バッツ・クラウザー

登録日:2011/06/27 Mon 01:54:44
更新日:2024/03/07 Thu 17:55:52
所要時間:約 5 分で読めます





FINAL FANTASY Ⅴ」の主人公。
年齢は20歳。

一応本編でのデフォルトネームは「バッツ」なのだが、Ⅴ本編は名前を自由に変更できる上にパッケージの裏に小さく書かれているだけでそれ以外では説明書にすら「バッツ」の表記は無く、スーパーファミコン版発売当時はこの名前を知らなかった人も結構多かった。

実際、当時発売された攻略本などで初めてファミリーネームも含めた彼の名前を知った人もいるらしい。

しかし、最近のリメイクでは最初から説明書などに書いている事が増えており、更に後述するDISSIDIAシリーズでは最初から名前が固定の為、彼の名前がようやく浸透してきている。



【FINAL FANTASY Vのバッツ】
幼少から世界を旅している青年。
母親のステラはバッツが3才の時に亡くなり、長い間旅を共にした父ドルガンも3年前に病死。
ぶっきらぼうで取っ付きにくい感じを与えるが、困っている人を見ると放っておけないくらい正義感は強く、父親から習った剣の腕前も優れている。
また、自由奔放で、他人から束縛されるのを嫌う。

天涯孤独の身になって途方に暮れていたバッツはある日、群れからはぐれたらしい1匹のチョコボと出会った。
そのチョコボにボコという名前をつけ、同じ境遇の者同士、一緒に行く当てのない旅を始めることにした。

……という出自を持っているが、本編では序盤以外はあまりぶっきらぼうな印象は受けない。むしろ、
  • 亀の姿をした賢者をつつく(そして怒られる)
  • 図書館でエロ本探す
  • 幼い頃の経験から高所恐怖症
  • 羊をつついて蹴られる
  • 勝手に店に入ってお店屋さんごっこ(これは先頭のキャラクターがおこなうので、全員がバッツと同レベルともいえる)
などむしろ色々と親しみやすそうな感じがする。

親友のボコと世界を回っていたが、風に異変を感じて偶然出会ったレナ、ガラフらと共に風の神殿に向かうことになる。
そして、旅の途中で出会った海賊の頭領ファリスも加わり、四人はクリスタルに選ばれた光の戦士となった。
ちなみに、彼は風のクリスタルが象徴する「探求」の心を宿している。

外見はこの頃のFFではよくある事だが天野喜孝氏のイラストとゲーム中のドット絵でイメージの乖離が激しく、天野氏のイラストでは白髪を小さく後ろで縛り、袖のない服を着て背中にはを背負っているが、ゲーム中のドット絵では少年漫画のキャラクターのようなツンツンの茶髪にすっぴんの状態では青いシンプルな上着を着ている。
近年描かれている場合も基本的にゲーム中のドット絵に準拠した茶髪が基本で、カラバリとして白髪が存在する場合もある。

後半には男1人女3人(内訳は姫、海賊のお頭、幼女)のハーレムパーティーになるのだが、FFの主人公にしては(というかこんな感じの構成になるゲームでは)珍しく仲間の誰とも特に恋愛関係になることは無かった。

FF5のシステム上当たり前ではあるのだが、クリスタルの恩恵もあって様々なジョブを使いこなし、どんな魔法・武器も使いこなす。
また、イベント上で何度か弾くだけで瞬く間にピアノも上達してみせるなど、本質的に器用な様子。

また、仲間になるキャラの殆どはどこかしらの王族だったり地位が高い人物ばかりなのだが、彼だけは旅人。
つまり一般人である。
+ ただし…(以下ネタバレ注意!)
バッツの父・ドルガンは元々はガラフたちが住んでいた世界の住人で、暁の四戦士と呼ばれていた人物。
過去にエクスデスを追ってバッツたちの世界に来た際、エクスデスを封印するという話になるのだが、ドルガンだけは「自分たちの都合でよその世界にエクスデスを封印するというのは身勝手ではないか」と猛反対する。
最終的にはやむを得なかったこともあり封印することとなったが、責任を感じたドルガンは再びエクスデスの封印が解かれることがないように一人こちらの世界に残ることを決める。
その後リックスの村でバッツの母であるステラと結婚しバッツが生まれるが、しばしば家を空け、エクスデスの封印が解けないよう見回りに行っていた様子*1
バッツにはクリスタルやエクスデスの話は一切していなかったが、その彼がクリスタルの戦士として選ばれ戦う運命になるとは夢にも思っていなかっただろう…。
ちなみにドルガンはルゴルの村の出身であるという裏設定があったりする。
これだけ条件揃っててフラグの一つも立たないとは恐れ入る。

