劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE

登録日 :2009/07/10(金) 16:12:03
更新日 : 2017/07/26 Wed 15:21:42
所要時間 :約 7 分で読めます







物語は未来へ―。最終戦闘(バトル)を目撃せよ!





脚本は劇場版平成ライダーおなじみの井上敏樹

本編が終わってから4年後を書いた後日談。
当初は先行最終回を唱っていたが、本編終盤で劇場序盤と異なる展開になり、パラレル後日談という扱いになったが、本編でもかなり最後の最後まで劇場版に近づける努力がされている。

なお上映に合わせて番組の最後に新世代ライダーの出会いを書いたショートドラマ「NEW GENERATIONS」が放送されたが、収録DVDは劇場パンフ付属のものしかないため入手困難(ムック等であらすじを読むことはできる)。

【あらすじ】




(0w0)「すべてのアンデッドは封印した!残っているのはジョーカー、君一人だ!
…できれば君とは戦いたくない!!」

(<::V::>)「戦うことでしか…俺とお前は語り合えない!!」


ライダーとアンデッドとの戦いが終わり、最後のアンデッド・ジョーカー/始が封印されてから4年。
各々はそれぞれの生活に戻っていた。
しかし剣崎たちの前にアンデッドが再び現れ暴れ出す。そのアンデッドを封印したのは彼らが見たことのないライダーだった。


(<◇>)「一応、尊敬はしていますよ。しかし…今となってはあなた方は過去の人だ」
(\◇/)「先輩ヅラされちゃたまんねぇからなぁ」
(\◇/)「今は私達が、仮面ライダー!」

剣崎たちは彼らを追う中、橘と再会。謎のアンデッドの襲撃で封印が再び解かれたことを知り、戦いにまた戻ることになる。

(0w0)「戦うんだ、もう一度!俺達の力で!俺達と…始の力で!!」

【主な登場人物】


剣崎一真
われらが王子ケンジャキ。
ジョーカーである始を封印し、戦いを終わらせた後は清掃員としてゴミ収集をしていた。
アンデッドとの戦いには最も積極的だったが、新世代ライダーとは折り合いが悪かった。
天音のグレた原因を知っているだけに、責任を感じている。
睦月同様カテゴリーAが解放されていたためブレイドに変身することができずにいた。

相川始
ご存知ロリコンのムッコロ。
ジョーカーとして剣崎と戦い封印されている。
しかしジョーカーのカードを手に入れた剣崎が睦月に解放させたことで再び登場。
天音を救い出すがアルビノジョーカーとの戦いに敗れ攫われてしまう。
石版に封印された天音を救うために身代わりとなり、剣崎によって石版ごと破壊されて命を落とした。
あれ?アンデッドって死なないんじゃ…

橘朔也
毎度騙されるダディ。
アルビノジョーカーの襲撃で封印が解かれる場に居合わせ、
アンデッドを再び封印するために亡くなった烏丸所長に代わり新生BOARDを設立。
人造アンデッドの力で変身する新世代ライダーを開発した有能な人。
今回は剣崎たちのピンチに「颯爽」と駆けつけ、アンデッドを「流麗」に封印してくれた。
グラサン着用で怪しい空気を纏っていたが例によって騙されていただけだった。

上城睦月
今回は操られてないムッキー。
就職活動をしていたが「昔を思い出したくない」とかつての仲間と会うのを拒んでいた。
しかしアンデッドの解放を知り、ダディが再封印したカテゴリーAを手にレンゲルとして再び戦うことを決意する。
新世代ライダーたちの前でカテゴリーA=ビートルアンデッドに単身で挑み見事封印してみせた。


  • 栗原天音
14歳になったが、思いを寄せていた始が何も言わずに消えたことから反抗期になってグレていた。
実は彼女の父親が石版の発見者なので、石版の封印を解放する生贄の適任者というよくわかんない理論でアルビノジョーカーに狙われている。
その後は本郷猛の生徒になったとか。

  • 白井虎太郎
ライダーたちの戦いを書いた本「仮面ライダーという名の仮面」が大ヒットし大金持ちになり、キャバクラ接待してもらっていたり(ちなみにこの時の編集長は本編でも登場している)成金趣味になったりと嫌な性格になっていた。
しかしその日々に虚しさを感じており、剣崎たちの戦いに進んで協力した。

  • 広瀬栞
国際結婚を間近に控えており、剣崎たちへの協力にはアンデッドサーチャーを渡す程度で消極的だったが、
式場で虎太郎から聞いた情報から真犯人を突き止め、式をすっぽかして剣崎たちのところに駆けつけた。

Α 志村純一
新世代ライダーのリーダー格で仮面ライダーグレイブに変身する。
見た目は屈託のない好青年で学生の募金活動に協力するなどいいところもあるが、謎も多い。
実は正体はアルビノジョーカーで、新生BOARDに入り込み、橘さんをルラギッテいた。
本編最終回でも警官として登場するが同一人物かは不明。

劇場版の敵の中でも影が薄い方だったが、5年後の仮面ライダーディケイド客演時にまさかの覚醒を果たし平成ライダー屈指のネタキャラと化す。
詳細は志村純一で。

Α 禍木慎
新世代ライダーの一人で仮面ライダーランスに変身する。
短気かつ短絡的な性格で、すぐ他人に喧嘩を売る。
ライダーになる前はウェイターだったが、態度の悪い客をぶん殴ってクビになっている。
タランチュラアンデッドを封印した後、アルビノジョーカーに襲われ死亡する。
中の人はマンコスの弟。

