土曜ワイド劇場

登録日:2010/10/12(火) 11:31:54
更新日:2024/01/07 Sun 12:13:00
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土曜ワイド劇場とは、テレビ朝日系列で1977年から2017年3月まで、毎週土曜日21時~22時54分に放送されていた2時間ドラマ枠である。
実は昔は1時間半だった(理由は後述)。


概要

元祖2時間ドラマであり、2時間ドラマといえばこれか日本テレビの火曜サスペンス劇場と言うのが定番となっていた。2時間ドラマパロディにおいては両者の要素が混ぜられていることが多い。

もともと、アメリカではテレビ向けの映画作品として「テレフィーチャー」と呼ばれる単発作品を放送する枠があり、それを日本向けにアレンジしたのが本作の始まりである。開始当初は1時間半だったのも本家のテレフィーチャーが1時間半の枠だったことの名残。この制作経緯から、スタッフには当時の日本映画の監督陣が多く携わっている。ちなみに初回は『男はつらいよ』でおなじみの渥美清主演の「田舎刑事」。

特徴

土曜ワイド劇場と火曜サスペンス劇場とでは作風に違いがあった。それぞれの分かりやすい特徴を挙げると

土曜ワイド劇場
  • 22時前後におっぱいレイプシーンを入れる
  • ホラーやスリラーものの要素を取り込むことがある

火曜サスペンス劇場
  • シリアスな作風が多い
  • サービスシーンが少なく、女性主人公シリーズが多め
  • 印象的なジングルやEDテーマ曲の採用、音声案内の採用など音楽の使い方に特徴あり

一言で言えば土曜ワイド劇場は下世話なエログロをウリにし、火曜サスペンスは女性層向けと言えた時期が長かった。また、オープニングでは90年代後半まで出演者のほか原作・脚本・監督といったスタッフの顔も登場していた。これは、テレビドラマは俳優だけではなく、様々なスタッフがいて成り立っているという意向もあった。

2000年代以降は規制やらライバルと言える火曜サスペンスの消滅により、火曜サスペンス的作風の作品も増え、お茶の間にエターナルフォースブリザードをかけるケースは減った。

2016年からはタイトルが土曜プライムに変更されOPが廃止、翌2017年4月の番組改編で終了した。
その後、同枠シリーズ作品の新作放送は、日曜午前の再放送枠『日曜ワイド』(2017年4月~2018年3月)→元日曜洋画劇場枠の『日曜プライム』(2018年4月~2020年9月)や改編期の連続ドラマ休止期間などで不定期に放送されていたが、出演者やスタッフの高齢化もあり、2022年12月末で一部の作品を除き撤退を発表。
これによりテレ朝2時間ドラマの長い歴史に幕を下ろした。

過去の作品は平日・土曜に地上波で全国のテレビ朝日系列局、衛星放送ではBS朝日やテレ朝チャンネルで再放送されたりしている。

オープニング

  • 初代
1977〜1979年まで使用。
暗い背景をバックにシャボン玉がひとつ飛んでおり、そこから緑字→赤字で「土曜ワイド劇場」のロゴが現れる。そしてロゴが表示されたまま暗めの青背景をバックにシャボン玉が飛ぶ映像に切り替わりそのまま青バックにフェードするものだった。
テーマ曲はジャン=ジャック・ペリー氏(エレクトリカルパレードの曲を作った人。氏の作品は星の子ポロンなどでも使われている)の「Lullaby For A Baby Robot」。穏やかな曲調となっている*1
とある特番で土曜ワイド劇場が特集された際、唯一このOPだけテレビ朝日に保存されておらず、半ば幻のOPとなっていたが、近年某動画サイトで発掘された。
OPの後すぐ提供クレジットに入っていた。

  • 2代目
1979〜1993年まで使用。
先代のどこかほのぼのとしたものから一転し、恐怖を煽る叩きつけるような音楽と、円がX字に虹色に切り替わったり不気味に動くサイケデリックなものだった。
BGMとアニメが相まって子供の頃トラウマだった視聴者も多いと思われる。
作曲者は『仁義なき戦い』のテーマ曲を手掛けた津島利章氏。
OPの後見どころを紹介して提供クレジットに入っていた。

