BSAA(バイオハザード)

登録日:2012/02/23 Thu 11:54:46
更新日:2024/04/09 Tue 09:21:38
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Bioterrorism Security Assessment Alliance
バイオハザードシリーズ』に登場する国際組織。2003年に設立された。
世界最大の製薬会社だったアンブレラ社の壊滅後、世界各地で発生するバイオテロに対処するために組織された対バイオテロ専門組織である。
事の発端となったアンブレラ社への批判が波及しないように、各国の大手製薬会社が加盟する企業連盟がスポンサーとなっている。ちなみに、一番BSAAに資金を提供していたのはトライセル社である。

当初は民間主導のNGO団体に近い組織形態で、米国主導の同様の組織であるFBCに作戦の優先権が劣るなど国境を越えた対テロ活動には様々な制限が課せられていたが、2005年にFBC代表のモルガン・ランズディールがテラグリジア・パニックに於けるヴェルトロとのテロ共謀等の容疑で逮捕されたことで求心力を失ったFBCを取り込み、後に国連の管理する公的機関として再編成された。
当初はバイオテロに対する即応性などに問題を抱えていたが、国連加盟国はBSAAに対し、一部の国は条件付きだがバイオテロ関連の事件が起きた際は制限なく活動する権限を与える事を承認している。

だが、活動に要する費用が莫大なために国連単体では維持できず、今も製薬企業連盟がスポンサーとなっている。故に、その活動方針は、製薬企業連盟の意向を汲まざるを得ない状況になっている。
ちなみに『アンブレラ・クロニクルズ』で登場する反アンブレラ私設部隊が、BSAAの原型とも言われている。
組織は8つのブロックに分けられている。欧州に本部が置かれ、北米、南米、西部アフリカ、東部アフリカ、極東、中東、オセアニアに支部が存在する。

世界中でバイオテロの情報収集・予防・制圧を行なっているが、予想外の事態により派遣部隊が危機的状況に陥ったり、場合によっては全滅したとしても撤退を命令するのではなく増員を送るなど、隊員の人命よりも作戦の完遂を優先する傾向があり、実際に作中でもそのように描かれている。



【メンバー】

実働部隊の多くは元軍人・特殊部隊・諜報員などの経歴を持つ者が占めている。
隊員には大きく分けて2種類存在しており、1つはSOU(Special Operations Unit)と呼ばれる部隊でアルファ・チーム、デルタ・チームなどの複数のチームが存在する。12名編成で構成され、B.O.Wや変異体などの駆除を任務としている。

もう1つはSOA(Special Operations Agent)と呼ばれる隊員であり、SOUのバックアップを行う他、テロ組織やブラックマーケットおよびその売人の調査などの情報収集活動を行う。
通称「エージェント」。主に単独か2人などの極少数での捜査、諜報活動を任務とする。
SOUと異なり、少数での行動が多いためSOUより技量が高いと思われる事もあるが、エージェントに選ばれる隊員は技術や、戦闘能力だけでなく心理的適性も大きく考慮されて抜擢されるため、戦闘能力面に関しては、SOUの方が高い事も少なくない。
また、極少数での活動ゆえ、多数の敵に襲撃されるとピンチに陥る事もある。

BSAAの創設時から在籍するメンバーは「オリジナル・イレブン」と呼ばれ特権が与えられており、優秀な隊員達と同様に支部を越えた作戦行動等への参加が認められている。


●クライヴ・R・オブライエン
リベレーションズ』でのBSAA代表。コールサインは「フォークボール」。
普段は飄々としているが好き勝手やり放題なキースやクエントを扱える優秀な指揮官。
レイドモードで「現場は久し振りだ」と発言しているため、彼もまた前線職であった可能性がある。
テラグリジア・パニックの真実を巡るFBCとの水面下の抗争後、エンディングにて独断での部隊指揮の引責で辞任。
辞任後はBSAAのアドバイザーを務めながら推理小説を書いてるんだとか。どこのコロンボだ。
バイオハザード7』の舞台であるベイカー邸で彼の著書「暴かれた深淵」を発見できる。

