こおりタイプ(ポケモン)

登録日:2010/04/10 Sat 02:47:23
更新日:2024/04/23 Tue 11:17:54
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向かって来るそばから凍らせちゃうから!かかってきなさい!



ポケットモンスター初代から登場するタイプの一つ。


【概要】


その名の通り氷や雪をモチーフにしたものや、寒冷地に生息する生物をモデルにしたポケモンが多い。
色は水色白銀が中心。
代表的なポケモンはフリーザーユキノオーグレイシア等。

複合タイプみずタイプが多い。
今までに複合したことがないタイプはノーマルどくの2つ。

生息地が寒冷地に集中しモチーフも限定されるためか、該当ポケモンの数が全タイプで最も少ない。
ストーリーでも序盤は殆ど見かけず中盤か終盤から入手可能なポケモンが多く、ジムも終盤に集中している。雪や氷に関する地名は本編では皆勤賞である。
ちなみに歴代御三家でこおりタイプの複合になった事は一度も無い。

天候の一つ「あられ」の影響下では大技の「ふぶき」が必中となり、特性『ゆきかき』『ゆきがくれ』が発動する等強化される。
これらの性能を活かした『霰パ』というパーティも存在する。

攻撃面では抜群になるのがくさじめんひこうドラゴン
半減されるのがほのお・みず・こおり・はがね(初代のみほのおに対しては等倍)。
防御面での弱点ほのおかくとういわはがね
半減できるのはこおりのみ

「草を枯らし地面を凍結させ、鳥は凍えて飛べず氷河期が恐竜を絶滅させた」一方、「炎で溶かされ手刀で割られ、岩や鋼鉄には硬さで劣り、水は多すぎると凍らせきれない」と覚えておくと良い。
初代の一部攻略本ではいわにも抜群と誤記されている。
初代のいわポケモンはオムスターカブトプス以外、複合タイプの関係でこおりに弱かった故に起こった勘違いの可能性がある。


【性能】


とにかく攻撃面で優秀なタイプ。
比較的多くのタイプの弱点を突く事が出来るためメイン、サブウェポン共に便利。
ボーマンダガブリアスランドロス等4倍勢の対策を始め、技としての需要は非常に高い。
特にみずタイプのほぼ全てが「れいとうビーム」をはじめとするこおり技を習得できるため、みず優遇に拍車をかけている。
めざめるパワー」のタイプ選択においても多くの環境でこおりはNo.1、少なくともトップクラスの採用率を誇る。

一方で防御面は全タイプ中最不遇で耐性はこおりのみ、弱点はメジャーばかりとかなり分かりやすいタイプ相性を持つ。
そのタイプ相性故か、こおりタイプのポケモンそのものよりもこおりタイプの技のみが重宝される傾向にあり、ある意味かなり不遇。
特に弱点の少ないみずタイプに攻撃面で優秀なこおり技を使わせるのは無駄がなく、こおりタイプのポケモンを使う意味が薄れている。
その代わりなのか、物理耐久最強の氷結要塞だの驚異の特防200だの特性で全特殊被ダメージ半減だのカッ飛んだ耐久を持った奴が多い。
そして第9世代でこのヤバさが本格的に機能する事に。

強敵揃いのこおり4倍勢は耐久力も高いのでタイプ一致補正の恩恵も大きいが、それも『へんげんじざい』ゲッコウガで十分なことが多い。
マニューラユキメノコといった数少ない高速アタッカーと比べても強力なため、「こおりタイプ最強はゲッコウガ」等と言われることも。
ツンベアーアローラサンドパンも『ゆきかき』で高速化できるが、物理型なので霰を起こしても必中「ふぶき」を活かせない。ただ「つららおとし」の追加効果であるひるみは狙いやすくなるか。

