機械化帝国(熱血最強ゴウザウラー)

登録日:2011/10/12(水) 08:54:26
更新日:2024/04/02 Tue 13:28:39
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全宇宙に鋼鉄の秩序を!!




熱血最強ゴウザウラー』に登場する勢力。
宇宙に存在する全てのものを機械化しようと企み、幾つもの惑星を侵略してきた。地球を守るために戦うエルドランやザウラーズとは敵対関係にある。

太陽系への侵攻速度はかなり速く、侵攻開始から3ヶ月たらず(電気王出現直後、6月頃)で地球以外の全ての惑星を機械化し、月もエンジン王の手で機械化が完了している。



【構成員】

ルーツが特殊な機械神を除く全構成員は「機械人」という種族に分類されるらしい。


機械王

幹部クラスの機械人の総称。宇宙各地での機械化を指揮する立場にある。

劇中では歯車王・電気王・エンジン王が現代の地球、原子王が恐竜時代の地球に襲来しているが、彼らの他にも機械王がいるのかは不明。

劇中に登場した機械王については当該項目を参照されたし。



●ギーグ(CV:青森伸)

地球を最初に襲った機械王「歯車王」の部下。たまに何かしらの擬音を混ぜて話す癖がある。
傍目には背の低い中高年男性に見えるがれっきとした機械人であり、体内には電話(月の機械化城と交信可能)や伸縮自在のコードなどの機械が詰まっている。
壊れた機械を材料にして機械化獣を造る力(機械王を含む機械人も例外ではない)やロケットのような飛行形態への変形など、様々な能力が備わっている。

何かと間が抜けているとはいえ任務には忠実だが、短気な歯車王にせっつかれたり怒鳴られたりする事に内心うんざりしていた模様。この辺り、似たポジションだったタイダーとは真逆。
その歯車王の死後、新任の電気王に取り入ろうとゴマをするが、電気王には負け犬と相手にされずデスボルトに握り潰された。

…と思っていたら密かに復活を遂げ、総集編が来る度にザウラーズに戦いを挑んでいた。
なお、総集編の描写が公式設定ならば、最終的に行方不明になるだけで済んだギーグは機械化帝国唯一の生き残りということになる可能性がある。



●四天王

機械化城が半壊状態になった際(第39話)に被害を免れた区画で製造された4人の機械王の同型機。名前は「~王」から「~大王」に変わっている。

外見や表面的な性格は機械王たちと同じに見えるが、歯車大王が劇中明言している通り人格の異なる全くの別人で、自分達の基になった機械王を「出来損ない」と見下している。
また原子王以外の3人の機械王が最終的には機械神に反抗したのとは違い、全員が機械神に絶対服従しているのが最大の相違点となる。
戦闘能力も機械王より高くなっているうえ、機械神から力を与えられれば何度でも復活できる。
…もっとも、それも機械神に重用されているからというより、機械神自身が四天王の命を握る事による反逆防止措置であった可能性が高いが。
また「何度倒されても復活出来る」という驕りがあるからなのか、「何が何でもゴウザウラーを倒して地球を機械化する」という機械王のような執念は感じられず、その言動には何処か小物臭さが目立つようになった。

春風小学校を襲撃し、機械化光線で拳一をサイボーグ化するなど、ザウラーズを精神的にも苦しめた。


◇機械大王(CV:菅原正志)

四天王が「究極合体」した姿。
ザウラーズのメカや機械化獣とは段違いのパワーを持ち、装甲はキングゴウザウラーの必殺技・ザウラーキングフィニッシュをも弾く。

その反面、サイボーグ化した拳一に体内から攻撃されて弱った部分を必殺技で狙われたり、装甲の隙間が弱点と見破られたりするなど、隙の多さや詰めの甘さが目立つ。

合体したにもかかわらずザウラーズに敗れたために機械神に見限られ、二度目の敗北の直後に粛清された。



●機械神(CV:青森伸)

機械化帝国の支配者。普段は姿を見せず、機械化城内部に作り出した人型のオブジェを通して機械王たちに命令を下す。

その正体は、遥か昔にある惑星で栄えた超文明が作り出した機械の成れの果て。
故郷の惑星が戦争で滅亡した後、機械神は知的生命体の『心』が全ての元凶と考え、全宇宙を機械化して『心』を消し去るべく機械化帝国を組織したのだった。
それゆえ「心」を持つ知的生命体を徹底的に侮蔑し、同時に自分の配下である機械人達に対しても制裁や処刑も辞さない冷酷かつ狭量な性格。

数々の星を機械化し、遂には太陽系にもその侵略の手を伸ばす。そこで白亜紀には原子王を、西暦1993年の現代の地球には歯車王を送り込む事で同時侵攻を画策する。
が、白亜紀に足止めしていた筈のエルドランがザウラーズにゴウザウラーを託し、その計画が狂い出す。
そうして地球に送り込んだ機械王や四天王がことごとくザウラーズに敗れ、太陽系の機械化があと一歩のところで進まなくなり、業を煮やした機械神はついに自ら出陣する。

機械神はエルドランを悪人面にしたような姿で地球に現れ、キングゴウザウラーを操って地球の機械化に着手する。
これにより一度はザウラーズを絶望させるが、人間の『心』までは完全に機械化することができず、ザウラーズは人々の応援を受けて再び立ち上がった。