ジル・バレンタイン
オリジナル・イレブンの一人でクリスとはS.T.A.R.S時代からチームを組んできた。
リベレーションズ2』のシークレットファイルによると『5』から3年は検査等で任務に就けなかった模様。
ようやく現場復帰に向けてのリハビリを始めるとバリーに手紙で伝えていた。

●パーカー・ルチアーニ
元FBC隊員。『リベレーションズ』でのジルのパートナー。イタリア系イギリス人で、テラグリジア・パニック後に戦う事を理由にBSAAへ転属。
発売日直前のPVから死ぬんじゃないかと恐れられ、案の定終盤でPV通りに犠牲になってしまうが生きていたことが発覚し、
レイモンドに助けられて地中海を漂流していた所を回収され、1ヶ月の休養を余儀なくされるが本部の特殊作戦要員として現場復帰。

漫画『ヘヴンリーアイランド』では欧州本部に所属しており、クリスの要請を受けてトトーガ島に向かう。

●ジェシカ・シェラワット
元FBC隊員でパーカーの元同僚。『リベレーションズ』のクリスのパートナー。
テラグリジア・パニック後にBSAAへ転属。クリスに気がある。
なんと終盤にてモルガンのスパイだったことが判明。船を爆破したり、結果的にだが長年の相棒だったパーカーを銃撃するなど、一気にプレイヤーからの好感度が下がった。
エンディングにてオブライエンのスパイのはずのレイモンドと会話をしており、続編への伏線をバラまいた。
なお、3DS版の特典によれば『バイオハザード5』で登場したトライセルのエクセラが雇い主だった模様。

●キース・ラムレイ
『リベレーションズ』の登場人物の1人。陽気な黒人でクエントのパートナー。ククリナイフによる体術を得意とする。
元特殊部隊所属で、クエントからのあだ名は女たらしの意味を込めて「グラインダー」。
エージェントとしても一流で、公式サイトではクリスやジルに引けを取らないとされている。

後半で施設ごと戦闘機の爆撃を受けるも生存、エンディングではその功績で東部アフリカ支部に転属となり現場のエースとして活躍しているらしい。
本編では分かりづらいが、レイドモードでの私服コスチュームで全身に入れ墨をしていることが確認できる。

●クエント・ケッチャム
『リベレーションズ』の登場人物の1人。BSAAきってのメカギーク。コールサインは「ジャッカス」。
肩書は「技術開発部部長代理補佐」だが、研究と技術開発には確かに真摯だがエキセントリックな性格や言動故に指導者および監督者としては資質がないらしい。
ジェネシス開発にも携わった生粋の技術屋だがエージェントも兼任する。キースとは公私共に良いパートナー。ジェシカには気があったらしく自宅を特定しようと尾行した事があるが、特定寸前で撒かれて失敗に終わったらしい。
だが、プレイヤー間では「オブライエンがジェシカがモルガンのスパイであると気付き、クエントに尾行を命令したのでは」という推察もある。

後半で施設とキース共々爆撃を受けるが生存。彼の残したデータがFBC代表のモルガンがテラグリジア・パニックで行った自作自演の証拠確保に繋がる。
エンディングでは再三の昇進話を蹴り続け、欧州本部技術班に居残り続けている。
普段は欧州本部での内勤が多いらしい。BSAA移籍後のジルとバリー用のサムライエッジを作成した張本人。


◆北米支部

クリス・レッドフィールド
オリジナル・イレブンの一人。5では北米支部所属で、オリジナルイレブンの特権を使ってジル捜索、ウェスカー討伐に成功。
漫画『マルハワデザイア』ではオリジナル・イレブンの地位を捨てて北米支部の隊長に就任、最前線で指揮を執る。
彼が主役になった作品では彼に関わる部隊が壊滅することが多く、ハンク顔負けの死神と化している。

