ショルダーキーボード

登録日:2009/05/29(金) 03:06:13
更新日:2020/12/20 Sun 23:49:02
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ショルダーキーボードは
シンセサイザーの鍵盤部分をギターのように肩からストラップで吊るして、演奏出来るようにした楽器の総称である。


なお、ショルダーキーボードは和製英語であり、英語圏ではkeytar(キーター)と呼ばれている。

音源一体型と音源を内蔵しないコントローラーのみの機種に分類される。
音源部分は一般のシンセサイザー同様にアナログ音源、デジタル音源の機種がある。


コントローラーのみの機種では、MIDI信号を発するための鍵盤とスイッチのみが装備される。従って本体のみでは楽器として発音させることはできない。


MIDIケーブルにて(トランスミッターでワイヤレス化する事も可能)外部に接続するMIDI対応音源モジュールに接続し、そこから発音させる仕組みになっている。

廉価版のモデルでは音源とスピーカーを内蔵していて自身のみで発音出来る物もある。


基本的にどのモデルもギターの風貌に酷似した形状になっていて、
(一部据え置き兼用モデルもあり、こちらは通常のキーボードと同じ長方形の形状をしていて、グリップ部分がない)

ネックやヘッドにあたる部分(グリップ)に各種エフェクト機能のスイッチ類が装備され、
ボディにあたる部分に鍵盤が上向きに装備されている。
ストラップもモデルによっては専用ストラップもあるものの、ギターやベースの物も流用する事が出来る。


通常定位置に居っぱなし(大体はステージ後方)のキーボーディストも、ギタリストやベーシストのように縦横無尽にステージを動き回る事が出来る為、
過去多くのキーボーディストがキーボードソロが多い曲などで、コンサートや歌番組にて良く使用した。

近年では、どのモデルもメーカーで製造されておらず絶版商品になっていた為、
新規に手に入れる場合は中古楽器店、ネットオークションやリサイクルショップなどで探す必要があった。

しかし、

最近ではローランドで久々にニューモデルが発表されるなど、ショルダーキーボードは再び息を吹き返しつつある。

主なモデル
YAMAHAKX-1
KX-5
SHS-10
SHS-200
ローランドAXIS
AX-1
AX-7
AX-Synth
KORGRK-100
CASIOAZ-1
moogLIBERATION
Lync LN4
LN1000

主な有名奏者
小室哲哉 KX-1,KX-5
浅倉大介 KX-5
前田耕陽 KX-5
坂本龍一 KX-5
国分太一 AX-1
松居慶子 KX-5
ミッキー吉野 RK-100
向谷実 KX-1
桃井はるこ KX-5,AX-1,AX-7,SHS-10
上田愛美 AX-1,SHS-10
野沢秀行 AX-1
幹てつや SHS-10
木村貴志 LIBERATION,AX-1
難波弘之 AZ-1

ちなみにショルキーという呼称はYAMAHAの商標登録である


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最終更新:2020年12月20日 23:49