血界戦線

登録日 :2011/05/08(日) 21:42:40
更新日 : 2017/08/20 Sun 13:22:57 NEW!
所要時間 :約 7 分で読めます





異界と現世の交わる街― 「ヘルサレムズ・ロット」
これは、世界の均衡を保つため暗躍する
「秘密結社ライブラ」 の知られざる活動の記録である―


征け。手始めに、世界を救うのだ!


ジャンプSQ.19にて連載中の漫画。
作者は内藤泰弘。

氏の代表作であるトライガンにも見受けられた大胆なコマ割りとアクション描写は健在で、読んでいて実に爽快である。
コンセプトは「技名を叫んでから殴る漫画」。
単行本は現在10巻まで刊行中(2015年4月現在)。

9巻にて兄メ……もといアニメ化が報じられた。(詳細後述)

10巻で第一部がひとまず終了。第二部はジャンプSQクラウンにて連載されている。






◆あらすじ

異界と現界が交差する都市―「ヘルサレムズ・ロット」
今後千年の世界の覇権を握る場所とも例えられるこの場所で、ひょんなことから「秘密結社ライブラ」に所属する羽目になった少年・レオ。
組織のメンバーは個性的の一言では済まない曲者ばかり。
この物語はそんな彼らの戦いと日常の記録である。







◆登場人物

◇クラウス・V・ラインヘルツ(CV:小山力也)
秘密結社ライブラのリーダー。名家ラインヘルツ家の第三子。
顔で損をしている人その1。鬼を想起させる赤髪と下犬歯が印象的。
強面故に誤解されがちだが、実際は愚直なまでに信念に忠実な紳士であり、大のプロスフェアー(チェスに類似した異界のゲーム。並の人間では到底理解しきれないほどに難解なルール)愛好家でもある。
血液を変幻自在に操る能力及びそれを応用した「滅獄の血」と言われるブレングリード血闘術の使い手で、戦闘時は鬼神の如き強さを見せる。本作の名言製造機。


◇レオナルド・ウォッチ(CV:阪口大助)
ライブラの新入り。通称レオ。
糸目とゴーグルがトレードマークの少年で、今作の狂言回し。
直接的な戦闘力は作中でも最低だが、神々の義眼と呼ばれる眼を持つ。
これは作中で確認出来るだけでも動体視力の超強化・他者の視界占有・対象の本質を見抜く等、こと視覚においては絶対的とさえいえる能力。
あと妹がかわいい。
妹の視力と引き替えに(妹が自分から視力を差し出した)神々の義眼を手に入れる。

1巻を読んでから順番に読んでいき、10巻終盤とクラウスのレオのやりとりは必見。


◇ザップ・レンフロ(CV:中井和哉)
ライブラのメンバー。外見的な特徴は銀髪と褐色の肌。
クラウスを旦那と呼び慕っているように見えるが、隙あらば心底殺すつもりで襲っているため本当に慕っているのかどうかは怪しい。レオとはなんだかんだで名コンビであり、2人のやり取りはもはや漫才の域。
普段の様子からは想像もできないが、発火する血液を刃状の武器として用いる剣術・斗流血法(ひきつぼしりゅうけっぽう)「カグツチ」の使い手。
1ナノ秒の間に都市区画、HLの高層ビル群を容易に粉々にする斬撃を繰り出す邪神と斬り合いをするなど超光速域の戦闘をする(これに関しては主要登場人物全てに言えるが、トライガンでも同じようなレベルだったりする設定)
その戦闘能力は高く、それに加え自身の体から出た血液を操る能力に対しスティーブンから「天才」と称されるほど。
だが、度し難い人間のクズである。


◇チェイン・皇(スメラギ)(CV:小林ゆう)
エロい 。とにもかくにも エロい 。何が エロい ってスーツに収まりきらないおっぱいが エロい 。ほんのりと塗られた口紅がまた エロい 。ライブラのメンバーだったり酒豪だったり人狼だったり姿を消したり毒舌だったりするがそんなことは関係なくただひたすらに エロい
戦闘力は低めで、主に卓越した身体能力とある能力を生かした諜報を担当。


◇スティーブン・A・スターフェイズ(CV:宮本充)
ライブラのメンバーで目元に大きな傷のある男。そのためK・Kからはスカーフェイスと呼ばれている。
クラウスの副官的存在で、一見何を考えているかよく分からないため腹黒扱いされている反面、その実異常なまでの観察眼を備えた切れ者である。