ピアーズ・ニヴァンス
6』、『マルハワデザイア』の登場キャラクター。マルハワデザイアの方に6本編に先駆けて登場している。
詳細は個別のページを参照のこと。

●フィン・マコーレー
『6』で登場。アルファ隊隊員でクリスの部下の新米。クリスに憧れている。
「凄い人だ!」とクリスに対して羨望の眼差しを向けハシャぐフィンに対して、ピアーズはかつての自分を見たのか苦笑いをしていた。
初任務ながら活躍していたのだがイドニア戦の際にカーラの罠にかかりナパドゥに変異させられ、その後BSAAによって射殺された。

●マルコ・ローズ
『6』で登場。ブラボー隊隊長。
ポイサワンにて、冷静さを失ったクリスの強引なイルジヤ追撃により部下は全滅し、最終的にはカーラによりグネズドに変異させられてしまう。
ちなみにトールオークスの教会に避難している男性が「息子のマルコはBSAAだ」と語っており、恐らくマルコ・ローズの事である。その場合レオン編では父親が殺され、クリス編では息子(マルコ)が殺されるという二重に後味悪い結末となる。

●ジェフ、キートン 、リード
『6』で登場。イルジヤによって殺されたブラボー隊の隊員達。


◆極東支部

●メラ・ビジ
『マルハワデザイア』の登場人物。
極東支部トップクラスのエージェントで研究職から自ら望んで戦闘職に異動したという異色の経歴の持ち主で女性隊員。
幼い頃のラクーン事件で両親*1を喪っており、そのことを起因として研究職を志し、科学部である程度の成果を得てからより効率的にB.O.W.を駆除するために戦闘職へ異動。
異動当初は負け続けながら強烈なハングリー精神で最終的に軍人上がりのピアーズと格闘戦で対等に渡り合う程になった。お前のような元研究職がいるか。
大食いであり、情報収集で訪れた大学の食堂で、ピアーズもびっくりな量のちゃんぽんを一人で平らげた。因みに麺類が好きらしい。

主人公のリッキーや同僚のピアーズを差し置いてマルハワ枠でただ1人アウトブレイクサバイブに参戦



◆西部アフリカ支部

●シェバ・アローマ
西部アフリカ支部の黒人の女性隊員。『5』でのクリスのパートナー。
左利きであり、ライフルのリロード時はちゃんと持ち替えてからリロードしたりする。
AIがしょっぱいので、ソロプレイでは困った子。ライフルだけを持たせればそれなりに動くが他の銃は…
『6』では直接は姿を現さなかったものの、renetのファイルによればクリス捜索に協力することをピアーズに打診していた模様。

●ジョッシュ・ストーン
西部アフリカ支部所属の特殊作戦ユニット・デルタチームの黒人の隊長。シェバが入隊した時の訓練担当教官。
言動や数多くの体を張った行動から終始歩く死亡フラグ状態だったが、なんとか最後まで生き残った。
さらに、『5 AE』の追加シナリオ「DESPERATE ESCAPE」ではついに操作キャラにまで大出世した。
当初死ぬ予定だったが追加シナリオの操作キャラを増やすために生き残ったラッキーマンである。その結果、『5 AE』の「THE MERCENARIES REUNION」ではプロレス技や柔道技を仕掛ける格闘超人化した。

●ダン・デチャント
『5』で登場。キジュジュ地区での先遣突入部隊、アルファチームの隊長。元アメリカ陸軍所属。
退役後は民間の軍事会社に所属していたが、アフリカでのバイオテロの惨状を目の当たりにし、BSAAに入隊した。キジュジュ地区でアルファチームに合流するも、ウロボロスに襲われ重傷を負う。クリスに手に入れた情報を託し、直後に死亡。