攻撃技は物理では「れいとうパンチ」「こおりのつぶて」「つららおとし」、特殊では「れいとうビーム」「ふぶき」「こごえるかぜ」等。
RSEまではこおり技は全て特殊技扱いだったが、現在は物理技の方が種類が多くなっている。
ただし使用率の高い「れいとうビーム」と「めざパ氷」を擁する特殊に比べて、物理こおり技で比較的普及率が高いのは「れいとうパンチ」程度。
さらにこおり技に弱いポケモンは特殊耐久よりも物理耐久に優れたポケモンが多いため、対戦での使用率は特殊こおり技の方が高い。

こおりタイプのポケモン自体を見ると、物理アタッカーはともかく特殊アタッカーはサブウェポンが少なく、めざパに頼る傾向が強い。
メイン技を半減する相手を突破するためほのお・でんき・じめん・かくとう・いわ等から選択することになるだろう。
ゲッコウガに食われる要因の一つでもある

複合タイプは少なく、みず付随がやや多いという程度。
他の複合タイプは各組み合わせがそれぞれ1系統ないし2系統しかない。
なおみず複合になると弱点のほのおとはがねが等倍になり、ほのおといわに対して一致みず技で弱点を突けるようになり、みずの弱点であるくさも一致こおり技で弱点を突ける。
耐性面では半減が1つ増えただけで弱点の数はプラマイゼロで4つのままだが、こおりの苦手な相手を大きく牽制しやすくなり、実質的な耐性は向上する。
攻撃範囲自体は元から広いため、弱点をカバーできればいかに強くなれるかを示す良い事例であろう。

タイプ特性として、こおり状態にならないのと、霰のダメージを受けない。
第7世代からは一撃必殺技「ぜったいれいど」も無効になった。
凍らないというタイプ特性を拡大解釈したものだろう。
さらにこおりタイプ以外が「ぜったいれいど」を使うと命中率が下がるようになり、スイクンではなくこおりポケモンに使わせる意義が生まれた。
霰は一致ふぶきが必中になるのと、『アイスボディ』や『ゆきがくれ』といった特性を活かすことができる。


【こおりタイプの歴史】


初代ではこおり状態が自然治癒しないため、実質ひんし確定。
…というか、凍っている間に「かげぶんしん」等の積み技を使われるため「瀕死の方がマシ」という有様だった。
しかも当時の「ふぶき」は高火力に加えてそのこおり状態を3割の確率で発生させるという凶悪な性能で猛威を振るっていた。
こおりタイプ自身も凍らないというメリットと「ふぶき」を一致で使える点から人気が高かった。

しかし金銀以降では「ふぶき」の命中とこおり率が低下し、
「かえんぐるま」「せいなるほのお」等を使うことで自分でこおりが溶かせるようになり、一定確率で自然治癒もするようになった。
今ではせっかく凍らせても、凍らせたそのターンの内に溶けてしまうこともしばしば

しかしそのタイプ相性は昔からそれなりに有用でそこそこ使われていた。

DPtからは強力なドラゴンタイプが現れ始め、彼らの対策としてこおりタイプの技は更に需要が高くなる事になる。
また新たに追加されたこおりタイプの先制技「こおりのつぶて」がタイプ一致で使用可能なマニューラマンムー等が、
厨ポケキラーとして活躍しこおりタイプのポケモン自体にもスポットライトが当たるようになってきた。
ユキノオーの存在により霰パ自体の評価も上がった。

XYでは威力70・こおり発生率1割と基本性能は控えめだが、みずタイプにも効果抜群となる特殊技「フリーズドライ」が登場。
現状こおりタイプ以外のポケモンには配られていないばかりか、こおりタイプの中でも覚えるのはラプラスやフリーザー等、進化前を除いて8匹に留まっている。
こおり技を半減で受けに来たみずタイプを逆に狩ることができ、特に数の多いみず/ひこうやみず/じめん組には4倍(一致補正で実質6倍)ダメージとほぼ確実に落とせる。
ただ、「れいとうビーム」に比べると威力が大きく劣るため、新たなメインウェポンというよりも使用感としてはめざパのそれに近い。
4倍弱点を突ける相手に関しては こちら を参照されたい。

