キセキの世代

登録日:2010/04/10(土) 19:50:25
更新日:2024/01/28 Sun 23:07:09
所要時間:約 4 分で読めます




キセキの世代(通称キセキ)とは、黒子のバスケに出て来るキャラクター達の総称である。

概要

「全中(全国中学校バスケットボール大会)3連覇」を誇る、バスケの超強豪校・帝光中学校。
特にその際のスタメンは全員が「10年に1人(どころではないが)の逸材」とされており、彼ら五人は「キセキの世代」と呼ばれている。
しかし黒子曰く「勝利こそ全て、そこにチームは無かった」らしく、違和感を覚えた黒子は3連覇達成後に姿を消した。

上記の通り、厳密には黒子は「キセキの世代」には含まれないが、キセキ自身が黒子の実力を認め、別格視していたり、同じ帝光レギュラーだった事もあり、黒子もキセキ内に括って扱われる事がままある。

「黒子テツヤは『キセキの世代』か?」という議論は読者間でも意見が分かれる。
ちなみに読み切り版の『黒子のバスケ』においては黒子は「キセキの世代」の5人の内の1人である。

特徴として、全員の名前に色が入っていて、黒子以外全員が名前通りの髪色。


全員が超高校級どころでは無い素質の持ち主で、彼らを獲得した高校のいずれかが全国を制するとさえ言われており、事実、インターハイは赤司擁する洛山が制し、ウインターカップはベスト4がキセキ所属校+誠凛で占められた。

そういった設定だけではなく、実際の作中の描写も「キセキ>その他」と明確なヒエラルキーが構成されており、キセキと同格の素質を持つ火神以外、決して崩せる事は無い程。

各ポジション最強=キセキそれぞれ、という図式は徹頭徹尾揺るがない。
そのハッキリとブレない力関係も、キセキの魅力の一面と言える。
その強烈なキャラクター性からポジションごとの人気投票でもPF以外の全てのポジションでキセキが1位であった。

「黒子のバスケ」は彼らの現実離れした能力から某テニヌになぞらえてバヌケと揶揄されることもある。

しかしファンブックの作者インタビューによると作品内では「物理法則を無視しない」というルールを定めていて、例えば青峰のゴール下からのシュートなどは現実でも100本に1本は決められる可能性があるが、 青峰はそれを100%で決めることで突出した存在にさせているらしい。
赤司の「天帝の眼」によるアンクルブレイクも同様。
ただし緑間の超長距離3Pについては「あのフォームじゃ本当はリングに届かない(笑)」と発言している。

作者にとってはリアルに実現可能な赤司の天帝の眼よりも緑間の存在の方がよっぽどファンタジーという認識である。



しかし、チームワークを無視してスタンドプレーに走る者や、ただ勝てばいいと言う勝利至上主義に凝り固まる者など、バスケ選手として多少問題があるプレイヤーが多い*1

そんな彼らの話を追う毎の心の変化、成長も、黒子のバスケのストーリーの柱の一つであろう。





キセキの世代


幻の6人目(シックスマン)


それぞれの当該項目を参照


関係人物


桃井さつき(ももいさつき)
CV.折笠富美子

元帝光バスケ部マネージャーで、現桐皇学園高校バスケ部マネージャー。
また、情報収集のスペシャリストでもある。リコの読み取る目のデータでバストは91cmのFカップ。

データを元に対戦校の選手を分析研究、成長具合まで計算した上で自チームに提供している。
黒子や黄瀬・緑間も認めるある意味「キセキの世代」の一員で、桐皇躍進の影の功労者。
実際に、黒子のミスディレクションをある程度汎用的な理由で破ってみせた。*2
マネージャーでありながら、他校生徒に驚異の意味で顔を覚えられている模様。

アイスの当たり棒を貰った縁から黒子にゾッコン片想い中だが、全く以て心情の読めない黒子には届いてるんだか届いてないんだか。
しかし、幼馴染である青峰が荒んでいく様子を放っておけなかったため、桐皇に進学した。

漢前の相田リコに代わってお色気を担当しており、アイスをかじったり水着やバスタオル一枚の姿になったり胸を押し付け合ったりした。
しかし料理の腕は残念で、誠凛対桐皇のハーフタイムではリコ同様檸檬丸ごとの蜂蜜漬けを作ってきた。



灰崎祥吾(はいざきしょうご)
CV.森田成一

静岡県代表・福田総合学園所属のSF。
陽泉戦後に現れた元帝光バスケ部員。
黒子が6人目と呼ばれたのは中1の終わりで、黄瀬がバスケを始めたのは中2…つまり黄瀬が入る以前に既に5人揃っていたことになり、彼の登場でその伏線が回収された。
黒子と同じく名前に反して髪の色が一致していないが帝光時代は髪型が異なり髪の色も名前と同じ灰色になっている*3
勘違いされ易いが、本人の言を借りる限りは彼は「キセキの世代」とは呼ばれていない模様*4