●カーク・マシソン
『5』に登場。空中支援部隊に所属するヘリコプターパイロット。BSAA入隊以前に軍や特殊部隊で活動した経歴はなく、対バイオテロ技術を学んできた生え抜きである。劇中、クリスとシェバの支援をしていたが、後に、キペペオの群れに襲われ、ヘリコプターは墜落し死亡する。
『5』の数年前の出来事である『リベレーションズ』ではクイーン・ゼノビアから脱出をするジルとクリスを迎えにきて、マラコーダ戦で使い捨てのロケランを最大9本も落としてくれる。2人を回収した後はガトリングガンで応戦する彼らになんとスティンガー(地対空ミサイル)を渡して、マラコーダ撃破に貢献した。
『5』では西部アフリカ支部所属であるにもかかわらず、『リベレーションズ』ではジル達と親しく、地中海に出動しているため当時は欧州本部所属だった説がある。 

●レイナード・フィッシャー
BSAAのエージェント。かつて某国の保安省に所属していた。キジュジュの情勢を内偵していた。クリスとシェバにキジュジュの内情と武器を提供していたが、マジニに捕まり、公開処刑された。

●デイブ・ジョンソン
デルタチームの一人。BSAAに所属する前はラリーの世界選手権に出場していたほどのドライバーである。劇中、ポポカリムを倒した直後に登場し、クリスとシェバを救出する。しかし、その後、キジュジュに戻って仲間の死体に駆け寄ったときにンデスに踏み潰された。ちなみに中の人はDMC34ダンテの中の人と同じルーベン・ラングダン氏。

●ダグ
オルタナティブエディション追加エピソード2「DESPERATE SCAPE」に登場。 西部アフリカ支部所属の黒人ヘリパイロット。陽気な性格でジルの事をレディ・バレンタインと呼ぶ。ジルとジョッシュの救出のためヘリで駆けつけ、2人がヘリに搭乗する際に降りて援護射撃するが…。

4」のマイク、本作のカークと一緒に、ヘリパイロットがどれだけ危険かを教えてくれる。
因みに乗っているヘリがカプコン製というのもあるが、今まで出てきたヘリパイロットの死亡率はほぼ100%という安定の死亡率を誇る。


◆シルバーダガー

ヴェンデッタに登場。BSAAの少数精鋭チーム。精鋭だからか死神クリスと絡んだが被害が最小限に食い止められた。

●ダミアン
皮肉屋で小説によると戦闘狂。最初はオスプレイのパイロットとして登場。
クリスとのタンクロー爆破作戦にも参加したが、ケルベロスの奇襲により死亡。シルバーダガー唯一の犠牲者となってしまった。

●ナディア
シルバーダガーの紅一点で本編ではレールガンをアリアスにお見舞いしたりしている。
変異アリアスに肩付近を貫かれたが無事に生存。
小説版では同性愛者(パートナーもいる)ということが発覚した。

●D.C.
作戦時のオスプレイのパイロット。小説版によるとダミアンとは特殊部隊にいたころからの仲。


◆オセアニア支部

●ソフィー・ホーム
『BIOHAZARD THE STAGE』に登場。西オーストラリア出身の女性隊員。


◆その他

バリー・バートン
元S.T.A.R.S.隊員でクリスとジルの仲間。
『リベレーションズ2』でめでたく主人公に昇格。BSAAでアドバイザーを務め、一時はクリスと同じ北米支部所属だった。
クエントに自身のサムライエッジの制作を依頼する際は、名目上訓練教官として欧州本部へ出向して昼間に若手の訓練に顔を出し、殆ど彼の研究室に籠もる日々だったという。
え?GAIDEN? 聞こえんなぁ

●レベッカ・チェンバース
元S.T.A.R.S.最年少隊員。
時系列では『5』と『6』の中間にある舞台版バイオハザード『BIOHAZARD THE STAGE』においてBSAAでアドバイザーをしており、
『6』と『7』の間に挟まる『バイオハザード ヴェンデッタ』では大学教授としてあるウィルスの治療薬の開発に成功している。