SMでは霰下でのみ使用でき両壁並の防御力を得られるマシン技「オーロラベール」が追加。
こちらも進化前やミュウを除いて9匹しか使えないが、霰パの強みが一つ増える形となった。
特性『ゆきふらし』のアローラキュウコンなら場に出てすぐ使用できる。
何故かアマルルガは剣盾まで覚えなかった。

フェアリーの強化により有利なドラゴンが数を減らし、不利なはがねとほのおが増えているのが厳しい。
特に上記のユキノオー等はかなり動きづらくなってしまった。

剣盾ではめざパ廃止やゲッコウガの出場停止によりこおりポケモンの価値が上昇。
…するかと思われたがこおり4倍の強豪ポケがことごく出場停止されたことで逆にかつてないほどこおり技の需要が激減してしまった。
しかしDLCにてカイリュー・ボーマンダ・ランドロスといったこおり4倍の強者たちが続々復活。再びこおり技の評価が上がっている。
また、新たなこおり物理技として「トリプルアクセル」が登場している。「つららばり」より安定感のある連続技なので『きあいのタスキ』や『マルチスケイル』も平気。

SVではまさかまさかのあられが廃止、代わりに新たな天候「ゆき」が誕生。
「ゆき」はHP定数ダメージが失われた代わり、こおりポケモンの防御を1.5倍にするもの。クレベースとかいるのにいいのかな…
また、初の600族こおりタイプセグレイブが登場。これからの活躍が期待される。
対戦では、テラスタルで耐性の変化が可能になった事で4倍弱点を突き辛くなり、ガブリアスやカイリューを倒すのが難しくなってしまった。
さらにフェアリー対策のはがねテラスタルの巻き添えで逆風だが、鬼耐久の持ち主がテラスタルする事でただでさえ高い耐久に耐性がくっつき、素の種族値の異質さが本領を発揮する事に。

【主なこおりタイプのポケモン】



「つのドリル」「ぜったいれいど」「ねむる」「ねごと」、更にタワークオリティが合わさると恐怖の連勝ストッパーと化す。
特性『うるおいボディ』+「ねむる」の無限再生も可能。「アンコール」や「つららばり」があるので「みがわり」にも強い。

圧倒的な物理耐久。その割に「でんきショック」でも落ちそうな特殊耐久はご愛敬
からをやぶる」習得により凄まじい突破力を得た。ゴースちゃうで。

初代で猛威を奮ったまさこ。そして変態。技も明らかに狙っているものが多い。
GB同士の通信対戦においては恐るべきスペックを秘めていた。
実は最終進化形最低の物理耐久。フリージオといい勝負である。

物理型・特殊型・耐久型などなんでもござれのオールラウンダー。ジュゴンやトドゼルガと同じく一撃技が怖い。
「フリーズドライ」習得により一致技だけで殆どの相手に等倍が取れるようになった。

初代では伝説3鳥最強だったが次第に弱点がメジャー化。耐久型の能力だが異様に弱点が多い。
「こころのめ」+「ぜったいれいど」がつかえる唯一のポケモン。画伯?なにそれおいしいの?
「フリーズドライ」も使用可能。

種族値が低く、アタッカーとして使うなら特性は『はりきり』ほぼ一択。
どれくらい低いかというと種族値合計がアンノーン以下、ラブカスと同等というほど悲惨。
『はりきり』+「ゴッドバード」なロマン戦法が一部で有名なほか、襷カウンター+礫でというコラッタ的戦法も可能。
ポケダンとポケスペでは異常に強い。

初のこおり単。通称ゲッター1
フィオネよろしく種族値合計こそ高いが全て80と激しく中途半端臭がするポケモン。型を読まれにくいのが利点か。
ユキメノコと違い単こおりだが、あちらにはない「だいばくはつ」や「ぜったいれいど」「フリーズドライ」等を使用可能。。
さらに『ムラっけ』を主軸にターンを稼ぐ戦法が主流になってからはユキメノコより対戦面での立場が上になっている。ヘイトも爆上がりしたが
ORASにてメガシンカを習得し、特性でノーマル技を活用できるようになった。