これを見た機械神は、地球ごと人間を滅ぼそうとして月を地球に向けて動かしたが、キングゴウザウラーがエルドランの力でさらなる強化を遂げてガクエンガーとなり、ガクエンガーに接続された物質復元装置の力で太陽系全土の機械化が解除され、月もガクエンガーによって元の軌道に戻されてしまう。

それでも野望を捨てない機械神はザウラーズと戦い続け、死闘の末にガクエンガーを破壊するが、ガクエンガーのコアだったキングゴウザウラーは間一髪で脱出しており、ザウラーキングフィニッシュを受けた機械神は自らの野望の終焉を目の当たりにしながら消滅した。

最期の瞬間まで心を否定し続けた機械神。
しかしそれは裏を返せば「ムキになる」というまさに人間らしい心を持っている証拠だったのだが、その事に果たして本人は気づいていたのだろうか…。


【戦力】

●機械化獣

機械化帝国が地球の機械を素体にして造り出す侵略兵器。邪悪獣や魔界獣で見られたようなコミカルな個体は一切登場しない。
製造方法や素体の選び方は指揮していた各機械王によって異なり、

▽歯車王配下

従者のギーグが町で見つけてきた壊れた家電や乗り物をギーグ本人の能力で機械化獣に変える。
ギーグの命令でひとしきり暴れた後、歯車王の「巨大改造」で合体・強化され、歯車王自身がコントロールする。
それぞれ特殊な能力を持つが、元が家電製品なのでパワー自体はそれほどでもなく、ゴウザウラー単体でも十分渡り合う事が可能。

▽電気王配下

電気王の能力「巨大発動」で地球の兵器を機械化獣に変える。歯車王の機械化獣と違い最初から巨大。
戦闘中は電気王がデスボルトで援護する。
兵器だけあって元々の攻撃力が高いのに加え、デスボルトも一緒になって襲ってくるためマグナザウラー無しではまず太刀打ち出来ない。
ただし、歯車王の機械化獣と比べると特殊能力をほとんど持たないので単体での対処自体は楽な方。

▽エンジン王配下

ギルターボの口から射出した「機械卵」を地球の乗り物と融合させて造る。地球環境のデータを取り込んだため、動植物を真似た姿を持つ。
ギルターボとの「巨大結合」で強化され、エンジン王自身が操縦する。
エンジン王とギルターボのパワーが相乗されている為、ザウラーロボ三体を圧倒する程の戦闘能力を持ち、キングゴウザウラーに合体してそれでようやく互角というレベル。

▽原子王配下

劇中では製造していたシーンが無いので詳細不明。
機械が一切存在しない恐竜時代を侵攻していたので、初めから完成した状態で宇宙から連れて来たのかも知れない。

  • ジャンキール
ボルトロボと共に恐竜時代で暴れていた剣士型機械化獣。何気にOPにも登場している。

となっている。



●デスボルト/ハイパーデスボルト

電気王が機械神から授かった戦闘用ロボット。その名の通り、電気を使った攻撃を得意とする。

第25話では電気王と一体化したハイパーデスボルトが登場。
強化前の倍近くまで巨大化し、さらに世界中の電力を吸い取ったことでザウラービッグバスターにも耐えてしまうほどのパワーを得た。

『スーパーロボット大戦NEO』では強化後のハイパーデスボルトだけが登場する。


●ギルターボ

エンジン王の愛機かつ「我が子」。
詳しくは機械王の項目を参照。



●ダークゴウザウラー

恐竜時代に流れ着いたギルターボの頭部を回収した原子王が、記録されたザウラーズのデータを解析して造ったキングゴウザウラーのコピー。
サブタイトルで「闇のゴウザウラー」と呼ばれたこともある。

当初は偽ゴウザウラー、偽マグナザウラー、偽グランザウラーに分離しており、後に集まった3体が『超鋼鉄合体』する事でダークゴウザウラーになる。

本物のキングゴウザウラーとほぼ同じ武装を持つが性能では上回っており、しかもザウラーズが全員いなければ全力を出せない本物と違って原子王だけで機体の完全な制御が可能である。

恐竜時代を守っていたエルドランや未来から駆け付けたザウラーズを圧倒的なパワーで苦しめたが、知らぬ間にキングゴウザウラーの「戦いが長引くと過負荷で故障する」弱点までコピーしてしまったのが仇となった。


●機械化城

月の裏面に建てられた機械化帝国の地球侵攻用の前線基地。機械王が交代する度に増改築され、
  • 歯車城
城上層部の3つの巨大な歯車が回転する。
  • 電気城
城のあちこちに設置された電球や蛍光灯が眩く点灯する。パチンコ屋みたい。
  • エンジン城
城の上層部に巨大なエンジンが設置され、その他随所にもエンジンパーツが付随。

といった具合に外観・内装が変化する。
終盤では機械化獣メガキャッスルの素体や四天王の製造施設としても使われた。



●ボルトロボ

第1話で恐竜時代の地球を襲っていた機械化帝国のロボット。
後に原子王の指揮下にあったことが判明し、量産されたボルトロボが作業や戦闘に従事する様子が描かれた。


機械神との最終決戦の際も大量のボルトロボがガクエンガーの迎撃に向かったが一蹴されている。

『スーパーロボット大戦NEO』では機械化帝国の一般兵士として登場し、電気王やエンジン王の部隊にも加わっていた。








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最終更新:2024年04月02日 13:28