枢軸国(第二次世界大戦)

登録日 :2011/11/25(金) 14:47:36
更新日 : 2017/09/29 Fri 13:30:47
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枢軸国とは、第二次世界大戦におけるドイツ、日本、イタリアとそれに組みした国家。及びその組織。
英語ではAxis Powers。

1936年、イタリア首相のベニト・ムッソリーニ
「ローマ・ベルリンを繋ぐ線は、世界の中心となる枢軸である」と発言したのがきっかけ。


■主な国家

  • ドイツ Deutsches Reich
総統閣下 「やっぱり盟主は我々なんだよね、それ一番言われてるから。」

ちょび髭伍長率いるナチス・ドイツ。
第一次世界大戦でボッコボコにされ、再起不能かと思われたが、とんでもないスピードで復活した。
英仏がソ連を警戒しているのを良いことに、再軍備したりオーストリアやチェコスロバキアを食べたりしていた。
目指すはローマ、帝政ドイツに次ぐ第三帝国。ユダヤ人を追い出してスーパーアーリア人国家を作ること。

陸、空軍は世界トップレベル。機甲師団と航空隊を活用した戦術、「電撃戦」は教科書に載るほど有名。
一方海軍は前大戦の教訓を活かしきれなかったりしたが、ビスマルク、シャルンホルスト、Uボートなどがそれなりに有名。

しかし米ソを両方を相手に戦う事は出来なかったようだ。国家は西と東に分断され、暗い時代が始まる。

ナチ党を有名にした(= ナチス関係や卍のタブー化の原因になった )、という意味では、ある意味他の国以上に世界中に大きな影響を残している。

  • イタリア王国 Regno d′Italia
ドゥーチェ「おいドイツ、何とかしろ。」(他力本願)

ファシズムの発祥地。それ相応には強いよ!でもヘタレ。
良くも悪くも国力以上でも以下でも無かった。

第一次世界大戦では多大な犠牲を払いつつ、勝利に貢献したのに、領土を余り拡大できなかった。この事に国民の不満は爆発、ファシズムの台頭を招く。
エチオピアを侵攻した事により、英仏に見放されたので、ドイツと組む事になった。

陸軍はかなり見劣りするが、海軍、空軍はそれなりに優秀。ただ、海軍を動かす石油が無かった…。
それ以前に国の生産能力が世界大戦に到底追い付けるものでは無かった。

1943年に連合国に上陸され、イタリア王国は降伏するも、北部がドイツの傀儡「イタリア社会共和国」となり、内戦状態に。
戦後はファシストと癒着していた国王を追放し、共和国となる。


  • 大日本帝国 Japanese Empire
大本営 「ああ逃れられない!(対日禁輸)」

我等が祖国。今日も元気な軍部がうるさい。
つい最近まで鎖国していたのにロシア相手に良い勝負したりと、極東の強国として世界に名を轟かした。
でも日中戦争したり、満州国作ったりして調子に乗っていたらアメリカ様が石油をくれなくなっちゃった☆
「石油くれよーう」って軽く小突いたらマジ切れされちゃった☆☆そんな祖国。

目指すは大東亜共栄圏!
その建前を示すためインド独立運動の一派「自由インド仮政府」と対イギリス戦で共闘したり(ちなみに戦後政権を握った国民会議派は反枢軸国だったため日本には組せず)、インドネシア等に「独立させるよ!」と口約束をばらまき、戦後その約束を守るため残留した日本兵が多数現れた。

海軍力は非常に高い。空母の集中運用で真珠湾攻撃をかましたり、
イギリスのプリンスオブウェールズ、レパルスの最新鋭戦艦2隻を航空機の巧みな運用で撃沈したりと、大艦巨砲主義の時代を終わらせた。
ただ、コロコロコミックと同じ速度で空母作ったり、ジャンプと同じ速度で駆逐艦作ったりする国を相手にするのは無謀過ぎた。

イタリア・ドイツが屈服した後も戦争を続けるも、2度の原爆投下とソ連軍の侵攻開始で限界を迎え、「天皇制の維持」等を条件にポツダム宣言を受諾し降伏。
戦後はドイツに比べれば明るかったかもしれない。比較的早くに復興し、再び世界トップレベルの大国へとなった。
しかし戦後70年たっても米軍基地が多数存在する現状から(他の旧枢軸国にも駐留しているし、双方にとっての「守り合い・助け合い」が建前だが)、「これで独立国か?」という批判も国内外にある。

  • ハンガリー王国
第一次世界大戦で敗北。失地回復のために利害の一致しているドイツ、イタリアに接近した。
対ソ戦ではドイツの優秀なサポートとして活躍した。
更に、1942年辺りには敗戦を見据えてドイツと距離を取り始めるなど、先見性も兼ね備えている。しかし、それを察知されてドイツの傀儡にされてしまったが。
戦後はソ連の衛星国となる。

  • フィンランド共和国
シモ・ヘイヘと名将マンネルヘイム他、最強精鋭のフィンランド軍で有名な北欧の中小国。
第二次世界大戦以前に、ソ連軍と冬戦争を行い敗北、領土を奪われる。
後に、敵の敵は味方理論でドイツと接近、ソ連に対抗するも、「冬戦争で奪われた領土を奪回するだけで、それ以上は侵攻しない」と言う潔い精神を見せた。
1944年には単独でソ連と講和、国内からドイツを追い出すラップランド戦争を行った。
イタリアやハンガリーのようにドイツ軍の占拠は防ぎ、更に戦後共産化されることなく独立を保った点は見事な立ち回りである。


  • その他
他にもブルガリア、クロアチア、スロバキア、ルーマニア、ビルマ、タイなどが枢軸国として扱われる事が多く、枢軸3国下の「傀儡国」も一部として扱われた。
戦後クロアチアはユーゴスラビアに併合、ルーマニア・ブルガリアは王政を廃止されソ連の衛星国、ビルマはイギリスに再占領された後軍のクーデターによって独立と混乱し、タイのみ中立よりの外交姿勢と領土の一部割譲で難を逃れた。


  • 全体として
枢軸国!と銘打ったが、全体として余り統制はされなかった。
日本が真珠湾攻撃する事をドイツは知らなかったし、ドイツがソ連を攻める事を日本は知らなかった。
日本はソ連を、ドイツはアメリカをそれぞれ「ヤバい」「敵に回すのは避けよう」と考えていたため、知っていれば極端な話開戦しなかった可能性もある。
定期的に潜水艦による情報や技術交換はあったが、「共闘関係」では無く「協力関係」と言うのが正しいだろう。
まあ日本遠いし、仕方ないね。



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