  • 3代目
1993〜1996年まで使用。
新宿ビル群→目→螺旋階段→三日月→ワイングラスが割れて赤く染まり、から夜景に切り替わりロゴが表示される。
ホラー要素がまったくないわけではないが、トラウマものだった前OPから一転してソフトなものになった。テーマ曲も優しい曲調に変わっている。手掛けたのは大野克夫氏。
2代目同様、OPの後見どころを紹介して提供クレジットに入っていた。

  • 4代目
1996〜1997年まで使用。ここからロゴが新しくなった。
ソフトだった3代目からは一転、フクロウ・黒猫・鷲に睨まれながら金髪の女性が地面が崩れてゆくところから逃げ、追い詰められたところでタイトルロゴが出てくるホラー系のものになった。
当代以降OPの後すぐ提供クレジットに入っていた。
テーマ曲もホラー系のものだが、それにつながる提供部分は当時のEDテーマだった辛島美登里氏の「あなたの愛になりたい」のメロディが使われた。

  • 5代目
1997〜2004年まで使用。
このOPもホラー系だが、前OPとは一転して着物の少女や日本人形などの和風モチーフとなっている。金田一耕助風の男性が駆けてくるなど横溝正史や江戸川乱歩の世界観を表現したものとなっている。これもテーマ曲はホラー系。

  • 6代目
2004〜2015年まで使用。
フォトレタッチ化された長期シリーズ作品の場面が次々と出てくるもの。このOPのみ16:9となっている。
テーマ曲はオーケストラを用いた重厚なものが使われていた。

2015年以降はOPは使用されなくなった。


代表的な作品

◎はABC(朝日放送)テレビ制作作品*2

  • 江戸川乱歩の美女シリーズ
初期の代表的なシリーズであり、前述のエログロ路線を確立させた記念すべき作品。
少年向け作品が多い江戸川乱歩の小説を鬼才・井上梅次監督の手により原形を全くとどめないアダルト感満載の作品に仕上げた。ヒロインが犯人という作品の元祖でもある。
シリーズ最大の名物だったのが終盤のシーン。

犯人の目の前に途中で死んだはずの人物が登場

変装を少しずつはがす

その正体は死んだはずの明智小五郎

…と、ルパン三世もびっくりの変装術で犯人を驚かせた。*3
明智役は天知茂→北大路欣也→西郷輝彦と交代し、足掛け17年にわたり制作された。
全エピソードがDVD化、天知作品はBD-BOX化されているが、再放送はあってもソフト化が原則行われない2時間ドラマでは異例のことで、本作の人気の高さがうかがえる。

  • 家政婦は見た!
市原悦子扮する石崎秋子が勝ち組家庭の欺瞞を暴く現代版水戸黄門。
原作の「熱い空気」は家政婦が自分の愉悦の為に引っ掻き回し観察するという話で、1983年に市原悦子が主演したドラマをきっかけにシリーズ化。この原作はのちに米倉涼子主演でリメイクされた。

作品は放送当時の時事ネタを題材にすることが多く、毎回終盤秋子がちょっとした怪我をするのがお約束。ちなみに連ドラ版もある。
そして後世でタイトルをパロった家政婦ものドラマが制作されるのは別の話。

悦子が|∀・)…←こうやって覗いているシーンは誰もが一度は見たことがあるはず。

ちなみにシリーズ中一度も殺人が出てこない*4

制作は大映テレビ。大映ドラマらしく、出生の秘密など血縁ネタもしばしば登場する。

  • 火災調査官紅蓮次郎
2時間ドラマの帝王こと船越英一郎の初主演作品。実は原作破壊されている。
火災ネタと言うことで迫力ある爆破シーンが楽しめ、お得感が強い。船越英一郎の巻き舌も舞台が小田原と言うことで自然な感じ。

  • 温泉若おかみの殺人推理
東ちづる扮する温泉旅館の若女将が殺人事件を解決するシリーズ。
若女将とその夫でマザコン気味の刑事・そして夫の母親である旅館の大女将の三角関係を中心にストーリーが進む。旅館以外のフォーマットはすべて一緒といっても過言ではない。

