牛尾哲

登録日 :2010/12/10(金) 07:41:56
更新日 : 2017/04/09 Sun 23:51:33
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牛尾哲とは、遊戯王シリーズ(主に原作と東映版、5D's)に登場するキャラクター。
作品、ファン内での愛称は「牛尾さん」。
CV、大友龍三郎(東映版)、岸祐二(DM)、落合弘治 (5D's)。

色んな都合でシリーズによっては設定や扱いの違うキャラなのでそれぞれの作品での扱いを解説する。
そもそも各作品の彼が同一人物がどうかも分からないが。



・原作(東映版)での牛尾さん

記念すべき原作罰ゲーム最初の犠牲者。
第1話にて登場し、教師ですら逆らえない程の体格とケンカの腕前から「鬼風紀の牛尾」の渾名を持つ、童実野高校風紀委員。
東映版では、多くの風紀委員を指導する姿も見せ、本田の憧れの存在。
この時から既に権力の象徴であった。

しかし、その裏の顔は城之内と本田からいじめを受けていた遊戯を見て、本人の意志を無視し、
2人をリンチにした挙句、「ボディーガード」と称し、20万もの大金を要求した悪党であった。

遊戯は2人を守ろうと、敢えて殴られるが、牛尾は満足などせず、金を要求した。
だが、この行動により、遊戯は城之内に“男”と認められ、友情が芽生えることになる。
その後、千年パズルが完成。牛尾は劇中で闇のゲームの初の被害者となる。

闇のゲームの内容は、
原作では札束を手の甲に置き、ナイフを突き刺して札を手に入れていく「マネー&ナイフ」
アニメ版では、塔にかけた縄で2人は両端にぶら下がり、塔に設置したトランプを捲り、その数字分だけ上がっていき、てっぺんに辿り着くゲーム。
小説版では、手の甲に置いた札束にナイフを突き刺し、手の甲に少しだけ、傷を付けた者が勝ちという「マネー&ナイフ」のルールを一部変更したものを展開。

結果はいずれも牛尾さんが「ナイフで正真正銘のダイレクトアタック」や「ロープ版シフトチェンジ」というズルをしたために、罰ゲームが発動。

原作では運命の罰ゲーム 『GREED-欲望の幻像-』 (後に「グリード」と言う名前でOCG化)で、
周りの葉っぱやゴミが金に見えるという幻覚を見せられ、他の生徒たちに醜態を晒すことになった。
アニメ版では塔から川に落ちていき、「川の中から現れた怪物に食われる」という幻想を見せられて発狂。
駆けつけた風紀委員たちに、 マザコン であることも知られることになった。
小説版では、幻影の金に押し潰されて苦しみ、リベンジに現れた城之内から逃げ出した。

色々おかしいが遊戯王ではよくあることであり、その最原点。


遊戯王デュエルモンスターズでの牛尾さん(牛尾哲)

DM版ではDEATH-T編以降から始まっているが、遊戯と城之内の友情の始まりであることから回想において登場。

闇遊戯とは、どのようなゲームを展開したのかは描かれなかった。


遊戯王デュエルモンスターズGXでの牛尾さん

出番無し…と思いきや、終盤の童実野町の名簿にミホと共に名前が書かれている。
この際にローマ字だけだがフルネームが明らかに。


遊戯王5D'sでの牛尾さん(牛尾哲)

そんな訳で罰ゲームを受けてから数十年後、再び主人公である不動遊星を追いかけ回す刑事として正式に再登場。

しかし遊星やサテライト住人をクズと見下し、エースモンスターと共に権力を振る舞い続けたり、
遊星を捕まえるのに失敗しゴミと共に流されたりと反省の色は全く無い。

但し、飽くまでサテライトへの偏見が強いだけであって、遊星とのデュエルは高価なパーツの窃盗や不法侵入の追跡行為の一環であって、
(事情があったとはいえ(犯罪を犯したのは遊星側であり、職務に忠実な結果である。
また、遊星も、権力に対する反感や偏見、目的の為に遵法精神に欠いている。

しかしデュエリストとしての仁義は通す物堅い性格であり部下や後輩からの信頼も厚く、後々の遊星達との交流によって改心して行く。
改心後は元々あった堅気な性格が表に出るようになり、ゴースト事件の際に遊星たちに強力を仰いでは、と提案されても、
「彼らはもう自分達の夢に生きていいでしょう」とその提案を却下し、自分がネオドミノシティを守るのだと職務に燃えた上、
恩義のある遊星達が相手でも公私混同は決してしない(アキのD-ホイールライセンスの最終試験の際に便宜を一切図らなかった)など
義理人情に厚くも、決して超えてはいけない一線はしっかり弁えるなど、理想的な大人としての姿を見せるようにもなった。

WRGP編第一話では凄まじい死亡フラグを建てながら出陣。
プラシドさんの操るゴーストのかませになり重傷を負いICUに運びこまれた。

翌週後半には復活したけどね!