●キャシー・ホワイト
ヴィンデッタに登場。BSAAの潜入工作員。アリアスにバレて捕まってしまい息子と共にゾンビにされた。


◆関連人物

レオン・S・ケネディ
バイオハザードシリーズの主人公の一人。合衆国大統領直属のエージェント。「4」の事件をもとにした「レオン・レポート」をBSAAに提供している。

クレア・レッドフィールド
クリスの妹で、『2』、『CV』、『リベレーション2』の主人公。BSAAとは自らが所属してるNGO団体「テラセイブ」を通じて共同作業をしたことがある模様。
ファイルによると、ピアーズと実際に会った事があり彼が同僚達に「容姿端麗」と伝えても、同僚達からは「遺伝子的に細身は有り得ない」と遺伝的なゴリラ体型と思われる風評被害を受けているらしい。

●リッキー・トザワ
『マルハワデザイア』の主人公。20歳でベネット大学理工学部2年。歴代主人公では珍しくまともな一般人だが、逆境には強い。
戦闘能力は皆無に等しく、マルハワ学園職員のタヒルにレクチャーを受けるまで拳銃の扱いも覚束なかったほど。
ウィルスへの抗体の有無は不明で、劇中でゾンビに噛まれても発病しなかったが、このウィルスへの抗体を持っているのはジェイク・ミューラーのみとされている。ゾンビ化しなかった理由は不幸中の幸いで接触感染ではなかったからとされている。
単位不足が原因で留年寸前まで追い込まれており、留年を回避するために単位目当てでダグのマルハワ学園への出向に同行したが、そこで地獄を味わうことになる。

ダグと共にマルハワ学園の内情を調査する内、事の発端が腐敗した学園の隠蔽体質とビンディ・グラシア両名の過去であると突き止めるものの、学園そのものへの復讐を完遂しようとするビンディによって学園でバイオハザードが発生。
真相を彼女らに問い質そうとするがグラシアは死亡、ビンディも自らにCウィルスのサンプルを打ちB.O.W.化してしまった。
マルハワ学園がビンディの引き起こしたバイオハザードで狂騒状態に陥る最中、状況に絶望して自決しかけたもののクリスの救援が間に合い事なきを得る。
直後、ゾンビ化したダグを発見してしまい、メラが射殺要請を出した事を受けて自らの手でダグを射殺した。
後に「マルハワデザイア」と呼称される惨劇を闇に葬らない為に生還するべく奔走し、メラの犠牲を出しながらも学園からの脱出に成功。
「マルハワデザイア」唯一の生存者となったが、その後大学を中退してジャーナリストに転身し、狂騒渦巻く蘭祥を訪れた際にクリスを目撃している。

●ダグ・ライト
『マルハワデザイア』の準主人公。シンガポールのベネット大学理工学部教授で細菌学の教授。主人公リッキーの叔父であり、早くに両親を亡くした彼の育ての親でもあり、マルハワ学園理事長・マザーグラシアの元恋人。
細菌学の権威で、教鞭を執る傍らBSAA極東支部のアドバイザーをしており、もし彼に何かがあった場合の判断はメラに一任されている。
一般人でありながら、表沙汰には伏せられているラクーンシティ消滅の本当の理由がT-ウィルス蔓延と滅菌目的のバスターコールであると知っている。
前述の通り極東支部の関係者ではあるが、マルハワの事件の数年前にアメリカのショッピングモールのバイオテロで北米支部と調査に当たっており、クリスとも面識がある。その際彼がバイオテロと戦い続ける事を「宿命か、或いは呪いか」と形容した。
マルハワ学園内部でゾンビが発生した事を確認したグラシアから招待状を受け、調査の結果判明した事の重大さとBSAAへの通報要請を再三彼女に伝えるが、
自分の聖域である学園のブランドの保守に固執したグラシアには届かず、彼女が振り向いた時には全てが遅すぎた。