尤もまるでモテないという訳では無いようで、ゲーム中盤で立ち寄る事が出来る彼の生まれ故郷には幼馴染み(♀)と思しき子がおり、彼の帰りを待っている
あ、ちゃんとキープしてたんですね。

しかし、スタッフが予定していたエンディング案の1つではヒロインのレナと彼女の姉ファリスに「どっちを選ぶの?」と迫られるものもあった。リア充もげろ。
(ちなみに、このエロゲ真っ青な展開をやろうとしたスタッフの暴走を止めたのは、当時まだ無名だったあの野村哲也氏)



DISSIDIA FINAL FANTASYでのバッツ】

CV:保志総一朗
バトルスタイル:アレンジプレイヤー
コンセプト:ユーティリティー

コスモス側に所属する光の戦士の一人。
ディシディアに於いて登場する光の戦士たちは基本的に自身の世界における記憶を断片的にしか持っていないが、バッツはその中でも殆ど全く記憶を持っていない。
しかしガラフの記憶は多少ある。
「ものまね」をやたら強調した言動が特徴で、明るく振る舞うのは同じように記憶喪失だったガラフのキャラの真似。
ただのキャラ変こ(ry

キャラデザインを担当した野村哲也氏は、原作の白髪の天野イラストとドット絵の茶髪を組み合わせたデザインを作り上げるのに相当苦労したらしい。

バトルスタイルは原作のジョブものまね士を踏襲した「アレンジプレイヤー」。戦闘時には仲間の武器や魔法、スキルを「ものまね」して使う。スマブラでいうカービィに近い。
ちなみに攻撃時のボイスも真似している。
声真似のレベルは非常に高く、特にセシルカイン・オニオンナイトの声真似は本人としか聞こえないほど。
中の人もものまね士だったようだ。



HP攻撃は元キャラそのままの性能であるが、ブレイブ攻撃は基本的に2キャラの攻撃を前半と後半に分けて使用している。
また、各種攻撃には「ジャンプ力強化」のような本来攻撃とは別に付けなければならないスキルが追加効果として付加されている。
そのため、他キャラに比べて基本性能の強化がしやすくなっているのが特徴。

また、原作のすっぴんの再現ということか、ほとんどのアイテムを装備可能。

パーティーの中ではお調子者同士でジタンと一番仲が良く、互いにどちらが先にクリスタルを見つけるか勝負をしていた。
しかし急ぐ余り二度も偽のクリスタルに引っかかるポカもやらかした。
また、彼が相棒と称するチョコボの羽を預けたスコールともクリスタルを見つける旅の途中で良好な関係を築いた為、この三人はファンから589組と呼ばれている。

ちなみにこの羽根、スコールに見せるもいきなり「汚い羽根」と言われた挙げ句、ティーダにまで言われていた。

おまえら ハッキリ言うなあ



続編の012ではHP攻撃が総変更された為、全く別のキャラの様なプレイ感覚に困惑したユーザーも多い。
また、CPUだと狂ったようにホーリーを放つため、ホーリー厨と呼ばれることがあるとかないとか。このため、あちこちで先生もとい軍曹にターンガードされ、●されるバッツが続出した。
エクスデス「何故わからん…(カモ的な意味で)」
メインシナリオではカインに不意討ちで倒された所をライトニングに発見されただけで出番終了。結構不遇かも知れない。

しかし、サブシナリオ扱いのレポートではバッツを一方的にライバル視するギルガメッシュの出番が多い為、ギルガメッシュが出るパートでは必然的にバッツの出番も多くなっている。



アーケード版では原作の「ジョブ」をモチーフにした攻撃で戦う。
(そのため、仲間の技をものまねしていたPSP版とはコンセプトそのものが大きく異なる)
攻撃を使用すると熟練度が入り、使い込むと「ジョブマスター」となる。
「ジョブマスター」になると性能が変化し、バフ効果を得られる。
全てのジョブをマスターすると「すっぴんマスター」になるが、実戦でなる機会はほとんどない。


追記・修正は魔法剣の二刀流でみだれうちしながらお願いします。

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最終更新:2024年03月07日 17:55

*1 家族からはこのことに関して一応は理解を得ており、幼い頃のバッツも「悪い人を見張りに行っている」と納得している。