sweet pool

登録日 :2012/07/01(日) 01:15:45
更新日 : 2016/02/12 Fri 02:22:16
所要時間 :約 4 分で読めます




恋ではなく、愛でもなく。
もっとずっと、深く重い――



2008年12月19日(初回生産版)にNitro+Chiral(ニトロプラスキラル)より発売されたBL(ボーイズラブ)ゲーム。
※通常版は2009年4月10日発売


BLゲーにおいての有名処である、ニトロプラスキラルの第三作目となる。

原画はもちろん咎狗の血でおなじみ、たたなかな氏……ではなく新人のオニツカセージ氏。

たたな氏は2006年に退社した為、多くのキラルファンをショックに陥れた。
その為「キラルはたたなさんじゃなきゃ嫌」という声がたまに聞こえる。

まあ、オニツカ氏も2009年に退社するんだけどね……


この作品には選択肢が無い。その代わり、その場面のその時の感情を選ぶコマンドが発生する。
選べるコマンドは理性、本能の2つ。この為、攻略しにくいかもしれない。


今作はPVを見れば判る通りホラー風の匂いを漂わせていた為、発売前から期待を寄せられていた。
そして蓋を開けてみれば、前作の名を汚さない良作であった。淵井さんGJ。

それにしても、さすがニトロ。
今作もユーザーに容赦ないシナリオと展開があった。良い意味でも、悪い意味でも。

終始暗い話であり、ほのぼの系ではない。
とにかく排泄的な血、肉が嫌いな人はやらないほうが良い。
理由は下記のネタバレを参照。


今作は兄ブランド(ニトロプラス)でいう「沙耶の唄」に似ている点が多い。
その為、沙耶の唄が好きな人にはお勧めできるであろう。

まあ、BLゲーなんで簡単に勧められないが……


因みこの作品、何気に虚淵玄が制作に携わっている。アドバイザーとして
その為、納得できる点もあると思うだろう。
虚淵ェ…


ニトロではおなじみZIZZの音楽も好評価である。沙耶の唄みたいなBGMが多い。



【キャラクター紹介】
BLなので男が殆どである。
●崎山 蓉司(さきやま ようじ)
声:春野風
主人公。小さい頃事故で両親を失う。唯一の家族、姉を大切に思っている。ややシスコン。
かなり内気で、友達が殆どいない。

●城沼 哲雄(しろぬま てつお)
声:鳩マン軍曹
蓉司のクラスメート。無口でミステリアスの雰囲気を出している為、主人公同様友達が殆どいない。
何故か何かと蓉司に接触を図る。

●三田 睦(みた まこと)
声:空乃太陽
主人公の友達的存在。蓉司の性格とは逆で明るく、誰にでも話せるというクラスに一人はいるであろう人物。
体が弱い蓉司の心配をする。

●翁長 善弥(おきなが ぜんや)
声:緑川光
蓉司の上級生。不可解な行動、意味不明な発言から学校全体で浮いている存在。
中の人の演技力もあってか、色んな意味でヤバそうな人。元ヤクザの組長の息子。右目を眼帯で覆っている。

●姫谷 浩平(きたに こうへい)
声:秋月秀行
元ヤクザ組長の翁長 邦仁の舎弟。善弥の世話をしたりと翁長家の世話係。今作のニトロ要員。そして苦労人。

●翁長 邦仁(おきなが くにひと)
声:厳蝉秋
善弥の父親。元ヤクザの組長、そして漢。しかし、ある事故を境に奇妙な妄想を抱き、精神が病んでいる。ニート状態。

●上屋 武彦(かみや たけひこ)
声:浅野要二
蓉司のクラスの担任。なにかと教え子の心配をする良い先生。
時々、変な発言をするが……

●芹沢 枝里香(せりざわ えりか)
声:奏雨
蓉司の姉。結婚をし、出産を間近に控えている。次々と起こる事件に動揺する蓉司を優しくアドバイスする。
もちろん、攻略キャラではない


※以下ネタバレ













主人公、蓉司の周りでは色々不可解な現象が起きる。
浴槽の水が血に変わる、原因不明の体調不良、急にオナニーをしたくなる、挙句の果てには尻から血肉が生まれる、等。


実は、主人公は人間ではなく、おんぬし様(血肉みたいな生き物の神?)から選ばれた「メス」という存在。(ここは色んな解釈がある)

善弥が何かと近づいてくるのは、彼がメスに種を注ぐ為に存在する「オス」だから。
メスはオスを近寄らせる匂いを放つ為寄ってくる。
これは普通の人間にも嗅げる。

その為、作中では主人公を奪い合うような描写が書かれている。

メスの匂いはかなりの中毒性がある為、近寄るオス、人間の男性を虜にしてしまう。所謂ヤンデレ化させる。

なので、善弥、睦エンドはかなり後味が悪い終わり方をする。
今作が鬱ゲーである理由の一つ。
というか殆どがバッドエンドみたいな感じと言っていい。


※以下更にネタバレ











もちろん、哲雄もただの人でなくなる。否、ない。
何故なら彼は「オス」だから。

しかし、善弥とは違い蓉司にはすごく優しく接し、心配をしている。作中で一番蓉司を心配をしていた。
彼の√がトゥルー。彼の発言、行動に何度も感動させられた人は多いはず。


「ずっと、俺といろよ」

「ああ」




哲雄√の本エンディングを飾る曲はニトロの歌姫いとうかなこの
「Miracles may」
この曲の歌詞は反則である。良い意味で










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