『アイスボディ』持ちでpp切れまで粘ったり、霰ダメで倒したりできる。通称『無限トド』
タワーで出てきたときの怖さは異常。
ちなみにジュゴン等と違いタイプはみず/こおりではなくこおり/みずである。

3レジの一匹。
ハピナスに次ぐ特殊耐久をもち、特攻もそれなり。
同タイプでは貴重な「10まんボルト」「きあいだま」の存在から攻撃範囲も広い。

いわずと知れた我らが御大。
二刀アタッカーとしてもなかなか優秀で、「ふぶき」&「ウッドハンマー」が強力。
特性故に霰パに必須の存在であるが、霰を降らすだけが彼の役目だと思うと痛い目を見ることになる。
メガシンカもあるぞ!

厨ポケキラー。
メタグロス以外の600族を全て狩れる(カウンターならメタグロスも倒せるかも)。
相性の良い相手にはとことん強いが、それ以外の相手には火力不足の紙耐久。
物理相手には襷カウンターも。

こおりタイプの中でトップの特攻を持ち、最大威力の一致吹雪を放てることから霰パのエースとして採用されることが多いツンデレ
霰が降る中での必中吹雪が連発される様は圧巻。
意外と耐久力もあり、耐久型もやろうと思えばできる。
かわいい。かわいい。かわいい。
だがイーブイの雄雌比率は圧倒的に雄が高いので、雌で愛でたいなら厳選に時間がかかることを覚悟。

マニュに続く厨ポケキラー。
600族を全て狩れる上にマニュと違ってメインウェポンの威力があるので狩る対象以外にも強いが、苦手な相手にはマニュ以上に詰む。
鈍重に見えるが意外と速い。
こおりタイプ最高の攻撃力から放つタイプ一致の「こおりのつぶて」や「じしん」は強力。タイプ上天候ダメージを受けないので襷と相性抜群。
進化前のイノムーも『しんかのきせき』を持つことで活躍が可能。

ゲンガーとほぼ同等の能力値(特攻以外)を持ち、ゲンガーと並んでゴースト最速でこおりでは2番目に速い。
補助技を多く覚えるので、その速さや『ゆきがくれ』を利用して「おにび」や「でんじは」「あやしいひかり」などで撹乱しよう。

第5世代でフォルムチェンジによってタイプが変わるようになり、初のでんき複合になった。一致技の範囲が結構すごい。
ただ、こおり技が命中不安な「ふぶき」のみである点、他のロトムが使いやすい点がネックか。

ダブルのアイスクリーム型のポケモン。
合計種族値535とかなり高いが全体的に無駄で半端な部分が多くてそれほど強く感じず、技も少なめ。
火力を落として素早くなったグレイシアと思えば使えなくはない……が、グレイシアの方が採用されやすい。
しかし、第7世代で『ゆきふらし』を手に入れたことにより、再評価の機運が出てきた。「フリーズドライ」も使える。

クマシュンから進化する熊。
高い攻撃力に特性『ゆきがくれ』と『ゆきかき』を持つので、霰パで活躍しやすい。
隠れ特性『すいすい』を活かして雨パに入れるのも手。
「ばかぢから」や「ストーンエッジ」、「つるぎのまい」等を覚えるが、「じしん」は覚えない。
ひでん要員としても便利。

異常な特殊耐久に高い特攻と素早さを誇る。
特に素早さ105に特性『ふゆう』と対ガブリアス性能が高い。
物理耐久が「紙」を通り越して、もはや「空気抵抗」並み。
特殊型相手には凄く強いのに……。
こおりタイプの中でもサブウェポンがかなり貧弱だが、「フリーズドライ」を使える。

