七草粥

登録日 :2012/01/06(金) 21:17:28
更新日 : 2017/10/21 Sat 09:55:31
所要時間 :約 3 分で読めます




七種粥とは、節句(1月7日)の朝に食べられる、日本の行事食の粥である。

春の七種(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、コリアンダー、スズナ、スズシロ)と、正月に余った餅の欠片などを入れて、塩味で食べる。

縁起物であるのと同時に、正月料理で疲れた胃腸を休める効果もある。


また、広く知られてはいないが、七種粥を食べると、15日に小豆粥を食べなければ片粥となり縁起が悪いとされる。


■春の七種

七種と書いて「ななくさ」と読むのが正式。
商品名にすら「七草」と表記されているが、この書き方は本来、「秋の七草」を指す。

◆セリ
セリ科の多年草。田んぼのあぜ道などに生えている。
きりたんぽ鍋のお供として有名。
似た見た目の毒草、「ドクセリ」と間違えないように。

◆ナズナ
アブラナ科。果実が三味線の撥に似ているので、ペンペン草とも呼ばれる。若芽でなくては固くて苦い。漢方薬にもなる。

◆ゴギョウ
キク科。ハハコグサが正式名。道端に割と生えてる。黄色くて小さな花をつける。昔はヨモギと並び、草餅の材料となっていた。

◆ハコベ
ナデシコ科。ハコベ属に属しハコベと呼ばれる野草はいくつもあるが、この場合は人里に生えるコハコベを指す。
白い花をつける。

◆コリアンダー
セリ科。地中海産の香草。実のコリアンドルシードは柑橘系の良い香りだが、葉はカメムシみたいな匂い。
何故ここにいるかわからないが、七種粥に入れたら変な臭いになるだろう。
でも整腸作用があるから正月疲れの胃にはいいかも。

◆スズナ
アブラナ科。カブと言った方が通りは良いか。
野菜畑から引っこ抜くか、八百屋さんで買おう。
根も葉も刻んで粥に入れよう。

◆スズシロ
アブラナ科。ダイコンと言った方がわかりやすい。
実は同じ七種のコリアンダーと共に地中海原産。オッシャレー。

と、言ったが、野生種の七種は、猫やら鳥やらの糞を肥料にしていたり、ヒルが卵を産みつけたりしていて、素人が採って食べると寄生虫に感染する可能性がある。
そして、先述のように、セリとドクセリは、素人にはまず見分けがつかない。
それでは、わざわざ泥まみれになって採ってきても報われない。

大人しく、スーパーで七種セットを買ってきた方が無難である。


追記、修正は、コリアンダーを入れてカメムシ臭い七種粥を食べながらお願いします。


















轡{お呼びで無い!? こりあんだー失礼!


本当は…。


◆ホトケノザ
キク科。正式名称コオニタビラコ。
田んぼのあぜ道などに生えており、白い花をつける。やはり、新芽を食べる。

ホトケノザとはハート型の葉っぱが仏様の座椅子のようだから。
しかし、現在、シソ科のサンカイグサ(非食用)の方が、一般的にはホトケノザと呼ばれ、コオニタビラコがホトケノザと呼ばれるのは七種の時だけである。
なんて紛らわしい…。



追記、修正は、コリアンダー無しの七種粥でおせち疲れの胃を癒やしてからお願いします。

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