登場する旅館は日本各地に実在するもので、一種のタイアップ作品でもある。そのため、旅館内で殺人を起こさないなど一定の配慮がなされている(軽いケガなどが起きることはある)。

制作は大映テレビ。大映ドラマらしく(ry

実はルーツはここ。
2時間ドラマ時代のタイトルは、『相棒 警視庁ふたりだけの特命係』である。
番組開始時の右京さんの偏屈ぶりは異常。ツンツン。
2時間ドラマ時代は3作放送された。なお、水曜21時枠に移って長期シリーズとなってからはこの3作を「Pre Season」として扱っている。

  • 探偵事務所
1999年まで放送されたドラマ。その後、このドラマの制作陣が相棒シリーズをスタートさせた。

  • 法律事務所
2006年から2009年に、相棒が放送されていない季節に放送されたドラマ。全3回。
右京さん似の敏腕弁護士が幸子さん似の弁護士の依頼を受けて、弁護の手助けをする話。
内村刑事部長似の人もゲスト出演した回もある。
監督、プロデューサーも相棒と同じ。

  • 京都殺人案内◎
藤田まこと主演のシリーズ。京都で起きた事件なのになぜか全国を飛び回る音川音次郎の活躍を描く。
毎回出張に行く際捜査一課長が音川に出張先に因んだお土産を頼むが、期待はずれかつ奇怪なものを持ち帰るのがお約束。
クロード・チアリの演奏によるギターのエンディングテーマが印象的。

  • 京都妖怪地図◎
ひぐらし、鎌倉ものがたりと並ぶ迷作ミステリー。推理ものだと思わなければ楽しめる。

  • 狩矢父娘シリーズ
藤谷美紀主演のドラマ。今まで20作が放送されているが、このドラマタイトルになったのは16作目から。
現在唯一新作が制作されている山村美紗作品である。
7作目では涼風真世がゲスト出演し、この回の狩矢警部の部下である橋口警部補を池田政典が演じていた為、アニメ版「るろうに剣心(1996年版)」の主要キャストが3人も揃っていた。

  • 100の資格を持つ女 ~ふたりのバツイチ殺人捜査~
2008年から放送。放送当時、このドラマの主演である渡辺えりは裏番組の「情報7days ニュースキャスター」で開始初期からコメンテーターとして出演していたが、事件が発生した時は「ニュースキャスター」は欠席(番組では事件を解決する為に欠席と言っていた)していた。

  • 元祖!混浴露天風呂連続殺人◎
古谷一行・木の実ナナ・火野正平の3人が主演のシリーズ。
1982年~2007年まで放送された長寿作品でもある。
土曜ワイド劇場=おっぱいになった最大の要因。
火曜サスペンスではシリアスな役柄が多い古谷一行によるおっぱい祭り。
類似作品が無いのになぜか途中から「元祖」がタイトルに加わった。
2007年に完結したが、終了の理由としては前述の規制のほか、「60代の俳優が婚約中のカップルを演じる」という設定に無理が生じたこともある。最終回では無事にプロポーズを果たした。赤い霊柩車?知らんな。
ちなみに、このシリーズは元をたどるとオーストラリアの探偵小説が原作だったりする。

  • 法医学教室の事件ファイル
土曜ワイド劇場の女性主人公シリーズとしては老舗。
連続ドラマ版から2時間ドラマの長寿シリーズに転向した。
名取裕子・宅麻伸扮する二宮夫妻が様々な事件に挑むのが基本的流れ。
同居する家族の様子も描かれ、実子・愛介は回を追うごとに成長して俳優も交代している。
その愛介はあろうことか二宮の門下生とデキ婚した。
「行列」でおなじみの弁護士・本村健太郎がレギュラー出演兼法律監修しており、死亡時の実況見分の際にはリアクション芸人まがいの体を張ったチャレンジを行うのが毎回のお約束。ついたあだ名は「実験君」。
名取裕子は必ず無茶をして捕まる伝説のはじまり。何故かテレビ朝日の名取裕子は性格が涼宮ハルヒ化する。
あと、ヒロインが横浜の医者、旦那が神奈川県警の刑事と言うことで彼氏彼女の事情の作者がインスパイヤしたんじゃないとか言う話も。

土曜ワイド劇場の中でもお約束展開が特に多く推理するよりも、女性に弱い主人公のアレさ加減を見て楽しめると言う実況スレ向けの作品。
神谷警部の有能さは土曜ワイド劇場屈指。
犯人は最初の女性客ばっかり。というかゲスト女優ばかり。
極まれに幼女がヒロインとなる。
なお、くりぃむしちゅーが海砂利水魚時代に警官役でゲスト出演した事がある。
夜明さんまた騙されてる。

  • 「事件」シリーズ
お父さん犬は弁護士だった!

