ジグソウ(SAW)

登録日 :2012/03/07(水) 20:08:02
更新日 : 2017/08/05 Sat 14:16:00
所要時間 :約 6 分で読めます




以下、映画SAWシリーズの ネタバレ が大量に含まれています。
シリーズを 未視聴 の方はご注意下さい。








Hello,Mr.Wikigomori.
ハロー、wiki籠り。


I want to play game.
私とゲームをしよう。







ジグソウとは、スリラー映画SAWシリーズに登場するメインキャラ。

本名ジョン・クレイマー。
演じた俳優はトビン・ベル。
日本語吹き替えは石田太郎。



◇概要
元は機械工学や建築学に精通した天才であり、雑誌などにも名が取り上げられる有名な実業家という肩書きに加え、麻薬中毒患者の更生施設を経営する美人妻ジルを伴侶に持ち、待望の子供(「ギデオン」と命名予定)にも恵まれ後は妻の出産待ちという、超がつく程の勝ち組人生を歩むリア充“だった”。

だが、彼の人生はある時に一変する。

  • 妻が経営する麻薬中毒患者更生施設に押し入った強盗による子供の流産
  • 自らが癌に犯され完治不能の脳腫瘍を患った事
  • そして余命宣告後に自殺を試みるも奇跡的に生き残った事

この三つの出来事によって、ジョンは一つの悟りを開く。
「命を省みない者に命の意味を見出ださせる」事が、命が残り少ない自らに課せられた仕事であると考えたのだ。

その後、最愛の妻であるジルを巻き込まない為に一方的に離婚し、手始めに彼女を流産させた強盗セシル・アダムスを被験者として最初の「ゲーム」を行う。
その後も命を省みない者達を極限状態に置き生死を賭けた「ゲーム」を行う様になり、ゲームに失敗して死亡した者達の皮膚をジグソウパズルのピース状に切り取る事から、警察から連続猟奇殺人犯ジグソウと呼ばれる様になるのであった。



◇「ゲーム」の傾向
ジグソウが被験者に「ゲーム」を行う際、その被験者は過去に何らかの罪を犯した者か、命を軽んじた言動をした者、己可愛さに他者を省みない者である。
これは前述のジョンが生死の境をさ迷った際に悟った考えが基準であり、「ゲーム」はあくまでその者が命を大事に出来る人間になる、或いは強烈なまでに生きる事を欲する事が出来る人間になる為の更生施設的な意味合いが強い。
その為、彼の仕掛ける「ゲーム」は一見成功は不可能に見えるが、被験者が肉体の痛みに耐える覚悟を決める事でクリア出来る物であったり、「ゲーム」開始前に行われるルール説明をちゃんと聞いてその忠告に従ってさえいれば決してクリア出来ない事はない内容だったりする。

また、被験者の経歴を調べあげてから「ゲーム」を仕掛ける事も多く、その場合は被験者の犯してきた業を治す事で初めてクリア出来る内容に合わせた「ゲーム」を仕掛けている。
また、一時的に業を治す事で「ゲーム」をクリア出来ても、その業がぶり返す事で結果的に「ゲーム」失敗になる場合もある。

また、ジョン自身は自らが殺人を犯す事も、他者が殺人を犯す事も嫌っており、 「ゲーム」で死亡するのはあくまで被験者の意思による物と考えている。

しかし、この考えは警察や彼の助手と後継者には理解されず、ただの猟奇趣味と考えられている。
確かに、ジョンの「ゲーム」においても被験者に極限の選択を迫るための道具に近い扱いをされ命の危機に晒されたり命を落とした人間がいたり、ジョンが自らの身を守る為にアジトに仕掛けたトラップに引っかかって殺された刑事がいることから、そういった解釈をされるのも致し方ない面もあるが。



◇後継者

  • アマンダ・ヤング
でっち上げに近い強引な捜査のせいで無実ながら薬物使用の容疑で逮捕・収監され、本当に薬物中毒になってしまった女性。
『SAW(1)』にてヘッドギア・トラップを仕掛けられるも奇跡的に生還し、それ以降は自らの再生の恩人としてジョンの弟子となり、影からジグソウの助手として行動していた。
ジョンが脳腫瘍によって車椅子生活となってからは、彼の介護と代わりに「ゲーム」を仕掛けていたが、本来のジグソウのゲームと違い被験者を必ず殺す内容であった為、ジグソウ事件を追う捜査官にはその違いに気付かれていた。

