カンガルー(風来のシレン)

登録日 :2010/03/23(火) 10:07:04
更新日 : 2017/08/08 Tue 22:58:59
所要時間 :約 4 分で読めます




風来のシレンシリーズに登場する雑魚… とは呼べない出世魚的な モンスター。シレン2、アスカ見参、GB2、DS2に登場する。

初登場の『シレン2』では大して厄介な敵ではなかったが、GB2で特性や杖の効果が変わり本領発揮、アスカ見参!ではゲームの象徴的存在ともいえる恐ろしいモンスターになった。
彼ら *1 がひとたび杖を振れば地獄の様な光景が貴方を引き込もうとしてくれる、そんな奴である。


この系統について

その姿は、耳がコウモリの羽のようになっていて悪魔のような雰囲気をしたカンガルー。手には杖を持っている。
そしてこのモンスターはプレイヤーキャラではなく、他のモンスターに対して杖を振って、パワーアップさせてしまうというサポート型の珍しい種類。
杖を振られたモンスターはそれまで何とかなるかな、程度の強さだったものがワンミスで致命傷につながるくらいに強化される。防御面は普通なので、先手を取れれば何とかなるが通路では…
また、自分のポジションをよく理解しているのかナンバリングによっては何と 出現した部屋にはりこんで待機 する。
そして通り過ぎていくモンスターを強化していくという、たいした狡猾さを発揮してくれる。
反面、HPや攻撃力や防御力は同フロアの他のモンスターに比べて抑えられている。見つけさえすれば楽に倒せる連中である。

後の作品にも「フレフレハムポン」という能力アップ系の強化をしてくるモンスターがいるが、このカンガルー系はモンスターの特殊能力を大きく引き出すことで一線を画している。

  • レベル1:バットカンガルー
ほかのモンスターを見かけると「イカリの杖」を振ってイカリ状態にしてしまう。レベル1の時点から個性全開である。
イカリ状態のモンスターは50ターンほど攻撃力が二倍になり、特技を持っていればそれを必ず使うようになってしまう。
たとえばゲイズ系であればイカリが冷めるまで 「ずっと俺のターン!」 とばかりに催眠行為を行い続け、
にぎり変化やにぎりもとじめであれば、アイテム欄が大きなおにぎりで埋め尽くされるまで延々とクサい息を吐き続け、
ドラゴン系に至っては直線状→部屋内→ フロア内 にいる限り延々と炎を吐き続けるようになる。
攻撃力が上がるという点も脅威で、ただ殴って来るだけのなんてことなかったモンスターもバットカンガルーのせいで油断ならなくなる。
すやすや寝ていたモンスターを勝手にたたき起こすということも実によくあるし、モンスターハウスの奥に陣取られていると苦戦は免れない。

初登場の『シレン2』に限り、こいつが振るのは倍速の杖。他の連中が不甲斐ないせいで「レベル1が一番厄介」である。
特に同士討ちでレベルアップし、大体15~18F頃の強さから60~70F頃の強さになってしまうウルロイド系とのコンボが発生しやすく危険。
あと仲間連れの時にシップウを三倍速にされる→仲間狩られる→カミカゼやダイレップウから逃げられず…なんてケースも。

  • レベル2:エビルカンガルー
ほかのモンスターを見かけると「倍速の杖」を振って倍速状態にしてしまう。
等速だからこその強さに調整されていたモンスターが、エビルカンガルーの手によって倍速で襲いかかってくるのはいうまでもなく脅威である。
腕っぷしに長けたモンスターと同階層に出現することが多く、遠距離の敵に使える手段の消費を強いられたり、ガンガン殴られる目に遭わされる。
特殊能力が怖いモンスターを倍速にしてけしかけてくる事もあり、相手側の機嫌が悪いとアイテムに対する大ダメージを負わされてしまう。
モンスターハウスの奥に陣取られていると倍速連中がつぎつぎ出撃、殺到してくるので激戦は免れない。

初登場の『シレン2』に限り、こいつが振るのは「回復の杖」。相手の体力を100回復させ、ゴースト系に同値のダメージを与える。
露骨に他のモンスターを強化するわけではないし、他のシリーズに出てくるフラッシュバード系やいやしウサギ系に比べると仕事しないことも多く、平和なほう。
また、エビルカンガルーがシップウに杖を振って倒してしまって、勝手にレベルアップすることもあるのだが、悲しいかな全然怖くない。

  • レベル3:デビルカンガルー
ほかのモンスターを見かけると 上記のイカリ状態と倍速が同時に発生するという超鬼畜効果の オオイカリ状態 にする「オオイカリの杖」を振ってしまう。
敵の並び順によっては同じモンスターに杖を振ってしまい、三倍速+イカリ状態にしてしまうことが割とよくある。困ったものである。