  • 終着駅シリーズ
森村誠一原作の、シリアスな片岡鶴太郎。
鶴さんのハマリ役で、なかなかの人気。
BGMが秀逸。
メインタイトルが最近延々伸び続けている。
一度メインタイトルだけでラテ欄三行超えた。

年末は牟田刑事官や記者冴子と共演する。ちなみに原作では同じ作者の『棟居刑事シリーズ』(これも土曜ワイド枠)とコラボした話があるが、そっちは実写化されていない。
枠終了後も夫人役の岡江久美子の死も乗り越え単発で続いていたが、2022年年末に完結した。

  • 事件記者冴子シリーズ
働かない水野真紀と、よく働く船越英一郎。つか、働け真紀。

  • 西村京太郎トラベルミステリー
土ワイを代表するシリーズの一つで、テレビドラマの十津川警部といえば本作あるいはTBS版(渡瀬恒彦・伊東四朗)のどちらかを思い浮かべる人が多いだろう。甲斐正人作曲のテーマ曲も人気が高い。

コンビは3度交代しており、十津川警部と亀井刑事は三橋達也・愛川欽也→高橋英樹・愛川欽也→高橋英樹・高田純次の順。三橋・愛川時代は三橋の年齢との兼ね合いで十津川警部をあまり動き回らない設定にしたため愛川が主演扱いで、愛川が司会を務める「出没!アド街ック天国」が始まって以降は放送業界でタブーであるはずの地上波裏被りも平然と見られた。

原作に準拠した登場人物が多く、山村紅葉の出演に際し北条早苗という刑事が新たに設定され、原作小説にもそのままレギュラーとして定着した。シリーズ最多出演者は森本レオ扮する西本刑事。

一度、最後の崖のシーンで、犯人と対決した際に犯人がワインの中に毒を入れて自殺を図ったため犯人が救急車で運ばれていくシーンで終わったことがある

偽十津川警部と偽亀井刑事をサンドウィッチマンの2人が演じた回もある。これは十津川役の高橋英樹(と真麻親子)がサンドと同じ事務所(グレープカンパニー)に移籍したことがきっかけ*5
こちらも単発で続いたが2022年年末に完結した。

このほか、西村京太郎原作では沢口靖子主演の「鉄道捜査官」シリーズもあるが、設定などはドラマオリジナル。

哲学的SF・ミステリー・ロボット伝奇(アニメ化)・甲賀忍法帖の二次続編(アニメ化)等幅広く手掛ける作家山田正紀の作品原作で、タクシーヅラ…もといタクシードライバー並みに突っ込みどころが多すぎる人気シリーズ。
長期シリーズ化したためやむを得ないとはいえ、主人公がムチムチしたおば…ゲフンゲフン
でも毎回クリムゾンされそうになる謎。
蟹江死後は「おとり捜査官」とタイトルを改題して継続された。

北見は犯人に捕まるもの、発信器は壊れるもの。
もはやおとり捜査というよりワザと捕まっている気さえする。

ぶっちゃけ発信器より北見を見つけるのは蟹江敬三の方がアテになる。
あと犯人がほぼマジキチ。
おにいちゃんどいてそいつ殺せない」とか口走る邪悪な妹や、
「死んだ後も外反拇趾に苦しめ!」などと叫ぶホモストーカーなどむやみに個性豊か。

小林稔侍が主演のザ・ガードマン。やたらと警察の捜査に首をツッコミたがる。部下の殉職率が高い。

  • ショカツの女◎
片平なぎさ主演のドラマ。ナンチャンこと南原清隆も刑事役でレギュラー出演していた。
舞台となる警視庁新宿西警察署は終着駅シリーズにも登場しているが、全く別の世界である。

