサンダーに勝てなかった
  • マリよっわw片割れのメグミもどうせ雑魚だろ→ストライクとプクリンのガチデッキで凹られる
  • デッキを伝説のサンダーと補助カードだけで構成→ビッグサンダー連打ゲー
  • グランドマスターのラストがやたらと弱い
  • 謎の壁バリヤード相手に詰む
  • パソコン通信を使うが欲しいカードがサイドカードの中
  • エネルギーリムーブのうざさが異常
  • ガルーラで手札引きまくる、引かれまくる
  • カメックスでごり押し
  • ラッキーやカビゴンでひたすら時間稼ぎ
  • カビゴンやラッキーなどのHPの高いポケモンで序盤をしのぎ中盤エネルギーをつけまくったファイヤーで山焼き
  • エネルギー転送→デッキの順番確認→リセット→「対戦からはじめる」
  • モンスターを倒す→サイドカード確認→リセット→「対戦からはじめる」
  • 攻略本の漫画にあったフシギバナとリザードンのコンボをなぞる。
  • イマクニが自爆
  • ミウラにはライブラリアウトで勝利
  • やたら決まる相手の麻痺
  • やたら外れるこちらの麻痺

余談だがこのソフトの開発はゲームフリークではなくハドソンである。
後に「ポケモンカードGB2 GR団参上!」も発売されたが、本作の値崩れもあって売り上げは振るわなかった。



追記修正お願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/