最終回ではアキさんを差し置いて…もとい彼女との一件の後遊星と 眠れない夜 を過ごす。
まさしく牛尾さんに始まり牛尾さんで終わった5D'sは、一部で牛尾ルートとも呼ばれた。

主な使用デッキはセキュリティから支給されたもので特にVS遊星の二戦目以降は特別追跡デッキと呼ばれる。
それらは放映から間も無くしてOCG化され、中でもエースであるゴヨウ・ガーディアンは5D's終了間近の2011年3月に禁止になった程の性能、投入率、入手のし易さを誇った。

ゴヨウ・ガーディアンといえば牛尾さん、権力という言葉はここから来ている。

また、第一話の遊星戦で使われた罠カードギャクタンも更に後の機会にOCG化されており、
こちらもゴヨウとは別のベクトルで圧力を掛けられる優秀なカードである。

そしてGXに比べ原作サプライズが殆ど無い5D'sにおいて唯一出て来た前作キャラとして歓喜の声が数多く上がった。
ちなみに中の人は前作ではカブキッド役だったため、

故に5D's世代にはこの牛尾さんが一番しっくり来るであろう。
因みに牛尾さんが原作と同一人物だと明らかにされたのはレモンが付録したジャンプで、つまりアニメ放送前。


と、そんな牛尾さんだが彼を語る上にてもう一つ欠かせない物がある。それは、


である。遊戯の倍以上の体格、後にもっと凄い奴らと戦いを繰り広げる本田と城之内に快勝。
5D'sでも遊星に負けそうになった際にバイクでリアルダイレクトアタック。
リアルファイトに対する最も有名なツッコミ用語「おい、デュエルしろよ」を生み出した遊星とは対を成す存在に成りつつある。

同じリアルファイト最強候補には剛三郎の英才教育によって様々な戦闘技術を身に付けた社長
ユベルとの融合でウルトラマンの召喚だの飛んだりビームを射ったり出来る様になった十代が上げらているが、
外見や拳の腕前、所有武器はナイフのみ、本来は一話ぽっきりの筈だった事に風紀委員やセキュリティを纏めると言ったカリスマ性から特に牛尾さんはその名を上げられている。

最後に本人はやはり当の昔に忘れたのかそれとも実はトラウマなのかは不明だが5D'sにて昔の話をしない。
エンシェント・フェアリー・ドラゴンがソリッドヴィジョンでないことで失神したのは東映版アニメの罰ゲームが原因だという説もある。

またDTではアシスタントの際「 安心しな、この俺様がボディーガードを買って出てやるぜ 」と言うあらかもそれを匂わせる台詞を言ってくれる。573GJ!!
又、制限カード禁止カードの概念が無い為相手にした際ゴヨウ三積みと言う鬼畜仕様で出て来る事もある。まさに権力である


ダークシグナー編で知り合い、後に上司となった狭霧さんに惚れているが、当の彼女はジャック一筋の為片想いを続けている。


フリーダムな展開で知られるゲーム、タッグフォース6では「デュエリスト1」(主役級)として登場。
彼が何故WRGPに現れなかったかという理由と、最終決戦時の地上での激闘が描かれる。

大まかな話は、
コナミくんとブレオを引き連れてチーム太陽のバイクを修理したり、逃亡したイェーガーを倒しに行き、
何故かサティスファクションタウンに向かった後下っ端を爆殺する。
よく分からない場合は実際プレイしてみよう。

他のタッグフォースシリーズではもシナリオ面では割とかっこよく書かれているので優遇されているかもしれない。

前述通り禁止カードとなったと言う都合により切り札をゴヨウされてしまったが、ネオドミノシティのガーディアンな牛尾さんマジかっけぇ。
原作にはなかったシンクロ口上も追加された。


矛盾点と考察

一応、放送前のジャンプ等で5D'sの牛尾は武藤遊戯時代の彼と同一人物とされているが、それだと実は看過しづらい矛盾点が出てくる。

順を追って説明すると、まず劇場版『時空を超えた絆』で明かされているように、
時系列は「遊戯王DM遊戯王GX遊戯王5D's」。

遊戯の時代からデュエルアカデミアができ、遊城十代が通うようになるまで数年 *1
そこから遊星が誕生し、ゼロリバースが発生したのが17年前なので、最低でも牛尾は40代後半となってしまう。

これに加えて、5D'sの世界観は「舞台は武藤遊戯がいた時代から 数十年後 の童実野町。
そこは階層社会「ネオ童実野シティ」となっていた」と説明されており、17年前にはすでに童実野町がネオドミノシティとして発展しトップス等が存在していたこと、
劇場版のジャックがペガサスの新聞記事を見て「ずいぶん昔の物」「デュエルキング武藤遊戯とデュエルするにはタイムスリップでもしないと無理」と語っており *2
もっと年を重ねてしまう可能性もある。狭霧さん追っかける前に年金を気にする必要が出てくる