戦闘スタイルは絶対零度の蹴りを用いたエスメラルダ式血凍道。
相手にモーションを悟られずに攻撃を仕込んだりと超光速すら超えている節がある。


◇K・K(CV:折笠愛)
ライブラのメンバー。
右眼の眼帯とライダースーツの似合う長身が印象的なレディ。
未来技術と異界技術が融合して超性能になっている世界観の銃火器、(所謂コスモガンと化している、現実の物と比較にならない超性能の武器、トライガンと同様な感じもの 内藤と仲間達がトークショー2010/4/8)
それに血を付与させ雷撃を発生させる血弾格闘技(ブラッドバレットアーツ)の使い手で、他メンバーの例に漏れず超人的な戦闘力を有する。
長男と幼い息子二人がいて、夫は一般人。旦那はK・Kの仕事の事情を分かっているものの、その都合で息子の授業参観参加に参加できず、とある方法で頑張る話もある。
チャーミングでイカした姐さんだが 絵心は無い。


◇ギルベルト・F・アインシュタイン(CV:銀河万丈)
ライブラのメンバー。
浅黒い肌に白髪と口髭を蓄えた老人。顔で損をしている人その2。
クラウスの執事であり、彼を坊ちゃまと呼ぶ。
主人と同じく紳士的な人物だが、顔を含む全身を包帯で覆っているために誤解されがち。ホータイグルグル巻きなのに不思議と存在感がない。
致命傷を受けた場合に肉体を急速に再生できる再生者(レゲネトーア)であり、その能力を活かして組織を支える。
戦闘時には重火器で武装した改造車を操る。


◇パトリック(CV:石塚運昇)
ライブラの武器管理人。
銃の手入れは生きがいらしく、いろいろな超兵器を調達したりもするが、ザップ曰わく「こんな気の弱い男は他にいない」らしく、現在戦闘する描写はない。
素人のレオに大げさな武器を押し付ける以外は気さくないい人。
ニーカ(CV:上田麗奈)という弟子娘がいる。


◇デルドロ・ブローディ(CV:藤原啓治)&ドグ・ハマー(CV:宮野真守)
ライブラのメンバー。
ある秘術で血液に錬成された凶悪犯デルドロを、ちょっと抜けてるがイケメンのドグの血と入れ替えられており、共存関係にある。
デルドロが超弩級凶悪犯罪服役囚なので普段は警備厳重な刑務所にいる。
血液を身に纏う血殖装甲(エグゾクリムゾン)で肉体強化して格闘戦を行う。
必殺技は全血液を拳に回して放つ数百mの巨大車両を数百キロ以上吹き飛ばす ただパンチ・改。


◇エイブラムス(CV:大塚明夫)
世界屈指の吸血鬼専門対策家で、クラウスの師匠筋にあたる人物。
性格はマイペースそのもの。
冴えない中年男といった風体だが驚異的な悪運の持ち主であり、ついた通り名が「豪運のエイブラムス」
仕事柄、小国なら国ごと滅びるような呪術を受けているが、全く傷一つ負わない。しかし術そのものを無効にしているわけではないために被害は周囲に受け流されており、彼の行く先では壊滅的な事故や事件が絶えない。
ザップの基準では頭脳と性格と運以外は一般人。


◇ツェッド・オブライエン(CV:緑川光)
半魚人でザップの弟弟子。
斗流血法の一派で風を操る「シナトベ」の使い手で、軟派なザップとは好対照な生真面目で実直な魚男。
魚人ゆえに生魚は苦手。


◇裸獣汁外衛賤厳(らじゅうじゅうげえしずよし)(CV:柴田秀勝)
斗流血法創始者にしてザップとツェッドの師匠。
猪の頭骨とボロのマントに身を包んだ異形の姿で、クラウスですら「封印」が精一杯の血界の眷属を「滅殺」せしめる怪物。
火と風の属性の血液をそれぞれ体内で混ざらないように循環させ、別々に使い分けるというデタラメぶりでザップ曰く「人間様のやっていい領域を越えている」とのこと。
(彼が一人で二種類仕えるが前述の理由の通り普通は無理なので流派を二つに分けた)
性格は非常に傲岸不遜でストイックかつ弟子には容赦ない。
左腕と顔を除いて肉体が殆ど欠損しているらしく、会話には通訳が必要(主にザップがこき使われる)。










吸血鬼(ブラッドブリード)
ライブラ最大の敵。組織ではなく個々で行動している。




◆13王
ヘルサレムズ・ロットで暗躍する暇人13人の集まり。
それぞれが人類を遥かに超越する魔術・能力を有しており彼ら一人がお遊びでも行動すればその度に世界終了と化す程に厄介極まりない存在達。
現在、原作合計3名まで名称が判明している。(アニメオリジナルを含めれば4名)
アニメではOPや謎の空間にて全員登場はしている(フェムトとアリギュラ以外は色枠付きシルエットだが)。


