ブンブーン一家(ジョジョの奇妙な冒険)

登録日 :2012/09/16(日) 19:03:02
更新日 : 2017/01/03 Tue 04:45:47
所要時間 :約 8 分で読めます





いつからてめーは物知り博士さんになったんだッ!?
てめーごときの脳ミソでわかった風な口きいてんじゃあねえッ!



ブンブーン一家はジョジョの奇妙な冒険第7部『STEEL BALL RUN』の登場人物。
名前の由来はヒップホップデュオ『アウトキャスト』のメンバー、アンドレ・ 3000 (本名アンドレ・ローレン・ベンジャミン)からだろうか。

【概要】
北米大陸横断レース『スティール・ボール・ラン・レース』の出場選手。父親と二人の息子の3人家族で参加しており、
常に同じペースで固まって走ることからトリプルフィニッシュにより高い順位と賞金を確保するという戦略の下、
1st.ステージでもコンスタントな成績を上げていた。

しかし、その本性は優勝賞金目当てに他の選手をレース中の事故に見せかけて殺害し、
有力なライバルの間引きと自分たちの順位の底上げを目論む極悪一家。
3人が3人とも顔や気性は似ていないが、他人を嬉々として蹴落とす腐った性根だけは共通している。
そのレースを冒涜した蛮行は普段は爽やかなイケメンのマウンテン・ティムですら怒りに顔を曇らせたほど。

砂漠育ちで、現地のインディアンが 悪魔の手のひら と呼ぶ呪われた土地の影響で全員が同じ能力のスタンドに目覚め、
3人揃うことが能力の効果最大前提となるという珍しいスタンド使い。
レースの競争相手が 3人揃って長々と内臓を飛び出させる という奇怪な死を遂げていたのもこの能力による仕業である。


【構成】
父・ベンジャミン、兄・アンドレ、弟・L.A.の三人家族。母親は家を捨てて売春婦になったらしい。
3人とも胴体部に射的の的のような同心円状のマークのあるユニフォームに身を包んでいる。
馬名は全てアメリカのミュージシャン、ジミ・ ヘンドリックスの同名の楽曲が由来となっている。


◎ベンジャミン・ブンブーン
 一家のリーダーにして二人の息子の父。馬名は『クロスタウン・トラフィック』。

服と繋がった大きなフードを被り、パッツンに切り揃えた前髪と無精ひげに加え、
アゴ全体を覆うような形で水道管みたいな金属製のギプス?を装着している『蒼天の拳』の紅華会幹部にでも
紛れ込んでそうな面構えをしている。若い頃崖から落ちて下アゴが吹っ飛んでしまったのが原因で、
その時は5km歩いて家に帰ったらしい。

言葉遣いが汚らしく、まるで山賊の頭目か野卑で下品な田舎のオヤジといった風情の小悪党。
指揮能力や状況判断には(主に悪知恵方面で)優れているが、それと同時に息子たちをスタンド発現の条件や
優勝賞金総取りのための頭数としか看做していない節があり、
例え致命傷を負っていようとまともに取り合わず獲物の追い討ちを優先する人でなし。
スタンド能力を除いても射撃の名手であり、片手で拳銃を撃って、アンドレの傷穴に弾丸をくぐらせ、弾に付着した血液をジョニィらへ飛ばすという
文字通り針の穴を通すような精密射撃をやってのけている。


◎アンドレ・ブンブーン
 長男。ブンブーン一家の中では最初に登場。馬名は『フォクシー・レディ』。
 顔全体に妙に規則正しく並んだ吹き出物があるキャップを被った馴れ馴れしい雰囲気の男。顔の造形自体は結構イケメン。
 弟に対しては鼻の穴をピッタリくっつけたり 耳の穴の中に耳を入れる などの下らない特技をひけらかして
 何かと兄貴風を吹かせたがるが、正直レベルの低さは五十歩百歩である。

 スタンド攻撃の予備工作のために『毒トカゲに指を噛まれた』という口実でキャンプ中のジャイロ&ジョニィに近づこうとした。
 なお、これは演技や偽装でなく マジで噛まれている
苦痛を堪えるために 麻酔と称してベルトで自身の首を締め上げる という自殺まがいの真似をやらかす危ない奴。
 普段は女の子たちにやってもらっており、真似してはいけないらしい。
 スタンド力は一家で最高だが、能力を過信して投げつけられたジャイロの鉄球を放置していたせいで、
 落ちた鉄球の砕き散らした岩の破片が土手っ腹を貫通し、致命傷を負う。自身のダメージを親父に訴えるも『大したことはねー』と一蹴され、
 出血多量で身内にすら気付かれぬまま再起不能となった。


◎L.A.・ブンブーン
 末弟。名前の読みは『エルエー』。馬名は『リトル・ウイング』。
 大きなゴーグルを額にかけ、やけにつぶらな瞳の厚化粧したオカマみたいな顔をしている。

 優柔不断・マイペースで空気の読めない性格。自分はコウノトリが運んできて生まれたと信じ込んでいるなど、
 幼稚でズレた言動を繰り返して周囲をイライラさせるが、一方どうでもいいタイミングで
 重箱の隅をつつくような細かい正論を吐くこともあり、そこがまた絶妙にウザくてムカつくやつ。
 父や兄にも嫌われており『我が家のオリコーさん』・『クソ脳みそ』と散々な呼ばれ方をされている。

