土曜ワイド劇場

登録日 :2010/10/12(火) 11:31:54
更新日 : 2017/07/12 Wed 10:10:34
所要時間 :約 5 分で読めます




テレビ朝日で1977年から2016年3月(実質的には2017年3月)まで、土曜日21時~22時54分に放送されていた二時間サスペンスドラマ。
実は昔は一時間半だった。

元祖二時間サスペンスドラマであり、二時間ドラマといえばこれか今はなき日本テレビの火曜サスペンス劇場と言うのが定番である。

案外知られてなかったりするが土曜ワイド劇場と火曜サスペンス劇場とでは作風に違いがあった。それぞれの分かりやすい特徴を挙げると

土曜ワイド劇場

  • 十時前後におっぱいやレイプシーンを入れる
  • ホラーやスリラーものの要素を取り込むことがある

火曜サスペンス劇場

  • シリアスな作風が多い
  • サービスシーンが少なく、女性主人公シリーズが多め
  • 印象的なジングルやEDテーマ曲の採用、音声案内の採用など音楽の使い方に特徴あり


一言で言えば土曜ワイド劇場は下世話なエログロをウリにし、火曜サスペンスは女性層向けと言えた時期が長かった。

ただし現在では規制やらライバルと言える火曜サスペンスの消滅により、
以前の火曜サスペンス的作風の作品も増えておりお茶の間にエターナルフォースブリザードをかけるケースは減った。

いわゆる二時間ドラマパロディにおいてはこれと火曜サスペンスの要素が混ぜられていることが多い。

2016年からは土曜プライムに変更された。その影響と思われるが、OPは廃止された。
2017年4月の番組改編で長い歴史に幕を下ろした。ちなみに本番組でやっていた2時間ドラマ作品の新作放送は、2017年4月から始まった日曜午前の再放送枠『日曜ワイド』や木曜日のドラマ枠2時間の放送休止期間を使う『木曜ミステリー』で不定期に放送されるという。



代表的な作品

  • 家政婦は見た
家政婦の市原悦子が勝ち組家庭の欺瞞を暴く現代版水戸黄門。
原作の「熱い空気」は家政婦が自分の愉悦の為に引っ掻き回し観察するという話で、1983年に市原悦子が主演したドラマを切欠にシリーズ化。

悦子が|∀・)…←こうやって覗いているシーンは誰もが一度は見たことがあるはず。

ちなみにシリーズ中 一度も殺人が出てこない


  • 火災調査官紅蓮次郎
二時間ドラマの帝王こと船越英一郎の初主演作品。実は原作破壊されている。
火災ネタと言うことで迫力ある爆破シーンが楽しめ、お得感が強い。船越英一郎の巻き舌も舞台が小田原と言うことで自然な感じ。


実はルーツはここ。
二時間ドラマ時代の右京さんの偏屈ぶりは異常。ツンツン


  • 京都殺人案内
藤田まことの遺作。


  • 京都妖怪地図
ひぐらし、鎌倉物語と並ぶ迷作ミステリー。推理ものだと思わなければ楽しめる。


  • 混浴露天風呂連続殺人
土曜ワイド劇場=おっぱいになった最大の要因。
火曜サスペンスではシリアスな役柄が多い古谷一行によるおっぱい祭り。
2007年に完結した。


  • 法医学教室の事件ファイル
土曜ワイド劇場の女性主人公シリーズとしては老舗。ドラマ版もある。
名取裕子は必ず無茶をして捕まる伝説のはじまり。何故かテレビ朝日の名取裕子は性格が涼宮ハルヒ化する。
あと、ヒロインが横浜の医者、旦那が神奈川県警の刑事と言うことで彼氏彼女の事情の作者がインスパイヤしたんじゃないとか言う話も。

土曜ワイド劇場の中でもお約束展開が特に多く推理するよりも、女性に弱い主人公のアレさ加減を見て楽しめると言う実況スレ向けの作品。
神谷警部の有能さは土曜ワイド劇場屈指。
犯人は最初の女性客ばっかり。というかゲスト女優ばかり。
極まれに幼女がヒロインとなる。
夜明さんまた騙されてる。

  • 「事件」シリーズ
お父さん犬は弁護士だった!

  • 終着駅シリーズ
シリアスな片岡鶴太郎。
鶴さんのハマリ役で、なかなかの人気。
BGMが秀逸。

メインタイトルが最近延々伸び続けている。
一度メインタイトルだけでラテ欄三行超えた。

年末は牟田刑事官や記者冴子と共演する。


  • 事件記者冴子シリーズ
働かない水野真紀と、よく働く船越英一郎。つか、働け真紀。

  • トラベルミステリー(十津川警部)シリーズ及び山村美沙シリーズ
現行版では高橋英樹な十津川警部と高田純次な亀井刑事。山村紅葉祭り(ちなみにTBS版十津川警部シリーズにもオリキャラでレギュラー出演していた)。椛ではない
一度、 最後の崖のシーンで、犯人と対決した際に犯人がワインの中に毒を入れて自殺を図ったため犯人が救急車で運ばれていくシーンで終わったことがある
主役が愛川欽也演じる亀井刑事だった時代もある(当時の十津川警部が70過ぎた三橋達也だったため)。

タクシーヅラ…もといタクシードライバー並みに突っ込みどころが多すぎる人気シリーズ。
主人公がムチムチしたおば…ゲフンゲフン
でも毎回クリムゾンされそうになる謎。
蟹江死後は「おとり捜査官」とタイトルを改題して継続中。

北見は犯人に捕まるもの、発信器は壊れるもの。
もはやおとり捜査というよりワザと捕まっている気さえする。

ぶっちゃけ発信器より北見を見つけるのは 蟹江敬三 の方がアテになる。
あと犯人がほぼマジキチ。
おにいちゃんどいてそいつ殺せない」とか口走る 邪悪な妹 や、
「死んだ後も外反拇趾に苦しめ!」 などと叫ぶホモストーカーなどむやみに個性豊か。


小林稔持が主演のザ・ガードマン。やたらと警察の捜査に首をツッコミたがる。部下の殉職率が高い。


同じネタの繰り返しとか、あまり評価されることは少ない二時間ドラマだが、
癖が強すぎて普通のドラマで使いにくい役者や大御所を気軽にテレビで見ることができる機会でもある。

また、話自体はシンプルなので役者の演技や演出などをじっくり見ることができるメリットもある。

また、「どれくらいお約束に忠実だったか」などを見て楽しむこともできる。

パロディの元ネタとしても使い勝手はよく、例えば痕の冒頭三分の一程度は土曜ワイド劇場を意識しているようにも思える。
あなたも土曜日の夜ヒマならば、9時にテレビ朝日にチャンネルをあわせてみてはいかがだろうか。





追記・修正は崖の上でパトカーのサイレンを聞きながら船越英一郎に問い詰められつつお願いします。

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