  • ドクター彦次郎
寺島進主演のドラマ。テキ屋から町医者に転業した彦次郎が難事件に挑む。京都府警の刑事であるゴジラ河こと後白河役である宇梶剛士との喧嘩が見どころ。
彦次郎が毎回逮捕されるのもお約束である。

中の人ネタが発生する事があり、ビートたけしの相方であるビートきよしも米屋の福村役でレギュラー出演しているが、主人公の彦次郎からは役名ではなくビートきよしと呼ばれたり、きよし演じる福村がたけしのギャグであるコマネチをした回もある。
戸田恵子も彦次郎の義姉である享子役で出演しており、戸田演じる享子が彦次郎に急患と言った後、彦次郎が「それ行け…アン、パン、マ~ン!」言った事もあった。
(ただし、アンパンマンの部分は犬の鳴き声で「ワン、ワン、ワ~ン!」と聞こえないようになっている)

  • おかしな刑事
伊東四朗演じる所轄刑事と羽田美智子演じるエリート警視の父娘捜査ドラマ。
パイロット作「おかしな二人」では小林聡美が娘役だったが、小林が連続ドラマなどで多忙となり、相手役を変更して制作されたドラマである。
2003年からスタートし、14作目までは土曜ワイド劇場、15作目以降は木曜日や日曜日のスペシャル枠で放送されており、スピンオフドラマ「おかしな弁護士」も放送され、2024年1月にファイナルを迎え、無事に完結。
警視庁捜査一課9係(現:特捜9)と科捜研の女と同じ世界観である。

  • 警視庁・捜査一課長
2016年から2022年まで木曜ミステリーで毎年4月期に放送されていたシリーズ作品もここがルーツ。
この手の刑事ドラマではわき役だったり主役と敵対する関係になりがちな「捜査一課長」だが、この作品では内藤剛志演じるヒラの刑事から這い上がったノンキャリアの叩き上げ一課長が、部下たちと共に事件を解決していく。決め台詞の「必ず、ホシを挙げる!」がお馴染み。
この枠で放送されていた頃から木曜へ移行して暫く経つまではシリアスな作風だったが、その後シリーズが進むにつれて、冒頭での一課長への輪状要請の電話でご遺体の状況を伝える内容だったり、登場人物のキャラの面白さにスポットが当たったり、ゲストに関する小ネタをぶっこんだり…と徐々にコントのようなコメディ作品と化していった。ここで放送されていた頃は刑事部長室で淡々と公務をこなしていた本田博太郎演じる笹川刑事部長も徐々にコメディアンと化していき、毎度のごとくぶっ飛んだ登場の仕方をする。
前述の2時間ドラマ撤退後も例外的に新作が製作されており、直近では2023年4月に単発スペシャルが放送されている。


余談

同じネタの繰り返しとか、あまり評価されることは少ない2時間ドラマだが、
癖が強すぎて普通のドラマで使いにくい役者や大御所を気軽にテレビで見ることができる機会でもある。

また、話自体はシンプルなので役者の演技や演出などをじっくり見ることができるメリットもある。

また、「どれくらいお約束に忠実だったか」などを見て楽しむこともできる。

パロディの元ネタとしても使い勝手はよく、例えば痕の冒頭3分の1程度は土曜ワイド劇場を意識しているようにも思える。
あなたも2時間ドラマに興味があるなら、テレビ朝日にチャンネルをあわせてみてはいかがだろうか。





追記・修正は崖の上でパトカーのサイレンを聞きながら船越英一郎に問い詰められつつお願いします。

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最終更新:2024年01月07日 12:13

*1 番組のためのオリジナル曲ではなく、同時期の松下電器のマッサージチェアのCMなどでも使われていた。また、「宇宙刑事ギャバン」の第18話でも使用された。

*2 毎月第3週放送分を担当。

*3 直前に途中で自動車が転落など、周りにも明智が死んだと思わせるシーンがあるため。

*4 関係者が自殺未遂するなどの描写はある。

*5 グレープカンパニー芸人のバーター出演はその後、高橋主演の「再雇用警察官」シリーズ(テレビ東京)に引き継がれている。