Α 三輪夏美
新世代ライダーの一人で仮面ライダーラルクに変身する。
勝ち気でクールな性格だが、上昇志向が強く、志村からカテゴリーKのカードを盗んだために襲われ死亡する。
ライダーになる前はOLだったが、お茶汲みばかりさせてプランナーに異動させてくれない上司をボコボコにしてクビになっている。
その後は転生してアンダーアンカーのエージェントをやっていたとか。

  • 面接官
喧嘩するなよ、薔薇社長馬社長

  • 警備員
ちゅーか頑張りすぎ。


【専門用語】


Α 新世代ライダー
橘さんが開発した新しいライダーシステム。
カテゴリーAが失われブレイドとレンゲルが使用不可になったことから、アンデッドに頼らないシステムとして開発。
変身には全てのアンデッドのデータを参考に作られた人造アンデッドのケルベロスを使用している。
レンゲルと同様のオープンアップ式のベルトにカードを装填して変身する(なお3人それぞれカードのデザインが違う)。
ラウズカードを用いてアンデッドの力を利用しないシステムのため、必殺技にも専用のマイティのカードを使用。
専用マシンはなく、一般のバイクを使っている。
旧世代ライダーのシステムを基にしているためか、グレイブはブレイドと、ランスとラルクはギャレンとアーマーの形状が似ている。

  • 仮面ライダーグレイブ
新世代ライダーのリーダー格として開発されたライダー。カラーは金。
武器は醒剣グレイブラウザー。
指揮官としての運用のためか、頭部アーマーや肩アーマーが他の2体より大型化している。
必殺技はグラビティスラッシュ。
高い能力を持ち、ブレイドもジャックフォームにならなければ勝てなかったほど。
プリキュア三種の神器の一つではない。

  • 仮面ライダーランス
新世代ライダーの1体。カラーは緑。
武器は醒杖ランスラウザー。
必殺技はインパクトスタッブ。
陽だまりポカポカな黄色プリキュアの妖精じゃないランス。

  • 仮面ライダーラルク
新世代ライダーの1体。カラーは赤。
大まかなデザインはランスと変わらない。
武器は醒銃ラルクラウザー。ボウガン型であり弓部が展開し剣のようにも使える。
必殺技はレイバレット。


地球上の生物の始祖である不死生物たち。
一度は53体全てが封印されたがアルビノジョーカーの手によってそのほとんどが解放されてしまった。
TV本編でも登場した者以外にも♠A「ビートルアンデッド」や公開当時には未登場だった♦K「ギラファアンデッド」なども登場する。

J アルビノジョーカー
志村の正体。
ジョーカーと対をなす白いジョーカー。
アンデッドやアルビローチを操り14の復活を目指す。
本来のバトルロイヤルには登場することのないイレギュラーな存在と思われる。

  • アルビローチ
白いアレ
数は多いが、本編の黒いアレほど世間を騒がせる存在ではない。
能力的にも雑魚で生身の睦月がぶん殴っても死ぬほど。
骨格は人間に似ている。

  • 14(フォーティーン)
バトルロイヤルの優勝者に与えられる古代の力の象徴とも言われる巨大な邪神(ただしヒューマンアンデッドは人間が自らの力で成長することを望んで拒否している)。
カテゴリーKの4枚が揃った時に現れるバニティのカードに生贄を封印し石版にはめることで復活し、召喚者を胸に同化させて暴れまわる。
圧倒的な能力を持つが、石版が破壊され生贄が失われると少し弱体化する。
なお、こいつとの最終決戦は決して笑うところではない。
たとえ剣崎と始がシリアスなやり取りをしている裏でギャレンとレンゲルが淡々と吹っ飛ばされているだけの絵が幾度となく流れていたとしても絶対に笑ってはいけない。


【備考】

劇中で睦月が面接先の会社に提出した履歴書の日付は平成20年6月14日となっている。

TV本編最終回と違い一見大団円に見えるため、こちらを評価する人もいるが、要は自らを犠牲にしたのが剣崎か始かの違いである。
冒頭の剣崎と始のシーンの演出やメタルヒーローの新番組1話のような冒頭のアクションはなかなか評価が高い。

アンデッドである志村がなぜ募金活動を手伝ったのか、不死の存在であるジョーカーやアルビノジョーカーがなぜ死ねるのかなど謎も多い。
ファンの間で考察はされているが公式に明言はされていない。

ディレクターズカット版もあるが、主に志村関係のシーンがわざとらしいと不評で、「公開版を見た方がマシ」「やっぱカットされるだけの理由はある」と言われるほど。
但し、劇場公開版では分かり辛かったバニティカードについての説明がなされたり、バトルシーンが増量されていたりするので、気になった方はチェックしてみよう。

劇中には主題歌を歌うRIDER CHIPSの面々がカメオ出演している。
なかなかにいい曲が揃っているので機会があったらサントラも聞くことをお勧めする。



【ところで】

14は空中浮遊しているので、ライダー達はそれぞれ飛行能力を使用して挑んでいるのだが










あまり存在感の濃くない本作にあって、このシーンだけはやたら有名。
はぶらレンゲルの不遇っぷりを表すネタとしてしょっちゅういじられている。


追記・修正はフロートしながらお願いします。

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