ついに出た禁止級こおりタイプでドラゴン複合。
能力値も専用技も禁止級にしてはかなり半端で微妙だったがBW2で覚醒。
レシラムゼクロムと融合してホワイト/ブラックキュレムとなるが、その能力は驚異の700族
特にホワイトキュレムは特攻種族値170のタイプ一致吹雪で、クリスマスカップにおいて大暴れした。

特性『フリーズスキン』でノーマル技をタイプ一致に変換+1.2倍補正で扱えるため、こおり技をほぼ必要としないユニークなポケモン。
隠れ特性『ゆきふらし』によって霰パの天候発動要員にもなれる上、万が一砂嵐を起こされても今度は特防を強化できるという唯一無二の性質を持つ。
しかし悲惨極まりない耐性と中途半端な能力が足を引っ張り、(当時は)何故か「オーロラベール」も覚えない。
さらに第七世代で『フリーズスキン』が弱体化する始末。

最強の物理耐久を誇るポケモンで、第6世代で大流行したファイアローの「フレアドライブ」を軽々と耐えるほど。
一方で特防は紙耐久という両極端なポケモン。
かなり鈍足なので「ゆきなだれ」との相性も抜群の他、耐久型のポケモンには嬉しい「じこさいせい」も完備。
非常に脆い特防も『がんじょう』+「ミラーコート」を活かせる利点となる。
鈍足が足を引っ張らず、むしろ後攻で強みを発揮する珍しいポケモン。

サンドパンのリージョンフォームではがね複合。特性はどちらも霰パで活かせるが、隠れ特性の『ゆきかき』の方が使いやすい。
こおりタイプとしては耐性は多いが4倍弱点が2つもあるのがキツい。

キュウコンのリージョンフォームでフェアリー複合。第7世代では『ゆきふらし』と「オーロラベール」を両立できる唯一のポケモンだった。
はがね4倍こそ痛いが、「ぜったいれいど」による強行突破もできる。
がんじょう』持ちのはがねタイプは最早どうにもならない。

リージョンフォームを除けば第7世代唯一のこおりタイプかつ唯一のかくとう複合。
攻撃面では非常に強力な反面、耐性は 弱点6半減3 とズタボロそのもののまさに殴れと言わんばかりのタイプ……
の癖して耐久は並、おまけに鈍足で先制技すらないという破綻気味のコンセプトのポケモン。
対戦で運用するなら「トリックルーム」はほぼ必須。
SMにおいては進化条件まで罠だらけだったが、これはUSUMで改善された。

ヒヒダルマリージョンフォーム。「えんじょうポケモン」から「だるまポケモン」になった。
通常特性の『ごりむちゅう』で高火力を出すもよし、隠れ特性の『ダルマモード』で炎の力を取り戻すもよし。原種と違って火力・素早さアップという実用性のあるもダルマに

バリヤードのリージョンフォームがが新たな進化を得た。
壁張りなど原種同様の豊富な変化技に、登場しただけで壁を解除できる『バリアフリー』が特徴。

隠れ特性の『こおりのりんぷん』により驚異の特殊耐久を誇る蛾。攻撃面もなかなか良い。
4倍弱点が2つもある点は辛い。特に「ステルスロック」で半分削られるのは注意。

氷の頭を持つペンギン。
耐久に優れた『アイスフェイス』の姿で物理技を受けると、そのダメージを無効化して素早さに優れた『ナイスフェイス』の姿になる。また、霰の力で『アイスフェイス』を復活させることもできる。

ガラル地方の化石ポケモンで、トリとクビナガから復元された。
パッチラゴンと違って火力も素早さも無いが、「でんげきくちばし」は同様に使える。両刀可能な点や『ちくでん』『ゆきかき』などを活かして戦いたいところ。

ガラル地方の化石ポケモンで、サカナとクビナガから復元された。
ウオノラゴンと違って火力も素早さも無いが、「エラがみ」は同様に使える。両刀可能な点やゆきかきなどを活かして競合との差別化を図りたいところ。