ダンジョンにもよるが、エビルカンガルーよりも周囲の敵が強くなっている局面で出現するので、デビカンの悪行は冒険失敗に直結しかねない。 *2
ドリームキャスト版の時点でさえ、遭遇した時点では通常攻撃しか能がなく、弱い方の洞窟マムルやスカルドラゴンを狂暴化させて肝を冷やしてくる。
当然、特殊能力持ちを強化した時の危険度は計り知れず、オオイカリデブートンやオオイカリハイパーゲイズの自重しなさは語り草となっている。
これほどの問題児でありながら、本編ラストダンジョン・星華の大筒の21~24Fでは特殊能力が厄介なモンスターと結構な頻度で共演する。
ハイパーゲイズ、イアイ、ノロージョの母、ジャガール王がキレるのはテンプレレベルの光景で、運が悪いと極低確率出現のねむり大根まで…。
また、ブフーの試練やクロンの試練では出現率が非常に高いため、この二か所でのオオイカリモンスター戦は避けられないといってもよい。
…当然、モンスターハウスの奥に陣取られていようものなら退くも地獄、捌くも地獄の、阿鼻叫喚の展開が貴方を待っている。

そして、windows版追加ダンジョンでは最強クラスの雑魚モンスター・アークドラゴンやおうごんマムルと夢の共演。
多くのプレイヤーに発生を恐れられた伝説の オオイカリアークドラゴン の出現トリガーとして、さらなる躍進を遂げたのであった。
出現テーブルが出ずっぱりではないので出現階層の把握がやや難しく、最終盤になるほど出現率が上がる。スタッフはよくわかっていたようだ。
酷い時には二匹以上かつ魔法乱反射が絡んで、まず発生しないはずのオオイカリアストラルデビルが出現、発見もできず撲殺されたという超不幸な事例も報告されている。

GB2やDS2でもオオイカリスカイドラゴンを呼び込んでくる上に、タベラレルーとの名コンボでオオイカリアークドラゴンを爆誕させてくる相変わらずの活躍をするのであった。

初登場の『シレン2』に限り、こいつが振るのは「とうめいの杖」。そして、後のシリーズと比較するとあまりにも弱い。
とうめい状態のモンスターは肉眼で見えなくなる…のはおいといて、パコレプキンのように不規則に動き回って隙が生じ、しかも特技が使えなくなる。
腕っぷしの強さが周囲のモンスター以下なのに加えて、下手したらこっちの助けになるようなサポート能力。後回し最安定である。

  • レベル4:サタンカンガルー
強化版デビルカンガルー。振る杖はやはり、オオイカリの杖。
ただ、杖の効果が頭打ちで出現タイトルも限られているせいか地味な印象は否めない。

主な支援先とその結果

ここでは主に出世作の「アスカ見参!」から多くリストアップする。

●おうごんマムル
普段寝ているのがデビルカンガルーによって 勝手にたたき起こされる。
頼まれてもないのに侵攻してくる、状態異常をほぼ無効化する超体質+地獄の三倍速に耐えなくてはならない。
ちなみにイカリ状態にはならない。というかなられたらゲームバランスは破綻している。

●シハン
今日も元気に剣、盾、腕輪を全部弾く。「必着の腕輪」があればいいが、無い場合深層で丸裸とかいう無理ゲー状態に追い込まれる。

●ハイパーゲイズ
ずっと俺のターン!  その1。
数十ターンもの間自由に行動させてもらえず、装備品をカチャカチャさせられたり、草や杖の無駄遣いを強いられる。
こんな状況で他のモンスターに捕捉されたら無防備のままお陀仏するのを眺めるしかない。
なお、GB2あたりだとゲイズ系とバットカンガルーが競演して同じような目に逢わされる機会が序盤にある。

●デブートン
ずっと俺のターン!  その2。
デブートンを中心とする21×21マス四方という抜け出すのが無理ゲーな範囲内 にいる限り、石の雨がこちらを襲う。
windows版追加ダンジョンでは「身かわしの盾」がないのでノーダメージでやり過ごせなくなり、かなり危険になった。

●ねむり大根
突如として投げ込まれる睡眠草。しかし、 この大根に限り睡眠中は普通に殴りかかってくる。 イカリ状態なのでムキムキ。
他のモンスターと組まれなくてもコイツ1匹に殴られ永眠する危険性があるのだから恐ろしい。

●ノロージョの母
いきなり猛スピードで現れては命綱のアイテムを呪いまくって、 アイテム欄を暗い色に染め上げてゆく …。
なお、エレキ箱主体のダンジョンだとそれらを封じられるので危険度がさらに増大。呪いよけの腕輪の常着が検討できるほどやばい。