物語中盤、元ナナンの実験体C16の攻撃からリッキーを庇って重傷を負い、学園内医務室に搬送された。
その直後、ビンディが引き起こしたバイオハザードにより陸の孤島同然の学園が崩壊していく最中、一時的に昏睡状態から回復した時C16に再び襲撃され感染。リッキー達が駆けつけた時には既にゾンビ化してしまっていた。
メラの現場判断により射殺要請が出され、リッキーによって射殺された。その後、同じく学園内で死亡したグラシアの墓の隣に埋葬された。

●レイモンド・ベスター
『リベレーションズ』の登場人物でFBCのエージェント。テラグリジア・パニック当時は新人だったが、1年後にはエースにまで上り詰めていた。
テラグリジア・パニックの真相を暴くためにオブライエンと内通しており、彼の指示で一芝居を打つ。沈没寸前のクイーン・ゼノビアからパーカーを逃した後は行方を晦ましていたが、後日譚でモルガンと内通していたジェシカと顔を合わせてT-abyssを横流しする。
ジェシカの真の雇い主はトライセルだが、レイモンドの真の雇い主はウェスカーの組織(恐らくH.C.F)だった模様。

●ブラウン・アンダーソン
『ヘヴンリーアイランド』の登場人物で元BSAA所属。バイオハザードの現場で仲間達が死んでいく様に耐えきれず物語の5年前にBSAAを辞職、サバイバルアドバイザーに転向していた。
トトーガ島でバイオハザードが発生した時は他の生存者であるローラや主人公のトミナガ達と合流、状況の打開の模索していく。
ところが、ゾンビとの戦いの最中に感染してしまっており、物語中盤でゾンビ化。だが、まだ残っていた自我を振り絞りトミナガに生存者達を守り抜いて脱出する約束を交わして拳銃自殺した。

●タイラー・ハワード
『BIOHAZARD THE STAGE』の主人公。合衆国特務機関対バイオテロ組織員。
元はロチェスター市警察の警察官であったが、物語の5年前にミネソタ州セントクラウド周辺で発生したバイオテロを対処するためにBSAAの応援要員として現場に派遣され、ゾンビとの戦いで苦戦していたところをBSAAのアドバイザーとして同行していたレベッカに命を救われる。
だが、その過程で偶然アンブレラとバイオテロに関する情報を知ってしまったために遠回しな口封じでアメリカ政府からエージェントとしてスカウトされ、記録上「殉職で死亡した人間」として扱われる形で戸籍を含めた個人情報を抹消されて現在に至る。
なお、警察官になったのは音信不通となった父リヤンを探すためであったが、その決断が皮肉にも物語の舞台であるフィロソフィー・ユニバーシティーでバイオテロが起こる遠因となってしまった。

●ブルーノ・デリンジャー(PXZ)
サンフランシスコ市警警部補。捜査中に物的損害総額140億ドルに及ぶ大損害を出している「ミスターダイナマイト」。
死者を毎度毎度大量に出しているBSAA構成員から「命がいくつあっても足りない」と敬遠されており、その噂はクリスやジルも聞き及ぶほど。
ある意味BSAA内部ではウェスカーやネオアンブレラ等とは別のベクトルで相当危険視されているとも取れる。


【余談】

『5』中にはBSAAエンブレムなるやり込み要素がある。攻撃を当てれば入手できるが、なかなかに鬼畜な配置で、事前情報なしでの取得は結構厳しい。
『リベレーションズ』のレイドモードではゴール地点のマークとして登場。これを体術で破壊することでステージクリアとなる。ちなみに最大まで溜めた状態で破壊するとハーブが1つ貰える。





追記・修正はバイオテロが許せないと思う方のみお願いします。

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最終更新:2024年04月09日 09:21

*1 ラクーンシティには住んでおらず、両親はラクーンシティへ出張。メラは幼いこともあって家に残されていたが、皮肉にも1人だけ助かってしまった