【スタンド】
トゥーム・オブ・ザ・ブーム ワン(ベンジャミン)
トゥーム・オブ・ザ・ブーム ツー(アンドレ)
トゥーム・オブ・ザ・ブーム スリー(L.A)
破壊力―D
スピード―C
持続力―B
射程距離―C(50m。本体から完全に離れられるのは数m)
精密動作性― C
成長性― C

『悪魔の手のひら』に入ったことでブンブーン一家全員に発現した能力。
通常時はヴィジョンを持たないが、砂鉄を媒体にすることでアリクイのような細長い舌を持つ
真っ黒な亜人型の姿を現す。3人それぞれ、頭部をはじめとした細部の形状が微妙に異なる。
触れた相手に磁力を帯びさせることで鉄を操る。直接でなくても本体の血が付くことで影響下における。
3人の本体に囲まれるか、磁力を帯びたもの同士が3つ揃うかで磁力は最大となり、
人体が影響下に置かれた場合、互いに引寄せ合って肉体が爆裂し、内臓が飛び出して即死する。
鉄の操作は応用が利き、顔に鉄を埋め込んで変装したり、蹄鉄の形を変えたりもできる。
名前の由来はアメリカのヒップホップデュオ・アウトキャストのアルバム「スピーカーボックス/ザ・ラヴ・ビロウ」に収録されている楽曲から。


【劇中の去就】
2nd.ステージにて、大会運営側の監視の途切れた夜にジャイロ&ジョニィを襲撃する。
先行したアンドレがけが人を装い、患部を切り取って手当てする際にナイフから飛び散った血を
付けられて二人は鉄のスタンドの 『呪い』 をかけられ、スタンドに関する知識がないことも手伝い、
一方的に奇妙な攻撃に晒されてしまう。ジャイロの『鉄球』は『磁力』との相性が悪く苦戦を強いられるが、
アンドレに鉄球で砕いた岩の破片で深手を与え、その隙に逃げることに成功する。

しかし、悪賢いベンジャミンはアンドレの血を二人に付け、一方で顔に鉄を埋め込むことでジョニィに変装。
保安官助手に任命され自分たちを追撃してきたマウンテン・ティムに接触しジョニィがレース中の殺人事件の犯人と
疑わせることに成功する。さらにティムをもスタンド能力の影響下に置き、ジャイロ&ジョニィ組に追いつかせることで
『スタンドの影響下にある者3人が揃う』 状況を作り出し、3人をまとめて爆裂死させようと企む。

マウンテン・ティムもまた一家と同じように『悪魔の手のひら』の試練を潜り抜けた能力者だった。
誤解が解け、ティムから 立ち向かうもの (スタンド)に関する情報を得たことで一時態勢を立て直した。
ジャイロ達だったが、ブンブーン一家がとどめの追い討ちに放った砂鉄を媒体に顕現させたビジョンに身動きを封じられ、
絶体絶命の危機を迎えてしまう。

ジャイロは旅の途中ジョニィに教えた『回転』を使って反撃するよう促すが、無情にもベンジャミンの足が
ようやく回転をモノにしたジョニィの手を踏みつける。万事休すと思われたその時、
ジョニィの爪が指から離れて高速で回転を始める。実は現在戦っているこの場所もまた『悪魔の手のひら』であり、
この爪のカッターもジャイロ直伝の『回転』のインスピレーションを受け、ジョニィのスタンドの才能が開花したことで起きた現象であった。

爪カッターは大地ごとベンジャミンを真っ二つに断ち割るほどの圧倒的な破壊力を見せ、
父を殺され逆上したL.A.のつま先をもいとも容易く寸断する。
3人揃って致命傷を負い、近くに水場も無い土地で放置されることが確定したブンブーン一家の末路は死の一文字だった。

去り際のジャイロらにL.A.が呪詛を投げかける。自分たち以外にもジャイロの命を狙うものがSBRレースには参加している、と・・・

To be continued・・・


【余談】
☆アンドレが毒トカゲと呼んだ『スポテッド・サラマンダー』は実際はサンショウウオの一種である。

☆ジョニィが発現した爪カッターは『悪魔の手のひら』の影響と思われたが、実際は『聖人の遺体』を取り込んだことが覚醒の原因である。・・・後付設定ともいうが。

☆ブンブーン一家は賞金とは別に20万$の報酬でジャイロ抹殺を請け負ったらしいが、この雇い主はネアポリス王国の反国王派テロリスト達であると思われる。
しかし、大統領側もネアポリスから遺体回収の任務を帯びたエージェント(ホット・パンツのような)を排除するため、テロリストたちと裏でつながっており、ジャイロはそれだと誤認された可能性がある。 


☆一家のスタンドは第3部のマライアの『バステト女神』や第5部のリゾットの『メタリカ』のリ・イマジ的側面を持たされてデザインされている。




出たぞ・・・wikiのオリコーさんが追記・修正しやがったぞ・・・

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