●メガタウロス
メガタウロスの攻撃! 110のダメージ!→痛恨の一撃!! 235ダメージ!→アスカは倒れた
ダンジョンによっては 洞窟マムルのエレキ箱 の防御力すら貫くパワーを目の当たりにさせてくれる。

●ノコギガッター
GB2ではデビルカンガルーと共演。各地を猛スピードで駆け抜け、かたっぱしからシレンに敵をプレゼントしてくる問題児。
幸いねだやしの巻物が出現する環境なので、取れ次第どちらかは容赦なくねだやすべき。

アークドラゴン
神アーク、オオイカリアークとも。 フロア中のどこにいても100%の確率で炎を吐いてくる 恐ろしい敵になる。
何も語らない、語らせてくれない…底抜けの壺や大部屋の巻物+混乱の巻物や遠投の腕輪+場所替えの杖等の対応手段がないと詰む。
同時に出現する階層を覚えたら、何が何でも階段を見つけて降りることがセオリーとされるほどである。
ダンジョンによっては強力な炎よけの手段があるので、それも把握しておくように。

対処法

倒すのは簡単なのだが、プレイヤーキャラの見えない場所で悪行を重ねるという性質上、 これという対策は存在しない。
強いていうなら「ねだやしの巻物」や「死門」の秘技でデビルカンガルーの出現を抑制してしまうことが考えられる。
しかし、デビルカンガルーの出現率はダンジョンによってまちまち。むしろ、オオイカリにされて困るモンスターのほうをねだやしたほうがいいケースすらある。

そして残念なことに、アスカ見参のwindows版追加ダンジョンでは「ねだやしの巻物」が登場しないことが多く、ねだやしによる対処法は使えない。
せめてこちら側ができることといえば、デビルカンガルーの出現するフロアを把握して、デビルカンガルーが出現・活動する前にフロアを進めてしまうことが最善策である。
プレイヤー側の成長と気合の入れ方を大きく試されるモンスターなのである。

こちら側での悪用方法

これほどまでに危険なカンガルー達であるが、その特殊能力をプレイヤー側が逆に利用することもできるし、価値も大きい。よくできている話である。

  • 味方の戦闘能力の強化に使う
一部のダンジョンの床落ちのものや、バットカンガルー・エビルカンガルーのドロップアイテムとして「イカリの杖」「倍速の杖」が取れることがある。
これらを旅仲間やエレキロボに振れば攻撃力を倍増させることが出来るので、強敵を1ターンでも早く排除するのに役に立つし、アイテム節約にもつながる。
主にお世話になる「ドラスの試練」ではよく使うことになるだろう。
「オオイカリの杖」ともなれば最高だが、デビルカンガルーは落とさないのでこればかりは床落ちで拾うしかない。

  • 敵の無力化に使う
盾の印や腕輪の効力によって、特技の被害をゼロにできる時に、お目当てのモンスターに振れば無力化することが出来る。
いくらレベルが高くてもそうなればただの経験値の塊。ただし、無力化できない時に振ってしまうとこちらが自滅するので注意。
序盤ににぎり変化に振れると、盾がない状態でも安全に食料を量産できるメシウマな展開になる。

  • エレキロボとして使う
使い方は上記二つと同様。時と場合と目的に合わせてどちらかに特技を使おう。
ただし、普通にエレキロボとして放出すると敵に杖を振ってしまうので、装着してやった方が事故が起こらなくて済む。

おまけ:強い雑魚(ゲーム)にかけると多分こうなる

+ あくまでオマケで一例なのでこの形式で

以下デビルカンガルー先生に寄せられたお手紙です

アーク「デビカン先生のおかげで根絶やしされる前にアスカを根絶やす事が出来ました。」

黄金マムル「ま、まぁアタシにかかればアスカなんてオオイカリじゃなくても瞬殺だけど…その…あ、ありがとう///」

メガタウロス「またつまらぬ風来人を砕いてしまった」

ハイパーゲイズ「先生のおかげで催眠のキレが良くなりました!60連続催眠って快感ですね!」

ねむり大根「睡眠草?いいえ、永眠草です。」

アスカ「 次、お前、絶対、殺す

お手紙はいつでも募集中です


アークドラゴンの炎が身体を焦がす!
「ううう……。」
「アスカ! アスカ! 気が ついているかっ!?  はあはあ……。」
「じつは デビルカンガルーは まだ このフロアにいるはず……。 わしに かわって追記・修正を」
アークドラゴンの炎が身体を焦がす!
「ぬわーーっっ!!」

デビルカンガルー「わたしは デブじゃなくてよ! デビルなの!」

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