前述のセシル・アダムスの恋人であり、セシルがジルの更生施設に強盗に入る様に命令し、ジョンの息子ギデオンを殺す結果を作った張本人でもある。
この事は本人も後悔しているが、この真相を知ったホフマンに脅迫され、リン女医を殺す羽目になる。
また自分が殺さなければならないリン女医の娘に「貴女を助ける男(ホフマン)を信用しないで」と泣きながら告げていた事などから、良心の呵責に苦しんでいた節も見られる。
ジョンは「アマンダがジグソウの後継者として、私怨や制裁願望といった余計な感情を持たずに冷静に被験者に対応できるか」を試すテストとして、
「リン女医が解放される事を許せずに彼女を殺してしまえば、リン女医の夫・ジェフに撃たれる」という状況を用意していたため、結果的にジェフに射殺されることとなる。


  • マーク・ホフマン
ジグソウ事件を追う刑事だったが、かつて妹を殺した殺人犯をジグソウ事件を模倣して殺害。
その事がジョンにばれ、「劣悪な模倣」ではない真の「殺人と更生の違い」を学ぶか死ぬかの二沢を前に、ホフマンはこれを了承。
以降、老人のジョンや女性のアマンダでは出来ない力仕事をメインに、ジグソウの第2の助手を務める。

その後、ジョンの死期が迫る最中に行われた「ゲーム」の中でアマンダを罠にはめて殺害し、ジョンの死後は二代目ジグソウとして行動を開始する。

しかし、自らの冷酷かつ残虐な嗜好をむき出しにして暴走を始めた為、最初からジョンに全てを知らされていたジルによって、ヘッドギア・トラップを仕掛けられたが…。


  • ローレンス・ゴードン
『1』にて老朽化したバスルームに監禁されていた外科医。
仕事と割り切った冷酷な余命宣告をジョンに行った事で、命を軽んじる者とみなされ「ゲーム」に参加させられたが、足枷をはめられた右足首を切断する事で脱出。
足枷に繋がれたままの同じく監禁された男・アダムに「助けを呼んでくる」と告げてバスルームの外へ向かう。
配管の高熱で傷口を焼いて止血する応急処置はしたものの出血多量で気絶してしまうが、全てを見ていたジョンに治療や義足の提供を受け、彼の「ゲーム」を医療的な手法で支える第3の助手となる。
なお、本来彼の「ゲーム」はアダムを制限時間内に殺害することがクリア条件であるため、制限時間を超過した上にアダムを殺せなかった彼は失格のはずなのだが…アダムを殺さないという一線を守りつつ自らの足を切断してまでバスルームを脱出した執念が、ジョンに認められたということなのかもしれない。
彼もアマンダ同様、「ゲーム」を生還した事によってジョンを自らの再生の恩人と考えており、ジョンもまたホフマンに脅迫されて情緒不安定だったアマンダより、ゴードンを信頼していた。
また、アマンダとホフマンからはゴードンはただの「ゲーム」の被験者としてしか考えられていなかった為、その存在を知られていない事を利用し、ジョンの代わりに二人を監視する役目も持っていた。

最終作にて、ジグソウの「ゲーム」がもつ更生の意味を履き違えて完全に暴走していたホフマンがジルを殺害した為、ジョンの遺言に従いホフマンを自らが閉じ込められた老朽化したバスルームに監禁。
絶対に逃れる事の出来ない状況を作り、彼がジョンの仕事を引き継ぐ真のジグソウの後継者となった。

ただし、彼が新たなジグソウとしてゲームを行うという明確な描写はなく、小説版では「ジョンの敷いた道を歩める人間はジョン以外にいないのかもしれない」「ジョン亡き今、誰も彼を真似することはできない」と、自らがジョンと全く同じ道を歩むことには否定的な考えを抱いている(また、結局「助けを呼ぶ」という約束を守れなかったアダムに対しては「バスルームの奥の壁、そこに友達がいる」「一緒に過ごしたのはたった数時間だったが、ジョンを除けば、これほど深い結びつきを覚えた人間はいない」と複雑な感情が描写されている)。








Most people are so ungrateful to be alive.
多くの人間は“生きているという事”に感謝しないで生きている。


Those who don't appreciate life do not deserve life.
生存に感謝しない者は、生存に値しない。


Live or die,make your choice.
生か死か、己の意思で選択せよ。








GAME OVER

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