かつては暴れ者だったバドレックスの愛馬。
鈍足高耐久物理アタッカーとして手堅いステータス。
「トリックルーム」や『じゃくてんほけん』など一手間をかければ、豊富な攻撃技と相手に隙を許さない特性で活躍できる。
バドレックスがブリザポスに乗った「はくばじょうのすがた」はエスパー/こおりの複合となる。

ヒスイ地方で新たな姿を得たクレベース。
もともと低い特攻と特防を下げつつ、攻撃と素早さを上げた潔い種族値の変化。
一方、いわタイプが追加されたためかくとう技、はがね技に更に弱くなってしまったのが難しいところ。
新技「ひょうざんおろし」はつららおとしの威力を上げ命中を下げた大技。もし他ポケモンも習得したらこおりタイプへの大きな追い風になるだろう。

高いHP、高めの攻撃に中速のわかりやすい物理アタッカー。
特性はゆきかき、あついしぼう、隠れ特性にちからずく。
ゆきかきが発動すれば十分にドラパルトを抜けるだけの素早さを持ち、ちからずくの対象技にも困らないため、基本的にこの2つの選択になるだろう。

ついに強化を得たデリバード!おめでとう!と喜んで良いのか悩ましくなるパラドックスポケモンの一体。
歴代こおりタイプ最速の高速特殊アタッカーだが、その代償か低い耐久力と妙に乏しい技のレパートリーがネック。
フリーズドライ冷ビドロポンで攻撃範囲は十分確保できるので速さを活かして上から敵を蹂躙しよう。

こおりタイプ初の600族。高い攻撃力とHPを持ち、物理アタッカーでありながらやけどを気にしなくても良い専用特性「ねつこうかん」を持つ。

パルデア地方各地の杭によって封印されていた準伝説ポケモンの一体。
著しく高い攻撃と素早さそして専用特性「わざわいのつるぎ」を活かしてガンガン殴る高速物理アタッカー。
一方耐久は低いため四倍弱点も相まってマッハパンチが致命傷になることも。

【こおりタイプの主な使い手】



・一般トレーナー

スキーヤー
ボーダー
エリートトレーナー(寒冷地)
さぎょういん(冷凍コンテナ)

ジムリーダー


四天王


・その他

ヴィオ
ジーナ


総じて、四天王もしくはシナリオ後半で戦うジムリーダーで占められている。
野生のこおりタイプポケモンが登場するのもシナリオ終盤であることが多く、シナリオ中でも上級者向けのポケモンとして設定されている節がある。実際XYではこおりタイプの大部分は、カロス図鑑の3ページ目にあたるマウンテンカロス図鑑に登録される。

しかし、「ふぶき」が異常に強かった初代のカンナを例外として、終盤のボスにふさわしい強さ……とは正直言い難い。
というのも、終盤では縛りプレイでもなければ大抵パーティバランスは整っており、弱点の多いこおりタイプの攻略は容易なためである。
特に第5・第6世代ではシナリオで入手できるほのお・かくとうタイプが多いため、対策を取っていたり、レベルを上げてゴリ押しを狙う場合はかなりやりやすい相手。

そもそも同様に弱点の多いくさ・むし・いわタイプはおそらくそのためにシナリオ前半のジムに設定されていることが多い。
しかし、こおりタイプはなかなかシナリオ序盤から出すわけにはいかないからなのか、結果的にこおりのジムリーダーは割を食っている形になっている。

だが、XYではこおりのジムリーダーでこそないものの、二番目のジムでこおりタイプのアマルスが登場。
その特性によってこの時点ではかなり高火力のこおり技を打ってくる為、過去作の経験から「いわタイプのジムなんかくさやじめんで楽勝だろ」等と高を括っていると痛い目を見るのは確実である。

単体性能で見れば厄介なポケモンは多く、ジムリーダーや四天王のパーティに火力や耐久が極端に高いポケモンがいると、中途半端な一致弱点技で落とす前に落とされることは十分に有り得る。




追記・編集はぜったいれいどを当ててからお願いします。

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最終更新:2024年04月23日 11:17

*1 第5世代より