牛尾さんは30代くらいにしか見えないことも考えると、
牛尾さんの同一人物設定は単なる初期設定に過ぎず、5D'sの牛尾さんは孫かひ孫だと思う方が自然かもしれない。

しかし、どうしても同一人物で時間軸も繋がってるんだい!と思いたい牛尾さんファンの諸兄も多いと思われる。
なのでさらに考察してみよう。

5D'sの作中背景から察するにどうやら舞台は2021年。
この表記が確認できるのはWRGP編なのでダークシグナー編は2020年と思われる。

次に初代の年代だ。特に言及されていた覚えがないがGXで十代の入学が04年となっているので2000年であろう。
なら当時高校確か3年生の牛尾さんは39前後となる。
これでギリギリ見た目に合う年齢となることが解った。

牛尾さんの年齢はセーフと考え次にアカデミアやゼロリバースといった世界観の問題を考えて行きたい。

まずはアカデミア。
遊戯王Rでの発言があるので、初代の最中に社長は思い付いたらしい事が解る。
十代の入学が先述の通り04年、既に卒業生が活躍しているらしいので恐らく十代は4期生であろう。
つまり初代の最中または直後に開校した事になるが、当然社長の事である各地に同時開校など当たり前であろうから姉妹校問題は無理矢理だがこれで解決としよう。

旧校舎に関しては思い立ってすぐ開校しているので建築する時間など当然無い。
既に廃校となった校舎と土地を買い取りリフォームして運用し、新校舎設立と共に中古校舎がお役御免になったと仮定しておこう。

最後にゼロリバースである。
17年前とあるので、2020年と仮定した場合、2003年に発生した事になる。……おかしくね?
取り合えず起こったことにしよう。
入学年度にそんなこと起こってたら流石になんか言うだろうし03年に起きたことにする。するの!

ネオドミノシティに関してはゼロリバースの関係で当然GXの時点で既に都市開発が始まっており、初代の町並みは旧市街であったとすれば苦しいが説明はつく。
ゼロリバースの被害も殆ど無い地域だったのだろうきっと!


よし、これで牛尾さんは同一人物でいけるぞ! やったぜ牛尾さん

やっぱり無理だよ……牛尾さん。


遊戯王ZEXALでの牛尾さん

残念ながら登場せず。
しかし、アストラル世界に明らかに彼を意識したであろう髪型のモブキャラがひっそりと紛れ込んでいたりする。
遊び心溢れるスタッフの粋なファンサービスに人々はサティスファクションした。


遊戯王ARC-Vでの牛尾さん

登場せず。
だが、柊修造が遊矢とのデュエル中に語った榊遊勝を目指すデュエリスト達のシルエットに彼に似た姿が確認できる。


【主な台詞】


「おい、そのD-ホイール、どこから盗んだ?」

「ふっふははは!マーカーなしか?囮かよ。クズはクズ同士で庇い合いか?」

「お前も逃亡を手助けしたおかげで立派に拘束する理由ができたな。あぁ、そのD-ホイールの出所も聞かなきゃな」

「サテライトのクズがデュエルだとぉ~?笑わせるなよ」

「馬鹿な!?サテライトのクズがシンクロ召喚だと!?」

「権力の力だ!」

「このモンスターの攻撃力は、召喚時に墓地に送ったモンスターのレベルの合計の"300倍"だァッ!」

「むっふふふぅ!!ビィリィビリ来るぜぇ!シンクロ召喚!!来い、ゴヨウ・ガーディアン!!」

「ウェルカ~~ム、ヒール・ウェーバーちゃ~~ん。ヒール・ウェーバーのモンスター効果!ひゃは~~~!!よみがえるよみがえる~~!!」

「これで終わりだァッ!所詮てめぇらは権力にゃあ逆らえねぇんだよォッ!!」

「なんとしても、市民を守り抜け!」

「こわいよぉ………お母ちゃぁん………」

「不審者発見、職務質問を開始する」


【タッグフォースシリーズでの台詞】


「一つになった二つの街を護る男がここに有り-…シンクロ召喚!!であえ、ゴヨウ・ガーディアン!」
「ネオドミノシティにこの俺様が居る限り、悪が栄えた試し無し-…シンクロ召喚!!」

「しばらく封印してきた言葉だが…今こそ言うぜ!! この、クズ野郎!!









牛尾さん「安心しな、この俺様が編集、追記を買って出てやるぜ」

~その後~


牛尾さん「編集、追記料20万払ってもらおうか」
ヒトデ「どう?俺とゲームしようぜ」
蟹「おい、デュエルしろよ

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