◇堕落王フェムト(CV:石田彰)
13王の一人。
退屈と普通を何より嫌う愉快犯。
暇つぶし感覚で下位の神性存在を縦半分にして召喚したり、朝食がてらあくびをしながら時間経過とともに巨大化して人類を滅ぼしかねない魔獣を作り放ったり、世界終了が可能なことを数十通り考えては飽きたりするなどとてつもない力を持つ迷惑極まりない存在。
とはいえ、自身が認めたものには敬意を払う紳士的な面もあり、ヘルサレムズ・ロット一の極上のサービスと美食を提供する「モルツォグァッツァ」の常連客にもなっていることも。



◇偏執王アリギュラ(CV:こおろぎさとみ)
13王の一人。
御業は神々の領域で、精神は餓鬼のデルドロの元恋人でハマーにデルドロを生きたまま血液に改造してハマーと合体させた張本人。
アニメでは原作よりもロリ化したデザインになっており、ホワイトの事で悩むレオを独自の恋愛観で後押し(?)した。


◇過敏王ゼオドラ
13王の一人。
神経組織の塊のような異形で常に発狂と覚醒を繰り返しHLの全てを常に知覚している。


絶望王???
13王の一人。アニメオリジナルキャラ。原作は未登場。
詳細は項目参照


◇ドン・アルルエル・エルカ・フルグルシュ
神性存在とも肩を並べる異界有数の顔役であり本来なら人界はおろか異界の住人すら「謁見」できる「存在」では無い。
ただしプロスフェアーのみに1200年という時間を費やしている(将棋とチェスの超発展形な異界の超次元ゲーム)愛好家である。
対局者の望みを聞き、それ相応の時間の対局を対価として願いを叶える。
時間の支配さえも児戯に等しい力を持ち、対局者が勝利した場合はどのような願いでも叶えさせてくれる。
投了させればもちろん、逃げ切り、引き分けでも叶えてくれるが、時間を経る毎に指数関数台に複雑化していくこのゲームで一時の油断も許されないほどに酷使しなければならなく、人類の至宝と呼ばれる頭脳のウルツェンコでさえ9時間の対局をし残りわずかな時間で詰んでしまい肉体は廃人のようにボロボロになっていた。
クラウスは99時間逃げ切ったがやはり彼すらもズタボロになっていた。
しかもこれはドンもまったく本気を出しておらずプロスフェアーに「緊張感によって奇跡の遊戯を生み出す儀式」を求めている側面もある。(それでもクラウスは一時でも油断をすれば即負けていた)
敗北者は残りの人生を奪われるのだが、これは命を貰うという意味ではなく対局者の脳を取り込み死ぬまで永遠と対局を課せられるという意味である。
すでに何人もの脳を取り込み全員と常に対局をしていながらもクラウス等と対局をしている。
神性存在は上位は多元宇宙、時間軸などあらゆる次元を超えた存在でのような、もしくはそれ以上の連中がゴロゴロおり(※ブログFE、内藤と仲間達がトークショー)そんな連中と肩を並べる程からもその力の底、時間支配さえ遊戯に使う事から伺える。
側近の異界人のような者を従えており、彼等すらもクラウスが反応が出来ない速さでウルツェンコを奪うほど。


◆アニメ版

2015年4月より1クールで放映された。
制作は高クオリティな作画でお馴染みのボンズ、監督は「京騒戯画」などを担当した松本理恵。
アニメ化の企画は原作6巻が発売された頃とかなり早期の段階から進められており、内容としては一話完結型だった原作のシナリオにオリジナルエピソードを組み込むことによって連続性を持たせたシナリオ構成になっている。
OPにはBUMP OF CHICKENの「Hello,world!」、EDにはUNISON SQUARE GARDENの「シュガーソングとビターステップ」と豪華なラインナップを起用しており、特にEDは演出も相まってかなりの話題となった。

2017年にはセカンドシーズン「血界戦線 & BEYOND」が放送予定。
監督は「ギャラクシーエンジェル」シリーズ、「神のみぞ知るセカイ」シリーズ、「だがしかし」などの高柳滋仁が務める。




◆アニメ版の登場人物

ホワイト(CV:釘宮理恵)
本名メアリー・マクベス。
幽霊を自称している金髪の女の子。 表情豊かで非常に可愛いマジで可愛い。
レオが毎度入院する羽目になっている病院に長期入院しており、その病院の付近にある墓地でレオと出会う。
初対面のはずのレオの名前を知っているなど謎を匂わせるところがあるが…?


ブラック(CV:釘宮理恵)
本名ウィリアム・マクベス。
ホワイトの双子の兄で容姿はそっくりだが妹に比べ大分気弱な性格の持ち主。
コントロールは下手なものの強力なPSI保持者であり、幼少期からその片鱗を見せている。
彼もまた13王と何らかの関係があるようで…?






「例え千の全消しを突きつけられようとも、Wiki篭りが追記・修正をやめる理由にはならない!」



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