青峰を更に暴力的にしたような性格で、たとえ先輩でも平気で駒扱いし、ミスをすれば容赦なくどつき回すなどチームワークの欠片もない人物で、海常の笠松からは「先輩は敬え!」と一喝されている。
加えてアレックスを早々にナンパしたり、中学では黄瀬の彼女*5を奪うなど筋金入りの好色家。

中学時代、黄瀬とは同じポジションだったためよくポジション争いをしていたが、黄瀬は灰崎に一度も勝ったことがなかった。
その後、数々の素行の悪さが祟って赤司にバスケ部を強制退部させられた。
しかし、後に帝光のスタメン5人がキセキの世代と呼ばれていることを知ると、その座を奪うべくバスケを再びやり始める。

彼の能力は黄瀬の模倣の上位互換と言えるもので、相手の技を我流にしつつ自分の物として相手のリズムを乱し、使えなくしてしまう能力を持つ*6
黒子は中学のときからこの能力を知っていたが、黄瀬は灰崎の能力を知らなかった模様。

誠凛vs陽泉終了後に氷室とアレックスに因縁をつけ負傷させるという、なかなかのインパクトと共に登場*7
桐皇戦の怪我の影響と過剰練習もあったとはいえ黄瀬を完封するなど実力は本物だが*8、完全無欠の模倣を発動した黄瀬には手も足も出ず敗北した。
因みに赤司にバスケ部を退部させられたのは素行の悪さ云々よりも、いずれ灰崎は黄瀬に追い抜かれてスタメンの座を奪われ、そうなればプライドの高い灰崎は自分から部を辞めることを赤司に看破されていたため。
結果として強くなった黄瀬の完全な噛ませになってしまった。かませのかませにされた氷室さんは泣いていい。

試合後は黄瀬に暴力による報復を試みるが、事前にそれを察知した青峰に阻止され、殴り掛かるが逆に一発で殴られてKO。

だが帝光時代にバスケ部を退部する時に黒子に「キセキの世代」が変わりゆく姿を彼なりに忠告したりアニメ版では青峰にKOされた後、バッシュを捨てようとするが結局捨てれなかったシーンが追加されるなど素行不良な彼も本心ではキセキの世代が羨ましかったのかもしれない。

また、粗暴な彼だが自分を上から完全に封殺する虹村、そして底知れない威圧感を放つ赤司には頭が上がらず、特に赤司に対しては「怖ぇヤツ」と認識している。


余談

VOMIC内での発音は『奇跡(最初の“キ”が高い)』に準じた発音だったが、のちに製作されたアニメでの発音は『軌跡(音が全て同一)』に準じた発音で表現されている。

キセキの世代で仲が良いと思う人物に
 黒子→青峰
 黄瀬→黒子
 緑間→赤司
 青峰→黒子
 紫原→赤司
 赤司→緑間
を挙げている。逆に苦手と思う人物に
 黒子→緑間
 黄瀬→緑間
 緑間→黒子
 青峰→緑間
 紫原→黒子
 赤司→青峰
を挙げている。このことから、帝光メンバーの中でも黒子・黄瀬・青峰・桃井と緑間・紫原・赤司のグループに分かれていたことがうかがえる。





「そんなやり方でボクらの、先輩の、みんなの追記・修正の邪魔をするな!」
「ウチおいでよ。また一緒に追記・修正やろう」
「オレは追記・修正を尽くしている。だからオレの項目は落ちん!」
「そーそー追記・修正してくれよ。少しでもオレを楽しませられるようにさ」
「逃げてねーしっ。追記・修正ムリじゃねーしっ。てゆーかビビってねーし!!」
「追記・修正を邪魔する奴は、wiki篭りでも殺す」
「知ってますよー。そう追記・修正すると思ってたから」
「もうお前の項目じゃねぇよ。オレの項目だ」

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最終更新:2024年01月28日 23:07

*1 彼らに対抗せんとする黒子にしても、火神に嘘をついていたり結構独り善がりな面があったりと、問題児な所が見受けられる。

*2 ミスディレ破りは高尾や青峰のように選手固有のスキルでしか出来なかった

*3 高校では黒髪のコーンロウだが、中学時代は灰色のツンツン頭

*4 関連書籍では「元キセキの世代」と呼ばれている

*5 別に黄瀬にとっては彼女でも何でもない

*6 これは当然味方にも影響するため、灰崎が味方の技を使えば味方はその技を使えなくなってしまう

*7 このときの氷室は試合後で疲弊しており、立場上ケンカするわけにもいかなかったため実力的には怪しいものである

*8 技を模倣する黄瀬にとって技を奪う灰崎とでは相性も悪かった