レイセン(東方Project)

登録日 :2012/07/24(火) 07:36:04
更新日 : 2016/10/24 Mon 01:43:28
所要時間 :約 6 分で読めます





「そう、やれば出来るがやるチャンスが無いと思っている輩は、チャンスが来ても出来ない。チャンスを呼び寄せる力も無いのだろう」



東方Projectの書籍作品、東方儚月抄に登場するキャラクター。

鈴仙・優曇華院・イナバとは別人物である。



【概要】



鈴仙清蘭鈴瑚と同じ、月の都に住む玉兎という種族。
性格は基本的に憶病だが、噂好きで調子に乗ったりすることもある。
初登場時は変装の為か因幡 てゐのような地上の兎と同じ格好をしていたが、本来は鈴仙と同じブレザーのような服を着ている。
水色(もしくは薄紫)のショートヘアに垂れ耳。玉兎隊の面々と比べると背は小さめである。




◯作中での行動


元々は月の都で嫦娥のために餅(薬)を搗く玉兎だったが、
何の達成感も無く頭を使うことも許されずにただ体を動かすだけの仕事を続けることに嫌気が差していた。
そんなとき地上に住む逃亡者の噂を耳にし、彼女は月の羽衣を使い脱走してしまう。

地上に辿り着いた後、気を失って倒れていたところを博麗 霊夢によって介抱されるが、同族の呼ぶ声を聞き竹林へ向かう。
その先で声の主であった 八意XX(ダブルエックス) 八意 永琳と出会い、同じ月からの逃亡者として保護を求める。
しかし月への未練を見抜かれ、綿月姉妹へのメッセージが書かれた手紙とともに月へと帰ることになる。

月へ帰った後は綿月 依姫綿月 豊姫のペット兼月の防衛隊員となり、依姫から戦闘・作法・常識など様々なことを学ぶ。
この時に姉妹のかつてのペットであるレイセン(=鈴仙)と同じ名前を与えられることとなる。

その後は玉兎隊の一員として月の防衛に従事。
依姫より永琳への手紙の代筆を一任された他、豊姫とともに月へ侵入を試みた八雲 紫をフェムトファイバーで拘束した。



月から脱走する前は、餅搗きの仕事を建設的ではなく最下層の仕事であり、
高い能力を持つ自分はそんなくだらない仕事には相応しくない、
自分の能力を活かせない社会の方が間違っているんだと考えていた。

しかし、月と地上を巡る騒動の渦中に身を置いたことで、
それが自分の心の平穏を保つための愚かな言い訳に過ぎないということに気付き、
今まで自分がどんなに恵まれた環境に居たのかを自覚し反省する。



4コマ版によると姉妹とともに度々永遠亭へ訪れている様子。




◯玉兎


月で暮らす兎達。
餅搗きや防衛隊などの仕事に就き、月の民の為に働いている。
自分達の仕事に関して不満は持っているものの、仲間達とお酒を飲んだり愚痴を言い合ったりするなど、なかなか呑気な暮らしをしているようである。
耳を使って遠距離間の通信を行うことができるが、その内容は真偽も定かではない噂話やゴシップばかりでまさにTwitterのような有様となっている。
しかし元来のスペックは高いらしく、メイド妖精を歯牙にもかけなかった。





【能力】



作中で戦うことはなかったため戦闘能力は不明。だが霊夢の不意をついて羽衣を取り返す程度はできた。
それでも依姫いわく戦闘センスは良くないらしい。 ついでに文才もない。
玉兎共通の能力として同族間の通信能力や波長を操る能力は標準搭載されているようだ。




◯道具


■月の羽衣

月光を編んで作られた質量の無い羽衣。
飛行効果があり玉兎の移動手段として使われている。

纏っている間は身に付けたものの心を失わせてしまう効果があり、移動中に何かあっても気付くことができないという欠点もある。
これは地上に追放された蓬莱山 輝夜を連れ戻す時に別れを悲しむ間を与えないように付けられた機能である。




■銃剣

防衛部隊の玉兎が持つ武器。入隊の際レイセンにも支給された。
一見ただの銃剣なのだが、よく見ると 銃口がなかったりトリガーがなかったり で散々ネタにされた。

まあ弾幕勝負では実弾ではなく鈴仙同様の弾幕を撃ちだしていたので問題はないと思われる。
仮に銃口やトリガーがなくとも 月の超技術ならきっと大丈夫だろう。

だが二次創作ではちゃんとした銃剣へ描き直される。そりゃそうか。




■ヘルメット

支給された装備その2。
なんの変哲もない白いヘルメットである。以上。
……と言いたいところだが、特筆すべき点が一つある。
なんとこのヘルメット、うさ耳が飛び出す仕様になっている。
玉兎はその長い耳によって通信を行うため、アンテナとなる耳を阻害しないようにしているのだろう。

しかし丸出しである。
危ないと思われるが、 月の超技術ならきっと大丈夫なのだ。 バリアが貼られているのかもしれない。




■フェムトファイバー

すごい紐。八雲紫とその式神を縛り上げた。
詳しくはこちらで。






【二次設定】



二代目のレイセンであることから、『レイセン2号』、『2号』などと呼ばれる。

二次創作ではポンコツに磨きがかかりドジっ子へ。玉兎の通信能力や月の技術を駆使し、後方支援として活躍する。
精神面、戦闘面ともに未熟であることからレイセンの成長を描いた作品も多い。

しかし月の住民という特性上モブとして出演することは少なく、綿月姉妹・永遠亭組との絡みに限られていた。

が、 東方Project第15弾作品東方紺珠伝において月関係のキャラが多く登場。

同じ玉兎兵である清蘭・鈴瑚や上司の同僚にあたる月人の稀神 サグメなど、交流の幅をぐっと広げた。夢の月の都にいたことからドレミ―・スイートとも絡む。


同作では嫦娥に恨みを持つ純孤というキャラも新登場。あれ……そういえばレイセンって元嫦娥の兎だったような……






余談

初期は登場回数も多く、新キャラということもあり重要人物と思われていたが、綿月姉妹に手紙を届けた時点でほぼ本編からフェードアウト。

月の防衛隊へ加わってからは他の玉兎と大差ない扱いであり、紫を縛るシーンまで活躍の機会はなかった。(その時点で物語の終盤であり、以降も目立つ場面はない)

そのため漫画版のみでは印象が薄い。


しかし小説版では第二次月面戦争をレイセンの視点から切り取った回があり、そこから彼女の気質を窺うことができる。
綿月姉妹に引き取られてからの心境も語られており、自分の浅はかさを目下反省中。
かつての日常を失い兵隊として再出発したことで、当たり前の幸せとそのありがたみを考えるようになった。

ちなみにこの話のタイトルは「愚者の封書」であり、手紙を書いたのはレイセンのため愚者とはもちろんレイセンのこと。
だが別に神主から愚者のレッテルを貼られてしまったわけではなく、レイセン自身による自虐である。


4コマ版では姉妹とともに永遠亭を訪れ、レイセン1号こと鈴仙と お笑い コンビを組んで活躍した。 ふたりはダブルレイセン!
二匹ともども訓練を受け、力と技を合わせて依姫へ挑んだがあえなく敗北。まとめて説教された。


また、前述のとおり鈴仙・優曇華院・イナバと一部名前が被っているため、口語では「レイセン」・「うどんげ」と呼び分けるのが好ましい。
アンジャッシュを引き起こす可能性がある。








追記・修正は月の羽衣を纏ってスペースデブリに直撃してからお願いします


この項目が面白かったなら……\ポチッと/